太陽のデイジー 〜私、組織に縛られない魔術師を目指してるので。〜

スズキアカネ

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Day's Eye 森に捨てられたデイジー

返却拒否の乳歯

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 獣人の結婚は番の誓いののち、巣ごもりといういわゆる蜜月期間がある。その間、番になった男女は新居という名の巣に籠もりきって過ごす。
 我が長兄も同様だ。結婚式の後、奥さんとなった女性と新居に籠もりっきりになっていた。未だその期間中だが、私は長兄と久々に会った。…いや、会ったというか会いに行ったというべきか。

「ごめんね、お籠りの時期に。来週になったらまた学校に戻るから、事前に挨拶しておこうと思って」

 本来は巣ごもり中のカップルに近づかないほうがいいのだが、私は人間であり、妹の立場なので例外だ。何が例外って…番を持った獣人はそれほど嫉妬深いってことなのだ。それとは他にも理由があるけどね…
 あとこれ、お母さんが持っていけって、と言ってかごに乗った果物を差し出す。

「ありがとう。そうか、次の帰省も5ヶ月後になるのか?」
「うん。その時にはいいお土産話を持って帰るから、兄さんもおめでた話用意しておいてね」
 
 私が冷やかすと、カール兄さんは「大人をからかうんじゃない」と私の頭をわしゃっと撫でてきた。
 いや、でももしかするともしかするかもだぞ。おめでたの時は手紙で知らせて欲しい。お祝い品を持って帰るからね。
 カール兄さん夫妻の蜜月は続行中なので、新婚夫婦の邪魔にならないように簡単に挨拶を済ませると早々にお暇した。

 
 そのまま引き返して家で勉強をしても良かったのだが、その日は妙に森に心惹かれた。森に呼ばれている気がしたのだ。森の奥へと入っていくのは何も初めてじゃない。幼少期からフラフラと一人森の中に入ってくことがあった。
 私が捨てられていたとされる場所に腰掛けて、しばらく空を見上げるのだ。森の中なので自分よりもうんと背の高い木々に視界が覆われて空が隠れてしまうけれど、ここから見上げる空の風景は妙に私の心を落ち着かせた。
 風が吹いて葉の擦れ合う音が聞こえる。私はゴロンとその場に転がると目を閉じた。すると、辺りに浮遊する元素たちの気配が伝わってきた。
 ここにいる元素たちは私の素性を知っているのだろうか。術者を守るために元素たちが勝手に動くことがあるとされているが……雷雨なんか降らせたら逆に危険だと思うんだけど。

「おい」

 その呼びかけに私はゆっくりと目を開いた。
 逆さに見えるのは憎たらしいいじめっ子の顔。

「また私の匂いを辿ってきたの?」

 この場所結構奥深くなのに、よくも探し当てられるな。流石犬…じゃない、狼の獣人。狼や犬とは骨格が全く違うのによく鼻が効くよね。どういう構造してるんだろう獣人って。

「…ていうかお前、カールと会ったのか? よくも平気だな」

 鼻を押さえて微妙な顔をするテオ。
 私はそれを不思議に思ったが、目をそらして頬をほのかに赤らめている奴の顔を見て理解した。

「…? あぁ、蜜月期の匂いとかなんとか? 私はそんなに鼻がきかないからね」

 その蜜月期間中は新婚夫婦の家には誰も近づかない。特に雄は気が立っているので怪我したくなければ近づくなってのが獣人間の常識。それに加えて、彼らの発情した匂いに影響を受けるそうだ。
 私は人間なのであまり影響受けないけどね。匂いとか全然わかんないもん。

 兄さんに頭撫でられただけで匂いが移ったのか。そんなに臭う? おさげにしている髪の匂いを嗅ぐが、やはりわからない。真面目な話、私はどんな匂いがするのか。この間はミアに見つかったし…
 テオは匂いをごまかすためか、辺りの草木や土の匂いを嗅ぎ、気を落ち着かせている。そういう風にしているとますます犬…あぁ、もともと獣人だから問題ないか。

「…お前、昔からよくここにいたよな」

 幾分か落ち着いたテオが振り返って言った。
 私は奴を見上げて首を傾げた。だから何だって。ここはエスメラルダ王国の領土だ。入っても特に問題はないはずだぞ。

「…自分が捨てられた場所とか…気分悪くねぇの?」

 テオは眉間にシワを寄せて、怒っているのか泣いているのかよくわからない複雑な表情を浮かべていた。私はテオから視線をそらして、大の字になったまま空を見上げる。
 空は変わりない青空。私は目を細めてその青さを目に焼き付けた。

「テオにはわからないでしょ。自分の出自が全くわからない不気味さなんて……私は知りたいのよ。自分が何者なのかを」

 少しばかり八つ当たり気味な言い方になってしまった。しかし元はと言えば無神経なことを聞いてきたテオが悪いから私は悪くないぞ。
 テオが反発して「可愛くねーの」といつものお決まり文句を吐き捨てるかと思ったけど、返ってきたのは「はっ」と鼻で笑う音である。

「お前はお前だろ。生意気なデイジー・マック」

 なんか今、小馬鹿にされた気がするんだけど。
 テオのくせに生意気だぞ。

 私がテオをジト目で睨みつけると、未だに寝転がっている私の腕を引っ張って無理やり身体を起こさせてきた。そしてテオは両手で……私の頭をわしゃわしゃわしゃっといささか乱暴に頭を撫でくりまわしたのだ。

「ちょっと! 髪が乱れるじゃないの!!」
「うるせっそんな匂いくっつけて村に戻るな! ひどい目にあうぞ!」

 だからってボサボサにする必要はないでしょ!?
 あーぁこれは櫛通さなきゃ…
 グチャグチャになった髪を撫でながら立ち上がると、目の前にいるテオを睨みあげた。図体ばかりでかくなりやがって…

「ん」
「……何よその手」

 私に向かって手のひらを向けて差し出してきたので、私は身構える。もうこれは脊髄反射である。このいじめっ子にはさんざんシバかれたから……
 私とテオは膠着状態になった。
 何だその手は。何をしてほしいんだ。食べ物なんか持ってないぞ。私が固まってテオを見上げていたからか業を煮やした奴が手をこちらに伸ばしてきた。
 私が頭を庇おうと防御態勢になると、持ち上げていた腕…というか手を握られた。

「……?」
「戻るぞ。ここは一応国境沿いだ。獣もいるから、弱っちいお前はすぐに食い散らかされるぞ」
「…いやあの…手…」

 なんでお手々つなぎよ。お手々つなぐような幼少期はとっくの昔に終わりましたよ。
 困惑する私のことはお構いなしにテオは前を見てずんずんと進む。私の歩幅なんて全く気遣いもせずに。だから私はつんのめりながら小走りで後をついていくしか出来ない。

 獣人の成長は早い。同年代の中でも私だけ子どもみたいに見えるのは仕方がないことだ。昔からこいつとは体格差があって喧嘩では勝てなかった。地面に押し倒されて、上に乗っかられてマウントをとられ…私はいつも悔しい思いをしていたんだ。
 なによその広い背中。ムカつくな。後ろから睨みつけるけど、テオは振り返らなかった。やけに奴のしっぽが忙しなく左右に揺れて、ボフボフと私のスカートにぶつかってくるんだけど…どういう気持ちの揺れなのそれ。

 ──太陽光のせいだろうか。後ろからちらりと見るテオの頬が赤らんで見えたのは。



 手を引っ張られて何処まで行くのかと思ったけど、奴はうちの前に到着すると、くるりと振り返り「とっとと風呂入れ。匂い付けたまま村をうろつくんじゃねーぞ」と命令してきた。偉そうなその態度がムカッとしたので、私は唇を不満に歪めた。
 そんなに私は臭いのか。

 ていうか思い出した。あれだ。あれをこいつに返そうと思っていたんだ。
 ちょっとここで待っとけと命じて家の中に入ると、自分の部屋に置いてあった例の物を手にとった。扱いに困ってハンカチに包んだままのそれ。
 テオに押し付けられた乳歯を返却してしまおう。

 ……そう、思ったのだけど。

「これ返す」
「…は?」

 奴は急に不機嫌になって私を睨みつけてきた。
 柄になくぎくりと怯んだ私だったが、毅然とした態度で「あんたの歯をもらっても扱いに困る!」と言い返すと、テオはなんだかイライラした様子で唸っていた。

「返却拒否だ。身に付けられるように加工してもらえば?」
「なんでよ!」

 なんで私があんたの乳歯をアクセサリーにしなきゃいけないのさ! 犬歯を見せてぐるぐる唸られても困る。威嚇すんな。
 不機嫌になったテオは踵を返すとその場から走って帰ってしまった。

 ほとほと困り果てた私はその翌日にテオの家まで出向き、出迎えてくれたテオのお母さんに事情を話してその歯を返却しようとした。
 だけどおばさんは困ったように首を傾げ、尻尾をたらんと垂らしていた。

「迷惑じゃなきゃ取っといてあげて」

 苦笑いしながら言われた意味深な言葉に私は戸惑った。事実上の返却拒否である。
 仕方なくハンカチに乳歯を包み直す。
 これは困ったぞ。どうしたらいいんだ。ネックレ…いやいや、私があいつの乳歯をネックレスにして首にかける理由なんてないぞ。この歯をもらった理由が【男避け】だからね!
 全く失礼しちゃうよ! 私は男漁りに学校に行っているわけじゃないってのに!



 数日後、新学期が始まる時期が近づいてきたので、国から派遣された乗合馬車がお迎えに来た。行きは一番遠いうちから出発なので、私は他の人よりも出発が早いのだ。
 家族に見送られながら荷物を載せていると、いつの間にかテオの姿もそこにあった。

「男に騙されんじゃねーぞ!」
「だから男漁りに行ってるんじゃないってば!」

 この期に及んでまだ言うか!
 皆の前でそういう事言うのやめてくれる!?

「彼氏か?」
「違います!」

 顔見知りになった馭者のおじさんに問われたので私は力いっぱい否定しておく。
 ただの腐れ縁の幼馴染だ!

 ガラガラと車輪が音を立てて動き出した。
 2学期制の魔法魔術学校。
 再び私の勉強漬けの毎日が始まるのである。
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