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74章
元魔王様とダンジョンマスター美咲 4
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ダンジョンポイントが地球の物と交換出来ると聞いたジルと天ちゃんは早速浮島の魔の森にやってきた。
「ジル、これも収納して。」
「ああ、さすがに強いな。」
「任せる。」
そう言って天ちゃんが無い胸を張る。
普段は眠そうな少女なので見た目からは想像出来無いが、狩って持ってきた魔物は高ランクばかりだ。
さすがは天使族である。
「ウルフには手を出してないだろうな?」
「事前に浮島の住人って聞いてる。野良のウルフ種も仲間になる可能性があるから放置って聞いた。」
「そうしてくれ。ウルフ達とは共存関係だからな。」
魔の森に住むウルフ種であっても将来の仲間となるかもしれないので、基本的には狩ったりはしない。
天ちゃんもそれに従ってくれている。
「もうそろそろ充分?」
「そうだな。二手に分かれて狩りをしたからかなりの魔物を回収出来た。美咲の下へ戻るとしよう。」
「分かった。」
大量の魔物を無限倉庫に収納してジル達は美咲の待つダンジョンに戻る。
「戻ったぞ。」
「ただいま。」
「二人共、お帰りなさい。」
戦闘能力の無い美咲はお留守番だったのでダンジョンポイントも無く退屈そうにしていた。
だがこれから忙しくなる。
「早速ダンジョンに吸収させてみよう。」
そう言ってジルが狩ってきた魔物を無限倉庫から出す。
大量の魔物が床に並べられる。
「わあ!こんなに沢山凄いですね!」
「えっへん。」
美咲の喜ぶ声に天ちゃんが得意気だ。
その態度を取れるくらいの働きは実際にしていた。
「それでは吸収させてみますね。」
美咲がダンジョンコアに触れると床に並べられた魔物達が床に吸い込まれていく。
「これで吸収出来たのか?」
「そうみたいです…って、え!?とんでもないダンジョンポイントですよ!?」
「良かったではないか。」
「良かった良かった。」
魔物の死体を吸収させて得られたダンジョンポイントを見て美咲が驚愕している。
高ランクの魔物も沢山いたので得られるダンジョンポイントも多かったのかもしれない。
狩ってきた本人達も満足そうに頷いている。
「でも良かったんですか?私のダンジョンの為にこんなにしてもらって。」
「ダンジョンポイントの交換を使わせてもらう機会もあるかもしれないからな。ポイントを稼ぐのは定期的に協力しよう。」
美咲にはダンジョンポイントを稼ぐ手段が無い。
暇な時に狩りをしてダンジョンポイントを稼がせるくらい問題無い。
「ありがとうございます。では少しだけ頂いて、残りはジルさん達用に貯めておきますね。」
「いや、美咲の自由に使うといい。」
「え?それは申し訳無いですよ。」
ジル達が狩ってきた魔物なのに自分が使ってしまう事に抵抗感がある様だ。
「気にせず先ずはダンジョン作りを楽しむといい。我の都合でダンジョンマスターになってもらっているのもある。浮島の住人には不自由無い暮らしをさせてやりたいからな。」
美咲にはダンジョンマスターになってもらっただけでも感謝しているのだ。
ダンジョンポイントくらい好きに使ってほしい。
「ほ、本当にいいんですか?」
「ああ、どうせ直ぐに稼げる。」
「ありがとうございます!実は買いたい物が沢山あったんです!」
美咲は嬉しそうにはしゃいでいる。
ダンジョンポイントが無ければダンジョンマスターは無力だ。
なので大量のダンジョンポイントを得られて大興奮である。
「美咲、私にもダンジョンのお部屋頂戴。ベッド付きで。」
「分かりました、最高級羽毛布団を用意しますね。」
「凄く柔らかそう。楽しみ。」
豪華な部屋とベッドを想像して天ちゃんが嬉しそうにしている。
美咲がいた元の世界では手が出しにくい高級品も気軽に買えてしまう程のダンジョンポイントが先程手に入ったので、多少の出費も全く痛くない。
「ダンジョンに部屋か、面白そうだな。」
「ジルさん達にも用意しますよ。ダンジョンコアのある最下層は居住区層にでもしてしまいましょう。」
早速階層を増やしたり拡張したりしながら美咲が楽しそうに言う。
ダンジョンマスターとなった美咲はダンジョンを思うがままに気軽に作り替えられる。
物作りが好きな者であれば楽しいだろう。
「このダンジョンはダンジョンマスターの美咲の物だ。自由にするといい。」
「はい、ダンジョンポイントは有り難く使わせてもらいますね。」
「それでは我はもう一往復魔の森にでも向かうとするか。」
「私も快適な部屋の為に魔物を狩る。」
自分の部屋が貰えると聞いて天ちゃんもやる気だ。
