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邪神の眠る地58
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「どうした、リーダー…ランサラトに加勢する気になったのか…?」
「エーレーン…あなたは、エリュクスの方へ注意を払っていてくださぃ」
「承知した…」
シェムハザイに命じられるまま、エーレーンはエリュクスへと視線を向ける。だが、エーレーンはシェムハザイの様子に違和感を覚えてもいた。
(ランサラトとローエングリンの戦いに介入するつもりか?だが、果たしてそんな事が可能なのか…?)
当代最高の冒険者のひとり、シェムハザイ。だが、今彼の眼前で戦っているのは『歴史上最強』と言っても良い剣士と槍使いである。
「リーダー、いったいどうするつもりだ?」
エーレーンは、エリュクスに注意を向けつつシェムハザイに問いかける。しかし…返答はない。
「リーダー…リーダー…?」
エーレーンはシェムハザイを振り向いた。その時、シェムハザイは小さく何事かを呟いていた。それは…この戦いに終止符を打つ事となる魔術、その行使に必要な呪文だった。
「エーレーン…あなたは、エリュクスの方へ注意を払っていてくださぃ」
「承知した…」
シェムハザイに命じられるまま、エーレーンはエリュクスへと視線を向ける。だが、エーレーンはシェムハザイの様子に違和感を覚えてもいた。
(ランサラトとローエングリンの戦いに介入するつもりか?だが、果たしてそんな事が可能なのか…?)
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「リーダー…リーダー…?」
エーレーンはシェムハザイを振り向いた。その時、シェムハザイは小さく何事かを呟いていた。それは…この戦いに終止符を打つ事となる魔術、その行使に必要な呪文だった。
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