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3完
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私はこの人が大好きだ。この人の顔と声と体と、そして意地悪で容赦ない性格が堪らないのだ。
神様はこの人を造るのに、一体どれだけ手間をかけたのだろう。本当に信じられない。だって、一瞬たりとて美しくない瞬間がないのだから。
「もう、クゥッ、イ、イキそうだ」
「あぅ、くぅ、んんッ」
時折奥歯を噛み締めて静止していたのは、射精を堪えていたのだろう。だが、耐えられなくなったらしい。グングンと私の胎内で膨らむエリオットの怒張は、今にも弾け飛ばんばかりだ。
「中に、出すぞッ!僕らの子を、孕め!」
「あっ、ぃああぁああッ」
まるで命令するように言い放ち、エリオットは私の胎の一番奥へ熱い杭を叩きつける。ぐいぐいと容赦ない切先に侵入されて、子宮の入り口が割り開かれた。
「アァアッ、エリ、ットさまぁっ」
「次代の、この国を、担う……僕らの子供だッ!孕め!」
ビュッ、と胎の中に激流を感じる。力強い精が子宮の壁を叩きがら上へ上へと流れ込み、精子達はグングンと子宮の中を駆け上がる。この胎の中に、命として生まれ変わるのだという強い意志すら感じられて、私は内側から喰われそうだった。
「ひ……あ……ぁあ……」
私はふるふると震え続けた。そんな妄想が身に迫るほど、力強い射精だった。
「……あぁ」
「はぁ……はぁ……」
私達は力尽きたかのごとく放心して、抱き合っていた。しばらくして、エリオットが先に動いた。
「ぁ…ん……っ」
ずるりと内腔から抜ける感覚に、肌が粟立ちびくりと震える。ぱくぱくと痙攣する蜜口から、とろり、とエリオットの放った精が零れた。
「ふぅ、……いやぁ、善かったな」
満足げに言ったエリオットに、意識が飛びそうになりながらも、私は同意しようと瞼を持ち上げた。しかし、続くエリオットの言葉に、ギョッと目を見開いた。
「じゃあ、一時休憩だな」
「……え?きゅう、けい?」
ギギギ、と音がしそうなぎこちなさで、整った顔を振り仰げば、やけにスッキリした目をしたエリオットが満面の笑みで言った。
「その媚薬はよく効くはずだ。あと二回は出来そうだな!」
「ううううそぉおおおお!?」
淑女の振る舞いなんて放り投げて、私は絶叫する。そんな馬鹿な、……いや、そんな馬鹿な!?
「無理無理無理!むりですよ!無理!こっちは初めてなんですからね!?」
「いやいける。大丈夫だ」
「何を根拠に!?」
自信満々なエリオットに、私は悲痛な悲鳴をあげた。本当に無理今すぐ寝たい寝かせて!?
「だって勿体無いじゃないか」
「なにが!?」
当然のように言い放つエリオットに、私はシーツの上でぐったり倒れ伏したまま、食ってかかった。マジで体が起こせないのに、もう無理だったば!
「こんな勢いで何度もしていたら、きっとすぐに子供が出来てしまうからな。時間がない」
「ひゃあっ」
かぷり、と乳首に噛みつかれて、私は情けなくも、悲鳴と言うには甘すぎる嬌声をあげた。まるで赤子がするようにちゅうちゅうと吸われて、私の腰にも再び熱と蜜が溜まっていく。
「ちょ、ま、やめ……っ」
「待たない、やめない。もう僕は準備が整った」
「わ、私はまだむり」
「そうかなぁ?」
「ひっ、……ぁあっ」
言うことを聞かない体を押さえ込まれ、再びパンパンに腫れ上がった雄の昂ぶりを、今度はひどくゆっくり差し込まれた。
「あ…ぁう…あぁ…ぐ…んぁ」
ずりずりと中を擦り、割り広げられる感覚が、心地よい。ダメだ、むりだ、キモチイイ。抵抗なんか出来ない。
「あ、あ、あ……あっ」
次第に早くなる抽送に、私は気が遠くなる。キモチイイキモチイイキモチイイ。それしか考えられない。
「子供がっ、できると、こんな、激しく、交わることは出来なくなるから、なっ!」
笑いながら叩きつけられる欲望。
強く最奥をぶち抜こうと荒れ狂う太い先端。
「あっ、あー!もうイクゥッ」
「イケ!ははっ、僕もそろそろもう一度出すッ」
「んんんんっ、アーーーッ」
胎の中で弾ける熱。それでも引かない体の熱。ひっくり返されて、再び体の真ん中を貫かれる。終わりのない悪夢みたいな快楽。
「……んんっ、アアッ、うそぉッ」
なにこれ……最高。あぁ、キモチイイ。死にそう。
もっと、もっと、もっと!
このまま死ぬまで、シタイッ!
