異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai

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第三章フェレスト王国エルフ編

136友達だから

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「ぐぅ…………」

「一旦血は取れました後はこれを鍋に入れるだけ」

東雲は鎖に繋がれたリリナから瓶1本分の血を採取していた。

「急いで作らなければあの男が来てしますわ」

(やはりあの者達に魅了は効きませんでした早くしなければ)

「サヤカさん…………あの男て誰なんですか…………」

「不動無限です。わざわざ貴女を助けるために来ているんですよ」

「……私の為に」

「ですがあの男は死にます。魔女の霊薬を完成させて無能を貴女の目の前で排除してあげますよ。そしてゆっくり時間をかけて魔女の霊薬を増産し…………この私が世界を救いますわ!」

ゾク!

リリナは東雲の恐ろしい考えに全身が恐怖に満ちていた。

グツグツグツ

「後は血を入れれば」

ボン!

東雲は煮えたぎった釜の中に先程採取したリリナの血を入れると少し爆発し釜の中を見てみると赤紫色の液体になっていた。

「後は瓶に入れればこれが魔女の霊薬」
(これで私は不老不死になれる)

東雲は液体を瓶に入れ目を輝かせながら魔女の霊薬を見ていた。

ガガガガ

「扉が!?」

「……一体何が」

突如としてリリナと東雲がいる部屋の扉が崩れた。

「来たようですわね不動無限」

無限サイド。

ゾディアが篠崎とシエラとサウリが六体のゴーレムと戦い始めた時、無限達は東雲が入った扉に入った。

ドン!

「なんだ?」

「壁?」

「こっちに道がありますよ」

俺は扉を突き破り中に入ると目の前は壁があり右の方を向くと道が続いていた。

「迷路」

「時間稼ぎですか!」

「面倒なことをしますね」

「全体マップ」

俺は直ぐ様全体マップを発動させ迷路全体を把握した。

「結構複雑な迷路になっているな」

なんだこの迷路、色々と回り道や細かい仕掛けがあったりしてうぜぇ!。

「速く行かないとリリナさんが危ないですよ」

「無限…………どうする」

「走ればなんとか」

「全員少し後ろに下がってろ」

「「「!!!」」」

無限は焦っている蒼花達に後ろに下がるよう促すと蒼花達は無限の後ろに下がった。

「無限まさか」

「嗚呼、一気に近道するだけだ」

「無限殿何を」

「ツバキ、見てればわかりますよ」

「闇奥義、深淵暗黒壊」

無限は剣に力と魔力を込め闇の斬撃を放つ。すると斬撃は迷路を全て破壊しリリナと東雲のいる部屋の扉で止まった。

「よし行くぞ」

「やはり無限様の奥義は凄まじいですね」

「けど今回はこれが最適」

「………」

(この威力シャーカ王国で悪魔達を一瞬で凍らせた時と同じ力を感じます…………やはり無限殿は凄いです///)

俺達は破壊した道を進み東雲とリリナがいる部屋に入るとそこには謎の瓶を持った東雲と手足が鎖に繋がれ腕から血が流がしているリリナがいた。

「リリナ、助けに来たぞ」

「ムゲン…………さん…………」

腕から血が出てるな東雲、ナイフでリリナの腕を斬って血を取り出したのか!。

「リリナさん無事ですか!?」

「腕から血が」

「無限様、東雲が今持っているあの瓶」

「あれが魔女の霊薬か」

キュンの反応で東雲が持っている瓶が魔女の霊薬だと直ぐに理解した。

「速かったですわね皆さん」

「東雲…………お前自分がしている事わかってるんだよな」

「これは世界の為…そして私の夢を叶える為です貴方見たいな人にはわかりませんよ」

「……………わかりたくねぇよお前の考えなんて」

「そうですかでも貴方はここで終わりですよ」

ゴクン‼

「そんな」

「無限殿いいのですか飲ませても」

「どうせ間に合わない…………」

「そうですね」

東雲は手に持っていた魔女の霊薬を飲んだ。蒼花とツバキは魔女の霊薬を飲んだ事に焦っていたが無限とキュンは焦りもしないでただ見ていた。

ゾン!!!!

「美味しくないですわね…………でも素晴らしい力を感じる」

魔女の霊薬を飲んだ東雲からは凄まじい魔力が感じられた。

「まるで世界が違って見えますわ~」

「無限様…………どうしますか?」

「…………蒼花、ツバキ」

「なに?」

「どうしましたか!?」

「リリナを頼めるか東雲は俺が何とかする」

俺は二人にリリナを任せるよう頼んだ。

リリナは友達である蒼花とツバキに任せた方が適任だそれに…………東雲は俺が相手した方がいい。

「わかった任せて」

「お任せください!」

「キュン」

「お二人の護衛ですよねしっかりと守って見せます」

「頼むぞ」

「させませんよ火、ヘルフレア!」

「氷、残氷闘閃!」

ガキーーーーン!!!

東雲は杖を取り出し無限達に向かって地獄の火を放つ。無限はそれに対して氷の斬撃を放ち火を凍らせた。

「氷の魔法!」
(やはりあの時この男のステータスは間違って表示されていたんですね)

シュン!!

「ここだと狭い場所を変えるぞ鋼、洗練鋼糸」

シュルルル

「何をしますの!!」

ザッ!

無限は東雲に一瞬で近づき洗練された鋼の糸で東雲を縛り一つ前の部屋にいってしまった。

蒼花サイド。

「リリナさん!」

「大丈夫ですか!?」

「……蒼花さん…ツバキさん………」

「今鎖を外します」

「傷は私か光、精霊の癒し」

ガコン

私とツバキはリリナに近づき手足で繋がれていた鎖を外しミコはリリナの傷を治してくれた。

「………ありがとうございます…」

「リリナさん」

「………………」

「リリナ殿……」

「…大丈夫です…………」

リリナさんの顔を見てみるとリリナさんは暗い顔をしていた。

「東雲さんと何があったのですか?」

「キュンさん………私……国が私を世界を救うためにサヤカさんの生け贄にされたんです」

「えっ…………」

「つまり」

「…………父親に見捨てられたんです」

そんなの……ひどい……国や世界を救うために自分の娘を生け贄にするなんて……許せない。

「やはり私は……存在してはいけなかったんです…私がサヤカさんに捕まり…皆さんに迷惑をかけて」

「そんなこと言わないでリリナさん」

「蒼花さん」

リリナは蒼花の顔を見てみると真面目な顔をしていた。

「自分の存在を否定しないで………リリナさんがいなくなったら私は悲しいしです」

「…どうして……どうして蒼花さんが悲しんですか」

「友達だから」

「えっ……」

「この森に来てリリナさんと出会って最初は無限に矢を放ったエルフ危険だと思った。けどそれから一緒に魔物と戦ったり遊んだり楽しくご飯食べて一緒に過ごして楽しい…友達と思えた」

「蒼花さん……」

勿論リリナさんは私達をどう思ってるかわからないけど私はリリナさんは友達だと思ってる。

「リリナさんがいなくなったら悲しいのは私だけじゃないシエラさん、サウリさん…ツバキにキュンにゾディアそして無限もだから存在を否定しないで」

「そうですよリリナ殿」

「ツバキさん」

「リリナ殿とはもう友達だと私も思っていますだからそんなこと言わないでください!」

「そうですよ貴方を大切に思ってくれる方々が沢山いるのですから」

「…………ありがとうございます蒼花、ツバキ、キュンさん、ミコさん」

「名前」

「友達だからいいですよね///」

「うん、なら私もリリナて呼ぶ」

「私もそうします」

蒼花、ツバキ、リリナはお互いに名前を呼び捨てで呼ぶようになった。

「…………」
(やはり蒼花様が我々の主で良かった。ではあの薬は消しておきましょう)

ドゴーーーーーン!

ミコは魔女の霊薬が入った釜を消したと同時に前の部屋から大きな音が聞こえた。

「「無限(殿)!」」

ダッ!

私達は無限の事が心配になり前の部屋に急いで向かった。

「蒼花待ってください」

「ムゲンさん」

「行きましょリリナさん」

「はい!」

続く。
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