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第29話
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鍛治場を後にした僕は、親方に言われた通り鑑定のスキルを覚えることにしました。
方法は簡単です。色々な人が作った作品である武器や防具をじっくりと観察することです。田舎では鍛治士や裁縫士の数が限られるので中々覚えることが難しいスキルなんですが、都会である王都では簡単なものです。
商品を見る振りをして、見て回るだけで大丈夫なんです。
親方からは100人分くらい見たら覚える筈だと言われてましたが、お店を2軒回ったところで覚えることができました。
《スキル 鑑定lv1 を覚えました》
試しに使おうと思ったところ、ちょうど見ていたナイフの横に自動的に文字が現れました。
鉄のナイフ
ランクH
《スキル 鑑定 のレベルが上がりました》
すぐにレベルが2に上がったようでまたアナウンスが流れました。すると、先ほどの鑑定の結果にさらに文字が増えました。
鉄のナイフ
ランク H
攻撃力 5
それから店にあった商品を鑑定しまくりました。鑑定のスキルを上げるのもですが、この後自分の作ったものを鑑定して比べてみたかったというのが本音です。店を出る頃には鑑定のスキルはレベル5まで上がっていました。
店を出て座れる場所を見つけると、異空間収納から先ほど僕が作ったナイフを取り出し見てみました。
鉄のナイフ
ランク H
攻撃力 15/15
耐久力 20/20
評 価 C
これが僕の作った鉄のナイフの鑑定結果でした。
店の商品を見る限り同じ武器や防具はどれもランクは同じようです。どうやらこの世界でのレア度を現してるようです。
攻撃力や耐久力は最大値と現在の状況を数字で見られるようになりました。これを見ればすぐにメンテナンスの必要を感じられますね。とても便利です。
最後に評価です。店の物はほとんどがE~Hランクだったので、Cはかなり高評価だと思います。こうやって作ったものが良い評価を受けられるのは制作者としては誇らしいです!
ちなみに村で作った僕の作った装備はどれもFとGランクでした。やはり僕の本来の実力では製作に使う道具も自分で作らないと高評価は得られないようです。
そう考えると裁縫の針も自分で作った方がいいかもしれません。下手をすると皮鞣し機すら手作りの必要が出てくるかもしれません。
.....
....
...
..
.
僕は今冒険者ギルドに向かっています。
昨日は羽ウサギ師匠の皮を納品した際、話があると言われたのですが、僕だけの用事だという話だったことと、お腹が空いていたことで後日改めて話を伺うということにしたのです。
現在の時刻は午後2時半とギルド内はとても空いています。
「すいません。Fランク冒険者ロンです。昨日お話があるということだったんですが、何の話だったんでしょうか?」
「少々お待ちください。お調べ致します。
分かりました。先日ソロでゴブリンジェネラルを討伐した実績を考慮してランクをFから1つ上がりまして、Eランクとするという決定が下されております。
それと本来はゴブリンジェネラルをソロで討伐できるのでしたらDランク、下手をすればCランクの実力があると考えられます。そこで特別にソロですが、1つ上のランクであるDランクのクエストまで受注可能とさせて頂きます。
ただし、無理をされて命を失わないようにくれぐれもお気をつけ下さい。」
「本当ですか?それは助かります!」
「ではランクを上げますので、紋をこちらに出してください。」
左肩にある剣と槍がクロスする冒険者の紋が、受付のお姉さんが魔道具を当てることによってうっすらと色が出てきました。
Dランクのクエストの成功報酬はFランクのものとは比べ物にならないくらいの収入になります。最近は訓練もあり、やらないといけないことが多い為、時々しかクエストをこなせていないので、1度である程度稼げるのは助かります。
早速残り物ばかりの掲示板を見てみました。
すると昨日したばかりの羽ウサギの皮のクエストが今日も残ってました。昨日の復習も兼ねて、今から急げば今日も銀貨5枚の稼ぎを得られるということで、大急ぎで東の山に向かうことにしました。
今日は1人なので昨日以上に本気のダッシュで向かいました。ニコルさんを抱えてこけたりできないので多少はセーブしてたのです。
そして山についてからも変わらずダッシュで登りました。
昨日の討伐した場所からさらに奥に進むと、予定通り羽ウサギを発見しました。予定とは違ったのは今日は3匹いたことです。
僕は今日もガープ師匠の言いつけ通り素手で戦います。
昨日とは違い、本来のレベルのステータスがあるので3匹いてもスピードでも遅れをとることはありません。常に気配を360度注意しながら戦えば、死角に回られても怖くありません。
昨日の復習としてフェイントを混ぜながら、羽ウサギたちの動きを誘導していきます。そこにパンチを当てるとステータスが上がってる分、一撃で羽ウサギは動かなくなりました。さらに、
《スキル 格闘lv1 を覚えました》
《スキル 格闘技lv1 を覚えました》
《攻撃技 風裂拳 を覚えました》
《攻撃技 風裂脚 を覚えました》
《スキル フェイントlv1 を覚えました》
と次々とスキルを覚えていきました。
僕は新しい攻撃技を試してみたくなり、早速使ってみました。
「風裂拳!」
スキルを発動すると腕が緑色の風に覆われ、手が手刀の形に固定されました。どうやらこの技は殴るのではなく、切り裂くことを目的とした技のようです。
羽ウサギが体当たりをしてきたので、試しにそれに合わせて横凪ぎに払ってみました。
すると風の刃がその横凪ぎに合わせて50センチほど伸び、僕の横凪ぎを避けつつ体当たりをしようとしていた羽ウサギの脚を「スパッ」と切り裂きました。
「ピギー!」
脚を失った羽ウサギは僕の追撃を避けられる訳もなく、次に僕の放った風烈脚の刃に首をきられることとなりました。
この技も空裂拳と同じように脚に風の刃の力が宿り払うことで相手を切り裂くことができるようです。
格闘技の最初の技が格闘では珍しい斬撃ダメージなのは、弱い魔物であっても魔物によっては打撃ではダメージを与えづらいものも多く存在してるからかもしれません。
既に2匹も倒しクエストは達成しているので、残り1匹となった羽ウサギは、しばらくは倒そうとせずフェイントの復習台に使わせてもらいました。
警戒する羽ウサギの動きを制限させたり、僕の思ったところに誘導させてみたりと色々と試していると再びアナウンスが流れました。
《スキル フェイント のレベルが上がりました》
ここまでくると、羽ウサギの動きは僕の思うがままとなりました。しばらくそれを楽しみましたが、そろそろ急がないと暗くなる前に街に戻れなくなるので羽ウサギを倒しました。
《レベルが上がりました》
《スキル 格闘 のレベルが上がりました》
フェイントの技術により確実に昨日より強くなっていることを実感できました。
新しく作ったナイフで急ぎ羽ウサギたちを解体していくと、その途中でさらにスキルを覚えました。
《スキル 解体術lv1 を覚えました》
解体術?解体じゃないんだ…
これは先々理由が分かるのですが、今の時点ではその理由は検討もついてませんでした。
街に戻る頃には空は薄暗くなっていました。
ギルドに報告に行くと3時間ほどでクエストを達成して戻ってきたことと、短時間で3匹も討伐していたことに驚かれました。
討伐した魔物の数は紋に残っている記録で分かるのだそうです。
羽ウサギの皮は需要があるので3回分依頼達成扱いにしてもらえました。つまりは銀貨15枚です!さらに羽ウサギの肉も併せて買い取って貰えたので、さらに銀貨1枚を追加で合計銀貨16枚です。
これだけあれば当面の生活費に困ることはない筈です!ランクアップの恩恵は本当にありがたいです!!
宿に戻ってランクアップの報告をすると、何とカッシュたちも先日のゴブリン討伐隊の際の活躍が認められて同じくEランクに上がったそうです。
この日はみんなでお祝いとなりました。
あの時の反省をしていないキースはまたすぐに酔いつぶれて、気持ち良さそうに眠ってました。
カッシュたちも順調に討伐クエストをこなしているようで、ランクが上がったこともあり、Dランクの討伐クエストにも慣れたら、今度は護衛クエストも受けてみたいと話していました。
護衛クエストか…僕はボッチの特性上護衛には向かないんだよな。
できないことを嘆いても仕方ない。幸い今はやらないといけないことも沢山あるんだ…明日からも頑張ろう!
