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三年後
8月1日 夏休み、元隣の席の女の子と出会いました。
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「行ってきます!」
「行ってらっしゃい。」
和奏との別れから3年が過ぎた。
俺は大学受験を無事合格して、母さんと一緒に生活しながら大学に通っている。
今日も大学の授業があるためにお昼前に家を出る。
電車で三十分ほど揺られて、大学の最寄り駅を降りると、まず、俺は大学とは反対の方向に歩いて行く。
俺はあの日から、高校の時は時間のある日、大学になってからは毎日のルーティンが出来た。
安和神社と合併した神社へのお参りだ。
鈴を鳴らし、お賽銭を入れ、姿勢を正し深いお辞儀を2回する。
胸の高さで、右手を少しずらして手を合わせ、肩幅程度に両手を開き、2回打つ。
『和奏が、幸せでありますように。』
今日はいつもよりも長い間目を瞑って、お願いをして、もう一度お辞儀をした。
俺は目を開けると、左隣から視線を感じて見て見ると、ひとりの女性が立っていた。
「おはよ。」
俺の目からは、涙が零れていた。
~fin~
「行ってらっしゃい。」
和奏との別れから3年が過ぎた。
俺は大学受験を無事合格して、母さんと一緒に生活しながら大学に通っている。
今日も大学の授業があるためにお昼前に家を出る。
電車で三十分ほど揺られて、大学の最寄り駅を降りると、まず、俺は大学とは反対の方向に歩いて行く。
俺はあの日から、高校の時は時間のある日、大学になってからは毎日のルーティンが出来た。
安和神社と合併した神社へのお参りだ。
鈴を鳴らし、お賽銭を入れ、姿勢を正し深いお辞儀を2回する。
胸の高さで、右手を少しずらして手を合わせ、肩幅程度に両手を開き、2回打つ。
『和奏が、幸せでありますように。』
今日はいつもよりも長い間目を瞑って、お願いをして、もう一度お辞儀をした。
俺は目を開けると、左隣から視線を感じて見て見ると、ひとりの女性が立っていた。
「おはよ。」
俺の目からは、涙が零れていた。
~fin~
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