あの日の記憶

東雲琴羽

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初めての東京デビュー

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僕の名前は『忍野 竜也』おしの たつや
年齢は(16歳)

そんな僕が今日!初めて埼玉県から県外に出るというビックイベントなのだ、

朝の4:30になる目覚ましを止めてベッドから起き上がり洗面台まで眠たい目を擦りながら行き、

身支度をしていざ外に出ようって時に忘れ物に気が付き朝からバタバタしていた、

昨日の夜にしっかりと用意をしたにもかかわらずこのテンパリ具合、始発の電車に間に合うように忘れ物を手に取り自転車置き場まで走って駅まで行く様はさながらご飯を取りに行く家にいるブチ(猫)のようだった、

始発とあってかあまり人が行き交っているというよりもちらほらと学校に向かう高校生や残業あけのサラリーマンや朝の散歩をしているお爺さんが居るくらいだ

そんななか僕はやっとの事で駅に着き和光市駅行きの切符を勝い無くさないようにと財布の中にしまい込む

この16年間県外になんて出ようとかまったく思わなかった、それに自分が住んでる街から県外に出ようと思っても電車で2時間という長旅になるからなのだ

それに電車の中に2時間も揺られるというこれほどまでの苦痛はないと思っているくらいだ

けど、今回は渋谷まで行ってそれから横浜まで行くという長旅は僕にとっては初めての試みなのだ

僕は世間でいうコミュ障という奴で人と話すのも苦手で話題もまったく持っていないというそんな僕にも今日春が到来している

それが、どういう経緯でそうなったのかと説明するならばとてもじゃないが今は上手くは言えないからその話はまた今度にしようと思う

それよりも、なぜこの『コミュ障』というステータスをもっていながら県外に行こうと思ったのかというと

ある人との待ち合わせがきっかけで県外に踏み出したのだ

真夏日に蝉の声と共に東武東上線に乗りそこから僕の心臓はバクバクしていた
始発の電車から2時間かけての乗り継ぎ

近くの自販機で飲み物を買っていき和光市駅での乗り継ぎをして渋谷まで着くまで僕は今から会う人にどう『どう挨拶をしよう』とか『今日着てきた服は大丈夫かな?』とかいろんなことを気にしながら電車の中で自問自答を繰り返していた

渋谷に着くまでまだだいぶかかるから暇を潰そうにも本は持ってきていないし携帯で暇を潰そうにも特にない

あるのはせいぜい曲を聴いて時間を潰すくらいだ

もう少し何かで暇を潰せないか探していると

周りを見渡すとそろそろ駅にでも着くかのようにほとんどの人が立ちはじめた

けれど、僕が降りる駅は終点の渋谷駅

渋谷駅に近づくにつれて僕の心臓もよりいっそうバクバクとしはじめてきた

今まで降りたことのない駅見たことない程にでかい道路に沢山のビル群

朝のせいもあるが降りる人も多ければ乗ってくる人も多い

これが俗に言う朝の『通勤ラッシュ』というものなのか

初めて見る光景で僕の目は少し疲れた

けれど、この沢山の情報だけで疲れていたらこれからの毎日が大変になるだろうからこの光景にも慣れなくてはいけない

そう思いながらも僕の瞼はだんだんと重くなる

これで寝てしまって『遅刻』でもしたらそれこそこの先が心配になってしまう

頑張って起きていなくては・・・・・・

けれど、ほんのすこしだけなら・・・寝ても平気かな?

ウトウトしているうちに電車のアナウンスが流れてきた
『終点~渋谷~渋谷~・・・・』

この電車のドアから一歩出ればそこには無限に広がる夢が物語が始まるのだ

これからの毎日が少しでもほんのすこしでも良くなれば面白い事が起きればきっと僕も何か変われるはず

そう思いながら僕は一歩を踏み出した
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