【完結】身代わり婚の果てに

325号室の住人

文字の大きさ
5 / 6

  欲しい


「……ンッ」

チャルの指先が俺のその先端を撫でたので声が出てしまい、あっという間に白濁が飛び出した。

勢いが良すぎてチャルにまで撥ねてしまい、俺は慌てて左手を伸ばす。

友人の頬に撥ねた己の白濁を親指の腹で擦ると、その手をキュッと掴まれ、俺は後ろへと体を倒された。

両掌が合わさるように指を絡め、同時に唇同士も絡め、そのまま口内では舌同士も絡まった。

チュッ
ジュルル…
ピチャッ……

耳から入る音が、俺の心を掻き立てる。

──気持ちいい…もっと……もっと欲しい……

「ア…んっ……ふッ……」

声が漏れると、少し強引に引き抜かれるように、チャルの舌が俺の口内から去ってしまう。

「はぁッ、はぁッ、はぁッ、はぁッ……」

呼吸を整えながら瞼を上げると、チャルは俺の膝辺りに跨るように座り、同じ兄弟とは思えない程の赤黒く凶悪なサイズのものが鎌首をもたげるように反り立っているのが見えた。

チャルは右手で自分の口元を覆うようにしながら、耳や首までを真っ赤にさせて、そっぽを向いている。

ゆっくりとした呼吸に合わせて、チャルの腹が膨らむのが見える。

やはり、少し前まで友人関係だった同士なので、気持ち悪がられてしまったのだろうか。

──ここで終わりなのか?

俺は、自分に跨っているチャルの方へ手を伸ばす。
けれど、チャルの肘辺りまでしか伸びず、しかも指先が少し触れる程度だった。

それでも、チャルは俺の存在に気付いてくれた。
俺を見下ろすと、ためらいがちに口を開く。

「ルドは、オレを気持ち悪いと思わないのか?」

俺はかぶりを振る。

「俺は、チャルと続きがシたい。」

言えば、チャルは俺の触れられる距離まで顔を近付けてきた。

「するなら、最後までやるが、良いのか?」

俺は、少し怖かったけれどゆるゆると頷いた。

瞬間、チャルが挑戦的な笑顔を作ったのがわかった。






「……ァ…ンッ……」

チャル舌が、俺の胸の突起を嬲る。

舌で転がしたり、甘噛みしたり、吸われたり……
様々な舌使いに翻弄され、どんどん高められて行く。

「ああっ……ぁぁあああああーーーー!!」

胸だけでイッてしまい、俺から飛び出した白濁は、チャルの腹を汚した。

そのせいで俺のイチモツはくたぁっとしたけれど、チャルはソレをかぷりと口に含み、舌で転がし始めた。

絶妙な力加減で咥えてくるチャルに、俺は早々に白旗を挙げ、あとは喘ぎっぱなしだった。

何度かイけば、とうとう俺のイチモツは勃ち上がらなくなった。

体の隅々まで力が入らなくなった俺の両足を、チャルは肩に担ぐ。

そしてアレを、高く持ち上げた俺の後孔の上で2,3回滑らせると、ゆっくりゆっくりと挿入を始めた。

俺には最早抵抗するために力を入れることさえ叶わない。
が、胎内では俺の意志とは関係なしに、チャルの歓迎ムードはバッチリだったようだ。

「く! あれだけイかせたのに、ナカすごいなぁ。うねるし、持っていかれそうだ……ク! 締め付けスゴ!」

どんどん奥へと進んだチャルは、遡上を続け、やがてトンッと壁に突き当たる。

「あと少しなんだけどなぁ……はぁ……」

もう、俺の腹はパンッパンだが、

「じゃあ、イクぜ!」

チャルは、奥まで入ったソレを一旦入口付近まで引くと、大きなストロークで抽挿を始めた。

「うぐ!……あンッ……う……グッあぁ……」

大きくて硬くて熱いのが、俺の気持ち良い場所を掠めながら、何度も何度も行き来した。

行きも戻りも気持ちいい。
俺の口は開きっぱなしになり、喘ぎっぱなしだ。

スピードが上がれば、チャルからは珠の汗が降ってきた。

必死そうな表情なのに、どこか艶っぽい。

そして、何度目かの抽挿で先が壁の向こうへ突き刺さったような気がした。

チャルは果て、俺は叫んで、気を失った。


感想 0

あなたにおすすめの小説

婚約破棄を提案したら優しかった婚約者に手篭めにされました

多崎リクト
BL
ケイは物心着く前からユキと婚約していたが、優しくて綺麗で人気者のユキと平凡な自分では釣り合わないのではないかとずっと考えていた。 ついに婚約破棄を申し出たところ、ユキに手篭めにされてしまう。 ケイはまだ、ユキがどれだけ自分に執着しているのか知らなかった。 攻め ユキ(23) 会社員。綺麗で性格も良くて完璧だと崇められていた人。ファンクラブも存在するらしい。 受け ケイ(18) 高校生。平凡でユキと自分は釣り合わないとずっと気にしていた。ユキのことが大好き。 pixiv、ムーンライトノベルズにも掲載中

