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第003話 『エムル』の町
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『《天啓》に近くの町を示すように指示することで、最短距離で町に向かうことが可能です』
「《天啓》? あれってたしか、対象の位置と距離を把握するってスキルだったよな? 実際に対象を見てなくても使えるのか?」
『可能です』
便利だなぁ……。
よし。じゃあ、さっそく……。
「《天啓》! ここから一番近くにある町を示せ!」
そう言うと、やや前方に矢印が表示され、その表面には『3250』という数字が表示されていた。
「この『3250』ってのは、距離のことか?」
『はい。単位はメートルです』
ということは、一番近い町まで三キロちょっとってことか。
思ってたより近くてよかった……。
「この《天啓》ってやつ、ほんと便利だな。ありがとう……えっと、君のこと、なんて呼んだらいいんだ?」
『私は《叡智》により生み出された思考存在です。感情を持たず、システムとしてのみ機能しています。ゆえに、特別な呼称は必要ありません』
「う~ん……。でもなぁ……。思考存在さん、って呼ぶのも味気ないしなぁ」
たしか、叡智を司る女神がギリシャ神話にいたような……。
え~っと……。
「そうだ。メーティスだ」
『メーティス?』
「あぁ。メーティス。それが君の名前だ」
『……了解しました。私はこれから、自分のことをメーティスと認識します』
「よろしくな、メーティス」
『はい。よろしくお願いします』
◇ ◇ ◇
矢印に従ってしばらく歩き、町までもう少しのところまで迫っていた。
すでに森は抜けており、平原の真っただ中を歩いている。
「あぁ~。たしかに向こうの方に町が見えるなぁ」
ガサガサ。
なんだ? 今、音がしたけど……。
ん? あの黄色い物体はいったい……?
なんかぶよぶよ動いてるような……。
それに、なんかあれの上に小窓が表示されて――
〈アカリスライム〉
どこにでもいるただのスライム。攻撃力はほとんどないが、このモンスターの近くで眠っていると、口の中に入って窒息させようとしてくるので最低限の注意は必要。
――って、モンスターかよ!
「えっ!? ちょっと、メーティス! 町で強くなる前にモンスターと出くわしちゃったけど!?」
『敵の戦力は皆無ですが、近づいたら体をぶつけて攻撃してきます。なので遠方から石を投げて討伐することをおすすめします』
「なんかそれずるくない!? 大丈夫!?」
けどまぁ、それが一番安全か……。
そこら辺に落ちていた手頃な石を掴むと、それをひょいとスライムに投げつけた。
それがスライムにこてんとぶつかると、スライムはみるみる小さくしぼみ、そのまま消えてなくなった。
「な、なんて脆弱な生き物なんだ……。なんかちょっとかわいそうなことしたな……」
そのまま町へ向かおうとすると、スライムが消失した場所に、黄色い石ころが落ちているのに気がついた。
「なんだこれ?」
持ち上げてみると、小窓が表示され、
〈[F級]アカリスライムの欠片石〉
スライムが死亡した際、中確率でドロップする石。主に小回復薬や小解毒薬などの調合に使われる。また、衝撃を与えることで弱い光を放つため、即席の光源として用いられることもある。
「おぉ。回復薬とかもあるのか。F級ってことは、さっきのキノコよりは珍しいってことか」
さっき森で増やしたキノコ共々、ジャージのポケットに押し込んだ。
「拾ったものを全部ポケットに入れるって、小学生みたいだな……。あぁ、早く鞄が欲しい……」
◇ ◇ ◇
目的の町は平原の真っただ中にあり、周囲には五メートルはある木の外壁が立てられていた。
「うわぁ。随分でかい外壁だな。……ふむ。やっぱりモンスターがいる世界だと、このくらいの外壁が必要になってくるのか。俺も建物をクラフトする時は参考にさせてもらおう」
木の壁をコンコンと指で叩いてみる。
「ただの木みたいだな。森に生えてたものと同じくらいの太さだ。なぁ、メーティス。俺は今、こうして外壁に触れたけど、この外壁をそっくりそのまま複製することは可能なのか?」
『可能です。一度でも触れた物は、いつ、どこででも複製を作ることができます』
ということは、外壁の一部を触っただけで、何千本、何万本の木材を手に入れたも同然ってことか。
「じゃあ、この外壁に使われている加工済みの木材を、全てバラバラにして出現させることは可能か?」
『問題ありません。ですが、この町の外壁に使用されている木材はどれも年季が入ったものばかりです。建設に使用するのなら、町中にある加工されたばかりのものを複製した方がよいでしょう』
「なるほど。そりゃそうだ」
クラフトゲームだと、素材集めが一番大変なんだよなぁ。
同じ素材がいくつも必要になって、一日中木を切り倒したり、土掘ったりしてるのなんてざらだったなぁ。
……まぁ、それはそれで楽しかったけど。
実際に動き回らなくちゃいけないとなると面倒だし、俺の《無限複製》は一度触れるだけでいいから助かるな。
『補足ですが、一度《無限複製》で複製情報を取得した対象からは、再度《無限複製》により情報を更新したり、再取得することはできません』
「え、そうなのか?」
ということは、同じ相手を触り続けても、ステータス値がめちゃくちゃ上がっていくってわけじゃないのか……。
想像すると絵面がヤバいから、別にいいけど……。
◇ ◇ ◇
どうやら俺は、町の入り口とまったく違う方向から歩いて来たらしく、外壁に沿って歩いてみたところ、それなりに広い、整備された道にぶつかった。
そこにはチラホラと人が行きかっていて、荷馬車なんかもあった。
「おぉ! ようやく人里に来たって感じが出てきたな!」
町の入り口には門番が立っていて、みんな順番にそこで身体検査を受けてから町の中に入っている。
その列の一番後ろに並び、自分の順番が来るのをしばらく待っていると、手に槍を持った門番の男が俺を手招きした。
「ようこそ。ここが『エムル』の町だ。……随分変わった服を着てるな。どこで手に入れた」
「えっと……日本というところです」
「日本? 聞いたことないなぁ」
やっぱり知らないか……。
「かなり遠くにある国なんで、ここら辺の人は誰も知らないんですよね」
「ふぅん……。で、兄ちゃん。荷物はどこだ?」
「えぇ~っと……荷物というか、持ち物は……」
ポケットから、〈アカリスライムの欠片石〉と〈フライキノコ〉を取り出すと、門番は首を傾げた。
「兄ちゃん……。まさか、これしか持ってねぇのか? 金は? 水は? 食料は?」
「あはは……。ありません……」
「う~ん……。ちょっと、一応手のひら見せてみな」
「手のひら?」
何を言われているのかわからず、とりあえず手のひらを見せると、門番の男は俺の手を掴み、じっと目を凝らした。
その瞬間、頭の中でメーティスの声が響いた。
『全ステータス値、及び、《基礎剣術》を獲得。《完全覚醒》の効果により、《基礎剣術》を《剣豪》にランクアップしました』
お、ラッキー! あとでどんなスキルか確認しよう。
……ところで、門番の男にメーティスの声は聞こえてないのか? 女神様は普通に聞こえてたみたいだけど……。
『今は幸太郎様だけに聞こえるように設定しています』
さっすがー。
門番は俺の手のひらを確認し終えると、
「ふむ。大丈夫そうだな」
「何が大丈夫なんですか?」
「いやなに、普段から悪事を働いてる奴ってのは、手のひらにそういう特徴が現れるもんなんだよ。けど、兄ちゃんの手は綺麗なもんだ。こりゃあ、悪事どころか、農作業もまともにやったことねぇだろ」
「あはは……。おっしゃる通りです……」
「けど、両手の親指にタコがあるのはなんでだ?」
ただのゲームのやりすぎです……。
すいません……。
「……ちょっと、いろいろありまして」
「いろいろ? ……まぁいい。入っていいぞ」
「あ、どうも」
門番に頭を下げながら、横を通り抜け、ようやくエムルの町へ入ることができた。
町中はそれなりに人通りが多く、露店なんかもやっている。
舗装された石畳の道を歩きながら、左右に広がるレンガ造りの建物に目を向けた。
「民家に使われているのは、木材、石材、それからコンクリートに煉瓦か。鉄骨はもう使われてるのか? ふふふ。とりあえず全部の民家の壁には触っておこう。そうすればあとで材料を複製できるからな」
『さきほども言いましたが、建設には新しい材料を使用することをおすすめします』
「わかってるよ。一応だって、一応」
貧乏性だから、手に入れられるものはなんでも手に入れたくなるんだよなぁ。
「あ、そうだ。さっき手に入れたスキルを確認したいんだけど、ステータス画面って他人に見られたりするのか?」
『不可視化モードを使えば、他人にステータス画面を見られる心配はありません』
「よし。じゃあ、不可視化モードをオンにして、ステータス画面を表示」
通行の邪魔にならないよう、道の端に寄り、ステータス画面を確認する。
◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇
[ステータス]
〈名前〉倉野幸太郎
〈職業〉無職
〈称号〉なし
体力:523
筋力:600
耐久:450
俊敏:207
魔力:99999999999
〈魔法〉:なし
〈スキル〉:《無限複製》・《完全覚醒》・《叡智》・《天啓》・《不老》・《全状態異常耐性》・《剣豪》
〈新スキル詳細〉
《剣豪》:最高峰の剣術を扱える。
◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇
おっ! ステータス値が軒並み上がってる!
さすが門番。鍛えてるな。
それにこの《剣豪》ってスキル、名前からだいたい予想してたけど、かなり強いし、汎用性があるな。
こりゃあ、早めに剣を手に入れないとな。
「よし! じゃあとりあえず、この町にあるもの軒並み触ってやるか!」
「《天啓》? あれってたしか、対象の位置と距離を把握するってスキルだったよな? 実際に対象を見てなくても使えるのか?」
『可能です』
便利だなぁ……。
よし。じゃあ、さっそく……。
「《天啓》! ここから一番近くにある町を示せ!」
そう言うと、やや前方に矢印が表示され、その表面には『3250』という数字が表示されていた。
「この『3250』ってのは、距離のことか?」
『はい。単位はメートルです』
ということは、一番近い町まで三キロちょっとってことか。
思ってたより近くてよかった……。
「この《天啓》ってやつ、ほんと便利だな。ありがとう……えっと、君のこと、なんて呼んだらいいんだ?」
『私は《叡智》により生み出された思考存在です。感情を持たず、システムとしてのみ機能しています。ゆえに、特別な呼称は必要ありません』
「う~ん……。でもなぁ……。思考存在さん、って呼ぶのも味気ないしなぁ」
たしか、叡智を司る女神がギリシャ神話にいたような……。
え~っと……。
「そうだ。メーティスだ」
『メーティス?』
「あぁ。メーティス。それが君の名前だ」
『……了解しました。私はこれから、自分のことをメーティスと認識します』
「よろしくな、メーティス」
『はい。よろしくお願いします』
◇ ◇ ◇
矢印に従ってしばらく歩き、町までもう少しのところまで迫っていた。
すでに森は抜けており、平原の真っただ中を歩いている。
「あぁ~。たしかに向こうの方に町が見えるなぁ」
ガサガサ。
なんだ? 今、音がしたけど……。
ん? あの黄色い物体はいったい……?
なんかぶよぶよ動いてるような……。
それに、なんかあれの上に小窓が表示されて――
〈アカリスライム〉
どこにでもいるただのスライム。攻撃力はほとんどないが、このモンスターの近くで眠っていると、口の中に入って窒息させようとしてくるので最低限の注意は必要。
――って、モンスターかよ!
「えっ!? ちょっと、メーティス! 町で強くなる前にモンスターと出くわしちゃったけど!?」
『敵の戦力は皆無ですが、近づいたら体をぶつけて攻撃してきます。なので遠方から石を投げて討伐することをおすすめします』
「なんかそれずるくない!? 大丈夫!?」
けどまぁ、それが一番安全か……。
そこら辺に落ちていた手頃な石を掴むと、それをひょいとスライムに投げつけた。
それがスライムにこてんとぶつかると、スライムはみるみる小さくしぼみ、そのまま消えてなくなった。
「な、なんて脆弱な生き物なんだ……。なんかちょっとかわいそうなことしたな……」
そのまま町へ向かおうとすると、スライムが消失した場所に、黄色い石ころが落ちているのに気がついた。
「なんだこれ?」
持ち上げてみると、小窓が表示され、
〈[F級]アカリスライムの欠片石〉
スライムが死亡した際、中確率でドロップする石。主に小回復薬や小解毒薬などの調合に使われる。また、衝撃を与えることで弱い光を放つため、即席の光源として用いられることもある。
「おぉ。回復薬とかもあるのか。F級ってことは、さっきのキノコよりは珍しいってことか」
さっき森で増やしたキノコ共々、ジャージのポケットに押し込んだ。
「拾ったものを全部ポケットに入れるって、小学生みたいだな……。あぁ、早く鞄が欲しい……」
◇ ◇ ◇
目的の町は平原の真っただ中にあり、周囲には五メートルはある木の外壁が立てられていた。
「うわぁ。随分でかい外壁だな。……ふむ。やっぱりモンスターがいる世界だと、このくらいの外壁が必要になってくるのか。俺も建物をクラフトする時は参考にさせてもらおう」
木の壁をコンコンと指で叩いてみる。
「ただの木みたいだな。森に生えてたものと同じくらいの太さだ。なぁ、メーティス。俺は今、こうして外壁に触れたけど、この外壁をそっくりそのまま複製することは可能なのか?」
『可能です。一度でも触れた物は、いつ、どこででも複製を作ることができます』
ということは、外壁の一部を触っただけで、何千本、何万本の木材を手に入れたも同然ってことか。
「じゃあ、この外壁に使われている加工済みの木材を、全てバラバラにして出現させることは可能か?」
『問題ありません。ですが、この町の外壁に使用されている木材はどれも年季が入ったものばかりです。建設に使用するのなら、町中にある加工されたばかりのものを複製した方がよいでしょう』
「なるほど。そりゃそうだ」
クラフトゲームだと、素材集めが一番大変なんだよなぁ。
同じ素材がいくつも必要になって、一日中木を切り倒したり、土掘ったりしてるのなんてざらだったなぁ。
……まぁ、それはそれで楽しかったけど。
実際に動き回らなくちゃいけないとなると面倒だし、俺の《無限複製》は一度触れるだけでいいから助かるな。
『補足ですが、一度《無限複製》で複製情報を取得した対象からは、再度《無限複製》により情報を更新したり、再取得することはできません』
「え、そうなのか?」
ということは、同じ相手を触り続けても、ステータス値がめちゃくちゃ上がっていくってわけじゃないのか……。
想像すると絵面がヤバいから、別にいいけど……。
◇ ◇ ◇
どうやら俺は、町の入り口とまったく違う方向から歩いて来たらしく、外壁に沿って歩いてみたところ、それなりに広い、整備された道にぶつかった。
そこにはチラホラと人が行きかっていて、荷馬車なんかもあった。
「おぉ! ようやく人里に来たって感じが出てきたな!」
町の入り口には門番が立っていて、みんな順番にそこで身体検査を受けてから町の中に入っている。
その列の一番後ろに並び、自分の順番が来るのをしばらく待っていると、手に槍を持った門番の男が俺を手招きした。
「ようこそ。ここが『エムル』の町だ。……随分変わった服を着てるな。どこで手に入れた」
「えっと……日本というところです」
「日本? 聞いたことないなぁ」
やっぱり知らないか……。
「かなり遠くにある国なんで、ここら辺の人は誰も知らないんですよね」
「ふぅん……。で、兄ちゃん。荷物はどこだ?」
「えぇ~っと……荷物というか、持ち物は……」
ポケットから、〈アカリスライムの欠片石〉と〈フライキノコ〉を取り出すと、門番は首を傾げた。
「兄ちゃん……。まさか、これしか持ってねぇのか? 金は? 水は? 食料は?」
「あはは……。ありません……」
「う~ん……。ちょっと、一応手のひら見せてみな」
「手のひら?」
何を言われているのかわからず、とりあえず手のひらを見せると、門番の男は俺の手を掴み、じっと目を凝らした。
その瞬間、頭の中でメーティスの声が響いた。
『全ステータス値、及び、《基礎剣術》を獲得。《完全覚醒》の効果により、《基礎剣術》を《剣豪》にランクアップしました』
お、ラッキー! あとでどんなスキルか確認しよう。
……ところで、門番の男にメーティスの声は聞こえてないのか? 女神様は普通に聞こえてたみたいだけど……。
『今は幸太郎様だけに聞こえるように設定しています』
さっすがー。
門番は俺の手のひらを確認し終えると、
「ふむ。大丈夫そうだな」
「何が大丈夫なんですか?」
「いやなに、普段から悪事を働いてる奴ってのは、手のひらにそういう特徴が現れるもんなんだよ。けど、兄ちゃんの手は綺麗なもんだ。こりゃあ、悪事どころか、農作業もまともにやったことねぇだろ」
「あはは……。おっしゃる通りです……」
「けど、両手の親指にタコがあるのはなんでだ?」
ただのゲームのやりすぎです……。
すいません……。
「……ちょっと、いろいろありまして」
「いろいろ? ……まぁいい。入っていいぞ」
「あ、どうも」
門番に頭を下げながら、横を通り抜け、ようやくエムルの町へ入ることができた。
町中はそれなりに人通りが多く、露店なんかもやっている。
舗装された石畳の道を歩きながら、左右に広がるレンガ造りの建物に目を向けた。
「民家に使われているのは、木材、石材、それからコンクリートに煉瓦か。鉄骨はもう使われてるのか? ふふふ。とりあえず全部の民家の壁には触っておこう。そうすればあとで材料を複製できるからな」
『さきほども言いましたが、建設には新しい材料を使用することをおすすめします』
「わかってるよ。一応だって、一応」
貧乏性だから、手に入れられるものはなんでも手に入れたくなるんだよなぁ。
「あ、そうだ。さっき手に入れたスキルを確認したいんだけど、ステータス画面って他人に見られたりするのか?」
『不可視化モードを使えば、他人にステータス画面を見られる心配はありません』
「よし。じゃあ、不可視化モードをオンにして、ステータス画面を表示」
通行の邪魔にならないよう、道の端に寄り、ステータス画面を確認する。
◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇
[ステータス]
〈名前〉倉野幸太郎
〈職業〉無職
〈称号〉なし
体力:523
筋力:600
耐久:450
俊敏:207
魔力:99999999999
〈魔法〉:なし
〈スキル〉:《無限複製》・《完全覚醒》・《叡智》・《天啓》・《不老》・《全状態異常耐性》・《剣豪》
〈新スキル詳細〉
《剣豪》:最高峰の剣術を扱える。
◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇
おっ! ステータス値が軒並み上がってる!
さすが門番。鍛えてるな。
それにこの《剣豪》ってスキル、名前からだいたい予想してたけど、かなり強いし、汎用性があるな。
こりゃあ、早めに剣を手に入れないとな。
「よし! じゃあとりあえず、この町にあるもの軒並み触ってやるか!」
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