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悪役令嬢の国外追放と復讐
しおりを挟むわたくしはマデリーン。
公爵令嬢でしたが、18歳の誕生日である本日、国の第2王子を我が家へ迎え、わたくしは公爵家の女主人になる………予定だったのですが、第2王子は式場である礼拝堂に現れませんでした。
仕方なく方々に謝り、婚姻後に住まう予定だった公爵家の敷地内にある別館へ戻ったところを、第2王子の悪友達─大公家や宰相家や騎士団長、魔導師長などの家の次男くんたち─に無理矢理馬車に押し込められ、国境の森に置き去りにされました。
わたくしが馬車で拐われたのは、わたくしの側近達が確認し、友人達に伝わるようにしています。
事前に『そんな計画がある』と知っていたわたくしは、友人達と2つのプランを考えました。
プランAは、王子が改心した場合。
それでもきっちり浮気相手を清算していただくため、これまで浮気されていたお相手方全員に我が家のダンスホールへ集まっていただき、パイ投げ大会をする。
そしてプランBは、王子が改心せずわたくしが国外追放となった場合。
その時は……………うふふ……
とある催しを企画いたしました。
第2王子殿下、しっかり首を洗って……お楽しみくださいませ♪
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