人気アイドルの俺、なぜかメンバー全員に好かれてます

七瀬
BL
デビュー4年目の人気アイドルグループ「ECLIPSE(エクリプス)」に所属する芹沢 美澄(せりざわみすみ)は、昔からどこか抜けていてマイペースな性格。 歌もダンスも決して一番ではないはずなのに、なぜかファンからもメンバーからも目を離されない存在だった。 世話焼きな幼なじみ、明るく距離の近い同い年、しっかり者で面倒見のいい年上、掴みどころのない自由人、そして無言で隣にいるリーダー——。 気づけば、美澄の周りにはいつも誰かがいて、当たり前のように甘やかされていく。

また恋人に振られたので酒に飲まれていたらゴツい騎士に求婚していた件

月衣
BL
また恋人に振られた魔導省のエリート官吏アルヴィス。失恋のショックで酒に溺れた彼は勢いのまま酒場に現れた屈強な王宮騎士ガラティスに求婚してしまう。 翌朝すべての記憶を保持したまま絶望するアルヴィスだったが当のガラティスはなぜか本気だった。 「安心しろ。俺は誠実な男だ。一度決めたことは覆さない」 逃げようとするエリート魔導師と絶対に逃がさない最強騎士 貢ぎ体質な男が捕まる強制恋愛コメディのつもりです!!

とばっちり男爵令息は幼馴染侯爵の溺愛に気付かない

白世藍
BL
セルディック男爵家の次男であるディオンは、昔から災難な目に遭うことが多かった。 今目の前で断罪されている悪役令嬢の婚約者になったのもつい3日前のことだ。そして、当然のようにディオンは断罪に巻き込まれた。 婚約者を咎めなかった罪で学園を追放され、賠償金を捻出するため男娼専門の娼館に売り払われた。 本人は何もしていないのに。 そして娼館にやってきたのは、2つ年上の幼馴染でもあるシリル・コーディナル侯爵だ。シリルは店にお金を払い、ディオンを引き取ることにした。 溺愛権力持ち年上幼馴染わんこ侯爵×不運な鈍感苦労人男爵令息のお話。 ハッピーエンドです。 ※受けは娼館に売り払われていますが、攻め以外とのRシーンはありません。 ※ムーンライトノベルズ様にも同時掲載しています。

落ちこぼれオオカミ、種族違いのため群れを抜けます

椿
BL
とあるオオカミ獣人の村で、いつも虐げられている落ちこぼれの受けが村を出ようと決意したら、村をあげての一大緊急会議が開催される話。

大好きな婚約者を僕から自由にしてあげようと思った

こたま
BL
オメガの岡山智晴(ちはる)には婚約者がいる。祖父が友人同士であるアルファの香川大輝(だいき)だ。格好良くて優しい大輝には祖父同士が勝手に決めた相手より、自らで選んだ人と幸せになって欲しい。自分との婚約から解放して自由にしてあげようと思ったのだが…。ハッピーエンドオメガバースBLです。最後におじいさまの番外編を追加しました。

「大人扱いしていい?」〜純情当主、執務室で策士な従兄の『相性確認』にハメられる〜

中山(ほ)
BL
「ルイン、少し口開けてみて」 仕事終わりの静かな執務室。 差し入れの食事と、ポーションの瓶。 信頼していた従兄のトロンに誘われるまま、 ルインは「大人の相性確認」を始めることになる。

平凡な僕が優しい彼氏と別れる方法

あと
BL
「よし!別れよう!」 元遊び人の現爽やか風受けには激重執着男×ちょっとネガティブな鈍感天然アホの子 昔チャラかった癖に手を出してくれない攻めに憤った受けが、もしかしたら他に好きな人がいる!?と思い込み、別れようとする……?みたいな話です。 攻めの女性関係匂わせや攻めフェラがあり、苦手な人はブラウザバックで。    ……これはメンヘラなのではないか?という説もあります。 pixivでも投稿しています。 攻め:九條隼人 受け:田辺光希 友人:石川優希 ひよったら消します。 誤字脱字はサイレント修正します。 また、内容もサイレント修正する時もあります。 定期的にタグ整理します。ご了承ください。 批判・中傷コメントはお控えください。 見つけ次第削除いたします。