【全十作品】恋心を悟り、喘ぐ心臓に蓋をする

七星点灯

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2. 永遠でも越えられない

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また明日、今度こそ。

もし永遠の時間があれば、僕は生涯そう言い続けてしまうだろう。

どうやったって表現できないこの気持ち

口に出してはダメなのか?

愛に年齢という、不可逆的な概念を課した世界が憎い

いつも同じ場所ですれ違い、いつも挨拶をしてくれる彼女

たった10年早く生まれた僕は、彼女に触れるだけで罪になる

ああ、いっそ死んで、輪廻にお願いしたらどうだ?

ダメだ

僕と彼女は結ばれない

年齢という絶望を誰も越えられない

絶対的な概念を犯せば、神の怒りを授かってしまう

だから犯罪は今日も起こる

だから罪になる

だから、だから
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