5 / 22
第五章
くたばれデビルマン!
しおりを挟む
『午後7時のニュースをお伝えします。
昨日、警察庁は、暴力団組員工藤良勝24歳を殺人未遂傷害罪で逮捕しました。
なお、被害者である高校生は、一時、危篤状態でありましたが、一命は取り留め、回復に向かっているとのことです。繰り返します、昨日…』
(…茂樹君、良かったよ~、本当、良かった…)
堀内、助かったってよ。でも、また、やられるんじゃないの?
吉川君、不謹慎だよ!そんなこと、言わない!
なんだよ、美咲!冗談だよ。冗談!
私、さき、帰るわ! ご馳走様。
何だよ、美咲! 怒ったのか?
冗談だってば~
(…本当に良かったよ…)
~~~~~~~~~~~~~~~
美咲ちゃん、来てくれたの!ありがとう!
どうぞ、入って!
失礼します。
あっ、茂樹君!
背中から刺されてね、腎臓まで傷が達してて…
ほら、この子、写真、握ってるでしょ?あれね、美咲ちゃんの写真なのよ。
茂樹!茂樹!美咲ちゃん、来たよ!美咲ちゃん、来てくれたよ!
ねぇ、もう意識、戻らないの…
おばさん、お医者さんは何て、言ってるですか?
今夜が山場だって言われてる…
かなり、失血したから、危ないって…
あとはね、この子の生命力次第だって…言われたわ。
あの~、私、今夜、一緒に居ても良いですか?
美咲ちゃん…、ありがとう…
茂樹!美咲ちゃんだよ~!
美咲ちゃん、茂樹の手、握ってあげて!
はい!
茂樹君、頑張って、死なないで!
………………………………………‥…
藤田?
あっ、茂樹君!
何で、お前、ここに…
心配で、心配で…
何で、泣くんだよ…
だってぇ、心配だったもん…
なかなか、死ねないね…
だめだよ~、変なこと言わないでよ~
私、私、ずっと茂樹君の事、好きだったんだよ~
でも、お前、デビルマンの彼女になったんだろ?
違うよ!茂樹君が、結婚したいほど好きな人居ると思ったから…
それで、茂樹君じゃなければ、誰でも良かったのぉ…
美咲、約束してくれるか?
うん!
俺、真面目になるからさ、
ちゃんと、大学行ってさ、
そして、お前にプロポーズするから
うん!
それまで、待ってて…
うん!
約束するから…、ちゃんと、真面目になるから…
うん!
それまで、2人の秘密にしてくれ…
秘密じゃなくても構わないよ!
いや、俺、すぐ、駄目になるからさ…、今度で懲りたよ、
茂樹君、結婚するほど好きな人、居るの…
お前だよ、美咲さ…
それ、聞きたかったの…
吉川、あいつ、やめとけ…、
うん!
あいつ、嫌な目をしてる…
私、茂樹君、以外、好きになれないのよ!
本当?良かった…
本当よ!
うん!分かった…
うん!
約束だぞ!大学入るまで、2人の秘密だぞ…
うん!私、1番好きな茂樹君と結婚する!
俺もさ、1番好きな美咲、誰にも渡さないよ…
うん!
ありがとう、美咲…
~~~~~~~~~~~~~~~
美咲ぃ~、待てよ~、どうしたんだよ!急に怒って!冗談だよ!
吉川君、ごめん!
別れよう!
何だよいきなり、まだ1週間だぜ!
俺のこと好きなんだろ?
美咲は?
違うよ!
好きなんか、一回も言ってないよ!
おいおい、待てよ!
他に好きな人、居るのかよ!
居るわ!
誰だよ!教えろ!
言わない!
俺のどこが嫌なんだよ!
その目付きだよ!
(…くたばれ、デビルマン!…)
昨日、警察庁は、暴力団組員工藤良勝24歳を殺人未遂傷害罪で逮捕しました。
なお、被害者である高校生は、一時、危篤状態でありましたが、一命は取り留め、回復に向かっているとのことです。繰り返します、昨日…』
(…茂樹君、良かったよ~、本当、良かった…)
堀内、助かったってよ。でも、また、やられるんじゃないの?
吉川君、不謹慎だよ!そんなこと、言わない!
なんだよ、美咲!冗談だよ。冗談!
私、さき、帰るわ! ご馳走様。
何だよ、美咲! 怒ったのか?
冗談だってば~
(…本当に良かったよ…)
~~~~~~~~~~~~~~~
美咲ちゃん、来てくれたの!ありがとう!
どうぞ、入って!
失礼します。
あっ、茂樹君!
背中から刺されてね、腎臓まで傷が達してて…
ほら、この子、写真、握ってるでしょ?あれね、美咲ちゃんの写真なのよ。
茂樹!茂樹!美咲ちゃん、来たよ!美咲ちゃん、来てくれたよ!
ねぇ、もう意識、戻らないの…
おばさん、お医者さんは何て、言ってるですか?
今夜が山場だって言われてる…
かなり、失血したから、危ないって…
あとはね、この子の生命力次第だって…言われたわ。
あの~、私、今夜、一緒に居ても良いですか?
美咲ちゃん…、ありがとう…
茂樹!美咲ちゃんだよ~!
美咲ちゃん、茂樹の手、握ってあげて!
はい!
茂樹君、頑張って、死なないで!
………………………………………‥…
藤田?
あっ、茂樹君!
何で、お前、ここに…
心配で、心配で…
何で、泣くんだよ…
だってぇ、心配だったもん…
なかなか、死ねないね…
だめだよ~、変なこと言わないでよ~
私、私、ずっと茂樹君の事、好きだったんだよ~
でも、お前、デビルマンの彼女になったんだろ?
違うよ!茂樹君が、結婚したいほど好きな人居ると思ったから…
それで、茂樹君じゃなければ、誰でも良かったのぉ…
美咲、約束してくれるか?
うん!
俺、真面目になるからさ、
ちゃんと、大学行ってさ、
そして、お前にプロポーズするから
うん!
それまで、待ってて…
うん!
約束するから…、ちゃんと、真面目になるから…
うん!
それまで、2人の秘密にしてくれ…
秘密じゃなくても構わないよ!
いや、俺、すぐ、駄目になるからさ…、今度で懲りたよ、
茂樹君、結婚するほど好きな人、居るの…
お前だよ、美咲さ…
それ、聞きたかったの…
吉川、あいつ、やめとけ…、
うん!
あいつ、嫌な目をしてる…
私、茂樹君、以外、好きになれないのよ!
本当?良かった…
本当よ!
うん!分かった…
うん!
約束だぞ!大学入るまで、2人の秘密だぞ…
うん!私、1番好きな茂樹君と結婚する!
俺もさ、1番好きな美咲、誰にも渡さないよ…
うん!
ありがとう、美咲…
~~~~~~~~~~~~~~~
美咲ぃ~、待てよ~、どうしたんだよ!急に怒って!冗談だよ!
吉川君、ごめん!
別れよう!
何だよいきなり、まだ1週間だぜ!
俺のこと好きなんだろ?
美咲は?
違うよ!
好きなんか、一回も言ってないよ!
おいおい、待てよ!
他に好きな人、居るのかよ!
居るわ!
誰だよ!教えろ!
言わない!
俺のどこが嫌なんだよ!
その目付きだよ!
(…くたばれ、デビルマン!…)
0
あなたにおすすめの小説
思い出さなければ良かったのに
田沢みん
恋愛
「お前の29歳の誕生日には絶対に帰って来るから」そう言い残して3年後、彼は私の誕生日に帰って来た。
大事なことを忘れたまま。
*本編完結済。不定期で番外編を更新中です。
俺と結婚してくれ〜若き御曹司の真実の愛
ラヴ KAZU
恋愛
村藤潤一郎
潤一郎は村藤コーポレーションの社長を就任したばかりの二十五歳。
大学卒業後、海外に留学した。
過去の恋愛にトラウマを抱えていた。
そんな時、気になる女性社員と巡り会う。
八神あやか
村藤コーポレーション社員の四十歳。
過去の恋愛にトラウマを抱えて、男性の言葉を信じられない。
恋人に騙されて借金を払う生活を送っていた。
そんな時、バッグを取られ、怪我をして潤一郎のマンションでお世話になる羽目に......
八神あやかは元恋人に騙されて借金を払う生活を送っていた。そんな矢先あやかの勤める村藤コーポレーション社長村藤潤一郎と巡り会う。ある日あやかはバッグを取られ、怪我をする。あやかを放っておけない潤一郎は自分のマンションへ誘った。あやかは優しい潤一郎に惹かれて行くが、会社が倒産の危機にあり、合併先のお嬢さんと婚約すると知る。潤一郎はあやかへの愛を貫こうとするが、あやかは潤一郎の前から姿を消すのであった。
短編【シークレットベビー】契約結婚の初夜の後でいきなり離縁されたのでお腹の子はひとりで立派に育てます 〜銀の仮面の侯爵と秘密の愛し子〜
美咲アリス
恋愛
レティシアは義母と妹からのいじめから逃げるために契約結婚をする。結婚相手は醜い傷跡を銀の仮面で隠した侯爵のクラウスだ。「どんなに恐ろしいお方かしら⋯⋯」震えながら初夜をむかえるがクラウスは想像以上に甘い初体験を与えてくれた。「私たち、うまくやっていけるかもしれないわ」小さな希望を持つレティシア。だけどなぜかいきなり離縁をされてしまって⋯⋯?
友達婚~5年もあいつに片想い~
日下奈緒
恋愛
求人サイトの作成の仕事をしている梨衣は
同僚の大樹に5年も片想いしている
5年前にした
「お互い30歳になっても独身だったら結婚するか」
梨衣は今30歳
その約束を大樹は覚えているのか
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる