18 / 75
デタラメとデタラメ
しおりを挟む
おはようございますなのです。
いつもの朝なのです。
起きてほっぺたをぐりぐりして、顔を洗ってご飯を食べて、今日も元気に出勤なのです。
ギルドに着いたら皆さんの机と窓口の机とテーブルを拭いて、植物に水をやるのです。
そうこうしているうちに皆さんが出勤してくるのです。
おはよーと声をかけていただき、尻尾をモフモフ。
おーすと声をかけていただき、耳をフニフニ。
そうこうしているうちにマデ姉が……あれ?
来ない……のです?
▽
ほんまに難儀な子やなあ……まぁ、でも、しゃあないか。
チビッ子達に教える事は教えたし、ここから先はうちも楽しませてもらおか。
「マデラ、もう指南は終わりやさかい、ステータス上昇使うてもええで」
そういいながらウインクしたが、果たしてあの子に伝わるかどうか……
*
指南は終わり、バフを使え……あぁ、なるほど。
冒険者らしくしなくていいと。
流石に羽や尻尾は出すとまずいでしょうが、多少人間には出来ない動きはしても大丈夫という事ですかね。
姉御がそう言うならやりますが、……問題になったら責任取って下さいね?
ガントレットを脱ぎ捨て、呼吸を整える。
魔力を集中して、腕にそして首筋に、うっすら《龍の紋章》を浮き出させる。
こんなもんでしょう。
《龍の紋章》名前の通り龍族のバフ、体力と魔力を常に消費し続け、身体能力向上ととある能力を自身に付与する。
準備が出来たとばかりに姉御を向けば、姉御は一人踊っていた。
下駄を履いているはずなのに、音すらさせず、どこからか取り出した番傘を回し、優雅に舞っていた。
「十一、水を叩いて」 シャン♪
「十二、風を掴んで」 シャン♪
「十三、炎を焦して」 シャン♪
「十四、土を蹴り上げ」 シャン♪
「十五、うちと一緒に踊り狂おか」 シャン♪
「急急如律令!。さぁ管狐ども、今宵は《百狐夜行》としゃれこもか」
どこまでが詩で、どこからが詠唱か分からず、そして、どこまでも美しい舞が終わる。
?別段変化は無い様な……
「ここからはうちの本気ぃ出した戦いや、どのチビッ子も目ん玉開いてよう見ときや。二度と見れへんかもしれへんよ!」
そんな言葉が言い終わらないうちに、ひょっこりと、私の目の前に狐が出てくる。
唐突に、突然に、しかし当たり前のように姉御の作り出しているその狐は、爆ぜた。
見ていた冒険者が、その爆風の衝撃でとっさに顔を庇うくらいには強力な爆発である。
これが管狐って事ですかね。……直前まで見えないのは少し厄介な……
《龍の紋章》発動下は、炎系統に対する滅性持ってるんですよ私。
耐性の上位、滅性。文字の通り耐えるではなく滅ぼす。
体に触れただけでその属性の攻撃はその場で霧散する程度です。私以外に持ってる人見たことありませんけど。
とりあえず後ろを取りますか。
と、先ほどまでの私とは違う爆発的な一歩で姉御の側面へ。
馬鹿正直に後ろなんて取れないでしょうし、少し小細工を。
煙すら纏いながら姉御へ拳を伸ばす。
あぁ……だから笑顔で撃ち合うことを良しとしないでください。
何度か拳を交わし、受け、防ぎ、流し、そろそろか、と
ワザと姉御の拳を肩に受け、その部分を基点に体を捻りうまく姉御の背後へ。
肩で爆発が起こりますが問題ありません。
いつもの姉御の狐火付与した爆発です。
滅性でダメージすらありません。
よし、これで背後が取れ……
狐さんが二匹コンニチワ。
いや、そりゃあいますよね。
死角ですし、途中で意図に気付いて先回り……ですか。
けど、爆発なら……
ヒュンッ!
という音と、無意識に上体を反らしたのと、私の頬を一陣の風が薙いだのが、ほぼ同時だった。
そして、ビシャッ!と全身を水流が襲う。
たかが水、されど水、勢いさえあれば水であっても動きを止めるには十分すぎる。
もしかして、……狐が全員別の属性持ってる、なんて勘弁してくださいよ?
炎と風と水、……あとさっき踊った時に出てきたのは土か……
というか水が地味に一番厄介なんですが……水のせいで大分重くなってしまいましたし……
あと服が肌に張り付くのが気持ち悪いんですよ……装備のせいで見えないでしょうけど。
水流を受けた際に姉御の姿を見失ってしまいましたし、……下手に動くより守りを意識して、と。
とりあえず燃えときますか。
パチンと指を鳴らして自分の周りに火柱を作り出す。
これで濡れた服も乾いて……ッ!?
突然火柱の一部が遮られたと思えば、そこから、後は腕を伸ばせば殴れます状態の姉御
炎の中に自分から飛び込んで殴ってきますかね普通……いや、ぶっ壊れでしたね。
黙って殴られる程Mでもありませんが構えて居なかったのでとりあえず退きます。
と火柱から飛び出て振り返ると、 シャン♪と背後より鈴の音。
思わず鈴の音の響いた方を向くが、居ない。居るわけがない。
そう思って再度振り返る瞬間である。突風が吹いた。
その突風の中から姉御がこれまたとびきりの笑顔で現れて……ガゴンッ!
とおよそ拳同士がぶつかったと思えないような音を出す。
対応され、攻撃を相殺された姉御は、まるでイタズラのばれた子供みたいな顔で、
私は、きっと睨みつける様な顔で、
お互いに対峙し直す。
「てっきりもろうた思うたけどなぁ?」
「かなり危なかったです。というか当たり前のように複数属性同時発動なんてやめて貰えますか?」
全属性使える、ならまだ理解できるが同時発動なんて聞いたことすらない。
というか姉御って魔法すらぶっ壊れてませんかねこれ。
「ええ子やろ。うちの管狐。それに、マデラも大概やろ。どうせふざけた耐性でも持ってん思うたら何やそれ。ダメージすら入らんなんて、こっちの方が聞いてないで」
「言ってませんからね」
というか日常で《龍の紋章》なんて使いませんし。
「そろそろ終わりにしませんか?」
「もう終いか。うちは遊び足らへんねんけどなぁ」
指南の為に姉御に合わせて振り回されて、《龍の紋章》を使いながら姉御とやりあって、
正直もう体力の消耗が激しくてですね……
「しゃーない、ラストか。一発勝負な」
コクリと頷きお互いに思い思いの一撃を撃つ態勢に。
姉御も私も、大地を踏みしめて、……もう隕石でも落ちたか、と思うくらいのクレーターが出来るほどに踏み締めて。
ただ一発、一瞬の為に、力を込める。
「いくで」
そう短く言って、
そう言ったのを聞いて、
二人のデタラメは完全に周りを置き去りにして、……決着をつけた。
*
「堪忍な。うちの方がまだ上手やわ」
うぅ……裏切られた……
こちらの一撃は、あっさり地面に受け流され、崩れた態勢に管狐を握りこんだ一撃を綺麗に貰った。
あの言い方だと絶対正面から撃ち合うと思うじゃないですか……
「しっかし久しぶりに羽伸ばしたなぁ。今日は楽しかったで」
結局私、姉御に教材にされていいようにされて、……というか一撃すら入れて無い気が……
「ほなチビッ子ども、しっかり経験積んで、焦らず強うなって、駆け足でうちのダンジョンに来るんやで!」
いや……私達の戦い見て、いけると思ってる人の方が少ないと思いますよ?
なんて私の思いとは裏腹に、
「「「おぉーーっ!」」」
と最早怒号に近い声を出す冒険者達。
それを聞いて、少しだけ笑い、煙管を吹かし、手をプラプラと振りながら、
カッポカッポと上機嫌に、姉御は帰って行った。
後日、ミヤさんから、
「マデラが最後まで人間だと思われてたらしく、あんな強さにまでなれると思ってみんな指南前より真剣に取り組むようになった。助かった」
なんて言われましたが、詐欺……じゃないですかねこれ。
*
はぁ、……あかんなぁ。無茶しすぎたわ。
自分のダンジョンに戻り、定位置に移動し、椅子にぐったりと身を投げる。
「壬、戊、お茶持って来てくれるか」
「「はーい」」
はは、脚笑てるし。《百狐夜行》使うて、不意打ち気味な事もして、マデラは羽も、尻尾すら出してない状態でようやくうちの勝ち。
しかももう少し長かったら、《百狐夜行》の消耗に耐えられんで押され始めてたやろし……。
相変わらずの最強なんやけどなぁ。マデラも。
本来はうちが霞む位の。
にしても今日はもうしんどいわ。……お茶飲んだらはよ寝よ。
と、実際はお茶が来るまで待たず、デタラメはあっさり、睡魔に負けた。
いつもの朝なのです。
起きてほっぺたをぐりぐりして、顔を洗ってご飯を食べて、今日も元気に出勤なのです。
ギルドに着いたら皆さんの机と窓口の机とテーブルを拭いて、植物に水をやるのです。
そうこうしているうちに皆さんが出勤してくるのです。
おはよーと声をかけていただき、尻尾をモフモフ。
おーすと声をかけていただき、耳をフニフニ。
そうこうしているうちにマデ姉が……あれ?
