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空き教室、休み時間 〇〇✕貧乏男爵令息(ただし四男)
おわりに
しおりを挟む「あんっ…ヤ……んんうっ…んんんっ……」
「もっと哭いてもいいのに。私は君の声が聞きたいんだ。」
「でも、声が掠れて…」
「水が欲しい?」
キスで唇や歯が開くと、そのまま口移しで水を飲ましてもらった。
唇が離れると、もっとと催促するように舌を出しながら口を開く。
「その表情、クるなぁ。」
ノールトは言うと、そこからまたねっとりと次の回が始まる。
それから何度もイかされ、気を飛ばしたり戻ったりを繰り返しながら朝を迎えた。
途中で右手の親指を刷毛で擽られ、直後に何か硬いものに親指を押し当てられ、爪側からぎゅーぎゅーと押されたことがあったけれど、ソレについて理由が判明したのは、俺がノールトの手ずから食事を与えられ、風呂まで抱き上げられて移動して体中を念入りに洗われたあとのことだった。
「君の卒業についてだけど、正式に認めてもらえたから安心して明日領地へ発つからね。」
「は?」
「君、既に書類上では私の奥さんだから。こちらも先ほど叔父上に受理されたよ。」
「へ?」
「だいたい、私はもう君にしか反応しないんだ。それに君、面白いし。君も私と住むことに了承したし。」
「な!」
「だから、誓いのキス。」
そうしてまたねっとりからのフルコースを受ける。
それがもう、どうしたってイヤじゃないし、どっちかって言うとずっとシてても良いくらいなんだよ…
そうして、喘いで善がって吠えて、浮上しては落ちて揺蕩っている間に、気付けばノールトが賜わったって言う領地へ到着していた。
「たぶん、移動は魔法でチョイだな。」
「いや、馬車旅だよ。馬車の中でもずっと君とつながっていたけれどね。」
──だそうだ。信じられないことに!!
ちなみに、《誓いのキス》をしたところ、俺とノールトの右耳に同じ石のピアスが入った。
ノールトによるとそれは魔法石で、俺とノールトとが夫婦であることを証明し、互いの危機には転移で駆け付けられる術式が組まれているらしい。
そういえば風の噂で、ビビはあちこちから貢がれていたらしく、それらが全部バレて攻略対象者達から《共用ペット》として飼われているのだそうな。
そんなエンドはゲームにはなかったし、何より俺はモブだった訳なので、やっぱりゲームに似た世界という程度だったのかもしれない。
とにかく! 俺はノールトに毎日幸せにしてもらっている。
おしまい
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