太陽のデイジー 〜私、組織に縛られない魔術師を目指してるので。〜

スズキアカネ

文字の大きさ
122 / 209
Day‘s Eye 魔術師になったデイジー

第二部登場人物設定

しおりを挟む
《シュバルツ王国内の領地について》

フォルクヴァルツ…北のハルベリオンとエスメラルダ辺境に位置する。ハルベリオンに攻め入られ、多くの被害を被った領地。過去にはシュバルツの砦と言われていた。
デイジーの育った獣人村の隣に位置する。

ビルケンシュトック…エスメラルダと南国グラナーダ辺境に位置する。工業が盛んな領地。

シャウマン…ビルケンシュトック隣に位置する伯爵領。農業が盛ん。ビルケンシュトックと事業の共同運営している。


※貴族社会では魔力のない人間は価値がないと見なされる傾向がある。
魔力を持つ両親から生まれた、魔力なしの子どもを魔なしと呼ぶ。


《第二部登場人物まとめ》

【還らずの森】

ルル
還らずの森の谷底ドラゴン
父親は運命の番の元へ行き、捨てられた母親は狂って死んだ。
独り身の老ドラゴンが哀れんで育んでくれたが、その彼もハルベリオンの兵士によって殺害される。
ひとりぼっちになってしまったのでデイジーと旅に出ることにした。デイジーと一心同体の術で契約しており、意思疎通が出来てヒト化も可能。
120歳超えだが、人間に当てはめると11・12歳位の少女。


メイ
デイジーに命を救われた姉狼。恩返しのためにデイジーの眷属に。
よく弟から食べ物を奪っている。


ジーン
迷子のところをデイジーに保護された弟狼。乱入する形でデイジーの眷属になった。
いかつい見た目の割に甘えん坊。


【シュバルツ王国】

ラウル・シュバルツ
シュバルツ王国の王太子。
アステリア(デイジー)の婚約者だった相手。現在は白紙撤回となっている。
大巫女に懸想している。白金色の髪と青灰色の瞳を持つ。


大巫女アレキサンドラ
シュバルツ王国の大巫女。元伯爵令嬢だったが、神殿入りして俗世を捨てた。
女神を敬愛する金髪碧眼の美しい少女。
彼女の父と兄はとんでもない節操なしで、彼らに嫌気が差して、神殿入りしたと言われている。


【フォルクヴァルツ家】

ゲオルク・フォルクヴァルツ
辺境伯。デイジーの実父。
偶然ではあるが、発作を起こしているところを生き別れの娘によって命を救われた。


マルガレーテ・フォルクヴァルツ
ゲオルグの妻であり、デイジーの実母。
行方不明である娘の事を想って病んでいた。デイジーと同じ色、似た面差しをしている。


ディーデリヒ・フォルクヴァルツ
デイジーの実兄。
他の貴族青年よりも明らかに苦労して育った人。妹のことは一歩下がって見ている。比較的冷静な人。


※消えた姫君…シュバルツ侵攻の際に混乱に巻き込まれて消えたフォルクヴァルツ辺境伯令嬢のこと。


(使用人)
女家庭教師 ギルダ・ヒンケル
元子爵令嬢だった。魔なしのため家を追い出され、自力で職についた家庭教師。
しかし歪んだ貴族・魔術師コンプレックスを持っており、デイジーをイビって追い詰める。
後に解雇となった。


ロジーナ(故人)
男爵家出身だったが、魔なしだったため家を追い出された。メイド育成校で優秀な成績を修めたためマルガレーテによってお世話役に抜擢された。
シュバルツ侵攻で主人となる赤子を守り、命を落とした。


【シャウマン家】

エドヴァルド・シャウマン
シャウマン伯爵の嫡男で魔なし。貴族社会では致命的欠陥のため、冷遇されるが腐らず自分の能力を発揮させて内政を執り行う。領民や使用人たちに慕われている。
母親の長患いを治してもらうためにデイジーに頭を下げて、診に来てもらった経緯がある。


シャウマン伯爵
愛人と愛人との間に出来た子と豪遊している。一時は圧政を行い、民を苦しめてきた。現在の内政は嫡男に投げている。
正妻とは政略結婚で、十数年会話していない。
色々あった後に隠居生活する。


シャウマン伯爵夫人
原因不明の病のため、長年寝たきりになって表舞台にでていない。
一人息子のエドヴァルドを見捨てず、魔なしとしての生き方を師事した強い女性でもある。


【ビルケンシュトック工業の街の人達】

ベル
道具工房の跡継ぎ娘。
デイジーの注文を受けてドラゴン革のブーツを作った。大やけどを負った際にデイジーに救われる。


ダン
ベルの父親で工房の店主。腕が良く、心許した人には色々良くしてくれる。


【敵国・ハルベリオン】

島流しになった犯罪者や行き場をなくしたならず者が流れ込む不毛の土地。
奪う殺すが日常となっている。法律はあってないもの。力が物を言う国。


キッカ
還らずの森で出会ったハルベリオンの少女。母親は海の向こうの東の国の出身で、出稼ぎ中に父親に拉致されて連れてこられたらしい。デイジーよりも3歳ほど年下。
ハルベリオンや父親を憎んでいる。


ハルベリオン王
謎の多い人物。
かのリリス・グリーン事件に一枚噛んており、エスメラルダ転覆を目論んでいた。不治の病の噂がある。


フェアラート
元シュバルツの高等魔術師。仄暗いことをし続け、ゲオルクに密告されて国外追放された。庶民出身で才能はあったものの、野心に燃えて狂ってしまった人間。
デイジーの実父であるゲオルクを恨んでいる。


カミル・マクファーレン
数々の悪事により、貴族の生家を追い出された。祖国を裏切って悪事に手を染めた。デイジーのことを逆恨みしてる。


【獣人の村】

レイラ・バーンズ
デイジーの2歳下の狼獣人の少女。別の村出身。獣人村の婚活パーティでテオと出会う。テオの運命の番。


ブルーノ
レイラの幼馴染の大猩々おおしょうじょう獣人の青年。レイラを恋い慕っているはずだが、テオとレイラを番わせようと躍起になっている。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~

放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」 大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。 生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。 しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。 「すまない。私は父としての責任を果たす」 かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。 だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。 これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。

やけに居心地がいいと思ったら、私のための愛の巣でした。~いつの間にか約束された精霊婚~

小桜
恋愛
ルディエル・アレンフォードは森に住む麗しの精霊守。 そんな彼が、いよいよ伴侶を迎えようと準備を始めているらしい。 幼馴染という関係に甘んじていたネネリア・ソルシェは、密かにショックを受けていた。 そろそろ彼との関係も終わらせなければならないけれど、ルディエルも精霊達もネネリアだけに優しくて――? 「大丈夫。ずっと居たいと思えるような場所にしてみせるから」 鈍感なネネリアと、一途で奥手なルディエル。 精霊に導かれた恋は、本人だけが気づかない。

私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。

小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。 「マリアが熱を出したらしい」 駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。 「また裏切られた……」 いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。 「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」 離婚する気持ちが固まっていく。

勘違いで嫁ぎましたが、相手が理想の筋肉でした!

エス
恋愛
「男性の魅力は筋肉ですわっ!!」 華奢な男がもてはやされるこの国で、そう豪語する侯爵令嬢テレーゼ。 縁談はことごとく破談し、兄アルベルトも王太子ユリウスも頭を抱えていた。 そんな折、騎士団長ヴォルフがユリウスの元に「若い女性を紹介してほしい」と相談に現れる。 よく見ればこの男──家柄よし、部下からの信頼厚し、そして何より、圧巻の筋肉!! 「この男しかいない!」とユリウスは即断し、テレーゼとの結婚話を進める。 ところがテレーゼが嫁いだ先で、当のヴォルフは、 「俺は……メイドを紹介してほしかったんだが!?」 と何やら焦っていて。 ……まあ細かいことはいいでしょう。 なにせ、その腕、その太もも、その背中。 最高の筋肉ですもの! この結婚、全力で続行させていただきますわ!! 女性不慣れな不器用騎士団長 × 筋肉フェチ令嬢。 誤解から始まる、すれ違いだらけの新婚生活、いざスタート! ※他サイトに投稿したものを、改稿しています。

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

酒飲み聖女は気だるげな騎士団長に秘密を握られています〜完璧じゃなくても愛してるって正気ですか!?〜

鳥花風星
恋愛
太陽の光に当たって透けるような銀髪、紫水晶のような美しい瞳、均整の取れた体つき、女性なら誰もが羨むような見た目でうっとりするほどの完璧な聖女。この国の聖女は、清楚で見た目も中身も美しく、誰もが羨む存在でなければいけない。聖女リリアは、ずっとみんなの理想の「聖女様」でいることに専念してきた。 そんな完璧な聖女であるリリアには誰にも知られてはいけない秘密があった。その秘密は完璧に隠し通され、絶対に誰にも知られないはずだった。だが、そんなある日、騎士団長のセルにその秘密を知られてしまう。 秘密がばれてしまったら、完璧な聖女としての立場が危うく、国民もがっかりさせてしまう。秘密をばらさないようにとセルに懇願するリリアだが、セルは秘密をばらされたくなければ婚約してほしいと言ってきた。 一途な騎士団長といつの間にか逃げられなくなっていた聖女のラブストーリー。 ◇氷雨そら様主催「愛が重いヒーロー企画」参加作品です。

【完結】成りすましの花嫁に、祝福の鐘は鳴る?

白雨 音
恋愛
代々、神に仕える一族、モード家の直系の娘は、《聖女の光》を持って 生まれると言われているが、三姉妹の真中、クレアは違った。 《聖女の光》を持たずに生まれたクレアは、不遇の少女時代を送り、 二十歳を迎える頃には、すっかり気弱でお人好しの娘に育っていた。 一方、聖女として頭角を現し始めた妹のロザリーンは、隣国の王から妃にと望まれる。 クレアは妹付きの侍女として、一緒に隣国に行く事になるが、途中、一行は賊に襲われてしまう。 だが、それは王との結婚を望まぬロザリーンの策謀だった___ ロザリーンと間違われ、王宮で手厚く保護されたクレアだったが、 聖女の力が使えないと分かるや否や、王は激怒する。 王を執り成し、クレアの窮地を救ってくれたのは、騎士団長のオーウェン。 だが、その為に、彼は行き場の無い花嫁(クレア)との結婚を命じられてしまう___ 異世界恋愛:短めの長編  ※18禁にしていますが、ささやかなものです。《完結しました》 お読み下さり、お気に入り、エール、ありがとうございます☆ 

処理中です...