来ない……のです?
▽
ほんまに難儀な子やなあ……まぁ、でも、しゃあないか。
チビッ子達に教える事は教えたし、ここから先はうちも楽しませてもらおか。
「マデラ、もう指南は終わりやさかい、ステータス上昇使うてもええで」
そういいながらウインクしたが、果たしてあの子に伝わるかどうか……
*
指南は終わり、バフを使え……あぁ、なるほど。
冒険者らしくしなくていいと。
流石に羽や尻尾は出すとまずいでしょうが、多少人間には出来ない動きはしても大丈夫という事ですかね。
姉御がそう言うならやりますが、……問題になったら責任取って下さいね?
ガントレットを脱ぎ捨て、呼吸を整える。
魔力を集中して、腕にそして首筋に、うっすら《龍の紋章》を浮き出させる。
こんなもんでしょう。
《龍の紋章》名前の通り龍族のバフ、体力と魔力を常に消費し続け、身体能力向上ととある能力を自身に付与する。
準備が出来たとばかりに姉御を向けば、姉御は一人踊っていた。
下駄を履いているはずなのに、音すらさせず、どこからか取り出した番傘を回し、優雅に舞っていた。
「十一、水を叩いて」 シャン♪
「十二、風を掴んで」 シャン♪
「十三、炎を焦して」 シャン♪
「十四、土を蹴り上げ」 シャン♪
「十五、うちと一緒に踊り狂おか」 シャン♪
「急急如律令!。さぁ管狐ども、今宵は《百狐夜行》としゃれこもか」
どこまでが詩で、どこからが詠唱か分からず、そして、どこまでも美しい舞が終わる。
?別段変化は無い様な……
「ここからはうちの本気ぃ出した戦いや、どのチビッ子も目ん玉開いてよう見ときや。二度と見れへんかもしれへんよ!」
そんな言葉が言い終わらないうちに、ひょっこりと、私の目の前に狐が出てくる。
唐突に、突然に、しかし当たり前のように姉御の作り出しているその狐は、爆ぜた。
見ていた冒険者が、その爆風の衝撃でとっさに顔を庇うくらいには強力な爆発である。
これが管狐って事ですかね。……直前まで見えないのは少し厄介な……
《龍の紋章》発動下は、炎系統に対する滅性持ってるんですよ私。
耐性の上位、滅性。文字の通り耐えるではなく滅ぼす。
体に触れただけでその属性の攻撃はその場で霧散する程度です。私以外に持ってる人見たことありませんけど。
とりあえず後ろを取りますか。
と、先ほどまでの私とは違う爆発的な一歩で姉御の側面へ。
馬鹿正直に後ろなんて取れないでしょうし、少し小細工を。
煙すら纏いながら姉御へ拳を伸ばす。
あぁ……だから笑顔で撃ち合うことを良しとしないでください。
何度か拳を交わし、受け、防ぎ、流し、そろそろか、と
ワザと姉御の拳を肩に受け、その部分を基点に体を捻りうまく姉御の背後へ。
肩で爆発が起こりますが問題ありません。
いつもの姉御の狐火付与した爆発です。
滅性でダメージすらありません。
よし、これで背後が取れ……
狐さんが二匹コンニチワ。
いや、そりゃあいますよね。
死角ですし、途中で意図に気付いて先回り……ですか。
けど、爆発なら……
ヒュンッ!
という音と、無意識に上体を反らしたのと、私の頬を一陣の風が薙いだのが、ほぼ同時だった。
そして、ビシャッ!と全身を水流が襲う。
たかが水、されど水、勢いさえあれば水であっても動きを止めるには十分すぎる。
もしかして、……狐が全員別の属性持ってる、なんて勘弁してくださいよ?
炎と風と水、……あとさっき踊った時に出てきたのは土か……
というか水が地味に一番厄介なんですが……水のせいで大分重くなってしまいましたし……
あと服が肌に張り付くのが気持ち悪いんですよ……装備のせいで見えないでしょうけど。
水流を受けた際に姉御の姿を見失ってしまいましたし、……下手に動くより守りを意識して、と。
とりあえず燃えときますか。
パチンと指を鳴らして自分の周りに火柱を作り出す。
これで濡れた服も乾いて……ッ!?
突然火柱の一部が遮られたと思えば、そこから、後は腕を伸ばせば殴れます状態の姉御
炎の中に自分から飛び込んで殴ってきますかね普通……いや、ぶっ壊れでしたね。
黙って殴られる程Mでもありませんが構えて居なかったのでとりあえず退きます。
と火柱から飛び出て振り返ると、 シャン♪と背後より鈴の音。
思わず鈴の音の響いた方を向くが、居ない。居るわけがない。
そう思って再度振り返る瞬間である。突風が吹いた。
その突風の中から姉御がこれまたとびきりの笑顔で現れて……ガゴンッ!
