異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai

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第四章フェレスト王国ドワーフ編

173洞窟に行く前の夜

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ドワーフ王国城、来客用の部屋。

ガチャ

「ただいま」

「今戻りました」

「お帰り無限、キュン」

「お帰りなさい無限さん、キュンさん」

俺とキュンは城に戻り泊まっている部屋に入ると中には蒼花とリリナがいて蒼花は本を読んでおり、リリナは荷物の整理をしていた。

「蒼花とリリナだけか?」

「他の二人は?」

「ツバキはまだドワーフの兵士さん達と鍛練、ゾディアは今は夕食作ってくれてるよ」

「そうか今日の夕食はなにかな~」

無限はそう言いながら手を洗いジャケットを脱いで蒼花の反対の椅子に座った。

「無限、自分に合う包丁が見つかった?」

「見つからなかったよ」

「そう………やっぱり直ぐには見つからないよね」

「ですが殆どのお店を見て回ったんですよね」

「そうなんだがもう見つける必要はなくなった」

「どうして?」

蒼花は包丁を見つける必要がない理由を聞いてきた。

「その話は夕食の時に皆に説明しようと思っている」

「わかった」

ガチャ‼

「ただいま戻りました!」

「お帰りツバキ」

「「「お帰りなさい」」」

蒼花と話していると今度はツバキが帰ってきた。

「ツバキどうだったドワーフの兵士との鍛練は?」

「力が強かったです!」

「そうか」

ドワーフは元々力が強い種族で巨大な武器を軽々と持ち上げたりできる。

「おや、皆様帰って来ていたんですね」

今度はゾディアがエプロン姿で現れた。

「ゾディア、ただいま」

「ただいま戻りました」

「ただいまです」

「お帰りなさいませ無限様、キュン様、ツバキ様」

「ゾディア今日の夜はなんだ?」

「今日はハンバーグになります」

俺はゾディアに今日の夕食はなんなのか聞くとゾディアは笑顔で答えてくれた。

「それは楽しみだな」

「後少しで出来上がりますのでそれまでゆっくりしておいて下さい」

「じゃあゆっくりしておくか」

三十分後無限達はゾディアが作ったご飯を食べながら話していた。

「さて、皆食べながら聞いてほしいんだがいいか?」

「何ですか無限殿」

「明日、鍾乳洞や洞窟に行こうと思う」

「また、急ですね」

「包丁の件と関係あるんだよね」

「嗚呼、そうだ」

俺は一旦箸を止めて話を始める。

「実はな自分に合う包丁を探している時に他のドワーフ達から嫌がらせを受けていたユキメを見かけたんだ」

「ファイパさんの娘さんですね」

「何で嫌がらせを受けていたんですか?」

「彼女は他のドワーフより身長が高いのが理由です」

キュンは蒼花達にユキメが嫌がらせを受けていた理由を言った。

「それだけの理由で……私と同じですね」

「成る程………やはり伝わってはいないのですね」

「ゾディアは昔の女性のドワーフが身長が高い事は知っているのか?」

「もちろんでございます」

「そうなの?」

「説明しますね」

キュンは俺に説明したように蒼花、ツバキ、リリナにも同じ説明をした。

「そうなんですね」

「無限はどうしたの?」

「見てられなくてユキメに近付いて袋から落とした鉄を拾って帰ろうとしたんだそしたらお礼すると言われてな俺は別にお礼の為にしたわけじゃないから断ったんだが」

「彼女は無限様の服から手を放さなかったのとまた嫌がらせを受けてしまう事を私は考えて無限様に受け取るよう促しました」

無限とキュンはその時の事を細かく説明した。

「それで家まで付いていってユキメはお礼に武器を作るて言ってきたな」

「私達自分達の武器ある」

「それで包丁を」

「それともう一つ剣をな彼女の作った剣を見た時俺が言った事覚えているか?」

「うん『スキル武器よりは劣るが近いぐらいの力を感じる』て」

