異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai

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第三章フェレスト王国エルフ編

138欲に呑まれた者の末路

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「体が思ったように動きませんわね」

「東雲さん…………」

「本当に何がどうなってるんですか?」

「ムゲンさんとキュンさんは…………サヤカさんが年寄りになると分かっていたんですか」

「嗚呼、お前を助ける前にキュンから聞いていた」

「私は元から知っていました」

リリナの質問に俺とキュンは答えた。

「キュン………魔女の霊薬て一体なんなの何で東雲さんが急にお年寄りに?」

「それは」

「この先にリリナがいるのよね!」

ダッ!

「シエラお姉様」

「リリナ!!」

キュンが魔女の霊薬について話そうとするとシエラ達が到着しシエラはリリナに抱きついた。

「リリナ…………無事で良かった」

「ご心配おかけしました」

「リリナなや…………無事で良かったよ」

「お婆様も来てくれたんですか」

「勿論だよお前は大事な孫だからね」

「お婆様」

リリナはサウリさんに抱きつきサウリさんはリリナの頭を優しく撫でた。

「無限様」

三人が喜んでいる中俺の隣にいつの間にかゾディアがいた。

「ゾディア、篠崎は」

「動けなくした後縄で縛り寝かせております」

「そうか」

「それよりあれは一体」

「今からキュンが説明する」

リリナ達も落ちていた所で全員が東雲に注目した。

逃げないようにゾディアが闇、ダークチェーンで捕まえた。

「ムゲン君彼女は一体何が起こったの?」

「リリナを捕まえたお嬢さんが私と同じくらいになるなんてね」

「キュン説明を頼む」

「はい」

キュンが東雲の現状を説明し始めた。

「東雲彩さんが何故このようなお年寄りになったのかそれは魔女の霊薬が原因なのです」

「けど魔女の霊薬て不老不死になれるんじゃあないの?」

「確かにそうですがそれは長く生きたい故作られた物。得た強大な力を使うたびにその効果は無くなっていくのです」

「「「えっ…………」」」

「そして効果がなくなった時もう一度同じ魔女の霊薬を飲めなければ…………代償として生き血としたエルフの寿命分歳を取ることになります」

エルフの平均寿命は千歳でハイエルフはそれよりも上だと聞いている。

「つまり」

「東雲さんは精神が十八で体が千歳以上」

「そうなるな」

「そんなこと……ありえ無い…………」

東雲は自分自身の現状を理解し絶望していた。

「何もせずに平穏に生きていれば一生、生きていられたのですが」

「だってあの本には書いてなかった…………」

あの本……どうやら誰かいれ知恵があったようだな。

ザッ!

「無限様」

「メモリー」

俺は東雲に近づき頭の近くに手をかざして記憶を見る魔法メモリーを使った。

「…………アイツが関わっていたか」

「無限様どうでしたか」

「何かわかったのですか?」

「魔女の霊薬を東雲に教えたのは…………マリンだ」

俺は東雲の記憶を見た時魔女の本を渡したマリンが見えた。

「…………あの人が東雲さんに教えたんだ」

「マリン殿て確か無限殿を冤罪にした王女ですよね」

「どうゆう事ですか」

「そう言えばリリナにはちゃんと説明してなかったな俺と東雲達の間に何があったのか」

俺はリリナ達三人にツバキと同じ説明した。

「だからサヤカさんはムゲンさんの事を憎んでいたんですね」

「そうでしたか」

「…………」

「シエラさん?」

俺はシエラさんの様子を見てみると深刻そうな表情をしていた。

「あっ、ごめんなさい衝撃の事実で少し混乱してたわ」

「まぁ~異世界から来たて言われたら普通は混乱しますよね」

「無限」

「どうした蒼花」

「…………東雲さんこの後どうなるの?」

「体が千歳以上エルフではない東雲殿の体が持たないはずです」

確かにそうだ東雲の肉体年齢は千歳普通の人間なら動けないたが東雲は縛られる前は動いていた。俺も正直わからない。

「キュン、東雲はこの後どうなる」

「そうですね………彼女は異世界人ですがこの世界の人族と同じです。ですから肉体はもう動かなくなり数日したら………」

キュンはそれ以上何も言わなかった。

「そうか」

俺は全て理解しそれ以上何も聞かなかった。

「因みに普通の霊薬はあるのか?」

「ありますが自然に産み出される物なので何処にあるかはわかりません」

「そうか」

天然で作られた霊薬と人工的に作られる魔女の霊薬、違うところは代償が有るか無いかか。

「嘘…………ですわ…………どうしてこんなことに……」

「お前は自分の欲に呑まれたそれだけだ」

あの時俺は東雲が魔女の霊薬を飲むのを黙ってみていた。理由はあそこで魔法を放てばリリナに当たって大怪我をしてしまう危険性があったからだ。

「………黙りなさい!…わたくしは…………ただ夢を叶えたかっただけですのに…………」

「東雲さん…………」

(…夢を叶えるためにここまでする必要は無かったはずなのに…やっぱり異世界に来てから変わったのかな)

「…………」

ザッ!

「ゾディア?」

俺は黙っているとゾディアが東雲の目の前に座った。

「あらゆる種族は誰しもが欲を持ち満たそうとします。ですがそれをどう満たすかで見え方が変わってくるのです。無限様達の欲はとても美しい物で満たす考えが美しい…………ですが貴方の欲はとても醜いですよ」

流石、始祖の悪魔考え方が違うね~。

「今は眠りなさい毒、眠り毒」

「うぅ…………」

ゾディアは東雲に眠りの毒を嗅がせ眠らせた。

「これで終わったな」

「ですがまだやらなければいけないことがあります」

「どうゆう事だ?」

「私が説明するね」

「蒼花………俺が東雲と戦っている時リリナと何があった?」

「実は」

蒼花から衝撃な事を聞かされた。

リリナの父親ネイツ・フォレトは国を守るためにリリナを生け贄として東雲に差し出した事だ。

「……成る程……許せないな」

「あのムゲンさん」

蒼花から事情を聞き終わると俺の後ろにリリナがいた。

「どうしたリリナ?」

「私を助けに来てくださり本当にありがとうございます」

「無事でよかった。傷は大丈夫なのか?」

「はい、蒼花のお陰で治りました」

「そうか」

「……///」

(その笑顔…………反則ですよ)

無限の笑顔にリリナは顔を赤くしていた。

「…………」

「どうした蒼花」

蒼花は俺の隣に来て眠ってる東雲を見ていた。

「東雲どうしたら止められてたかな」

「…そうだなこいつはお嬢様だったからな俺達と違って周りに甘やかされ生きてきた。これに関してはどうすることも出来なかった」

「そうだよね……けどこんなになるなら止めたかった」

ポン!

「無限///?」

「お前が気にする事じゃないこれはアイツの責任だ」

蒼花もクラスメイトだったから気にしているのか。

「…………うん」

(やっぱり無限に撫でられると落ち着く)

俺は蒼花の頭を優しく撫でると蒼花は喜んでいた。

「無限殿この後東雲殿をどうするのですか?」

「そうだな…今回の件で責任を取って貰う一旦運ぶか」

さ~て何処に連れていくかやっぱり被害にあったダークエルフ達の所か?。

「勝手な事をされると困るね」

「「「「「!!」」」」」

俺達が会話していると東雲の近くにいつの間にか篠崎を抱えた人がいた。

「お前は」

「ネイツ…………」

「お父様……」

東雲の近くにいたのはリリナの父ネイツだった。

続く。
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