41 / 208
第1部 高級クラブのお仕事
クリスマスイベント
しおりを挟む
2003年12月1日
週が空けて12月に入り、ドルチェはイベント期間に突入した。このクリスマス・イベントが一年で最大のイベントであり、どの店もこの月に売り上げた額により、次の年の明暗が別れる。お客さんたちは普段よりも飲む回数の増える月でもあるが、そんな中で少しでも多くの客数を確保しようと、各店々は躍起になる。その現れがノルマとなり、ホステスたちには普段のノルマに、イベントノルマが上乗せされることとなるのである。
「ただのノルマと思うな。来年、この店で働けるのかどうか、存亡をかけて取り組んでもらいたい。ノルマ達成、未達成に関わらず、下位のホステスから、この店を去ってもらうことにする」
谷村副社長は、黒服、ホステスが全員集まるイベント前のミーティングの場で、いつもより増して厳しい口調でそう檄を飛ばした。
その日のミーティングが終わった後、ウェイターが集まっていると、佐々木マネージャーが、
「来年やばいランキング~!」
とテンション高く言って、独断でクビになりそうなホステスをリストアップして発表をし出した。
涼平には聞かずとも予想はついていたが、聞いてみるとやはり、1位は由奈だった。ちなみに2位は優香だった。
クリスマスイベントは店によって期間が異なるが、ドルチェはクラブの中では最長の12月1日から25日までの三週間を当てていた。ノルマの付け方はというと、同伴と動員がポイントとして計上される。
同伴1回3ポイント、
動員1人1ポイント、
といった具合だ。
動員とは、自分の口座のお客さんを呼ぶか、同伴でないお客さんが来るのを予め申告しておくか、だ。由奈の場合、同伴などまだ出来るわけもなく、自分の口座もなく、この前貴代ママを怒らせたので申告できるお客さんもなく…
佐々木マネージャーの言う通り、かなり高い確率でポイントが最下位になる可能性があった。
「今日からはちゃんと休まず出勤してや」
イベント初日、由奈に電話する。ちなみに由奈は毎日出勤のレギュラーとして入店していて、イベント期間中にレギュラーが休むと日給と同じ額の罰金が取られることになっていた。
「今日なんか頭痛いねん」
由奈は先週休んで以来、テンションの低いままだ。
「今日からイベントやから休んだらあかんよ。でないと給料から罰金引かれるねん」
「はあ!?給料から引かれるって、どういうこと!?」
金のことになるとシビアなやつである。
「え?だからぁ、休むと日給罰金やし。この前のミーティングで言われたやろ?あと、頑張って出勤せんとノルマもこなされへんし」
「はあ!?ノルマって何よ!うち、まだ入ったばっかりやん」
「う~ん、そやねんけど…もちろん出来なくても罰金的なもんはないんやけどな、ちょっとはポイント上げてもらわないと、クビになるかもやねん…」
「何よ、ポイントって」
「ミーティングで何聞いてたん?え~と、ポイントっていうのは…まず、同伴したら3ポイント、動員は1人につき1ポイント、てやつ」
「ふ~ん、それやったら由奈ちゃん、別にクビでもいいわあ。そんなん、やる気出えへんもん」
「またまたぁ…やる前からそんなん言わんと、がんばってみようよ~」
「しーくんはそら、うちががんばったらスカウト合戦で賞金もらえるもんなあ」
「え?いや、そんな賞金欲しさに言ってるんちゃうし。由奈にクビになってもらいたくないだけやん」
ここまでの会話で、かなりのエネルギーを消費していた。
「だって、由奈ちゃん、明日菜さんにはいじめられるわ、貴代ママには怒られるわ、何にもいいことないねんもん」
「そ、そうやけど…このまま出来なくてクビになんかなったら、悔しくないの?」
「悔しくないもん」
はあ~っと深いため息をつく。
「あ、そ。ほんなら適当にやってクビになったら?」
「ごほうびは?」
「え?ごほうびって?」
「たとえばさあ~うちが初同伴できたら何か言うこと聞いてくれるとか~」
「ん~無理なことやなかったらええよ。どんなことが希望なん?」
「じゃあね~うちの行き付けの店に連れて行って」
「行き付けってどんな店なん?」
「ミナミのホストクラブ」
「ええ!?高いんちゃうの?」
「大丈夫よ。安いとこやから。ねえ、それくらい、いいでしょ?」
「う~ん、しょうがないなあ。その代わり高すぎるのは勘弁やで」
「分かってるよ。絶対約束ね」
「ああ、約束する」
「やったあ!じゃあね、今日、中岡先生と同伴するから入れといて」
「おう、ほんなら今日はちゃんと……て、え?今何て?」
由奈との会話にうんざりし始めていた涼平は、早く話を切り上げようとして由奈の最後の言葉を聞き逃した。電話の向こうの息遣いに、さっきまでの倦怠感とは違った空気を感じる。
「だぁ~かぁ~らあ、今日中岡先生と同伴になったから入れといてって言ったの」
「え?この前怒らせたんやないの!?」
「あれからね、電話かかってきて、この前は酔っぱらいでごめんって。それでね、詫びで同伴してもらうことになったの」
そこまで聞き、涼平は自分が由奈の手のひらに乗っていたことに気づく。
「じゃあホストクラブの件、よろしくね」
由奈はそう言ってさっさと電話を切り、涼平は一日分のエネルギーを使い果たしたような疲労を感じてもう一度大きく息を吐いた。だが、相変わらずしたたかな由奈でいてくれて、どこかスカッと胸のすく思いでもあった。
その日は、営業が始まって早々にひと悶着あった。
「あんた!金曜、前嶋社長と一緒やったんやなあ!」
明日菜が出勤してきた樹理を捕まえて声を荒げている。
「さあ…何のことですか?」
一方の樹理はこちらも負けじとふてぶてしく、裏の待機場所で煙草をふかしながら、明日菜の方を見ようともせずに答えた。
「しらばっくれてもあかんで!土曜に社長のマンションから出てきて車で去っていくあんたの姿、見てんから!」
「ええ!?家の前にいてはったんですか?気持ち悪いわあ」
「何やて!?」
さすがの明日菜も樹理の図太い態度に絶句している。明日菜もかなり性格悪いが、樹理もなかなかのようだ。
(あの子には気をつけた方がいいわよ)
その様子を覗いている涼平の頭に、夏美の言葉が浮かんだ。樹理の窓口の関も涼平の横で心配そうに様子を伺っている。
「一番やばいのは、実は悪魔かもしらんなあ」
クビ候補ランキングのことを言っているのだろう、佐々木マネージャーが、その涼平たちの後ろから声をかけてきた。
「前嶋社長の支払い、500万くらいまだ入らへんらしいで」
誰から聞いたのか、佐々木のその言葉で神崎の情報に間違いなかったと分かる。そんな話をしていた涼平たちのところに樹理がうんざり顔で立ってくると、ちょうど彼女の肩辺りにくる関の四角い頭をポンと叩いて、
「気分悪いから今日は帰るわ」
と言い、足早に玄関までの通路を歩いていった。
「ちょ、ちょっと待って…」
関はせかせかとその後を追う。
「何やの、あの女は!?桂木呼んでや!」
明日菜は最初、樹理の行動に呆気に取られていたが、入り口にたむろしている涼平たちを見るとそう叫んだ。
「何や何や?」
呼ばれてきた桂木部長は、怒りの収まらない明日菜に、訳が分からず応対する。
「行こ行こ」
佐々木マネージャーに促されて、そこで涼平たちはそれぞれの持ち場についた。
週が空けて12月に入り、ドルチェはイベント期間に突入した。このクリスマス・イベントが一年で最大のイベントであり、どの店もこの月に売り上げた額により、次の年の明暗が別れる。お客さんたちは普段よりも飲む回数の増える月でもあるが、そんな中で少しでも多くの客数を確保しようと、各店々は躍起になる。その現れがノルマとなり、ホステスたちには普段のノルマに、イベントノルマが上乗せされることとなるのである。
「ただのノルマと思うな。来年、この店で働けるのかどうか、存亡をかけて取り組んでもらいたい。ノルマ達成、未達成に関わらず、下位のホステスから、この店を去ってもらうことにする」
谷村副社長は、黒服、ホステスが全員集まるイベント前のミーティングの場で、いつもより増して厳しい口調でそう檄を飛ばした。
その日のミーティングが終わった後、ウェイターが集まっていると、佐々木マネージャーが、
「来年やばいランキング~!」
とテンション高く言って、独断でクビになりそうなホステスをリストアップして発表をし出した。
涼平には聞かずとも予想はついていたが、聞いてみるとやはり、1位は由奈だった。ちなみに2位は優香だった。
クリスマスイベントは店によって期間が異なるが、ドルチェはクラブの中では最長の12月1日から25日までの三週間を当てていた。ノルマの付け方はというと、同伴と動員がポイントとして計上される。
同伴1回3ポイント、
動員1人1ポイント、
といった具合だ。
動員とは、自分の口座のお客さんを呼ぶか、同伴でないお客さんが来るのを予め申告しておくか、だ。由奈の場合、同伴などまだ出来るわけもなく、自分の口座もなく、この前貴代ママを怒らせたので申告できるお客さんもなく…
佐々木マネージャーの言う通り、かなり高い確率でポイントが最下位になる可能性があった。
「今日からはちゃんと休まず出勤してや」
イベント初日、由奈に電話する。ちなみに由奈は毎日出勤のレギュラーとして入店していて、イベント期間中にレギュラーが休むと日給と同じ額の罰金が取られることになっていた。
「今日なんか頭痛いねん」
由奈は先週休んで以来、テンションの低いままだ。
「今日からイベントやから休んだらあかんよ。でないと給料から罰金引かれるねん」
「はあ!?給料から引かれるって、どういうこと!?」
金のことになるとシビアなやつである。
「え?だからぁ、休むと日給罰金やし。この前のミーティングで言われたやろ?あと、頑張って出勤せんとノルマもこなされへんし」
「はあ!?ノルマって何よ!うち、まだ入ったばっかりやん」
「う~ん、そやねんけど…もちろん出来なくても罰金的なもんはないんやけどな、ちょっとはポイント上げてもらわないと、クビになるかもやねん…」
「何よ、ポイントって」
「ミーティングで何聞いてたん?え~と、ポイントっていうのは…まず、同伴したら3ポイント、動員は1人につき1ポイント、てやつ」
「ふ~ん、それやったら由奈ちゃん、別にクビでもいいわあ。そんなん、やる気出えへんもん」
「またまたぁ…やる前からそんなん言わんと、がんばってみようよ~」
「しーくんはそら、うちががんばったらスカウト合戦で賞金もらえるもんなあ」
「え?いや、そんな賞金欲しさに言ってるんちゃうし。由奈にクビになってもらいたくないだけやん」
ここまでの会話で、かなりのエネルギーを消費していた。
「だって、由奈ちゃん、明日菜さんにはいじめられるわ、貴代ママには怒られるわ、何にもいいことないねんもん」
「そ、そうやけど…このまま出来なくてクビになんかなったら、悔しくないの?」
「悔しくないもん」
はあ~っと深いため息をつく。
「あ、そ。ほんなら適当にやってクビになったら?」
「ごほうびは?」
「え?ごほうびって?」
「たとえばさあ~うちが初同伴できたら何か言うこと聞いてくれるとか~」
「ん~無理なことやなかったらええよ。どんなことが希望なん?」
「じゃあね~うちの行き付けの店に連れて行って」
「行き付けってどんな店なん?」
「ミナミのホストクラブ」
「ええ!?高いんちゃうの?」
「大丈夫よ。安いとこやから。ねえ、それくらい、いいでしょ?」
「う~ん、しょうがないなあ。その代わり高すぎるのは勘弁やで」
「分かってるよ。絶対約束ね」
「ああ、約束する」
「やったあ!じゃあね、今日、中岡先生と同伴するから入れといて」
「おう、ほんなら今日はちゃんと……て、え?今何て?」
由奈との会話にうんざりし始めていた涼平は、早く話を切り上げようとして由奈の最後の言葉を聞き逃した。電話の向こうの息遣いに、さっきまでの倦怠感とは違った空気を感じる。
「だぁ~かぁ~らあ、今日中岡先生と同伴になったから入れといてって言ったの」
「え?この前怒らせたんやないの!?」
「あれからね、電話かかってきて、この前は酔っぱらいでごめんって。それでね、詫びで同伴してもらうことになったの」
そこまで聞き、涼平は自分が由奈の手のひらに乗っていたことに気づく。
「じゃあホストクラブの件、よろしくね」
由奈はそう言ってさっさと電話を切り、涼平は一日分のエネルギーを使い果たしたような疲労を感じてもう一度大きく息を吐いた。だが、相変わらずしたたかな由奈でいてくれて、どこかスカッと胸のすく思いでもあった。
その日は、営業が始まって早々にひと悶着あった。
「あんた!金曜、前嶋社長と一緒やったんやなあ!」
明日菜が出勤してきた樹理を捕まえて声を荒げている。
「さあ…何のことですか?」
一方の樹理はこちらも負けじとふてぶてしく、裏の待機場所で煙草をふかしながら、明日菜の方を見ようともせずに答えた。
「しらばっくれてもあかんで!土曜に社長のマンションから出てきて車で去っていくあんたの姿、見てんから!」
「ええ!?家の前にいてはったんですか?気持ち悪いわあ」
「何やて!?」
さすがの明日菜も樹理の図太い態度に絶句している。明日菜もかなり性格悪いが、樹理もなかなかのようだ。
(あの子には気をつけた方がいいわよ)
その様子を覗いている涼平の頭に、夏美の言葉が浮かんだ。樹理の窓口の関も涼平の横で心配そうに様子を伺っている。
「一番やばいのは、実は悪魔かもしらんなあ」
クビ候補ランキングのことを言っているのだろう、佐々木マネージャーが、その涼平たちの後ろから声をかけてきた。
「前嶋社長の支払い、500万くらいまだ入らへんらしいで」
誰から聞いたのか、佐々木のその言葉で神崎の情報に間違いなかったと分かる。そんな話をしていた涼平たちのところに樹理がうんざり顔で立ってくると、ちょうど彼女の肩辺りにくる関の四角い頭をポンと叩いて、
「気分悪いから今日は帰るわ」
と言い、足早に玄関までの通路を歩いていった。
「ちょ、ちょっと待って…」
関はせかせかとその後を追う。
「何やの、あの女は!?桂木呼んでや!」
明日菜は最初、樹理の行動に呆気に取られていたが、入り口にたむろしている涼平たちを見るとそう叫んだ。
「何や何や?」
呼ばれてきた桂木部長は、怒りの収まらない明日菜に、訳が分からず応対する。
「行こ行こ」
佐々木マネージャーに促されて、そこで涼平たちはそれぞれの持ち場についた。
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
ト・カ・リ・ナ〜時を止めるアイテムを手にしたら気になる彼女と距離が近くなった件〜
遊馬友仁
青春
高校二年生の坂井夏生(さかいなつき)は、十七歳の誕生日に、亡くなった祖父からの贈り物だという不思議な木製のオカリナを譲り受ける。試しに自室で息を吹き込むと、周囲のヒトやモノがすべて動きを止めてしまった!
木製細工の能力に不安を感じながらも、夏生は、その能力の使い途を思いつく……。
「そうだ!教室の前の席に座っている、いつも、マスクを外さない小嶋夏海(こじまなつみ)の素顔を見てやろう」
そうして、自身のアイデアを実行に映した夏生であったがーーーーーー。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-
ましゅまろ
歴史・時代
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。
1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。
わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。
だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。
これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。
希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。
※アルファポリス限定投稿
クラスのマドンナがなぜか俺のメイドになっていた件について
沢田美
恋愛
名家の御曹司として何不自由ない生活を送りながらも、内気で陰気な性格のせいで孤独に生きてきた裕貴真一郎(ゆうき しんいちろう)。
かつてのいじめが原因で、彼は1年間も学校から遠ざかっていた。
しかし、久しぶりに登校したその日――彼は運命の出会いを果たす。
現れたのは、まるで絵から飛び出してきたかのような美少女。
その瞳にはどこかミステリアスな輝きが宿り、真一郎の心をかき乱していく。
「今日から私、あなたのメイドになります!」
なんと彼女は、突然メイドとして彼の家で働くことに!?
謎めいた美少女と陰キャ御曹司の、予測不能な主従ラブコメが幕を開ける!
カクヨム、小説家になろうの方でも連載しています!
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
【完結】『80年を超越した恋~令和の世で再会した元特攻隊員の自衛官と元女子挺身隊の祖母を持つ女の子のシンクロニシティラブストーリー』
M‐赤井翼
現代文学
赤井です。今回は「恋愛小説」です(笑)。
舞台は令和7年と昭和20年の陸軍航空隊の特攻部隊の宿舎「赤糸旅館」です。
80年の時を経て2つの恋愛を描いていきます。
「特攻隊」という「難しい題材」を扱いますので、かなり真面目に資料集めをして制作しました。
「第20振武隊」という実在する部隊が出てきますが、基本的に事実に基づいた背景を活かした「フィクション」作品と思ってお読みください。
日本を護ってくれた「先人」に尊敬の念をもって書きましたので、ほとんどおふざけは有りません。
過去、一番真面目に書いた作品となりました。
ラストは結構ややこしいので前半からの「フラグ」を拾いながら読んでいただくと楽しんでもらえると思います。
全39チャプターですので最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
それでは「よろひこー」!
(⋈◍>◡<◍)。✧💖
追伸
まあ、堅苦しく読んで下さいとは言いませんがいつもと違って、ちょっと気持ちを引き締めて読んでもらいたいです。合掌。
(。-人-。)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
