165 / 562
第三章 騎士伯の称号
30.出会い
しおりを挟む
ここは……夢の世界か?
気が付いたときには真っ暗な空間にいた──また俺はここに来たんだな。
眠りから覚めると忘れてしまう、だが、ここに来ると再び思い出す。夢とはこういうものなのだろうか?
さて、ここはどっちの少女がいるところかな?
それともまた別の夢?
見回しても何も無いただ闇だけが広がる世界。
まぁ、また歩いてみよう。
何も見えないのに不思議と怖くない、真っ暗な闇の世界。只ひたすらに歩いていると、思った通り光る大きな木が見えてきた。そのまま更に近寄って行くと仁王立ちする人影が見えて来る。
歩きながら見ていると真っ暗な闇の中、立っていたのは陽に当たったことが無いのではないかというぐらい白い肌をした黒い少女だった。
「レイシュア、僕に何か言うことは無い?」
黒い髪の間から見える眉間に頑張って皺を寄せている姿が微笑ましい。黒い瞳で俺を見つめる黒服の少女はこの間会った子だ。
「何かって……お久しぶり?」
頭を抱えて『違う違う』と言わんばかりに首を横に振る少女。心なしか、この間会った時よりも大きくなっている気がする。こんな短時間でそんなに成長するなんて事があるのか?
あぁ、ここは夢の中だからなんでも有りなのか。
「僕だって日毎に成長しているんだっ、大きくなってあたりまえだろ?それより謝罪とか無いの!?浮気だよっ、う・わ・きっ!酷くない?
レイシュア、御免なさいが言えない人は駄目な人なんだぞ?」
浮気ってなんだよ。そりゃ俺はユリアーネを心の隅に退けてモニカを受け入れたよ?それは駄目なのか?いけないことだったのか?
それともモニカが居るのにティナを受け入れようというのが駄目なのか?エレナも駄目なのか?
「外での女性関係は僕は気にしないって言わなかった?ここに来た時にちゃんと僕を愛してくれるなら、どれだけ女性が居ても僕は構わない。
でも今はそんな話じゃないよ。
レイシュア、僕の事まだ解ってないの?それはそれでショックなんですけど?」
この子の事?前も言ってたな。俺はここでしか会った事ないのに一番近くに居るとか。
今、俺の一番近くにいるのはモニカなんだけど、どういう事だかサッパリ分からん。
「もぉため息しか出ないよ……鈍チンなレイシュアに大、大、大ヒント!この間、僕のお母さんに何て言われたんだい?」
は?お母さん?……はぁぁ?
「もぉぉぉおっ!ほらっ、僕と同じくらいの背丈で大きな眼鏡かけてるでしょっ!」
そ、それって……シャロの事か?シャロがお母さん……お母さん!?
“この刀と呼ばれる剣は特に力が強いのよ”
シャロが言った言葉が思い浮かんだ。
“凄い子になると具現化したりするわ”
具現化?シャロがお母さんって……まさか、朔羅!?
「はぁ……やっと分かったの?怒ってた僕が馬鹿らしく思えてきたよ。それで、何か言う事は?」
朔羅は怒ってた?シャロの言っていた様に……使ってあげなかったから?なら浮気って……浮気?
朔羅を使わないで白結氣を使った事か……はぁ、長かったよ。やっと納得いった。
「あーその、あれだ。その事については謝る。ゴメン、俺が悪かった。でもさ……本当に朔羅なのか?」
「なーーによそれっ!ぜんっぜん反省してないじないっ!?もう知らないっ、レイシュアなんてしーらないっ!」
腰に手を当てプイッと横を向く朔羅、これはマズイ……。
「ごめんごめん。疑って悪かったよ。だってさぁ、意志が在るのは分からなくはないよ?でも人の姿になるなんて思ってもみなかったんだよ、仕方ないだろ?
なぁ機嫌直してくれよぉ、なっ?なんでもするからさぁ」
俺の言葉など聞かず、尚も横を向いて膨れる朔羅。瞑っていた目を片方だけ開けてチラリと俺を見るが、すぐにまた目を瞑ってしまう。
「本当に反省してるの?」
「してますしてますっ、この通りです」
両手を合わせて拝む様にして頭を下げた。すると、腰に手を当てたままに向き直り、腰を折って顔を近付けると本意を確かめる様に覗き込んでくる。
「なんでもするって言ったよね?本当になんでもするの?口から出まかせじゃないの?」
「するする、何したら許してくれるんだ?」
「ふぅ~~んっ……じゃあ……」
「じゃあ?」
「キスして」
ん?キス?オマセさんだなぁ。
微笑みながら抱き寄せるとそっとオデコにキスをする。
しかしその途端に突き出される両手。勢いよく押し退けられ、転ばないようにと思わずたたらを踏んでしまった。
「ちっがーーうっ!キスって言ったら口にするものでしょ!?馬鹿にしてるの?ねぇ、僕の事馬鹿にしてるの?
そりゃぁさっ、まだ身体はこんなだよ?それはレイシュアにだって責任あるんだからね!ちゃんと使ってくれないと僕だって成長出来ないんだよ?分かってるの!?