とおよそ拳同士がぶつかったと思えないような音を出す。
対応され、攻撃を相殺された姉御は、まるでイタズラのばれた子供みたいな顔で、
私は、きっと睨みつける様な顔で、
お互いに対峙し直す。
「てっきりもろうた思うたけどなぁ?」
「かなり危なかったです。というか当たり前のように複数属性同時発動なんてやめて貰えますか?」
全属性使える、ならまだ理解できるが同時発動なんて聞いたことすらない。
というか姉御って魔法すらぶっ壊れてませんかねこれ。
「ええ子やろ。うちの管狐。それに、マデラも大概やろ。どうせふざけた耐性でも持ってん思うたら何やそれ。ダメージすら入らんなんて、こっちの方が聞いてないで」
「言ってませんからね」
というか日常で《龍の紋章》なんて使いませんし。
「そろそろ終わりにしませんか?」
「もう終いか。うちは遊び足らへんねんけどなぁ」
指南の為に姉御に合わせて振り回されて、《龍の紋章》を使いながら姉御とやりあって、
正直もう体力の消耗が激しくてですね……
「しゃーない、ラストか。一発勝負な」
コクリと頷きお互いに思い思いの一撃を撃つ態勢に。
姉御も私も、大地を踏みしめて、……もう隕石でも落ちたか、と思うくらいのクレーターが出来るほどに踏み締めて。
ただ一発、一瞬の為に、力を込める。
「いくで」
そう短く言って、
そう言ったのを聞いて、
二人のデタラメは完全に周りを置き去りにして、……決着をつけた。
*
「堪忍な。うちの方がまだ上手やわ」
うぅ……裏切られた……
こちらの一撃は、あっさり地面に受け流され、崩れた態勢に管狐を握りこんだ一撃を綺麗に貰った。
あの言い方だと絶対正面から撃ち合うと思うじゃないですか……
「しっかし久しぶりに羽伸ばしたなぁ。今日は楽しかったで」
結局私、姉御に教材にされていいようにされて、……というか一撃すら入れて無い気が……
「ほなチビッ子ども、しっかり経験積んで、焦らず強うなって、駆け足でうちのダンジョンに来るんやで!」
いや……私達の戦い見て、いけると思ってる人の方が少ないと思いますよ?
なんて私の思いとは裏腹に、
「「「おぉーーっ!」」」
と最早怒号に近い声を出す冒険者達。
それを聞いて、少しだけ笑い、煙管を吹かし、手をプラプラと振りながら、
カッポカッポと上機嫌に、姉御は帰って行った。
後日、ミヤさんから、
「マデラが最後まで人間だと思われてたらしく、あんな強さにまでなれると思ってみんな指南前より真剣に取り組むようになった。助かった」
なんて言われましたが、詐欺……じゃないですかねこれ。
*
はぁ、……あかんなぁ。無茶しすぎたわ。
自分のダンジョンに戻り、定位置に移動し、椅子にぐったりと身を投げる。
「壬、戊、お茶持って来てくれるか」
「「はーい」」
はは、脚笑てるし。《百狐夜行》使うて、不意打ち気味な事もして、マデラは羽も、尻尾すら出してない状態でようやくうちの勝ち。
しかももう少し長かったら、《百狐夜行》の消耗に耐えられんで押され始めてたやろし……。
相変わらずの最強なんやけどなぁ。マデラも。
本来はうちが霞む位の。
にしても今日はもうしんどいわ。……お茶飲んだらはよ寝よ。
と、実際はお茶が来るまで待たず、デタラメはあっさり、睡魔に負けた。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。
老聖女の政略結婚
那珂田かな
ファンタジー
エルダリス前国王の長女として生まれ、半世紀ものあいだ「聖女」として太陽神ソレイユに仕えてきたセラ。
六十歳となり、ついに若き姪へと聖女の座を譲り、静かな余生を送るはずだった。
しかし式典後、甥である皇太子から持ち込まれたのは――二十歳の隣国王との政略結婚の話。
相手は内乱終結直後のカルディア王、エドモンド。王家の威信回復と政権安定のため、彼には強力な後ろ盾が必要だという。
子も産めない年齢の自分がなぜ王妃に? 迷いと不安、そして少しの笑いを胸に、セラは決断する。
穏やかな余生か、嵐の老後か――
四十歳差の政略婚から始まる、波乱の日々が幕を開ける。
異世界へ行って帰って来た
バルサック
ファンタジー
ダンジョンの出現した日本で、じいさんの形見となった指輪で異世界へ行ってしまった。
そして帰って来た。2つの世界を往来できる力で様々な体験をする神須勇だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる