12 / 75
探し場所
しおりを挟む
パタパタと冗談のように小さな翼を羽ばたかせ、夜をベッドに、沈みかけた月を枕に、星空を天蓋に、少年は空を漂う。
彼女たちのおかげで楽しいひと時でしたね~。
色んな会話に、愚痴に、反応に、
そして何より新しいイタズラのアイデアをいただけましたし~。
新しいオモチャを見つけ待ちきれない子供のような顔をする少年。
まぁしかし、直ぐにというわけにはいかないですね~。
血も足りませんし、もうすぐ朝ですし~。
ふあ~ぁと欠伸をし、もうすぐ顔を出しそうな太陽から逃げるように少年はダンジョンに潜る。
本当に……楽しみですね~。
おおよそろくでもないイタズラをいつ実行しようかとわくわくしながら、少年は眠りについた。
▽
数日前の飲み会で、手伝いが来るという事が決まった旨をギルドの皆に伝えた。
みんなして
「それは良かった。」
と歓迎してくれた。
ただどんなモンスターが来るか全く情報がない為、とりあえず人間の言葉が使える事、全然強くない事は伝えたが果たして、鬼が出るか蛇が出るか。
とふと窓口の方に視線を向ければ、見た事のあるパーティが歩いていくのが見えた。
数日前に私が勇者だと直感した者達のパーティ、
しかし今回の目的はダンジョンではないのかコツコツと通り過ぎていく。
向かった先は観光課。
観光……ですか。
出来れば早いとこ強くなってもらって欲しいのですが……と内心思いながら、
報告する内容になるかもしれないとひっそり聞き耳を立てる。
「そそ、娯楽の集まった町。ダンジョンの帰りに一緒になった冒険者から聞いたんだけど、なんでも温泉だのカジノだの娯楽が集まった町があるらしいのよ。そこに行ってみたくて」
相変わらず率先して喋るのは保護し……戦士さん。
「その様な町は無かったように思いますが……」
しかしお目当ての町は無いのかパラパラと資料を探すも見つからないと観光課の人が困り果てている。
「ほら、やっぱり嘘だったんですよ」
「おちょくられてただけだってば」
あまり娯楽に興味無さそうな女性陣に言われるも、
「いや、そんな筈はない。あいつらは男のロマンを知っていた。そこに嘘はあってはならない」
何でしょう……先ほどから聞こえる嘘という単語に妙に反応してしまうのはどこぞの吸血鬼さんのせいでしょうか。
「考えられるとすれば……現在復興中や再建中の町等で、正式に町ではない為こちらに情報が届いてない可能性ですが……」
「それ、多分それよ。んで?どの辺にあるの?」
「い……いえ、ですから、情報が届いていないのでどこにあるかと聞かれましても……」
「もう諦めましょうよ。温泉は入りたかったですけど、ギルドの人を困らせてはいけませんから」
ようやく口を開いた勇者は心底残念そうに、娯楽を諦めようと提案する。
「ウーム……せめてもう少し情報があればなー」
がっくりとうなだれ、トボトボと歩き始める戦士と、その後を追う3人。
「これからどうする?」
「レベルアップの為にダンジョンに行くに決まってるでしょ」
「戦士さんがこのテンションで大丈夫でしょうか?」
とこれからの事を話しているまさにその時である。
ん?この資料は……。と目を通していた資料が気にかかり、
「あの、お時間少しいただいても?」
私は勇者達に声をかけていた。
*
「どうかしたんですか?」
呼び止められた理由が分からず勇者さんに尋ねられる。
「先ほどの会話が聞こえておりまして、今しがた報告書を確認していると気になる報告があったもので」
私が気になった資料を見せる……も
「これ……何語?」
すっかりモンスター語で書かれた資料だったことを忘れており魔法使いに聞かれてしまう。
「申し訳ありません。翻訳がまだでした。あるダンジョンマスターからの報告書なのですが、モンスターが穴を掘っていたらお湯が沸き出てきたとの報告でして……」
ビュンッと旋風すら巻き起こさんとする勢いで戦士が私の手を握る。
「つまり娯楽町の情報かもしれないと、そういう事ですねお嬢さん!」
「か、確定ではありませんが」
「関係ねぇな!可能性があるならば行って確認するだけだ!行くぞ勇者。ほれ行くぞやれ行くぞそれ行くぞ」
「ちょ、ちょ、まっ、場所、場所聞いてないから!」
強引に引っ張られそうになる勇者が戦士を制止する。
「こいつはうっかり、で?どのあたりのダンジョンからの報告なんだ?」
「中央街の北の山の麓の町はご存知ですか?」
「鍛冶の町だろ?あと酒場がいっぱいの」
「その町から西へ少し行ったダンジョンですね。そのあたりに新しく町でも作られていれば……」
「そこが娯楽の町の可能性大って事か。そこまでの地図と……後は付近のダンジョン情報も欲しいな」
ふむふむと顎に手を当てながら戦士が言う。
「あら?てっきりギャンブル目当てかと思いましたが、レベル上げする気があったとは驚きですね」
「ギャンブルは息抜き、レベル上げはする。出来る冒険者はメリハリ付けた生活するのよ」
テンションが落ちまくっていた先ほどまでの戦士はどこへやら、僧侶の皮肉にも対応するほどにテンションも回復しているご様子。
「ではいくつかダンジョンを見繕ってきますね。あと、あの辺りのダンジョンは軒並み火耐性が無いと苦戦するところばかりですので、防具は選んだ方がいいかと思います」
そう言ってダンジョンの資料を探しに一旦自分の机へ。
「火耐性の防具なんて持ってました?」
「鍛冶の町によって調達すりゃいいだろ。あそこはほんとに何でも装備が揃うぞ」
「そろそろ僕も剣を新しくしようかな」
「それならあたしらの杖買ってよ。もうどれくらい替えてないか分からないじゃない」
この人達も頑張ってるんですね……というか聞いてる限りでは女性陣の扱いが若干雑なのが気になりますが。
そんな女性陣が活躍できそうなダンジョンを選んでおきますか。
この間より少し強いダンジョンでも問題ないでしょうし……
選んだ3つのダンジョン情報を手渡し、魔法を使うモンスターが多めです、と助言し歩き去る4人の後ろ姿に頭を下げる。
「とりあえず良かったね。目的通り……になるかは分からないけど娯楽の町の情報も手に入ったし」
「ずっと気を張ってても仕方ないし、今回は息抜きって事で妥協するわ。けど、杖は新しいの買うわよ」
「温泉は初めて入るので楽しみですね~」
3人が口々に喋る中、一人何かを考えている様子の戦士。
「あれ?どうしたの戦士?喜ばないの?」
「ん、……あぁ……いや、あの嬢ちゃん……あんな胸おっきかったっけ?」
「はぁ?……サイッテー。そんなとこ気にしてたの?」
「戦士さんは少し精神修行でも行った方がいいのでは?煩悩にまみれ過ぎですよ?」
「戦士さん……少し、頭、冷やそうか」
口々に罵られるものの当の戦士は両手を頭に組み、再び何かを考えている様子。
(マデラ……ねぇ。モンスターの言葉使ってるみたいだし、それに聞こえてた……ねぇ。窓口から離れて書類仕事している中で俺たちの会話が聞こえるもんかね)
一体何者よ……あんた。と。
一瞬胸の事を言われピクっと反応するも、僅かにため息をつき気を落ち着ける。
さぁ、残った仕事を、と頭を上げるとそこには……
帽子を目深に被り、翡翠色の瞳を僅かに潤ませ、
人間で例えるなら10歳位の身長の少年が、プルプル小刻みに震えながら立っていた。
「あの……その……えと……お手伝いに……きましたのです……」
最後の方は半ば消え入りそうな声ながらも、少年はそう言った。
彼女たちのおかげで楽しいひと時でしたね~。
色んな会話に、愚痴に、反応に、
そして何より新しいイタズラのアイデアをいただけましたし~。
新しいオモチャを見つけ待ちきれない子供のような顔をする少年。
まぁしかし、直ぐにというわけにはいかないですね~。
血も足りませんし、もうすぐ朝ですし~。
ふあ~ぁと欠伸をし、もうすぐ顔を出しそうな太陽から逃げるように少年はダンジョンに潜る。
本当に……楽しみですね~。
