ボッチな俺は自宅に出来たダンジョン攻略に励む

佐原

文字の大きさ
7 / 21

孤独のダンジョン

しおりを挟む
俺は2人と分かれて、単独でダンジョンを進める。セバスが俺1人の行動を認めると言うことは、この時間では危険なところに行かないと予測したのだろう。

実際俺も命を失うことが怖いので、無理をして進まない。

11階層からはゴブリン、オーク、そしてコボルトまでいた。コボルトを見るのは初めてだが、敏捷が他のモンスターと比べて高いモンスターだった。

しかし、俺からしてみて、他と大差はない。
この後も魔石を集めながら、ボスの部屋の前まで来た。今回は恐らくコボルト、ゴブリン、オークの上位種だろう。そして、多くのモンスターも居ると思う。

そのため、早く終わらせたい。長引けばこちらは1人なので分が悪いからな。

俺はボス部屋に入ると予想通り、コボルトたちの上位種に加え、その手下みたいな奴らがいた。

俺は暗黒魔法

『ブラックバインド』

を使い相手の動きを封じた。

『ブラックアロー』

そしてモンスターの頭を打ち抜いた。
魔法のコントロールもうまく行った。ここは魔石をたくさん稼げる所だな。

一回で30近くの魔石を手に入れた。

ドロップアイテムは魔石に加えてバンダナと剣だった。どちらもレア度もさほど高くないので、空間収納の肥やしになる。

そして、俺は次の階層を少し見て、帰ることにした。今日はもうこれで満足だ。

16階層からはスライムも出てきた。

俺はスライムは雑魚キャラだと思っていたが、そうでは無いらしい物理攻撃がほとんど効かないため、戦士はスライムに苦戦を強いられる。

しかし、スライムは魔法に弱いので魔法を使えば簡単に倒せる。

俺は鎌に

『闇影纏』

をして、この階層内のスライムを鎌で倒した。そして俺は今日のダンジョンを切り上げた。



「セバスただいま、どうだった?」

「覚悟は伝わりましたが、まだまだですね。」

青木さんの顔を察するにモンスターを倒すのが初めてだったのだろう。セバスが側にいるとは言え、やはり初めての命のやり取りで、モンスターを倒す感触はいいものではないだろう。

「じゃあ、青木さんまたね。俺はバイトあるから明日はダンジョンに行かないけど、セバスはいるから来てもいいよ。」

「分かりました、今日はありがとうございました。私もバイトをしてるので来れない日もありますが宜しくお願いします。」

まだ、元気だから大丈夫か。


その後少し遅い夕食を取り、予習を済まして眠りについた。


次の日学校に行くと、青木さんと俺の事が何か言われていた。

「ねえ、青木さんと昨日一緒にいた人だよね?」

「そうね、あの青木さんが珍しいわ。まあ、この人も隠キャっぽいからこちらとしては有り難いけどね。」



「あいつか、青木さんと居た人はなんであいつなんだ。」

「俺らでさて振り向いてもらえないのに、あの隠キャがなんでだ?」


青木さんめ、俺の立場を考えてくれよ。学校では出来るだけ面倒事はかけたくないんだ。

この後、陽キャどもに目の敵にされるのがオチか、

「ハァ」

この視線めんどくさいなぁ。俺はいつも席に座って音楽を聞いているだけなのに、話しかけられただけで何故こうも注目されなきゃならないんだ。

「なぁ、」

いつも全く話しかけらないのに話しかけてきた奴がいたよ。俺はイヤホンをとり話しかけた。

「なんだ?」

「佐藤と青木さんはどういう関係なんだ?」

「何も無い、それを期待しているんだろう?」

こう言っておけばいい方向に向かうだろう。

「確かにそうだが、何故お前みたいな奴が話しかけられる。」

まだ突っかかって来るのか、マジでだるい。

「はぁ、そんなの俺が知りたい。と言うか青木さん?昨日初めて知った。」

「俺が知りたい?笑わせるなよ。陰キャがいい気になるなよ。」

「それで話は終わりか?」

「お前陰キャの癖に生意気だな、お前の親もお前みたいなキモいやつなんだろう。お前が生まれてきたのも納得だぜ。陰キャの親は底辺だってな!」

こいつ、俺の親まで馬鹿にするのか。頭悪いな。俺がこいつの悪口が効かなかったら次は親の悪口か、そこが知れるなぁ。

しかし、親が馬鹿にされるのは少し許せんな。

「じゃあお前の親は今みたいに他人に向かってズケズケと悪口を何も思わず言える親なんだろう、それは納得だ。」

俺は相手に言い返した。相手の理論からしたらこれは正論だろう。

「テメェ調子に乗りやがって、」

「で次は暴力か?それとも陰湿ないじめか?それとも俺のことを完全に無視するか?どうする?」

こいつの選択はと言うと。


右ストレートだった。こんな挑発に乗るのか沸点が低いな。

周りの連中も周りの連中だ、全く止めもしない、俺が面と向かって悪口言われてるにも関わらず、止めもせず笑ってるくらいだからな。

そして俺はその右ストレートを顔面にきっちり受けた。

「これで満足か?じゃあ俺は負傷したと言うことで早退するから、君が先生に伝えてくれよ?じゃあさようなら。あと、君の親が暴力的だとわかったよ。」

と言うと俺はリュックに教科書をつめ、学校に来て十分後ここを早退した。


その前に、俺は保健室に寄った。

コンコン

「失礼します。」

保健室には初めて来たが、それなりの年齢の女性の方がいた。

「あら、どうしたの朝練で怪我でもしたの?」

「いえ、顔面を殴られまして。早退させて頂けないかと思いまして。」

「何があったのか聞いてもいい?」

この人は急に真剣になり俺の話を聞いてくれるようだ。



しおりを挟む
感想 35

あなたにおすすめの小説

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~

ある中管理職
ファンタジー
 勤続10年目10度目のレベルアップ。  人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。  すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。  なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。  チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。  探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。  万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。

ダンジョンで有名モデルを助けたら公式配信に映っていたようでバズってしまいました。

夜兎ましろ
ファンタジー
 高校を卒業したばかりの少年――夜見ユウは今まで鍛えてきた自分がダンジョンでも通用するのかを知るために、はじめてのダンジョンへと向かう。もし、上手くいけば冒険者にもなれるかもしれないと考えたからだ。  ダンジョンに足を踏み入れたユウはとある女性が魔物に襲われそうになっているところに遭遇し、魔法などを使って女性を助けたのだが、偶然にもその瞬間がダンジョンの公式配信に映ってしまっており、ユウはバズってしまうことになる。  バズってしまったならしょうがないと思い、ユウは配信活動をはじめることにするのだが、何故か助けた女性と共に配信を始めることになるのだった。

【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。 木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。 しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。 そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。 【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】

異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。 異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。 せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。 そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。 これは天啓か。 俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。

『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる

暁刀魚
ファンタジー
 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。

カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。 だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、 ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。 国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。 そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。

処理中です...