方法は簡単です。色々な人が作った作品である武器や防具をじっくりと観察することです。田舎では鍛治士や裁縫士の数が限られるので中々覚えることが難しいスキルなんですが、都会である王都では簡単なものです。
商品を見る振りをして、見て回るだけで大丈夫なんです。
親方からは100人分くらい見たら覚える筈だと言われてましたが、お店を2軒回ったところで覚えることができました。
《スキル 鑑定lv1 を覚えました》
試しに使おうと思ったところ、ちょうど見ていたナイフの横に自動的に文字が現れました。
鉄のナイフ
ランクH
《スキル 鑑定 のレベルが上がりました》
すぐにレベルが2に上がったようでまたアナウンスが流れました。すると、先ほどの鑑定の結果にさらに文字が増えました。
鉄のナイフ
ランク H
攻撃力 5
それから店にあった商品を鑑定しまくりました。鑑定のスキルを上げるのもですが、この後自分の作ったものを鑑定して比べてみたかったというのが本音です。店を出る頃には鑑定のスキルはレベル5まで上がっていました。
店を出て座れる場所を見つけると、異空間収納から先ほど僕が作ったナイフを取り出し見てみました。
鉄のナイフ
ランク H
攻撃力 15/15
耐久力 20/20
評 価 C
これが僕の作った鉄のナイフの鑑定結果でした。
店の商品を見る限り同じ武器や防具はどれもランクは同じようです。どうやらこの世界でのレア度を現してるようです。
攻撃力や耐久力は最大値と現在の状況を数字で見られるようになりました。これを見ればすぐにメンテナンスの必要を感じられますね。とても便利です。
最後に評価です。店の物はほとんどがE~Hランクだったので、Cはかなり高評価だと思います。こうやって作ったものが良い評価を受けられるのは制作者としては誇らしいです!
ちなみに村で作った僕の作った装備はどれもFとGランクでした。やはり僕の本来の実力では製作に使う道具も自分で作らないと高評価は得られないようです。
そう考えると裁縫の針も自分で作った方がいいかもしれません。下手をすると皮鞣し機すら手作りの必要が出てくるかもしれません。
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昨日は羽ウサギ師匠の皮を納品した際、話があると言われたのですが、僕だけの用事だという話だったことと、お腹が空いていたことで後日改めて話を伺うということにしたのです。
現在の時刻は午後2時半とギルド内はとても空いています。
「すいません。Fランク冒険者ロンです。昨日お話があるということだったんですが、何の話だったんでしょうか?」
「少々お待ちください。お調べ致します。
分かりました。先日ソロでゴブリンジェネラルを討伐した実績を考慮してランクをFから1つ上がりまして、Eランクとするという決定が下されております。
それと本来はゴブリンジェネラルをソロで討伐できるのでしたらDランク、下手をすればCランクの実力があると考えられます。そこで特別にソロですが、1つ上のランクであるDランクのクエストまで受注可能とさせて頂きます。
ただし、無理をされて命を失わないようにくれぐれもお気をつけ下さい。」
「本当ですか?それは助かります!」
「ではランクを上げますので、紋をこちらに出してください。」
左肩にある剣と槍がクロスする冒険者の紋が、受付のお姉さんが魔道具を当てることによってうっすらと色が出てきました。
Dランクのクエストの成功報酬はFランクのものとは比べ物にならないくらいの収入になります。最近は訓練もあり、やらないといけないことが多い為、時々しかクエストをこなせていないので、1度である程度稼げるのは助かります。
早速残り物ばかりの掲示板を見てみました。
すると昨日したばかりの羽ウサギの皮のクエストが今日も残ってました。昨日の復習も兼ねて、今から急げば今日も銀貨5枚の稼ぎを得られるということで、大急ぎで東の山に向かうことにしました。
今日は1人なので昨日以上に本気のダッシュで向かいました。ニコルさんを抱えてこけたりできないので多少はセーブしてたのです。
そして山についてからも変わらずダッシュで登りました。
