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第八話 毒と血肉
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この世界に来て、最も困ったのは食料だった。
こちらの食料は私にとって、毒だった。パンも肉も腹を壊す、嘔吐する、目眩がする、気が遠のく、湿疹が出る。
だから自分で、必死になって片っ端から口に入れて、自分に合う食べ物を見つけていった。結果、私の食べられるものは、毒性のあるものばかりだった。
試したことはないけれど、私の血肉は毒に染まっている。
「泣くな、エイシャ」
宥めるように大きな手のひらに頭を撫でられる。
「泣かずに居られましょうか。いい加減退いて下さい、起きたいです」
最後に頭をひと撫でして隊長がベッドから降りたので、起き上がって涙を拭う。
ん? 服が……。まぁいいや、下着が代わっているわけでなし。乙女の如く恥じらうには、私はとうが立ち過ぎている。
「服は私が替えた」
「……そう、ですか。ええと、なぜ?」
わざわざ要らぬ情報を教えてくれた隊長を見上げる。
耳をほんのり赤くして、腕を組んで横を向いた隊長はぼそぼそと答えてくれた。
「妻の着替えをさせるのは、夫の役目だろう」
「……つま? おっと?」
思いもしなかった答えに、脳みそのねじが数本飛んだのかと思った。どっちの、ネジが、とは言わない。
こちらの世界の婚姻は……そうだ、あれだ。役所に行って、歴代の婚姻者の名簿であるところの誓約書の一行にサインして終了だ。
「誓約書にサインした覚えはありませんし。今後も、誰ともサインする予定はございません」
きっぱりと言い切れば、隊長の視線が戻ってくる。
「もういつもの調子に戻ったか。復帰が早いな」
「いつの時も、冷静であれとお教え下さったのは隊長です」
睨み合うように視線を合わせる。
その視線を先に外したのは隊長の方だった。立っていた隊長は、ベッドの端に腰掛けてきた。
ベッドに正座して隊長の方を向き、深く頭を下げる。ジャパニーズ土下座。
「エンボルグ隊長、長い間お世話になりました。辞表は私の机の引き出しに入っております」
「なにを言い出すかと思えば。笑えん冗談だ」
「笑って貰うつもりも、冗談のつもりもありません」
頭を上げた私を、射るような視線が突き刺す。
しかし、ここで引くわけにはいかないので、こちらも眼力を強くする。三十代目前の独身女の眼力を受けてみよ!
……やっぱ駄目だ……歴戦の戦士には、勝てないわ……。
早々に目をそらし。負け戦に肩を落とす。
「なぜ辞めようとする?」
ベッドの上についていた手に隊長の手が重ねられ、無骨だが繊細な動きも可能な指が手の甲をすりすりと撫でる。
手の温もりと、皮膚のこすれる感触に、ざわざわと肌がざわめき、胸がドキドキする。
手首にするりと指がまわり、袖口から長い指が入り込んで、見えない肌まで撫でる。
「エイシャは、私の副官で。これからは妻だ。仕事を辞めて家に入るのもいいが、正直に言えば、君の事務処理能力は手放しがたいので、子ができるまで両立してもらえると、助かる」
「で、ですから。なぜ妻などと! それに、私、子はつくれませんっ」
悲鳴のようにあげた声は、思いの外、大きかった。
そして、私の胸の内に入ったヒビも、大きかった……。
胸が、痛む。
「見たでしょう、私が、バンガーキュートを食べるのを。私の食料はすべて毒を含むものばかりです。こんな私が、誰かと、契れるわけがないじゃないですか……私の中の、血も、肉も、毒でできて――んんっ!?」
話の途中の唇を、強引に奪われた。
私の血肉は毒だと言っているのに! 馬鹿かこのひとは!
必死に頭を振って逃げようとするのに、人工呼吸のように大きく口を覆い、口腔内に深く舌を差し込まれる。
息苦しい程のそれを噛んでしまおうかとも思ったけれど、傷口に直接唾液が触れる方が危険だと気付いてしまえば、必死に舌で押し出すくらいしか抗いようがない。
「んんっ! んっ! んっ!」
隊長の服を引き、厳つい肩を押し、叩いたのに……っ。
涙が零れ、心の中で悲鳴を上げた。
やめて、やめてよ!
ようやく離れていった彼の濡れた唇が、宥めるように小さなキスを繰り返す。
「泣かないでくれ、エイシャ。お前を泣かせたいわけじゃないんだ」
その涙さえ、彼は唇で吸い取ってしまう。
「わ、わたしのっ、体液が、毒だって、言ったのにっ。隊長のばかっ!」
「毒ではない、毒ではないから、大丈夫だ」
泣く私を抱きしめて、隊長の手のひらが、宥めるように背中を撫でてくる。
「お前の唾液が毒だというのなら、私の唾液もエイシャにとって毒になるだろう? 苦しいか? 辛いところはあるか?」
言われて気付く。そうだ、彼の食料は私にとって毒で……ということは、私にとっても隊長の体液は毒の筈なのに――。
「な……なんでも、ない。へいきです」
「だろう? 食料が違っても、体の栄養になっているだけなんだ。だから、血肉に毒が含まれているわけじゃない。理解したか?」
優しく問われて、実際に体に異変がないから、納得せずにはいられなくて……そうであってほしくて、彼の胸でコクリと頷いた。
「最初は、まだ子供だと思っていた。その割には大人びていたが、まぁ、なんというか、小さいし幼げな顔立ちだったから」
「……民族的特徴です」
「途中で、そうだと気づいた。幼げな風貌も、小柄な体も。だけど、体型は成熟した女性のものだったからな」
いつ見たのかと、問いたい気持ちをぐっと押し殺す。
軍服の生地は厚手で、体型が分かり難いものである上。私は私服で軍の人間と会ったことがない。
「それでも、踏ん切りがつかず、こんなことになるまで、言い出せなかったが――ずっと、エイシャが好きだった」
「身分が違いすぎます」
わかりきっていることを、きっぱりと言い切ると、ため息が頭上に降ってくる。
「わかってる。ただな……死ぬと思ったときに、お前だけが惜しかった」
顔を上向かされ、頬を撫でられる。
なにを、なにを言ってるんだこの人は。
「頼みがあるんだが」
「……なんなりと、お申し付けください」
いつもの口調よりも、柔らかな声で頼みがあると言った隊長に。いつもの口調で、いつもの返事を口にする。
隊長の願いはいつも叶えてきた、いつだって、何よりも優先して。
だけど、だけどきっとこの願いは――
「俺の妻になってくれ」
頬を無骨な手に挟まれて、目をそらすことなく命じられる。
「できぬこともござい――」
「断ってくれるな。頼む」
おでこを合わされ、懇願された。
どうしよう、どうしようか、どうすればいいの? だって、私の血肉が毒じゃなくて……毒じゃなかったら、どうするの? どうすれば、いいの?
だって、断らなきゃならないのに、理由、理由がなくなっちゃう。
「嬉しいと思ってくれるなら、受け入れてくれ。エイシャ」
「う、嬉しいなんて言ってないです」
顔が凄く熱くて、目が勝手に潤んで、胸がドキドキして、苦しい。
唇に、唇が重ねられた。
ああ、そうよ。悔しいけれど、嬉しいわよ、嬉しくないわけないじゃない。
持ち上げた両腕で、目の前の彼を抱きしめた。
唇を離し、見下ろしてくる彼の目が微笑んでいる。熱くなった顔を見られるのが悔しくて、彼の胸に抱きついた。
「い、至らぬことは多々有るとは存じますが、至るように頑張りますので。どうか、私を、あなたの妻にしてください」
「…………」
決死の告白に、一切、何の反応も無い。身動ぎのひとつすら。
恐る恐る顔を上げれば、素早く大きな手に目を覆われた。
「駄目だ、いまは顔を上げてくれるな」
そう言っているのに、私が彼の手を掴んで外せば、簡単に離れてくれる。
「顔、真っ赤です」
「だから、見るなと言っている。お前には、情けない所を見せたくないと、察してくれ」
憮然としたその顔こそ、可愛いと気付いていない。
彼の矜持を守る為なら、知らないフリをしてあげよう。もう一度彼の胸に顔を埋め、そっと微笑んだ。
こちらの食料は私にとって、毒だった。パンも肉も腹を壊す、嘔吐する、目眩がする、気が遠のく、湿疹が出る。
だから自分で、必死になって片っ端から口に入れて、自分に合う食べ物を見つけていった。結果、私の食べられるものは、毒性のあるものばかりだった。
試したことはないけれど、私の血肉は毒に染まっている。
「泣くな、エイシャ」
宥めるように大きな手のひらに頭を撫でられる。
「泣かずに居られましょうか。いい加減退いて下さい、起きたいです」
最後に頭をひと撫でして隊長がベッドから降りたので、起き上がって涙を拭う。
ん? 服が……。まぁいいや、下着が代わっているわけでなし。乙女の如く恥じらうには、私はとうが立ち過ぎている。
「服は私が替えた」
「……そう、ですか。ええと、なぜ?」
わざわざ要らぬ情報を教えてくれた隊長を見上げる。
耳をほんのり赤くして、腕を組んで横を向いた隊長はぼそぼそと答えてくれた。
「妻の着替えをさせるのは、夫の役目だろう」
「……つま? おっと?」
思いもしなかった答えに、脳みそのねじが数本飛んだのかと思った。どっちの、ネジが、とは言わない。
こちらの世界の婚姻は……そうだ、あれだ。役所に行って、歴代の婚姻者の名簿であるところの誓約書の一行にサインして終了だ。
「誓約書にサインした覚えはありませんし。今後も、誰ともサインする予定はございません」
きっぱりと言い切れば、隊長の視線が戻ってくる。
「もういつもの調子に戻ったか。復帰が早いな」
「いつの時も、冷静であれとお教え下さったのは隊長です」
睨み合うように視線を合わせる。
その視線を先に外したのは隊長の方だった。立っていた隊長は、ベッドの端に腰掛けてきた。
ベッドに正座して隊長の方を向き、深く頭を下げる。ジャパニーズ土下座。
「エンボルグ隊長、長い間お世話になりました。辞表は私の机の引き出しに入っております」
「なにを言い出すかと思えば。笑えん冗談だ」
「笑って貰うつもりも、冗談のつもりもありません」
頭を上げた私を、射るような視線が突き刺す。
しかし、ここで引くわけにはいかないので、こちらも眼力を強くする。三十代目前の独身女の眼力を受けてみよ!
……やっぱ駄目だ……歴戦の戦士には、勝てないわ……。
早々に目をそらし。負け戦に肩を落とす。
「なぜ辞めようとする?」
ベッドの上についていた手に隊長の手が重ねられ、無骨だが繊細な動きも可能な指が手の甲をすりすりと撫でる。
手の温もりと、皮膚のこすれる感触に、ざわざわと肌がざわめき、胸がドキドキする。
手首にするりと指がまわり、袖口から長い指が入り込んで、見えない肌まで撫でる。
「エイシャは、私の副官で。これからは妻だ。仕事を辞めて家に入るのもいいが、正直に言えば、君の事務処理能力は手放しがたいので、子ができるまで両立してもらえると、助かる」
「で、ですから。なぜ妻などと! それに、私、子はつくれませんっ」
悲鳴のようにあげた声は、思いの外、大きかった。
そして、私の胸の内に入ったヒビも、大きかった……。
胸が、痛む。
「見たでしょう、私が、バンガーキュートを食べるのを。私の食料はすべて毒を含むものばかりです。こんな私が、誰かと、契れるわけがないじゃないですか……私の中の、血も、肉も、毒でできて――んんっ!?」
話の途中の唇を、強引に奪われた。
私の血肉は毒だと言っているのに! 馬鹿かこのひとは!
必死に頭を振って逃げようとするのに、人工呼吸のように大きく口を覆い、口腔内に深く舌を差し込まれる。
息苦しい程のそれを噛んでしまおうかとも思ったけれど、傷口に直接唾液が触れる方が危険だと気付いてしまえば、必死に舌で押し出すくらいしか抗いようがない。
「んんっ! んっ! んっ!」
隊長の服を引き、厳つい肩を押し、叩いたのに……っ。
涙が零れ、心の中で悲鳴を上げた。
やめて、やめてよ!
ようやく離れていった彼の濡れた唇が、宥めるように小さなキスを繰り返す。
「泣かないでくれ、エイシャ。お前を泣かせたいわけじゃないんだ」
その涙さえ、彼は唇で吸い取ってしまう。
「わ、わたしのっ、体液が、毒だって、言ったのにっ。隊長のばかっ!」
「毒ではない、毒ではないから、大丈夫だ」
泣く私を抱きしめて、隊長の手のひらが、宥めるように背中を撫でてくる。
「お前の唾液が毒だというのなら、私の唾液もエイシャにとって毒になるだろう? 苦しいか? 辛いところはあるか?」
言われて気付く。そうだ、彼の食料は私にとって毒で……ということは、私にとっても隊長の体液は毒の筈なのに――。
「な……なんでも、ない。へいきです」
「だろう? 食料が違っても、体の栄養になっているだけなんだ。だから、血肉に毒が含まれているわけじゃない。理解したか?」
優しく問われて、実際に体に異変がないから、納得せずにはいられなくて……そうであってほしくて、彼の胸でコクリと頷いた。
「最初は、まだ子供だと思っていた。その割には大人びていたが、まぁ、なんというか、小さいし幼げな顔立ちだったから」
「……民族的特徴です」
「途中で、そうだと気づいた。幼げな風貌も、小柄な体も。だけど、体型は成熟した女性のものだったからな」
いつ見たのかと、問いたい気持ちをぐっと押し殺す。
軍服の生地は厚手で、体型が分かり難いものである上。私は私服で軍の人間と会ったことがない。
「それでも、踏ん切りがつかず、こんなことになるまで、言い出せなかったが――ずっと、エイシャが好きだった」
「身分が違いすぎます」
わかりきっていることを、きっぱりと言い切ると、ため息が頭上に降ってくる。
「わかってる。ただな……死ぬと思ったときに、お前だけが惜しかった」
顔を上向かされ、頬を撫でられる。
なにを、なにを言ってるんだこの人は。
「頼みがあるんだが」
「……なんなりと、お申し付けください」
いつもの口調よりも、柔らかな声で頼みがあると言った隊長に。いつもの口調で、いつもの返事を口にする。
隊長の願いはいつも叶えてきた、いつだって、何よりも優先して。
だけど、だけどきっとこの願いは――
「俺の妻になってくれ」
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「できぬこともござい――」
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おでこを合わされ、懇願された。
どうしよう、どうしようか、どうすればいいの? だって、私の血肉が毒じゃなくて……毒じゃなかったら、どうするの? どうすれば、いいの?
だって、断らなきゃならないのに、理由、理由がなくなっちゃう。
「嬉しいと思ってくれるなら、受け入れてくれ。エイシャ」
「う、嬉しいなんて言ってないです」
顔が凄く熱くて、目が勝手に潤んで、胸がドキドキして、苦しい。
唇に、唇が重ねられた。
ああ、そうよ。悔しいけれど、嬉しいわよ、嬉しくないわけないじゃない。
持ち上げた両腕で、目の前の彼を抱きしめた。
唇を離し、見下ろしてくる彼の目が微笑んでいる。熱くなった顔を見られるのが悔しくて、彼の胸に抱きついた。
「い、至らぬことは多々有るとは存じますが、至るように頑張りますので。どうか、私を、あなたの妻にしてください」
「…………」
決死の告白に、一切、何の反応も無い。身動ぎのひとつすら。
恐る恐る顔を上げれば、素早く大きな手に目を覆われた。
「駄目だ、いまは顔を上げてくれるな」
そう言っているのに、私が彼の手を掴んで外せば、簡単に離れてくれる。
「顔、真っ赤です」
「だから、見るなと言っている。お前には、情けない所を見せたくないと、察してくれ」
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