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第6章 おじさんが恋人ですが、何か…?
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「そ…それは…っ。ちょっと難し…」
え?!それ、そんなに困難なことか?
「そんなことも出来ないんだ?じゃ、私もお父さんの交際反対の意見は聞けません」
「うっ」
あの堅物が言い及んでいる。なんか、面白い絵になってきた。動画で録画して、酒飲みながら見てみたい。
「…み、認めたわけではないからな、坂井理!」
そう言って次郎さんは俺を指差すと、真波さんが隣で次郎さんの腕を掴んで、
「人を指差しちゃいけません」
と言って腕を下ろさせると、真波は立ち上がって、
「はい。じゃあ、今日はここまでにしましょう!もうこんな時間よ。坂井さん、お風呂入ってきて。雪子、案内してあげて」
と言うと、雪子はニッコリと微笑んで立ち上がり、俺を見下ろした。
「じゃ、お部屋案内してくるね。いこ」
と言って手を差し伸べると、俺は雪子の手を取ろうとしたが、脚が痺れてラグの上にゴロンと倒れてしまった。
「触らないで。動かないでぇ」
両足ともビリビリと電気が走っているみたいで、恐ろしくて全然触れない。
情けないけど、そこでしばらく動けなかった…。
雪子も真波さんも、次郎さんも、俺のことを冷めた眼差しで見つめていた。
「お、理さん~~~?」
あぁ、情けない。
13も年上の、こんな残念なおじさんが恋人ですが、何か…?
え?!それ、そんなに困難なことか?
「そんなことも出来ないんだ?じゃ、私もお父さんの交際反対の意見は聞けません」
「うっ」
あの堅物が言い及んでいる。なんか、面白い絵になってきた。動画で録画して、酒飲みながら見てみたい。
「…み、認めたわけではないからな、坂井理!」
そう言って次郎さんは俺を指差すと、真波さんが隣で次郎さんの腕を掴んで、
「人を指差しちゃいけません」
と言って腕を下ろさせると、真波は立ち上がって、
「はい。じゃあ、今日はここまでにしましょう!もうこんな時間よ。坂井さん、お風呂入ってきて。雪子、案内してあげて」
と言うと、雪子はニッコリと微笑んで立ち上がり、俺を見下ろした。
「じゃ、お部屋案内してくるね。いこ」
と言って手を差し伸べると、俺は雪子の手を取ろうとしたが、脚が痺れてラグの上にゴロンと倒れてしまった。
「触らないで。動かないでぇ」
両足ともビリビリと電気が走っているみたいで、恐ろしくて全然触れない。
情けないけど、そこでしばらく動けなかった…。
雪子も真波さんも、次郎さんも、俺のことを冷めた眼差しで見つめていた。
「お、理さん~~~?」
あぁ、情けない。
13も年上の、こんな残念なおじさんが恋人ですが、何か…?
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