2 / 8
第一章:兄との日々 ついてくる差
お兄ちゃんの友達
しおりを挟む
私はエトラちゃんとは今でも仲良しだ。お兄ちゃんに合わせたらとても喜んでくれた。私はあんまり嬉しくないけどね!
お兄ちゃんに好きな娘を取られた悔しさで、私は心中穏やかではなかった。
それと、最近の私の成績は本当に良くない。このままではやばい。良い就職先に入れないかもしれない。
そんな不安に駆られながら、五月。私は今月のイベントであるクラス合宿を楽しみにしてた。だから、最近はルンルンで登校している。もしかしたら、エトラちゃんもクラス合宿で私のことを惚れ直してくれるかもしれない。
「君、今日から教師をつけて今月いっぱい勉強してもらうから。」
「・・・・・・へ?」担任の先生に呼び出されたかと思ったら、とんでも無いことを言われた。
「ど、どうしてですか先生。」
「理由は決まっている。君の成績が悪いからだよ。」
「え、で、でも」
「反論は認めないよ」
本当に最悪だった。今学期始まってまだ一ヶ月しか経ってないのにこんなことが起こるなんて。ということはクラス合宿も行けないんだ・・・・・・。
私は放心状態になってしまった。
ということで5月は勉強漬けの毎日になるだろう。こうなることだったら勉強しとくべきだった。
俺の名前はレル。アレンの女友達だ。ある時、俺は神の思召しで聖女に選ばれた。そのおかげである程度の権力が手に入り、俺のことをバカにしていた奴らは一気に手のひら返しをした。
いや、手のひら返しというより、涙ながらに謝罪してきた。ほぼ全員土下座した。俺はスカッとしたより、いきなりのことすぎてタジタジした。
そんなことより、俺の村に住んでた人は全員こんなことを思っていたらしい。
「え?レルって確定で聖女になれる素質もってたんだ。」要するに俺に男性経験がないってことだ。・・・・・・むちゃくちゃ失礼じゃねえか。
まあ、俺が聖女になれた理由は「盲目だったから神の手が差し伸べられた」って感じだな。俺はなんだかんだで人生で勝ち組になったわけだから、凄く嬉しい。
俺は聖女になった瞬間、ちょっと都会の町に移動した。そこで、アレンに出会った。アレンは本当にびっくりするほど、見た目に反して腕っぷしが強い。俺とアレンは結構仲のいい悪友になった。女とか男とか関係ない。アレンは本当に仲の良い親友だ。
そのアレンの妹がどうやら魔法の成績面で苦労しているらしい。ちょうど俺が勤務しているサントラル学園だったので、専属の教師に志願したら、一発OKをもらえた。
私がクラス合宿に行けなくなったことが確定して落ち込んでると、担任の先生が、私に魔法の勉強を教えてくれることになった先生が決まったらしい。
「リン。教えてくれる先生は聖女様だから、失礼のないように。」そうやって、教室に入ってきたのは、杖をつきながら、黒曜石のサングラスをかけた白髪でポニテが特徴的なお姉さんだった。いわゆる「盲目聖女」だ。
しかし、私はそれよりも(この人本当に聖女?なんか雰囲気がチャラすぎない?)が正直な感想だった。
とりあえず、この人のお陰で魔法が結構得意分野になることを私はまだ知らない。
お兄ちゃんに好きな娘を取られた悔しさで、私は心中穏やかではなかった。
それと、最近の私の成績は本当に良くない。このままではやばい。良い就職先に入れないかもしれない。
そんな不安に駆られながら、五月。私は今月のイベントであるクラス合宿を楽しみにしてた。だから、最近はルンルンで登校している。もしかしたら、エトラちゃんもクラス合宿で私のことを惚れ直してくれるかもしれない。
「君、今日から教師をつけて今月いっぱい勉強してもらうから。」
「・・・・・・へ?」担任の先生に呼び出されたかと思ったら、とんでも無いことを言われた。
「ど、どうしてですか先生。」
「理由は決まっている。君の成績が悪いからだよ。」
「え、で、でも」
「反論は認めないよ」
本当に最悪だった。今学期始まってまだ一ヶ月しか経ってないのにこんなことが起こるなんて。ということはクラス合宿も行けないんだ・・・・・・。
私は放心状態になってしまった。
ということで5月は勉強漬けの毎日になるだろう。こうなることだったら勉強しとくべきだった。
俺の名前はレル。アレンの女友達だ。ある時、俺は神の思召しで聖女に選ばれた。そのおかげである程度の権力が手に入り、俺のことをバカにしていた奴らは一気に手のひら返しをした。
いや、手のひら返しというより、涙ながらに謝罪してきた。ほぼ全員土下座した。俺はスカッとしたより、いきなりのことすぎてタジタジした。
そんなことより、俺の村に住んでた人は全員こんなことを思っていたらしい。
「え?レルって確定で聖女になれる素質もってたんだ。」要するに俺に男性経験がないってことだ。・・・・・・むちゃくちゃ失礼じゃねえか。
まあ、俺が聖女になれた理由は「盲目だったから神の手が差し伸べられた」って感じだな。俺はなんだかんだで人生で勝ち組になったわけだから、凄く嬉しい。
俺は聖女になった瞬間、ちょっと都会の町に移動した。そこで、アレンに出会った。アレンは本当にびっくりするほど、見た目に反して腕っぷしが強い。俺とアレンは結構仲のいい悪友になった。女とか男とか関係ない。アレンは本当に仲の良い親友だ。
そのアレンの妹がどうやら魔法の成績面で苦労しているらしい。ちょうど俺が勤務しているサントラル学園だったので、専属の教師に志願したら、一発OKをもらえた。
私がクラス合宿に行けなくなったことが確定して落ち込んでると、担任の先生が、私に魔法の勉強を教えてくれることになった先生が決まったらしい。
「リン。教えてくれる先生は聖女様だから、失礼のないように。」そうやって、教室に入ってきたのは、杖をつきながら、黒曜石のサングラスをかけた白髪でポニテが特徴的なお姉さんだった。いわゆる「盲目聖女」だ。
しかし、私はそれよりも(この人本当に聖女?なんか雰囲気がチャラすぎない?)が正直な感想だった。
とりあえず、この人のお陰で魔法が結構得意分野になることを私はまだ知らない。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
もしかして寝てる間にざまぁしました?
ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。
内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。
しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。
私、寝てる間に何かしました?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる