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第91話 目を覚ましたビアンカ
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俺とビアンカはエリーに乗って、帝国の砦まで戻ってきていた。そのまま、素通りしようとしていたのだが、そこを占領しただろうバルマの兵士たちに声を掛けられた。
『神の使徒様、よくぞご無事にお帰り下さいました。どちらに行かれていたのですか?』
『この先に帝国の秘密の研究所を見つけました。そこを壊滅し、ゲバン大臣の首を取ってきました。
そちらに捕まってる王国の者約20名を明日救出に行きたいので、こちらから20名ほど人手を貸して貰えると助かります。』
『なんと!!そのような施設を見つけ、既にお一人で壊滅済み…さらに、ゲバン大臣のような大物の首を取ってくるとは…さすが神の使徒様としか言えませんね!!
しかし、救助は明日でよろしいのですか?我々は今からすぐにでも一向に構いませんが…?』
『今日は、その施設で捕まっていた俺の婚約者が帝国の非道な実験によって、苦しめられ、弱っています。早くゆっくりと休めてあげたいのです!!』
『それは大変です!直ぐにこちらで部屋を用意しますので、そちらに運ばれて下さい!!』
『いいのですか?』
『勿論であります!直ぐにお食事も用意させますので、先ずはお部屋に案内致します。
そちらの乗られてる蜥蜴様は、こちらの大広間をお好きにお使い下さい。蜥蜴様にもどのようなものを好まれるのか教えて頂ければ、直ぐにお食事を用意させて頂きます。』
俺たちは、言葉に甘えて部屋を用意してもらい、ゆっくりすることにした。部屋はかなり豪華な部屋に案内され驚いたが、聞くと帝国の砦の隊長の部屋だったのでないかと言われた。
ビアンカは当然といえば当然だが、よっぽど疲れていたのだろう…翌朝になっても目を覚ますことはなかった。
俺は昨日部屋に入ってから、ずっと今まで離れていた分、ビアンカの側で手を繋いで寄り添い過ごした。
朝食が部屋に用意され、それを食べ終えると、昨日の兵がいつでも出かける準備は整っており、俺のタイミングで声を掛けてくれとのことだった。
『すいません。婚約者が未だに目を覚まさないのです。昼まで待ってもらっていいですか?
昼までに目を覚ますことがなかったら、寝せたまま俺が運びますので…』
『そのようなことをなさらずとも、出掛けてる間我々が警護の兵を立てて婚約者様はお守り致しますが…』
『申し出ありがとうございます。でも今は、婚約者と少しでも離れるのは嫌なんです…ずっと引き離されていて、ようやく再会出来たのです。
それに、目を覚ましたときに俺が傍にいなければ不安にさせてしまいますので…』
『そうでしたか…それでしたら場所だけ伺い、我々だけで向かいましょうか?』
『そうしてもらいたいのは山々なのですが、残念ながら俺が一緒に行かないと、入り口まで辿り着くことすら出来ない場所なのです…』
『それはどういう…?いえ、分かりました!では、神の使徒様の判断で我々にお声をお掛け下さい。20人はいつでも動けるよう待機させておきます。』
『ありがとうございます。何から何まですいません。』
『とんでもないです!神の使徒様のために動けて大変に光栄であります!!では、失礼致します!』
それから2時間後、とうとうビアンカが目を覚ました。
『ビアンカ!大丈夫か!?』
『ア…アラン…!?やっぱり夢ではなかったのね?苦しいとき、ずっとアランの声が聞こえてた…
最初は夢かと思っていたけど、私の心に響いてくる言葉が、段々私の知らないアランの話まで聞こえてきて、本当にアランが傍で励ましてくれてることに気付けたの!
アランありがとう!!』
『ビアンカこそ、よく生き残ってくれた!俺がもう少し早く助けられていたら…苦しい思いをさせずに済んだ筈なのに…ごめん…』
『アランは一生懸命助けてくれたんでしょ?それだけで十分よ!私も助かったみたいだし…
でも、あの実験は何だったのかしら?凄く苦しくて、痛くて、自分が消えてしまいそうになるのを必死に耐え続けていたわ…』
『っ!?ビアンカはその内容も知らないまま実験させられたんだね…
今ビアンカの体は、ダイヤウルフと一つになっているんだ。苦しかったのは、本来は違う生き物であるものが1つになったことへの拒絶反応だったんだ!
ビアンカはその苦しみに勝ち、今も生きている。でも、体は前のビアンカとはだいぶ変わってしまっている…』
『どういうこと?私はどうなってるの?』
『……っ。』
『ねぇ!アラン!答えてよ!!』
『…今のビアンカは、銀色で神秘的なウエアウルフのような外見になっている。。』
『何よそれ!?どんな悪い冗談なのよ?頑張って生き残ったのにそんな冗談酷いんじゃない?』
『…冗談ではないんだ……。』
ビアンカは、それでも信じることは出来ないようだったが、自分の体を見回し、変わってしまった手足を見て、それが事実であることを理解したようだ…
今も自身の顔を触り、顔の形が狼の形へ変化してることを確認している。
『何よこれ…私は人間じゃなくなったの?モンスターになっちゃったの??』
『違う!!姿は変わったけど、ビアンカは間違いなく人間だ!
そして、どんな姿に変わろうと、ビアンカは俺の愛する女性だ!!』
『でもこんな姿じゃ、みんな怖がって、普通の生活なんて出来っこない…』
辛そうな顔をしているビアンカの姿を見て、何とか励まそうと声を絞り出す…
『…きっとビアンカの姿を戻す方法がある筈だ!それを俺と一緒に探そう!?』
『どうやってこんな体にしたかも分からないのに、戻すことなんて無理に決まってるわ!今は気休めは余計に辛いわ…』
『方法は、実は分かってるんだ…しかし、それは非常に難しいことではあるんだ。
ビアンカの体をそのようにしたのは、グロクテス博士という帝国の科学者なんだ。彼は、「結合」というスキルを使って2つ以上の物を1つに纏めることが出来るらしい。その能力でビアンカとダイヤウルフを1つにしたらしいんだ。
それとは逆に、彼には「分解」というスキルがあり、2つ以上のものが合わさっているものを別々の物に分離することが出来るらしいんだ。そのスキルの存在は彼自身が認めていた!
それを使えば、ビアンカは元に戻れると思う…
…しかし、彼は生粋の科学者だった。自分の作品であるビアンカを余程の理由がない限り元に戻すように協力させるのは難しいと思う。
彼を協力させる方法を考えて、彼を見つけて、協力させる必要がある。
本来一番憎むべき相手に協力をして貰わないといけないのは辛い事だし、嫌な事だとは分かっている。でも、方法は分かっているなら、それに向けて2人で頑張ろう!?』
少しの間の後、ビアンカは思い出したように言ってくる。
『その博士って…ヒョッヒョッヒョッって言ってなかった?』
『あー言ってたな…変な笑い方だよな?』
『ほんとね。変な笑い声…
何か居場所の手がかりとか分かってるの?』
『実は今のところ何の手がかりもない。だから、それを探りに行こう!
あの施設には、ビアンカと一緒に馬車に乗っていた囚人が捕まったままなんだ。これからその救出にみんなで向かうんだけど、それが終わったらそのまま、俺とビアンカはグロクテス博士の追跡をしようかと思う。
勿論ビアンカの体調次第だけど…きついなら、追跡は明日以降でもいい!あと2日ほどで、この近くの街でアクティーとましろと待ち合わせをしているんだ。
何ならそれから始めてもいいよ!今はビアンカの体の回復が第一だ!!』
『大丈夫よ。私はもう動けるわ…むしろ、今までより力が溢れてくるくらいよ!
でも、それなら大剣が欲しいわ!』
『あー。俺も今ほとんど金無いんだよな…残ってた金のほとんどをアクティーたちに渡して、ビアンカを追いかけて来たから。
ここの兵士さんに聞いてみるかな…帝国の奴等の装備品が何か残っているかもしれないからな!?』
『どういうこと?』
『ここは、元々帝国の国境の砦だった場所なんだ。そこをビアンカの居場所を探すための情報を得ようと、俺とエリーで殲滅したんだ!
だから、ここには帝国の奴等の物が残っている筈なんだ。』
『エリー?だれそれ?
それに、2人で砦を殲滅って色々とおかしくない?』
『エリーはエリクサラマンダーの稀少種で、俺がテイムしたモンスターだ。ましろと同じで滅茶苦茶強い!
決して、俺が強くなったからそんな芸当が出来たわけではないから、そこは勘違いしちゃ駄目だ!』
『何で自分を落とす内容を自信満々に語ってるのよ…?』
『実際、俺の力なんて微々たるものなんだから仕方ないだろう…俺は周りの存在に助けられて何とかやっていけてるんだし。。
後でエリーを紹介するから、ビアンカもお礼言うんだぞ!ビアンカの救出のために物凄く無理して頑張ってくれたんだ!!』
『そうなのね…分かった!
何だか落ち着いたらお腹が空いてきちゃったわ!』
『そうか!食欲が出てるのは元気が出てきた証拠だ!!すぐご飯を準備してもらうようお願いしてくるよ。』
ビアンカは、まだ現実として受け入れきれては無さそうだが、元に戻る方法が0ではないことを知り少しは落ち着いたようだ。
これは、ビアンカにはとても言えない話なんだが…
俺は、ビアンカの姿がたとえこのままでも、生きてさえいてくれればそれでいいとさえ思える心境になっていたために、実はそれほど焦ってはいなかった…
あまりにも昨日ビアンカを失うかもしれないというギリギリの状況まで追い込まれた結果、姿がモンスターになってようと、温もりも感じられ、会話も出来る現状に妙に満足していたのだ。
しかし、やはり好きな相手が辛そうな姿を見るのは辛いことなので、出来ることならビアンカの姿を元に戻して、さらに平穏な日々を取り戻すことを密かに誓ったのだった。
『神の使徒様、よくぞご無事にお帰り下さいました。どちらに行かれていたのですか?』
『この先に帝国の秘密の研究所を見つけました。そこを壊滅し、ゲバン大臣の首を取ってきました。
そちらに捕まってる王国の者約20名を明日救出に行きたいので、こちらから20名ほど人手を貸して貰えると助かります。』
『なんと!!そのような施設を見つけ、既にお一人で壊滅済み…さらに、ゲバン大臣のような大物の首を取ってくるとは…さすが神の使徒様としか言えませんね!!
しかし、救助は明日でよろしいのですか?我々は今からすぐにでも一向に構いませんが…?』
『今日は、その施設で捕まっていた俺の婚約者が帝国の非道な実験によって、苦しめられ、弱っています。早くゆっくりと休めてあげたいのです!!』
『それは大変です!直ぐにこちらで部屋を用意しますので、そちらに運ばれて下さい!!』
『いいのですか?』
『勿論であります!直ぐにお食事も用意させますので、先ずはお部屋に案内致します。
そちらの乗られてる蜥蜴様は、こちらの大広間をお好きにお使い下さい。蜥蜴様にもどのようなものを好まれるのか教えて頂ければ、直ぐにお食事を用意させて頂きます。』
俺たちは、言葉に甘えて部屋を用意してもらい、ゆっくりすることにした。部屋はかなり豪華な部屋に案内され驚いたが、聞くと帝国の砦の隊長の部屋だったのでないかと言われた。
ビアンカは当然といえば当然だが、よっぽど疲れていたのだろう…翌朝になっても目を覚ますことはなかった。
俺は昨日部屋に入ってから、ずっと今まで離れていた分、ビアンカの側で手を繋いで寄り添い過ごした。
朝食が部屋に用意され、それを食べ終えると、昨日の兵がいつでも出かける準備は整っており、俺のタイミングで声を掛けてくれとのことだった。
『すいません。婚約者が未だに目を覚まさないのです。昼まで待ってもらっていいですか?
昼までに目を覚ますことがなかったら、寝せたまま俺が運びますので…』
『そのようなことをなさらずとも、出掛けてる間我々が警護の兵を立てて婚約者様はお守り致しますが…』
『申し出ありがとうございます。でも今は、婚約者と少しでも離れるのは嫌なんです…ずっと引き離されていて、ようやく再会出来たのです。
それに、目を覚ましたときに俺が傍にいなければ不安にさせてしまいますので…』
『そうでしたか…それでしたら場所だけ伺い、我々だけで向かいましょうか?』
『そうしてもらいたいのは山々なのですが、残念ながら俺が一緒に行かないと、入り口まで辿り着くことすら出来ない場所なのです…』
『それはどういう…?いえ、分かりました!では、神の使徒様の判断で我々にお声をお掛け下さい。20人はいつでも動けるよう待機させておきます。』
『ありがとうございます。何から何まですいません。』
『とんでもないです!神の使徒様のために動けて大変に光栄であります!!では、失礼致します!』
それから2時間後、とうとうビアンカが目を覚ました。
『ビアンカ!大丈夫か!?』
『ア…アラン…!?やっぱり夢ではなかったのね?苦しいとき、ずっとアランの声が聞こえてた…
最初は夢かと思っていたけど、私の心に響いてくる言葉が、段々私の知らないアランの話まで聞こえてきて、本当にアランが傍で励ましてくれてることに気付けたの!
アランありがとう!!』
『ビアンカこそ、よく生き残ってくれた!俺がもう少し早く助けられていたら…苦しい思いをさせずに済んだ筈なのに…ごめん…』
『アランは一生懸命助けてくれたんでしょ?それだけで十分よ!私も助かったみたいだし…
でも、あの実験は何だったのかしら?凄く苦しくて、痛くて、自分が消えてしまいそうになるのを必死に耐え続けていたわ…』
『っ!?ビアンカはその内容も知らないまま実験させられたんだね…
今ビアンカの体は、ダイヤウルフと一つになっているんだ。苦しかったのは、本来は違う生き物であるものが1つになったことへの拒絶反応だったんだ!
ビアンカはその苦しみに勝ち、今も生きている。でも、体は前のビアンカとはだいぶ変わってしまっている…』
『どういうこと?私はどうなってるの?』
『……っ。』
『ねぇ!アラン!答えてよ!!』
『…今のビアンカは、銀色で神秘的なウエアウルフのような外見になっている。。』
『何よそれ!?どんな悪い冗談なのよ?頑張って生き残ったのにそんな冗談酷いんじゃない?』
『…冗談ではないんだ……。』
ビアンカは、それでも信じることは出来ないようだったが、自分の体を見回し、変わってしまった手足を見て、それが事実であることを理解したようだ…
今も自身の顔を触り、顔の形が狼の形へ変化してることを確認している。
『何よこれ…私は人間じゃなくなったの?モンスターになっちゃったの??』
『違う!!姿は変わったけど、ビアンカは間違いなく人間だ!
そして、どんな姿に変わろうと、ビアンカは俺の愛する女性だ!!』
『でもこんな姿じゃ、みんな怖がって、普通の生活なんて出来っこない…』
辛そうな顔をしているビアンカの姿を見て、何とか励まそうと声を絞り出す…
『…きっとビアンカの姿を戻す方法がある筈だ!それを俺と一緒に探そう!?』
『どうやってこんな体にしたかも分からないのに、戻すことなんて無理に決まってるわ!今は気休めは余計に辛いわ…』
『方法は、実は分かってるんだ…しかし、それは非常に難しいことではあるんだ。
ビアンカの体をそのようにしたのは、グロクテス博士という帝国の科学者なんだ。彼は、「結合」というスキルを使って2つ以上の物を1つに纏めることが出来るらしい。その能力でビアンカとダイヤウルフを1つにしたらしいんだ。
それとは逆に、彼には「分解」というスキルがあり、2つ以上のものが合わさっているものを別々の物に分離することが出来るらしいんだ。そのスキルの存在は彼自身が認めていた!