ちゃんと反省して悪いと思ってるのなら口にキスして!!短いチュッじゃ駄目だからねっ。ながぁ~いやつねっ!」
分かったよ、俺が悪かったんだもんな。そうか使えば使うほど成長するのか。だからこの間会った時よりも少しだけ大きくなった気がしたんだな。
まだ十歳そこそこの朔羅の身体、その小さくて軽い身体をお姫様抱っこで抱き上げれば怒りの気配など消え去り、塩らしくなった彼女はうっすらと頬を染めてはにかむ。
お望みのままに唇を合わせればそれだけじゃ飽き足らず、小さな舌が俺の唇をチロチロと舐め『門を開けろ』と催促してくる。それに応えれば当然のように互いの舌が絡み合い、それと共に唾液も混ざり合う──なんで俺はこんな幼い少女に興奮しているんだろう?
間近で見る真っ白な頬は桃色に染まっており、うっとりとした表情で余韻に浸りながらも、闇よりも黒い瞳が俺を見つめていた。
「早く続きが出来るようにレイシュアが頑張るんだぞ?僕はレイシュアの為だけに存在する。だから僕の事、大事にしてね……ちゃんと愛してね?向こうに戻っても忘れちゃ駄目だからね」
己の両足で立ち、小さき女の子を抱っこしているにも関わらず薄れゆく意識。不思議な感覚に『夢の中だった』と思い出しながらも聞こえる心地よい朔羅の声は心に染み入るようだった。
気が付いたときには真っ暗な空間にいた──また俺はここに来たんだな。
眠りから覚めると忘れてしまう、だが、ここに来ると再び思い出す。夢とはこういうものなのだろうか?
さて、ここはどっちの少女がいるところかな?
それともまた別の夢?
見回しても何も無いただ闇だけが広がる世界。
まぁ、また歩いてみよう。
何も見えないのに不思議と怖くない、真っ暗な闇の世界。只ひたすらに歩いていると、思った通り光る大きな木が見えてきた。そのまま更に近寄って行くと仁王立ちする人影が見えて来る。
歩きながら見ていると真っ暗な闇の中、立っていたのは陽に当たったことが無いのではないかというぐらい白い肌をした黒い少女だった。
「レイシュア、僕に何か言うことは無い?」
黒い髪の間から見える眉間に頑張って皺を寄せている姿が微笑ましい。黒い瞳で俺を見つめる黒服の少女はこの間会った子だ。
「何かって……お久しぶり?」
頭を抱えて『違う違う』と言わんばかりに首を横に振る少女。心なしか、この間会った時よりも大きくなっている気がする。こんな短時間でそんなに成長するなんて事があるのか?
あぁ、ここは夢の中だからなんでも有りなのか。
「僕だって日毎に成長しているんだっ、大きくなってあたりまえだろ?それより謝罪とか無いの!?浮気だよっ、う・わ・きっ!酷くない?
レイシュア、御免なさいが言えない人は駄目な人なんだぞ?」
浮気ってなんだよ。そりゃ俺はユリアーネを心の隅に退けてモニカを受け入れたよ?それは駄目なのか?いけないことだったのか?
それともモニカが居るのにティナを受け入れようというのが駄目なのか?エレナも駄目なのか?
「外での女性関係は僕は気にしないって言わなかった?ここに来た時にちゃんと僕を愛してくれるなら、どれだけ女性が居ても僕は構わない。
でも今はそんな話じゃないよ。
レイシュア、僕の事まだ解ってないの?それはそれでショックなんですけど?」
この子の事?前も言ってたな。俺はここでしか会った事ないのに一番近くに居るとか。
今、俺の一番近くにいるのはモニカなんだけど、どういう事だかサッパリ分からん。
「もぉため息しか出ないよ……鈍チンなレイシュアに大、大、大ヒント!この間、僕のお母さんに何て言われたんだい?」
は?お母さん?……はぁぁ?
「もぉぉぉおっ!ほらっ、僕と同じくらいの背丈で大きな眼鏡かけてるでしょっ!」
そ、それって……シャロの事か?シャロがお母さん……お母さん!?
“この刀と呼ばれる剣は特に力が強いのよ”
シャロが言った言葉が思い浮かんだ。
“凄い子になると具現化したりするわ”
具現化?シャロがお母さんって……まさか、朔羅!?
「はぁ……やっと分かったの?怒ってた僕が馬鹿らしく思えてきたよ。それで、何か言う事は?」
朔羅は怒ってた?シャロの言っていた様に……使ってあげなかったから?なら浮気って……浮気?
朔羅を使わないで白結氣を使った事か……はぁ、長かったよ。やっと納得いった。
「あーその、あれだ。その事については謝る。ゴメン、俺が悪かった。でもさ……本当に朔羅なのか?」
「なーーによそれっ!ぜんっぜん反省してないじないっ!?もう知らないっ、レイシュアなんてしーらないっ!」
腰に手を当てプイッと横を向く朔羅、これはマズイ……。
「ごめんごめん。疑って悪かったよ。だってさぁ、意志が在るのは分からなくはないよ?でも人の姿になるなんて思ってもみなかったんだよ、仕方ないだろ?
なぁ機嫌直してくれよぉ、なっ?なんでもするからさぁ」
俺の言葉など聞かず、尚も横を向いて膨れる朔羅。瞑っていた目を片方だけ開けてチラリと俺を見るが、すぐにまた目を瞑ってしまう。
「本当に反省してるの?」
「してますしてますっ、この通りです」
両手を合わせて拝む様にして頭を下げた。すると、腰に手を当てたままに向き直り、腰を折って顔を近付けると本意を確かめる様に覗き込んでくる。
「なんでもするって言ったよね?本当になんでもするの?口から出まかせじゃないの?」
「するする、何したら許してくれるんだ?」
「ふぅ~~んっ……じゃあ……」
「じゃあ?」
「キスして」
ん?キス?オマセさんだなぁ。
微笑みながら抱き寄せるとそっとオデコにキスをする。
しかしその途端に突き出される両手。勢いよく押し退けられ、転ばないようにと思わずたたらを踏んでしまった。
「ちっがーーうっ!キスって言ったら口にするものでしょ!?馬鹿にしてるの?ねぇ、僕の事馬鹿にしてるの?
そりゃぁさっ、まだ身体はこんなだよ?それはレイシュアにだって責任あるんだからね!ちゃんと使ってくれないと僕だって成長出来ないんだよ?分かってるの!?
ちゃんと反省して悪いと思ってるのなら口にキスして!!短いチュッじゃ駄目だからねっ。ながぁ~いやつねっ!」
分かったよ、俺が悪かったんだもんな。そうか使えば使うほど成長するのか。だからこの間会った時よりも少しだけ大きくなった気がしたんだな。
まだ十歳そこそこの朔羅の身体、その小さくて軽い身体をお姫様抱っこで抱き上げれば怒りの気配など消え去り、塩らしくなった彼女はうっすらと頬を染めてはにかむ。
お望みのままに唇を合わせればそれだけじゃ飽き足らず、小さな舌が俺の唇をチロチロと舐め『門を開けろ』と催促してくる。それに応えれば当然のように互いの舌が絡み合い、それと共に唾液も混ざり合う──なんで俺はこんな幼い少女に興奮しているんだろう?
間近で見る真っ白な頬は桃色に染まっており、うっとりとした表情で余韻に浸りながらも、闇よりも黒い瞳が俺を見つめていた。
「早く続きが出来るようにレイシュアが頑張るんだぞ?僕はレイシュアの為だけに存在する。だから僕の事、大事にしてね……ちゃんと愛してね?向こうに戻っても忘れちゃ駄目だからね」
己の両足で立ち、小さき女の子を抱っこしているにも関わらず薄れゆく意識。不思議な感覚に『夢の中だった』と思い出しながらも聞こえる心地よい朔羅の声は心に染み入るようだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
異世界で魔法が使えない少女は怪力でゴリ押しします!
ninjin
ファンタジー
病弱だった少女は14歳の若さで命を失ってしまった・・・かに思えたが、実は異世界に転移していた。異世界に転移した少女は病弱だった頃になりたかった元気な体を手に入れた。しかし、異世界に転移して手いれた体は想像以上に頑丈で怪力だった。魔法が全ての異世界で、魔法が使えない少女は頑丈な体と超絶な怪力で無双する。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
【完結】番である私の旦那様
桜もふ
恋愛
異世界であるミーストの世界最強なのが黒竜族!
黒竜族の第一皇子、オパール・ブラック・オニキス(愛称:オール)の番をミースト神が異世界転移させた、それが『私』だ。
バールナ公爵の元へ養女として出向く事になるのだが、1人娘であった義妹が最後まで『自分』が黒竜族の番だと思い込み、魅了の力を使って男性を味方に付け、なにかと嫌味や嫌がらせをして来る。
オールは政務が忙しい身ではあるが、溺愛している私の送り迎えだけは必須事項みたい。
気が抜けるほど甘々なのに、義妹に邪魔されっぱなし。
でも神様からは特別なチートを貰い、世界最強の黒竜族の番に相応しい子になろうと頑張るのだが、なぜかディロ-ルの侯爵子息に学園主催の舞踏会で「お前との婚約を破棄する!」なんて訳の分からない事を言われるし、義妹は最後の最後まで頭お花畑状態で、オールを手に入れようと男の元を転々としながら、絡んで来ます!(鬱陶しいくらい来ます!)
大好きな乙女ゲームや異世界の漫画に出てくる「私がヒロインよ!」な頭の変な……じゃなかった、変わった義妹もいるし、何と言っても、この世界の料理はマズイ、不味すぎるのです!
神様から貰った、特別なスキルを使って異世界の皆と地球へ行き来したり、地球での家族と異世界へ行き来しながら、日本で得た知識や得意な家事(食事)などを、この世界でオールと一緒に自由にのんびりと生きて行こうと思います。
前半は転移する前の私生活から始まります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる