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第13章 プロポーズ
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「あ、美夜。私、滋とは何もないからね。それだけは信じてね!」
私は少し頭を起こして言うと、美夜も笑って大きく頷いた。
「はいはい。分かってる。1年前はちょっとだけ疑ってた時もあったけどね」
「今は、滋がまさか、恋人だもんね」
「うん。何が起こるか、分からないよね。自分でも不思議。だって、圭ちゃんを忘れられると思わなかったもん。今思うと、あれが本当に恋愛感情だったのかどうかも、分からないわ」
「そっか。圭太とは、多分色々なことがありすぎたのよ。でも、どんな感情でも、好きだったことは間違いじゃないでしょ?それに、そういうのがあって、滋との恋愛に進めたの。今は滋があなたのそばにいて良かったと思ってる。萌梨と出会った滋が、ここで報われたような気がするから」
私がそう言って美夜を見ると、美夜は優しい笑顔になって私をみて頷いた。
「うん。そうだね。だから、あの頃、お姉ちゃんは滋のこともちゃんと好きだったんだろうなって思うの。優しくて、頼れる人。私、滋のこと、本当に大切に思ってる」
美夜が優しい声でそう言うと、私は目を閉じて理のことを思った。あの頃。みんな、萌梨のことを好きだった。守りたかった。
でも、守れなかった。
私は少し頭を起こして言うと、美夜も笑って大きく頷いた。
「はいはい。分かってる。1年前はちょっとだけ疑ってた時もあったけどね」
「今は、滋がまさか、恋人だもんね」
「うん。何が起こるか、分からないよね。自分でも不思議。だって、圭ちゃんを忘れられると思わなかったもん。今思うと、あれが本当に恋愛感情だったのかどうかも、分からないわ」
「そっか。圭太とは、多分色々なことがありすぎたのよ。でも、どんな感情でも、好きだったことは間違いじゃないでしょ?それに、そういうのがあって、滋との恋愛に進めたの。今は滋があなたのそばにいて良かったと思ってる。萌梨と出会った滋が、ここで報われたような気がするから」
私がそう言って美夜を見ると、美夜は優しい笑顔になって私をみて頷いた。
「うん。そうだね。だから、あの頃、お姉ちゃんは滋のこともちゃんと好きだったんだろうなって思うの。優しくて、頼れる人。私、滋のこと、本当に大切に思ってる」
美夜が優しい声でそう言うと、私は目を閉じて理のことを思った。あの頃。みんな、萌梨のことを好きだった。守りたかった。
でも、守れなかった。
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