昨日の討伐した場所からさらに奥に進むと、予定通り羽ウサギを発見しました。予定とは違ったのは今日は3匹いたことです。
僕は今日もガープ師匠の言いつけ通り素手で戦います。
昨日とは違い、本来のレベルのステータスがあるので3匹いてもスピードでも遅れをとることはありません。常に気配を360度注意しながら戦えば、死角に回られても怖くありません。
昨日の復習としてフェイントを混ぜながら、羽ウサギたちの動きを誘導していきます。そこにパンチを当てるとステータスが上がってる分、一撃で羽ウサギは動かなくなりました。さらに、
《スキル 格闘lv1 を覚えました》
《スキル 格闘技lv1 を覚えました》
《攻撃技 風裂拳 を覚えました》
《攻撃技 風裂脚 を覚えました》
《スキル フェイントlv1 を覚えました》
と次々とスキルを覚えていきました。
僕は新しい攻撃技を試してみたくなり、早速使ってみました。
「風裂拳!」
スキルを発動すると腕が緑色の風に覆われ、手が手刀の形に固定されました。どうやらこの技は殴るのではなく、切り裂くことを目的とした技のようです。
羽ウサギが体当たりをしてきたので、試しにそれに合わせて横凪ぎに払ってみました。
すると風の刃がその横凪ぎに合わせて50センチほど伸び、僕の横凪ぎを避けつつ体当たりをしようとしていた羽ウサギの脚を「スパッ」と切り裂きました。
「ピギー!」
脚を失った羽ウサギは僕の追撃を避けられる訳もなく、次に僕の放った風烈脚の刃に首をきられることとなりました。
この技も空裂拳と同じように脚に風の刃の力が宿り払うことで相手を切り裂くことができるようです。
格闘技の最初の技が格闘では珍しい斬撃ダメージなのは、弱い魔物であっても魔物によっては打撃ではダメージを与えづらいものも多く存在してるからかもしれません。
既に2匹も倒しクエストは達成しているので、残り1匹となった羽ウサギは、しばらくは倒そうとせずフェイントの復習台に使わせてもらいました。
警戒する羽ウサギの動きを制限させたり、僕の思ったところに誘導させてみたりと色々と試していると再びアナウンスが流れました。
《スキル フェイント のレベルが上がりました》
ここまでくると、羽ウサギの動きは僕の思うがままとなりました。しばらくそれを楽しみましたが、そろそろ急がないと暗くなる前に街に戻れなくなるので羽ウサギを倒しました。
《レベルが上がりました》
《スキル 格闘 のレベルが上がりました》
フェイントの技術により確実に昨日より強くなっていることを実感できました。
新しく作ったナイフで急ぎ羽ウサギたちを解体していくと、その途中でさらにスキルを覚えました。
《スキル 解体術lv1 を覚えました》
解体術?解体じゃないんだ…
これは先々理由が分かるのですが、今の時点ではその理由は検討もついてませんでした。
街に戻る頃には空は薄暗くなっていました。
ギルドに報告に行くと3時間ほどでクエストを達成して戻ってきたことと、短時間で3匹も討伐していたことに驚かれました。
討伐した魔物の数は紋に残っている記録で分かるのだそうです。
羽ウサギの皮は需要があるので3回分依頼達成扱いにしてもらえました。つまりは銀貨15枚です!さらに羽ウサギの肉も併せて買い取って貰えたので、さらに銀貨1枚を追加で合計銀貨16枚です。
これだけあれば当面の生活費に困ることはない筈です!ランクアップの恩恵は本当にありがたいです!!
宿に戻ってランクアップの報告をすると、何とカッシュたちも先日のゴブリン討伐隊の際の活躍が認められて同じくEランクに上がったそうです。
この日はみんなでお祝いとなりました。
あの時の反省をしていないキースはまたすぐに酔いつぶれて、気持ち良さそうに眠ってました。
カッシュたちも順調に討伐クエストをこなしているようで、ランクが上がったこともあり、Dランクの討伐クエストにも慣れたら、今度は護衛クエストも受けてみたいと話していました。
護衛クエストか…僕はボッチの特性上護衛には向かないんだよな。
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