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邪神の眠る地30
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エーレーンの問いにシェムハザイは答えを返さない。まさか、敵の攻撃を受けたのか――そう思いシェムハザイに視線を向ける一同。だが、そのような様子はない。シェムハザイは、ただただ悩まし気な表情で立っているだけだ。
「リーダー、どうした!?」
「ああ…すみません。考え事をしていました」
エーレーンの声に、今気付いた…という様子でシェムハザイが我に返る。
「考え事?いったい何を…」
「私はこの状況でどうするべきか…それを考えていました」
「それは、いったいどういう意味だ…?」
「エリュクスを止めるか、それともエリュクスに付いて邪神を復活させるか――いったいどちらの方が面白くなるか…二つの選択肢を天秤にかけていたのですょ。しかし、答えは出ませんねぇ」
そう言うと、シェムハザイは手近な岩に腰掛けて脚を組んだ。
「なので、私はしばらく傍観する事にしますょ。あなた方は、どぅかお好きなようになさってくださぃ」
「リーダー、どうした!?」
「ああ…すみません。考え事をしていました」
エーレーンの声に、今気付いた…という様子でシェムハザイが我に返る。
「考え事?いったい何を…」
「私はこの状況でどうするべきか…それを考えていました」
「それは、いったいどういう意味だ…?」
「エリュクスを止めるか、それともエリュクスに付いて邪神を復活させるか――いったいどちらの方が面白くなるか…二つの選択肢を天秤にかけていたのですょ。しかし、答えは出ませんねぇ」
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