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*《射止められた》
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「その……、お前と祭りに行きたいって言ってんの! わかったか、この野郎!」
「……お祭り、ですか?」
その言葉が嬉しくて朔太郎は顔をほんのりとピンク色に染めた。それから手帳を開いて微笑む。
「はい。空いてますよ。な~んか楽しみですね、本当に」
朔太郎の言葉を聞いた瞬間、來斗は嬉しそうに笑んだ。それから啄むようにキスをしてくる。
「ふぅ……んぅ……んぅっ、んぅ……――――!」
朔太郎は応えるように舌で愛撫した。滑らかな舌に充てられて下腹部が熱くなる感覚を味わう。
來斗がニヒルな笑みを見せた。
「そういえば、今日は金曜だったな。と、いうことはだ。つまり明日も明後日も休みというわけだ」
「ふぁ……、え、えっと……はい。そうですが……」
「今日、――ヤるぞ?」
不意に色香のある声に朔太郎は鼓動を怒張させた。大きく跳ねさせる鼓動に朔太郎は自分自身の変化にやはり気づく。
これが恋で大事にしたいという気持ちなのだと。恋は人を狂わせたり、悲しくさせたり怒ったりもするけれど、……美しいものだと。
今でもニヒルな笑みを見せている來斗へ、朔太郎も唇にバードキスを送る。軽くリップ音が聞こえた。
だが來斗は驚いた顔をしていたので朔太郎は彼を抱き寄せた。
「……優しくしてくださいね? ちゃ~んと今度は、腰も平気なぐらい」
來斗は笑みを零す。それから囁くように耳元を食んだ。
「それは無理。だって俺は射止められたんだからな。――てんしに」
クズな男は天使に射止められた、この事実は変わらない。いや、変えられない。
~FIN~
「……お祭り、ですか?」
その言葉が嬉しくて朔太郎は顔をほんのりとピンク色に染めた。それから手帳を開いて微笑む。
「はい。空いてますよ。な~んか楽しみですね、本当に」
朔太郎の言葉を聞いた瞬間、來斗は嬉しそうに笑んだ。それから啄むようにキスをしてくる。
「ふぅ……んぅ……んぅっ、んぅ……――――!」
朔太郎は応えるように舌で愛撫した。滑らかな舌に充てられて下腹部が熱くなる感覚を味わう。
來斗がニヒルな笑みを見せた。
「そういえば、今日は金曜だったな。と、いうことはだ。つまり明日も明後日も休みというわけだ」
「ふぁ……、え、えっと……はい。そうですが……」
「今日、――ヤるぞ?」
不意に色香のある声に朔太郎は鼓動を怒張させた。大きく跳ねさせる鼓動に朔太郎は自分自身の変化にやはり気づく。
これが恋で大事にしたいという気持ちなのだと。恋は人を狂わせたり、悲しくさせたり怒ったりもするけれど、……美しいものだと。
今でもニヒルな笑みを見せている來斗へ、朔太郎も唇にバードキスを送る。軽くリップ音が聞こえた。
だが來斗は驚いた顔をしていたので朔太郎は彼を抱き寄せた。
「……優しくしてくださいね? ちゃ~んと今度は、腰も平気なぐらい」
來斗は笑みを零す。それから囁くように耳元を食んだ。
「それは無理。だって俺は射止められたんだからな。――てんしに」
クズな男は天使に射止められた、この事実は変わらない。いや、変えられない。
~FIN~
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