おおよそろくでもないイタズラをいつ実行しようかとわくわくしながら、少年は眠りについた。
▽
数日前の飲み会で、手伝いが来るという事が決まった旨をギルドの皆に伝えた。
みんなして
「それは良かった。」
と歓迎してくれた。
ただどんなモンスターが来るか全く情報がない為、とりあえず人間の言葉が使える事、全然強くない事は伝えたが果たして、鬼が出るか蛇が出るか。
とふと窓口の方に視線を向ければ、見た事のあるパーティが歩いていくのが見えた。
数日前に私が勇者だと直感した者達のパーティ、
しかし今回の目的はダンジョンではないのかコツコツと通り過ぎていく。
向かった先は観光課。
観光……ですか。
出来れば早いとこ強くなってもらって欲しいのですが……と内心思いながら、
報告する内容になるかもしれないとひっそり聞き耳を立てる。
「そそ、娯楽の集まった町。ダンジョンの帰りに一緒になった冒険者から聞いたんだけど、なんでも温泉だのカジノだの娯楽が集まった町があるらしいのよ。そこに行ってみたくて」
相変わらず率先して喋るのは保護し……戦士さん。
「その様な町は無かったように思いますが……」
しかしお目当ての町は無いのかパラパラと資料を探すも見つからないと観光課の人が困り果てている。
「ほら、やっぱり嘘だったんですよ」
「おちょくられてただけだってば」
あまり娯楽に興味無さそうな女性陣に言われるも、
「いや、そんな筈はない。あいつらは男のロマンを知っていた。そこに嘘はあってはならない」
何でしょう……先ほどから聞こえる嘘という単語に妙に反応してしまうのはどこぞの吸血鬼さんのせいでしょうか。
「考えられるとすれば……現在復興中や再建中の町等で、正式に町ではない為こちらに情報が届いてない可能性ですが……」
「それ、多分それよ。んで?どの辺にあるの?」
「い……いえ、ですから、情報が届いていないのでどこにあるかと聞かれましても……」
「もう諦めましょうよ。温泉は入りたかったですけど、ギルドの人を困らせてはいけませんから」
ようやく口を開いた勇者は心底残念そうに、娯楽を諦めようと提案する。
「ウーム……せめてもう少し情報があればなー」
がっくりとうなだれ、トボトボと歩き始める戦士と、その後を追う3人。
「これからどうする?」
「レベルアップの為にダンジョンに行くに決まってるでしょ」
「戦士さんがこのテンションで大丈夫でしょうか?」
とこれからの事を話しているまさにその時である。
ん?この資料は……。と目を通していた資料が気にかかり、
「あの、お時間少しいただいても?」
私は勇者達に声をかけていた。
*
「どうかしたんですか?」
呼び止められた理由が分からず勇者さんに尋ねられる。
「先ほどの会話が聞こえておりまして、今しがた報告書を確認していると気になる報告があったもので」
私が気になった資料を見せる……も
「これ……何語?」
すっかりモンスター語で書かれた資料だったことを忘れており魔法使いに聞かれてしまう。
「申し訳ありません。翻訳がまだでした。あるダンジョンマスターからの報告書なのですが、モンスターが穴を掘っていたらお湯が沸き出てきたとの報告でして……」
ビュンッと旋風すら巻き起こさんとする勢いで戦士が私の手を握る。
「つまり娯楽町の情報かもしれないと、そういう事ですねお嬢さん!」
「か、確定ではありませんが」
「関係ねぇな!可能性があるならば行って確認するだけだ!行くぞ勇者。ほれ行くぞやれ行くぞそれ行くぞ」
「ちょ、ちょ、まっ、場所、場所聞いてないから!」
強引に引っ張られそうになる勇者が戦士を制止する。
「こいつはうっかり、で?どのあたりのダンジョンからの報告なんだ?」
「中央街の北の山の麓の町はご存知ですか?」
「鍛冶の町だろ?あと酒場がいっぱいの」
「その町から西へ少し行ったダンジョンですね。そのあたりに新しく町でも作られていれば……」
「そこが娯楽の町の可能性大って事か。そこまでの地図と……後は付近のダンジョン情報も欲しいな」
ふむふむと顎に手を当てながら戦士が言う。
「あら?てっきりギャンブル目当てかと思いましたが、レベル上げする気があったとは驚きですね」
「ギャンブルは息抜き、レベル上げはする。出来る冒険者はメリハリ付けた生活するのよ」
テンションが落ちまくっていた先ほどまでの戦士はどこへやら、僧侶の皮肉にも対応するほどにテンションも回復しているご様子。
「ではいくつかダンジョンを見繕ってきますね。あと、あの辺りのダンジョンは軒並み火耐性が無いと苦戦するところばかりですので、防具は選んだ方がいいかと思います」
そう言ってダンジョンの資料を探しに一旦自分の机へ。
「火耐性の防具なんて持ってました?」
「鍛冶の町によって調達すりゃいいだろ。あそこはほんとに何でも装備が揃うぞ」
「そろそろ僕も剣を新しくしようかな」
「それならあたしらの杖買ってよ。もうどれくらい替えてないか分からないじゃない」
この人達も頑張ってるんですね……というか聞いてる限りでは女性陣の扱いが若干雑なのが気になりますが。
そんな女性陣が活躍できそうなダンジョンを選んでおきますか。
この間より少し強いダンジョンでも問題ないでしょうし……
選んだ3つのダンジョン情報を手渡し、魔法を使うモンスターが多めです、と助言し歩き去る4人の後ろ姿に頭を下げる。
「とりあえず良かったね。目的通り……になるかは分からないけど娯楽の町の情報も手に入ったし」
「ずっと気を張ってても仕方ないし、今回は息抜きって事で妥協するわ。けど、杖は新しいの買うわよ」
「温泉は初めて入るので楽しみですね~」
3人が口々に喋る中、一人何かを考えている様子の戦士。
「あれ?どうしたの戦士?喜ばないの?」
「ん、……あぁ……いや、あの嬢ちゃん……あんな胸おっきかったっけ?」
「はぁ?……サイッテー。そんなとこ気にしてたの?」
「戦士さんは少し精神修行でも行った方がいいのでは?煩悩にまみれ過ぎですよ?」
「戦士さん……少し、頭、冷やそうか」
口々に罵られるものの当の戦士は両手を頭に組み、再び何かを考えている様子。
(マデラ……ねぇ。モンスターの言葉使ってるみたいだし、それに聞こえてた……ねぇ。窓口から離れて書類仕事している中で俺たちの会話が聞こえるもんかね)
一体何者よ……あんた。と。
一瞬胸の事を言われピクっと反応するも、僅かにため息をつき気を落ち着ける。
さぁ、残った仕事を、と頭を上げるとそこには……
帽子を目深に被り、翡翠色の瞳を僅かに潤ませ、
人間で例えるなら10歳位の身長の少年が、プルプル小刻みに震えながら立っていた。
「あの……その……えと……お手伝いに……きましたのです……」
最後の方は半ば消え入りそうな声ながらも、少年はそう言った。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。
老聖女の政略結婚
那珂田かな
ファンタジー
エルダリス前国王の長女として生まれ、半世紀ものあいだ「聖女」として太陽神ソレイユに仕えてきたセラ。
六十歳となり、ついに若き姪へと聖女の座を譲り、静かな余生を送るはずだった。
しかし式典後、甥である皇太子から持ち込まれたのは――二十歳の隣国王との政略結婚の話。
相手は内乱終結直後のカルディア王、エドモンド。王家の威信回復と政権安定のため、彼には強力な後ろ盾が必要だという。
子も産めない年齢の自分がなぜ王妃に? 迷いと不安、そして少しの笑いを胸に、セラは決断する。
穏やかな余生か、嵐の老後か――
四十歳差の政略婚から始まる、波乱の日々が幕を開ける。
異世界へ行って帰って来た
バルサック
ファンタジー
ダンジョンの出現した日本で、じいさんの形見となった指輪で異世界へ行ってしまった。
そして帰って来た。2つの世界を往来できる力で様々な体験をする神須勇だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる