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EP15 彼女の「願いごと」(前編)
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ハッキリ言って、未那月美紀(みなつきみき)という人間はかなり底意地悪な性格をしている。彼女は、陽真里(ひまり)の調査を「神室(かむろ)くんにしか出来ない任務」だと断言したのだから。
夕星(ゆうせい)はARAs(エリアズ)の誰よりも陽真里のことをよく知っている。だから彼女のプライベートな空間を見れば、おかしな点を見つけ出すことは容易であった。
今の自分には「陽真里が危険なエゴシエーターだった」という証拠を見つけることも、その逆に「自分の幼馴染はいたって善良な人間だった」と証明することだって出来るのだ。
(ヒバチ……今日お前の元を訪ねたのは、お前が怪獣を生み出すようなエゴシエーターじゃないって証明するためなんだ)
誰にも明かせぬ決意を秘めたまま、夕星は彼女の自室へと通された。
「適当に座ってて。私は何かお茶菓子と飲み物を探してくるから」
「えっと、俺を部屋に上げたのは説教のためじゃなかったのか?」
「それはそうだけど。私の部屋に上げた以上、夕星はお客さんなの。だったらちゃんともてなさなくちゃ。飲み物はミルクティーで良い?」
「あっ、いや……俺甘ったるいのは……」
「格好付け」
彼女がクスりと漏らした。
「本当はブラックコーヒーも飲めないくせに」
「別に良いだろ! 甘過ぎるのも、苦過ぎるのもどっちもダメなんだよ!」
「わかった、わかった。アンタの分は甘さ控えめで作るから少し待ってて。……けど、ちょっと懐かしいかも」
「夕星がこうやってうちに遊びに来てくれるのも」と口にした彼女の表情はほんの少し頬が緩んでいるように見えた。
なんだか今日の陽真里は少しフワフワと浮かれている。無防備だったり、急に浮かれてみたりと、何を考えているのかイマイチよく分からない。年頃の少女というものは夕星にとって難解だ。
「それじゃあ、すぐに戻るから。あと、部屋は散らかさないでね」
彼女はそれだけ言い残すと、鼻歌を口ずさみながらキッチンの方へ行ってしまった。
「アイツ……やけに機嫌が良さそうだったけど、なんか良いことでもあったのか?」
考えたところで、自分に答えが出せるわけでもない。それに一人きりで取り残されたこの状況は、陽真里のことを調べる絶好のチャンスではないか。散らかすなとは言われたが、これもすべては彼女の疑いを晴らすためだ。
ベットや勉強机のレイアウトは小学生の頃からあまり変わっていないようで、特に目新しい印象はない。それに彼女は物を大切にするタイプだから、小学生の頃に飾っていたぬいぐるみなんかも大切に保管されている。
見て取れる限りでもここは、「この世界に怪獣がいたら」と願うようなエゴシエーターの自室に思えない。
シャッター音を消したカメラで部屋の写真を収めながら、夕星は思案する。今の自分は裁判で言うところの〝弁護側〟に立場が近いのではないだろうか、と。
夕星が果たすべき職務は、「動機」も「凶器」も存在しないことを立証し、被告に危険性がないと証明することだ。
そして、部屋の写真程度ならARAsでも簡単に入手できるはず。それだけでは
「陽真里=怪獣を生み出したエゴシエーター」という疑いを晴らす証拠としても弱い。
もっと確信的な証拠が必要なのだ。例えば、秘密の金庫の中。その中からも疑わしきものが出てこなければ、未那月の疑念を払拭する一つの根拠になる筈。
「アイツの秘密の隠し場所が小さい頃から変わってなければ、」
秘密の隠し場所としてまず真っ先に思いつくのは押し入れの奥や、鍵の付いた引き出しの中だ。
だが、夕星は知っていた。幼馴染である彼女が隠し事をするなら、決まって本棚の奥を選ぶことを。
巻数ごとに規則正しく整頓された漫画本を、一冊ずつ奥の方へと押し込んでゆく。すると数冊が途中で何かに引っ掛かった。
「ここだな」
本を取り出して覗き込めば、そこには縦長をした不透明なケースが隠されている。振ってみれば中には何かが入っているようだが、中に詰まっているのは、おもちゃの宝石が嵌められたアクセサリーや指輪の類だ。
これはどっちも小学生時代の夕星がプレゼントしたもので、アクセサリーの方がお祭りの景品に、指輪は駄菓子のクジで手に入れたものを彼女に渡した気がする。
けれど、こんなチープな品をどうして大事にしているのか? 今の陽真里ならもっと良いものを購入できるはずなのに。
「……ん?」
やはり自分に女心は分からないと痛感していると、ケースの底の方に何か紙片のようなものが潜ませてあることに気付いた。
それを捲り、夕星はハッとする。
紙片の正体は短冊を模したメッセージカードだ。きっと陽真里が縦長のケースを用意した理由は、このカードを折り曲げてシワをつけたくなかったからだろう。
それ程まで大切に隠されたカードには「スターレター・プロジェクト」とあった。