処女のくせに乱れまくり善がり狂い、あっけなく純潔を散らした私は、そのまま寝台で意識を手放しかけていた。その私の横で、ツヤツヤの顔をしたエリオットが私の髪を梳きながら、ポツリと呟いた。
「いつか三人で楽しむのもいいよな」
本気で馬鹿すぎる、この男。初夜の後に何言ってんだ。
「……ば、か……」
アンナと3Pしたいとか戯言を抜かしている我が未来の夫殿を、私は脳内で平手打ちしながら、眠りに落ちた。
神様はこの人を造るのに、一体どれだけ手間をかけたのだろう。本当に信じられない。だって、一瞬たりとて美しくない瞬間がないのだから。
「もう、クゥッ、イ、イキそうだ」
「あぅ、くぅ、んんッ」
時折奥歯を噛み締めて静止していたのは、射精を堪えていたのだろう。だが、耐えられなくなったらしい。グングンと私の胎内で膨らむエリオットの怒張は、今にも弾け飛ばんばかりだ。
「中に、出すぞッ!僕らの子を、孕め!」
「あっ、ぃああぁああッ」
まるで命令するように言い放ち、エリオットは私の胎の一番奥へ熱い杭を叩きつける。ぐいぐいと容赦ない切先に侵入されて、子宮の入り口が割り開かれた。
「アァアッ、エリ、ットさまぁっ」
「次代の、この国を、担う……僕らの子供だッ!孕め!」
ビュッ、と胎の中に激流を感じる。力強い精が子宮の壁を叩きがら上へ上へと流れ込み、精子達はグングンと子宮の中を駆け上がる。この胎の中に、命として生まれ変わるのだという強い意志すら感じられて、私は内側から喰われそうだった。
「ひ……あ……ぁあ……」
私はふるふると震え続けた。そんな妄想が身に迫るほど、力強い射精だった。
「……あぁ」
「はぁ……はぁ……」
私達は力尽きたかのごとく放心して、抱き合っていた。しばらくして、エリオットが先に動いた。
「ぁ…ん……っ」
ずるりと内腔から抜ける感覚に、肌が粟立ちびくりと震える。ぱくぱくと痙攣する蜜口から、とろり、とエリオットの放った精が零れた。
「ふぅ、……いやぁ、善かったな」
満足げに言ったエリオットに、意識が飛びそうになりながらも、私は同意しようと瞼を持ち上げた。しかし、続くエリオットの言葉に、ギョッと目を見開いた。
「じゃあ、一時休憩だな」
「……え?きゅう、けい?」
ギギギ、と音がしそうなぎこちなさで、整った顔を振り仰げば、やけにスッキリした目をしたエリオットが満面の笑みで言った。
「その媚薬はよく効くはずだ。あと二回は出来そうだな!」
「ううううそぉおおおお!?」
淑女の振る舞いなんて放り投げて、私は絶叫する。そんな馬鹿な、……いや、そんな馬鹿な!?
「無理無理無理!むりですよ!無理!こっちは初めてなんですからね!?」
「いやいける。大丈夫だ」
「何を根拠に!?」
自信満々なエリオットに、私は悲痛な悲鳴をあげた。本当に無理今すぐ寝たい寝かせて!?
「だって勿体無いじゃないか」
「なにが!?」
当然のように言い放つエリオットに、私はシーツの上でぐったり倒れ伏したまま、食ってかかった。マジで体が起こせないのに、もう無理だったば!
「こんな勢いで何度もしていたら、きっとすぐに子供が出来てしまうからな。時間がない」
「ひゃあっ」
かぷり、と乳首に噛みつかれて、私は情けなくも、悲鳴と言うには甘すぎる嬌声をあげた。まるで赤子がするようにちゅうちゅうと吸われて、私の腰にも再び熱と蜜が溜まっていく。
「ちょ、ま、やめ……っ」
「待たない、やめない。もう僕は準備が整った」
「わ、私はまだむり」
「そうかなぁ?」
「ひっ、……ぁあっ」
言うことを聞かない体を押さえ込まれ、再びパンパンに腫れ上がった雄の昂ぶりを、今度はひどくゆっくり差し込まれた。
「あ…ぁう…あぁ…ぐ…んぁ」
ずりずりと中を擦り、割り広げられる感覚が、心地よい。ダメだ、むりだ、キモチイイ。抵抗なんか出来ない。
「あ、あ、あ……あっ」
次第に早くなる抽送に、私は気が遠くなる。キモチイイキモチイイキモチイイ。それしか考えられない。
「子供がっ、できると、こんな、激しく、交わることは出来なくなるから、なっ!」
笑いながら叩きつけられる欲望。
強く最奥をぶち抜こうと荒れ狂う太い先端。
「あっ、あー!もうイクゥッ」
「イケ!ははっ、僕もそろそろもう一度出すッ」
「んんんんっ、アーーーッ」
胎の中で弾ける熱。それでも引かない体の熱。ひっくり返されて、再び体の真ん中を貫かれる。終わりのない悪夢みたいな快楽。
「……んんっ、アアッ、うそぉッ」
なにこれ……最高。あぁ、キモチイイ。死にそう。
もっと、もっと、もっと!
このまま死ぬまで、シタイッ!
処女のくせに乱れまくり善がり狂い、あっけなく純潔を散らした私は、そのまま寝台で意識を手放しかけていた。その私の横で、ツヤツヤの顔をしたエリオットが私の髪を梳きながら、ポツリと呟いた。
「いつか三人で楽しむのもいいよな」
本気で馬鹿すぎる、この男。初夜の後に何言ってんだ。
「……ば、か……」
アンナと3Pしたいとか戯言を抜かしている我が未来の夫殿を、私は脳内で平手打ちしながら、眠りに落ちた。
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