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52話 誰だって
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「貴様のことだからフネアスの所へ行って、回復でもしていると思ったのだがな」
血を流し倒れる大勢騎士を、グラデラは上空から笑みを浮かべて見下ろしていた。
「グラティオラス、お前は何かを勘違いしているようだ」
「勘違い?」
「そうだ。私と闇の神は常に繋がっているのだ。だから私は常に完璧な状態でいる。君達神に感謝する」
「余が最も憎む奴に感謝されるとは。実に最悪の気分だ」
グラティオラスは三つの輪を作り出し、高速で回転しながら空間を切り裂くように進んでいった。
「私の剣のせいで力は殆ど余っていないだろう」
「余を刺した剣のことか」
「そうだ。あれは神の力を吸い取る剣だ。三大神にも効果はある。他に神だったら死んでいただろう」
「気味の悪いものばかり作りやがって」
グラティオラスは正確に輪を操作して、グラデラの体を傷つけていく。
だが、致命的なダメージを与えることが出来ない。
余が直接戦うしか方法をないな。
無くなる寸前の力をなんとか集めて、一本の剣を右手で握った。
「それでお前の力は最後だな。死までの時が近づいて来ているようだ」
「貴様のな」
ありったけの力でグラデラに接近して、首を狙って剣を一振りする。
だが予想していた通り、その攻撃は弾かれてしまう。
すぐさま後ろに下がり、もう一度詰め寄って振る。
「無駄だ」
だがそれも弾かれ、逆に隙ができてしまった。
目を狙った剣が向かって来るが、首を左に傾けて回避する。
「貴様は絶対に余が殺す!」
剣と剣が激しくぶつかり合い、その度に火花を散らしていく。
金属がぶつかる音を響かせ続け、周囲にいる者達は衝撃で吹き飛ばされていった。
互いの剣は止まりことなく交差し続け、両者の体には小さな傷が増えていく。
もう何度剣を交えただろうか。
グラティオラスは怒りで剣を振り続け、グラデラは快楽を求めて振り続ける。
「力が残っていないお前が私を倒せるわけがない。分かるだろう?」
「そう思っていれば良い。余は貴様のその考えを破壊してやる」
剣をゆっくり振ろうが早く振ろうが、流れていく時間は変わらない。
だが戦いの流れというものは、時に一瞬にして変わっていく。
グラティオラスの剣がグラデラの腹に突き刺さり、引き抜くと同時に血が止まらず溢れていく。
しかし、グラデラに表情は余裕のままだった。
「無駄だ。この傷口もすぐに塞がる。だがお前はどうだ? 傷口がすぐには塞がらない。お前の負けだ」
「気分よさそうに喋っているところ悪いが、いつ傷口が塞がるんだ?」
「だからすぐに塞がると――」
まだ変わらぬ表情で笑い、グラティオラスから腹部に目を移す。
そしてそこでやっと、グラデラの動きは止まった。
「どうして傷口が塞がっていない……」
こいつはフネアスから力を奪い続けていたはずだ。
それによって、力を消耗することなく傷の再生や攻撃をしていた。
だけど今はそれが出・来・て・い・な・い・。
ここまでくれば、考えられる可能性は一つしかない。
救い出せたのだな……。
シーミナ、お前は本当に凄いな……。
「ふふっ……」
「何がおかしい……!」
「いや、別に貴様の事で笑ってるわけではない。ただ感心して笑ってしまったのだ」
「何をふざけた事を――うがぁっ!」
「ふざけてなどいない」
鋭い拳がグラデラの傷口にめり込み、殴られた勢いのまま地面に向かって吹き飛ばされていった。
地面に激しく体を打ち付けた瞬間に、グラティオラスは踵で胸の部分に蹴りを入れる。
何かが砕けるような感覚があったが、それでも踏み続ける事はしない。
陸に上げられた魚のような動き回り、それを哀れむような目で見下ろした。
「みっともない姿になったな。悪魔の王よ」
「この足をどかせぇ……!」
グラデラの怒りの篭った掠れた声を無視しながら言葉を続けた。
「時が経てば悪魔の王も衰えるのだな。貴様はもう昔のような力を持っていないだろ」
「だったら……なんだと言うのか……」
「当たっていたか。闇の力の供給がなくなった途端、貴様は傷の再生が出来なくなった。
そして今は余の足の下。実に無様だな」
「舐めた口の利き方をし――ぎゃぁっ!」
顔に血管を浮かばせて、グラデラは起き上がろうとしたがそれを拒むように踏む力をさらに強めた。
「私は……負けん……。悪魔が神に負けるなど、絶対にあり得ない……」
「馬鹿だな。貴様は負けるんだ。どうして負けたか教えてやろうか?
貴様は一人で、余には仲間がいる」
「意味のわからない事を言うな……。仲間など……必要ない……」
「そう思っているから貴様は負けた。どうせ貴様は、同じ悪魔達の事を駒としか思っていないんだろうな。最悪な奴だ。
いいか。仲間というものは、時にはどんな武器よりも強力になる。貴様にはそれが無いから負けた。
神達はどうして昔、貴様達を殺さずに封印したと思う?」
「どうでもいいな。そんなことは」
「余達は、貴様ら悪魔に変わるチャンスをやったつもりだった」
「変わるチャンスだと……?」
「そうだ。もし悪魔の王に君臨する貴様が変わっていれば……悪魔という存在が、別の存在になっていたかもしれないな」
「生きる者はそう変われない」
「いいや。変われるさ。余は知っている。誰かの為に、己を苦しめて強くなった男を」
ライという、心強き勇者を。
「……そうか」
「誰だって変わることは出来る。悪魔の王、貴様だってな」
そして、金に輝く美しい剣は静かに沈んでいき、波打つ鼓動を貫いた。
血を流し倒れる大勢騎士を、グラデラは上空から笑みを浮かべて見下ろしていた。
「グラティオラス、お前は何かを勘違いしているようだ」
「勘違い?」
「そうだ。私と闇の神は常に繋がっているのだ。だから私は常に完璧な状態でいる。君達神に感謝する」
「余が最も憎む奴に感謝されるとは。実に最悪の気分だ」
グラティオラスは三つの輪を作り出し、高速で回転しながら空間を切り裂くように進んでいった。
「私の剣のせいで力は殆ど余っていないだろう」
「余を刺した剣のことか」
「そうだ。あれは神の力を吸い取る剣だ。三大神にも効果はある。他に神だったら死んでいただろう」
「気味の悪いものばかり作りやがって」
グラティオラスは正確に輪を操作して、グラデラの体を傷つけていく。
だが、致命的なダメージを与えることが出来ない。
余が直接戦うしか方法をないな。
無くなる寸前の力をなんとか集めて、一本の剣を右手で握った。
「それでお前の力は最後だな。死までの時が近づいて来ているようだ」
「貴様のな」
ありったけの力でグラデラに接近して、首を狙って剣を一振りする。
だが予想していた通り、その攻撃は弾かれてしまう。
すぐさま後ろに下がり、もう一度詰め寄って振る。
「無駄だ」
だがそれも弾かれ、逆に隙ができてしまった。
目を狙った剣が向かって来るが、首を左に傾けて回避する。
「貴様は絶対に余が殺す!」
剣と剣が激しくぶつかり合い、その度に火花を散らしていく。
金属がぶつかる音を響かせ続け、周囲にいる者達は衝撃で吹き飛ばされていった。
互いの剣は止まりことなく交差し続け、両者の体には小さな傷が増えていく。
もう何度剣を交えただろうか。
グラティオラスは怒りで剣を振り続け、グラデラは快楽を求めて振り続ける。
「力が残っていないお前が私を倒せるわけがない。分かるだろう?」
「そう思っていれば良い。余は貴様のその考えを破壊してやる」
剣をゆっくり振ろうが早く振ろうが、流れていく時間は変わらない。
だが戦いの流れというものは、時に一瞬にして変わっていく。
グラティオラスの剣がグラデラの腹に突き刺さり、引き抜くと同時に血が止まらず溢れていく。
しかし、グラデラに表情は余裕のままだった。
「無駄だ。この傷口もすぐに塞がる。だがお前はどうだ? 傷口がすぐには塞がらない。お前の負けだ」
「気分よさそうに喋っているところ悪いが、いつ傷口が塞がるんだ?」
「だからすぐに塞がると――」
まだ変わらぬ表情で笑い、グラティオラスから腹部に目を移す。
そしてそこでやっと、グラデラの動きは止まった。
「どうして傷口が塞がっていない……」
こいつはフネアスから力を奪い続けていたはずだ。
それによって、力を消耗することなく傷の再生や攻撃をしていた。
だけど今はそれが出・来・て・い・な・い・。
ここまでくれば、考えられる可能性は一つしかない。
救い出せたのだな……。
シーミナ、お前は本当に凄いな……。
「ふふっ……」
「何がおかしい……!」
「いや、別に貴様の事で笑ってるわけではない。ただ感心して笑ってしまったのだ」
「何をふざけた事を――うがぁっ!」
「ふざけてなどいない」
鋭い拳がグラデラの傷口にめり込み、殴られた勢いのまま地面に向かって吹き飛ばされていった。
地面に激しく体を打ち付けた瞬間に、グラティオラスは踵で胸の部分に蹴りを入れる。
何かが砕けるような感覚があったが、それでも踏み続ける事はしない。
陸に上げられた魚のような動き回り、それを哀れむような目で見下ろした。
「みっともない姿になったな。悪魔の王よ」
「この足をどかせぇ……!」
グラデラの怒りの篭った掠れた声を無視しながら言葉を続けた。
「時が経てば悪魔の王も衰えるのだな。貴様はもう昔のような力を持っていないだろ」
「だったら……なんだと言うのか……」
「当たっていたか。闇の力の供給がなくなった途端、貴様は傷の再生が出来なくなった。
そして今は余の足の下。実に無様だな」
「舐めた口の利き方をし――ぎゃぁっ!」
顔に血管を浮かばせて、グラデラは起き上がろうとしたがそれを拒むように踏む力をさらに強めた。
「私は……負けん……。悪魔が神に負けるなど、絶対にあり得ない……」
「馬鹿だな。貴様は負けるんだ。どうして負けたか教えてやろうか?
貴様は一人で、余には仲間がいる」
「意味のわからない事を言うな……。仲間など……必要ない……」
「そう思っているから貴様は負けた。どうせ貴様は、同じ悪魔達の事を駒としか思っていないんだろうな。最悪な奴だ。
いいか。仲間というものは、時にはどんな武器よりも強力になる。貴様にはそれが無いから負けた。
神達はどうして昔、貴様達を殺さずに封印したと思う?」
「どうでもいいな。そんなことは」
「余達は、貴様ら悪魔に変わるチャンスをやったつもりだった」
「変わるチャンスだと……?」
「そうだ。もし悪魔の王に君臨する貴様が変わっていれば……悪魔という存在が、別の存在になっていたかもしれないな」
「生きる者はそう変われない」
「いいや。変われるさ。余は知っている。誰かの為に、己を苦しめて強くなった男を」
ライという、心強き勇者を。
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そして、金に輝く美しい剣は静かに沈んでいき、波打つ鼓動を貫いた。
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