「二人共、とても助かりますけどあまり無理はしないで下さいね。」
美咲に見送られてジル達は再び魔の森に向かって大量の魔物を狩ったのだった。
「ジル、これも収納して。」
「ああ、さすがに強いな。」
「任せる。」
そう言って天ちゃんが無い胸を張る。
普段は眠そうな少女なので見た目からは想像出来無いが、狩って持ってきた魔物は高ランクばかりだ。
さすがは天使族である。
「ウルフには手を出してないだろうな?」
「事前に浮島の住人って聞いてる。野良のウルフ種も仲間になる可能性があるから放置って聞いた。」
「そうしてくれ。ウルフ達とは共存関係だからな。」
魔の森に住むウルフ種であっても将来の仲間となるかもしれないので、基本的には狩ったりはしない。
天ちゃんもそれに従ってくれている。
「もうそろそろ充分?」
「そうだな。二手に分かれて狩りをしたからかなりの魔物を回収出来た。美咲の下へ戻るとしよう。」
「分かった。」
大量の魔物を無限倉庫に収納してジル達は美咲の待つダンジョンに戻る。
「戻ったぞ。」
「ただいま。」
「二人共、お帰りなさい。」
戦闘能力の無い美咲はお留守番だったのでダンジョンポイントも無く退屈そうにしていた。
だがこれから忙しくなる。
「早速ダンジョンに吸収させてみよう。」
そう言ってジルが狩ってきた魔物を無限倉庫から出す。
大量の魔物が床に並べられる。
「わあ!こんなに沢山凄いですね!」
「えっへん。」
美咲の喜ぶ声に天ちゃんが得意気だ。
その態度を取れるくらいの働きは実際にしていた。
「それでは吸収させてみますね。」
美咲がダンジョンコアに触れると床に並べられた魔物達が床に吸い込まれていく。
「これで吸収出来たのか?」
「そうみたいです…って、え!?とんでもないダンジョンポイントですよ!?」
「良かったではないか。」
「良かった良かった。」
魔物の死体を吸収させて得られたダンジョンポイントを見て美咲が驚愕している。
高ランクの魔物も沢山いたので得られるダンジョンポイントも多かったのかもしれない。
狩ってきた本人達も満足そうに頷いている。
「でも良かったんですか?私のダンジョンの為にこんなにしてもらって。」
「ダンジョンポイントの交換を使わせてもらう機会もあるかもしれないからな。ポイントを稼ぐのは定期的に協力しよう。」
美咲にはダンジョンポイントを稼ぐ手段が無い。
暇な時に狩りをしてダンジョンポイントを稼がせるくらい問題無い。
「ありがとうございます。では少しだけ頂いて、残りはジルさん達用に貯めておきますね。」
「いや、美咲の自由に使うといい。」
「え?それは申し訳無いですよ。」
ジル達が狩ってきた魔物なのに自分が使ってしまう事に抵抗感がある様だ。
「気にせず先ずはダンジョン作りを楽しむといい。我の都合でダンジョンマスターになってもらっているのもある。浮島の住人には不自由無い暮らしをさせてやりたいからな。」
美咲にはダンジョンマスターになってもらっただけでも感謝しているのだ。
ダンジョンポイントくらい好きに使ってほしい。
「ほ、本当にいいんですか?」
「ああ、どうせ直ぐに稼げる。」
「ありがとうございます!実は買いたい物が沢山あったんです!」
美咲は嬉しそうにはしゃいでいる。
ダンジョンポイントが無ければダンジョンマスターは無力だ。
なので大量のダンジョンポイントを得られて大興奮である。
「美咲、私にもダンジョンのお部屋頂戴。ベッド付きで。」
「分かりました、最高級羽毛布団を用意しますね。」
「凄く柔らかそう。楽しみ。」
豪華な部屋とベッドを想像して天ちゃんが嬉しそうにしている。
美咲がいた元の世界では手が出しにくい高級品も気軽に買えてしまう程のダンジョンポイントが先程手に入ったので、多少の出費も全く痛くない。
「ダンジョンに部屋か、面白そうだな。」
「ジルさん達にも用意しますよ。ダンジョンコアのある最下層は居住区層にでもしてしまいましょう。」
早速階層を増やしたり拡張したりしながら美咲が楽しそうに言う。
ダンジョンマスターとなった美咲はダンジョンを思うがままに気軽に作り替えられる。
物作りが好きな者であれば楽しいだろう。
「このダンジョンはダンジョンマスターの美咲の物だ。自由にするといい。」
「はい、ダンジョンポイントは有り難く使わせてもらいますね。」
「それでは我はもう一往復魔の森にでも向かうとするか。」
「私も快適な部屋の為に魔物を狩る。」
自分の部屋が貰えると聞いて天ちゃんもやる気だ。
「二人共、とても助かりますけどあまり無理はしないで下さいね。」
美咲に見送られてジル達は再び魔の森に向かって大量の魔物を狩ったのだった。
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