【完結】身代わり婚の果てに

325号室の住人

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  身代わり婚の果てに


あれから何日か過ぎたろうと思うが、俺はずっと、チャルの部屋のチャルのベッドから下りずに過ごしている。

瞼は、上げていても下ろしていても関係ない。
俺の体はずっと、表にされ、裏に返されしながら、チャルのあの凶暴なイチモツに貫かれている。

対して俺のは、クタッとしたままなことが多く、たまにものすごく気持ちいい時にビュッと透明な体液を出す程度になっている。

「ここまでくると、ルドはもうメスだな。」

「もういい。俺…チャルが居れば、もうなんにもいらない。」

「ふふっ…男としてのルドは終わったか。」

「あぁ。男性は終いだ。」

「ならば、オレの子でも孕むか?」

「孕みたい! 俺のココに、チャルの子種をくれ!」

「ならばこの薬を飲め。男の体でも孕めるそうだ。」

「くれ!」
「よし!」

チャルが、薬を舌に乗せて俺の口内へ運んできた。

キスをしながらチャルの唾液で飲み込むと、瞬間的に体がカーッと熱くなり……
俺は、どうやらその1回でチャルの子どもを孕んだようだ。






「オナル! どこだ? 出てきておくれ~!!」

今日も、俺を探す第2王子殿下の声が聞こえるが、残念ながら俺にはこの部屋の出入り口がわからない。

でも、何の不自由もしていないから、俺がこの居心地の好いチャルの腕から出て、第2王子に会いに行くということはないだろう。

だいたい、第2王子殿下との婚姻宣誓にサインした名前はシャノンだ。
けれど、現在この国にかつてのシャノンの本名を名乗る令嬢は存在しない。

隣国に数週間前までは存在していたが、それも俺の従者のジュードと婚姻してしまったので、家名が変わっている。

ジュードは確かに俺の従者だが、隣国の男爵家の人間でもあった。

俺は、ジュードもシャノンも、お互いが初恋の相手であることを知っていた。
だから俺が願うのは、あの2人の幸せだけだった。






妹の身代わり婚をした俺は、予言のノートの通り、レオナルドという名前の男であった性を終え……
その果てに友人の子を孕みました…とさ。



     おしまい
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