それを使えば、ビアンカは元に戻れると思う…
…しかし、彼は生粋の科学者だった。自分の作品であるビアンカを余程の理由がない限り元に戻すように協力させるのは難しいと思う。
彼を協力させる方法を考えて、彼を見つけて、協力させる必要がある。
本来一番憎むべき相手に協力をして貰わないといけないのは辛い事だし、嫌な事だとは分かっている。でも、方法は分かっているなら、それに向けて2人で頑張ろう!?』
少しの間の後、ビアンカは思い出したように言ってくる。
『その博士って…ヒョッヒョッヒョッって言ってなかった?』
『あー言ってたな…変な笑い方だよな?』
『ほんとね。変な笑い声…
何か居場所の手がかりとか分かってるの?』
『実は今のところ何の手がかりもない。だから、それを探りに行こう!
あの施設には、ビアンカと一緒に馬車に乗っていた囚人が捕まったままなんだ。これからその救出にみんなで向かうんだけど、それが終わったらそのまま、俺とビアンカはグロクテス博士の追跡をしようかと思う。
勿論ビアンカの体調次第だけど…きついなら、追跡は明日以降でもいい!あと2日ほどで、この近くの街でアクティーとましろと待ち合わせをしているんだ。
何ならそれから始めてもいいよ!今はビアンカの体の回復が第一だ!!』
『大丈夫よ。私はもう動けるわ…むしろ、今までより力が溢れてくるくらいよ!
でも、それなら大剣が欲しいわ!』
『あー。俺も今ほとんど金無いんだよな…残ってた金のほとんどをアクティーたちに渡して、ビアンカを追いかけて来たから。
ここの兵士さんに聞いてみるかな…帝国の奴等の装備品が何か残っているかもしれないからな!?』
『どういうこと?』
『ここは、元々帝国の国境の砦だった場所なんだ。そこをビアンカの居場所を探すための情報を得ようと、俺とエリーで殲滅したんだ!
だから、ここには帝国の奴等の物が残っている筈なんだ。』
『エリー?だれそれ?
それに、2人で砦を殲滅って色々とおかしくない?』
『エリーはエリクサラマンダーの稀少種で、俺がテイムしたモンスターだ。ましろと同じで滅茶苦茶強い!
決して、俺が強くなったからそんな芸当が出来たわけではないから、そこは勘違いしちゃ駄目だ!』
『何で自分を落とす内容を自信満々に語ってるのよ…?』
『実際、俺の力なんて微々たるものなんだから仕方ないだろう…俺は周りの存在に助けられて何とかやっていけてるんだし。。
後でエリーを紹介するから、ビアンカもお礼言うんだぞ!ビアンカの救出のために物凄く無理して頑張ってくれたんだ!!』
『そうなのね…分かった!
何だか落ち着いたらお腹が空いてきちゃったわ!』
『そうか!食欲が出てるのは元気が出てきた証拠だ!!すぐご飯を準備してもらうようお願いしてくるよ。』
ビアンカは、まだ現実として受け入れきれては無さそうだが、元に戻る方法が0ではないことを知り少しは落ち着いたようだ。
これは、ビアンカにはとても言えない話なんだが…
俺は、ビアンカの姿がたとえこのままでも、生きてさえいてくれればそれでいいとさえ思える心境になっていたために、実はそれほど焦ってはいなかった…
あまりにも昨日ビアンカを失うかもしれないというギリギリの状況まで追い込まれた結果、姿がモンスターになってようと、温もりも感じられ、会話も出来る現状に妙に満足していたのだ。
しかし、やはり好きな相手が辛そうな姿を見るのは辛いことなので、出来ることならビアンカの姿を元に戻して、さらに平穏な日々を取り戻すことを密かに誓ったのだった。
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