君につづく道〜禁断の13〜

びぅむ

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第10章 歪んだ愛は狂喜

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「ほら。…もうキュウキュウしてきた。分かってやってんの?」

ドS顔の理は、ずっと腰を動かしながらそう言うと、私はあまりの気持ちよさにうっとりして、一瞬朦朧としてしまった。さっきから、何度もイカされてる。私は理の肩に両腕を回してきつく抱きしめながら、

「気持ち良くて、もう、無理。我慢するの、無理」

と言うと、理は目を丸くして私を見て「ハハッ」と笑うと、テーブルに私を押し倒して体を密着させた。

「ほんと、もう…。俺は、お前に一生敵わない気がする」

そう言いながら、理はなんだか嬉しそうに笑った。2年ぶりに見た、その笑顔。やっぱり好き。私の中に入ったままの理は、優しく私の唇と唇を重ねて、一気に腰を動かして昇りつめていった。

理とのエッチは、やっぱり最高なの。私がこんな風に感じるのは、この人だけ。淫らになれるのも、この人にだけ。こんな体にした、理のせいだよ。

私の中、理でいっぱいにして…。



そうして、その日の夜、私は理の部屋に泊まった。

前とは少し違う部屋。前より間取りが広い部屋で、もう一つ寝室がある。駅から近いし、今度はオートロック式で、エントランスでインターホン越しに入り口のドアが解除できる。セキュリティは安心だ。こういうマンションは、めんどくさいとか言ってたのに。
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