「────たくさんおともだちがほしいです。一ねん三くみ・ふじ森ひまり」
今と変わらず生真面目そうに、それでも幼さを残す文字で書かれていた文字の羅列こそ、彼女の「願いごと」であった。
夕星(ゆうせい)はARAs(エリアズ)の誰よりも陽真里のことをよく知っている。だから彼女のプライベートな空間を見れば、おかしな点を見つけ出すことは容易であった。
今の自分には「陽真里が危険なエゴシエーターだった」という証拠を見つけることも、その逆に「自分の幼馴染はいたって善良な人間だった」と証明することだって出来るのだ。
(ヒバチ……今日お前の元を訪ねたのは、お前が怪獣を生み出すようなエゴシエーターじゃないって証明するためなんだ)
誰にも明かせぬ決意を秘めたまま、夕星は彼女の自室へと通された。
「適当に座ってて。私は何かお茶菓子と飲み物を探してくるから」
「えっと、俺を部屋に上げたのは説教のためじゃなかったのか?」
「それはそうだけど。私の部屋に上げた以上、夕星はお客さんなの。だったらちゃんともてなさなくちゃ。飲み物はミルクティーで良い?」
「あっ、いや……俺甘ったるいのは……」
「格好付け」
彼女がクスりと漏らした。
「本当はブラックコーヒーも飲めないくせに」
「別に良いだろ! 甘過ぎるのも、苦過ぎるのもどっちもダメなんだよ!」
「わかった、わかった。アンタの分は甘さ控えめで作るから少し待ってて。……けど、ちょっと懐かしいかも」
「夕星がこうやってうちに遊びに来てくれるのも」と口にした彼女の表情はほんの少し頬が緩んでいるように見えた。
なんだか今日の陽真里は少しフワフワと浮かれている。無防備だったり、急に浮かれてみたりと、何を考えているのかイマイチよく分からない。年頃の少女というものは夕星にとって難解だ。
「それじゃあ、すぐに戻るから。あと、部屋は散らかさないでね」
彼女はそれだけ言い残すと、鼻歌を口ずさみながらキッチンの方へ行ってしまった。
「アイツ……やけに機嫌が良さそうだったけど、なんか良いことでもあったのか?」
考えたところで、自分に答えが出せるわけでもない。それに一人きりで取り残されたこの状況は、陽真里のことを調べる絶好のチャンスではないか。散らかすなとは言われたが、これもすべては彼女の疑いを晴らすためだ。
ベットや勉強机のレイアウトは小学生の頃からあまり変わっていないようで、特に目新しい印象はない。それに彼女は物を大切にするタイプだから、小学生の頃に飾っていたぬいぐるみなんかも大切に保管されている。
見て取れる限りでもここは、「この世界に怪獣がいたら」と願うようなエゴシエーターの自室に思えない。
シャッター音を消したカメラで部屋の写真を収めながら、夕星は思案する。今の自分は裁判で言うところの〝弁護側〟に立場が近いのではないだろうか、と。
夕星が果たすべき職務は、「動機」も「凶器」も存在しないことを立証し、被告に危険性がないと証明することだ。
そして、部屋の写真程度ならARAsでも簡単に入手できるはず。それだけでは
「陽真里=怪獣を生み出したエゴシエーター」という疑いを晴らす証拠としても弱い。
もっと確信的な証拠が必要なのだ。例えば、秘密の金庫の中。その中からも疑わしきものが出てこなければ、未那月の疑念を払拭する一つの根拠になる筈。
「アイツの秘密の隠し場所が小さい頃から変わってなければ、」
秘密の隠し場所としてまず真っ先に思いつくのは押し入れの奥や、鍵の付いた引き出しの中だ。
だが、夕星は知っていた。幼馴染である彼女が隠し事をするなら、決まって本棚の奥を選ぶことを。
巻数ごとに規則正しく整頓された漫画本を、一冊ずつ奥の方へと押し込んでゆく。すると数冊が途中で何かに引っ掛かった。
「ここだな」
本を取り出して覗き込めば、そこには縦長をした不透明なケースが隠されている。振ってみれば中には何かが入っているようだが、中に詰まっているのは、おもちゃの宝石が嵌められたアクセサリーや指輪の類だ。
これはどっちも小学生時代の夕星がプレゼントしたもので、アクセサリーの方がお祭りの景品に、指輪は駄菓子のクジで手に入れたものを彼女に渡した気がする。
けれど、こんなチープな品をどうして大事にしているのか? 今の陽真里ならもっと良いものを購入できるはずなのに。
「……ん?」
やはり自分に女心は分からないと痛感していると、ケースの底の方に何か紙片のようなものが潜ませてあることに気付いた。
それを捲り、夕星はハッとする。
紙片の正体は短冊を模したメッセージカードだ。きっと陽真里が縦長のケースを用意した理由は、このカードを折り曲げてシワをつけたくなかったからだろう。
それ程まで大切に隠されたカードには「スターレター・プロジェクト」とあった。
「────たくさんおともだちがほしいです。一ねん三くみ・ふじ森ひまり」
今と変わらず生真面目そうに、それでも幼さを残す文字で書かれていた文字の羅列こそ、彼女の「願いごと」であった。
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