「それとユキメが作った武器は使い手の事をよく考えてあったその二つを含めてユキメに包丁を作って貰うよう頼んだ」

「それと洞窟に行くのとどう関係があるのですか?」

リリナは無限に包丁を作って貰うのと洞窟に行く理由の関係を聞いてきた。

「包丁を作るのに素材の鉄類がなくてな元々この国には綺麗な鍾乳洞や洞窟を見る為に来たんだ。そのついでに素材を取ろうて訳だ」

「そうだったんですね」

「ゾディア、ドワーフ達の技術指導は終わったか?」

「数日はかかりましたが今日、ヴェルさん含め三人マスターされたので問題ありません」

「蒼花、ツバキ、リリナは明日は大丈夫か?」

「大丈夫だよ無限」

「大丈夫です無限殿!」

「私も大丈夫ですよ無限さん」

「よし、じゃあ明日洞窟に行くぞ」

「「「はい!!」」」

その後無限達は各々したいことをし早めに就寝した。因みユキメの婚約者について説明したところ蒼花達はガーウに怒っていた。

夜、鍛冶屋の奥にある鍛冶場ではユキメが一人で今日作った剣を見ていた。

ユキメサイド。

「…………」

ムゲンさん…どうして私に優しくしてくれるんだろう。

『大丈夫か?』

『おい、おい、いくら彼女が無視したからってキレて殴ろうとするのはダメだろ~』

『とても素晴らしいものを見せて貰ったありがとう」

私は自分で作った剣をみながら今日あった事を思いだしていた。

「…………///」

どうしてこんな私に優しくしてくれたんだろ…………。

ガチャ

「ユキメまだ寝ないの」

「…お母さん」

ユキメは何故無限が自分に優しくしてくれたのか考えていると鍛冶場に母親のフブキが入ってきた。

「もうすぐしたら寝る」

「そう………あらその剣今日ムゲンさんの目の前で作った物よね」

コクン

「…………」

「どうしていつも樽に置いてないの?」

「……ただよく見たかっただけ…」

「そう……そらよりユキメ初めて依頼人の希望に沿うような物を作るんだから頑張りなさい」

「…………うん」

お礼だからとはいえ私にとって初めて希望に沿うような物を作る。

「…………ムゲンさん」

私はお母さんに言われながも剣を見て自然とムゲンさんの名前が出てきた。

「ユキメ、ムゲンさんの事気になるの?」

「!!」

ユキメは無表情ながらも母親の言葉に驚いた。

「フフ、いつもは口数が少なくてほぼ無表情そして人見知りな貴女がしかも男の人を考えるなんてね」

「…………」

確かにあれからムゲンさんの事を考えてしまう…………どんな人間なのか気になる。

「明日、ムゲンさん達は素材を採りに行くて言ってたけど彼を知るんだったら一緒に行ってみたらどう」

「…………いいのかな」

私はムゲンさんと一緒に行く事がいののか不安だった。素材採るのに邪魔になるかもしれないから。

「貴方もたまに夫に内緒で素材採りに洞窟に行っているんだから案内すると言えばムゲンさんと一緒に素材を採りに行けるかもよ」

「…………本当」

「大丈夫よ」

「……何で…………そう言えるの?」

「母の勘よそれで行くの」

コンク
「…………」

ユキメはフブキの言葉を信じ明日無限との素材採取に向かうことを決意した。

「じゃあ早く寝なさい」

「うん…………お母さん」

「なに?」

「…………ありがとう」

「どういたしまして」

フブキはそのまま鍛冶場から出て行った。

「…………準備しないと」

サイドアウト。

翌日の朝、ドワーフ王国入り口近くの採掘場入口

無限サイド。

「ここが鍾乳洞等のある洞窟入り口のある採掘場か」

俺達は翌朝、ドワーフ王国入り口近くの採掘場に来た。

「まだ誰も居ませんね」

「朝早いですからね」

「採掘音を聞かずにゆっくり入れるから良いじゃないか」

「入口は何処でしょうか?」

無限達は採掘場の周りを見ながら洞窟の入り口を探す。

「ねぇ、無限あれて」

「ん?」

「あれは…………」

蒼花が何かに気づき指を指した方を見るとそこに見知った人物がいた。

「ユキメ?」

「ユキメさんどうしてここに?」

そこにいたのはユキメだった。

「…………」

続く。
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