離縁しようぜ旦那様

たなぱ

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解決編

お悩み相談





美しすぎる不死鳥の卵の温め方を見学した後、とりあえずここからは男子禁制よ!って母様が卵を温めてる部屋からフリード様達を追い出して…実質嫁ポジのラヴ様とおれ、本気で嫁な母様の3人でお茶しながら話し合った

具体的には卵を眺めながら何故が用意してあった紅茶を飲み、ケーキを摘みつつ…ラヴ様から獣人的子育てのポイントと…ついでに母様から人間的子育てについても教えて貰ったりして…それから…



「リデン、あなた昔からいい意味で変わった子で…トラブルに自ら全身突入しに行く子だったでしょう?
そんなあなたがある意味巻き込まれて…お嫁さんになるなんてママ、予想もしてなかった
無慈悲にも連れて行かれた日、嫌なら実家に逃げ帰って来なさい、パパと遠くの国に亡命してあげるから!って気持ちでいたの知ってるかしら…

でも、そうはならなかった…リデンはアデルバイト辺境伯の事、本当に愛してるのね…愛してるからこそ自分で気付いてないけどこれからが不安な気持ちがある…そう見えるわ」

「それは僕から見てても感じるよ、リデン
自分で気付いてないけど内心不安なんだろ?僕達獣人は長い歴史の中で雄も雌も関係なく淫紋で孕むって事に慣れてるからあんまり感じないけど…人族であるキミはもっと不安であっていいと思う」


ジリジリと2人がおれを包囲する、心に何故が突き刺さる言葉と共に包囲してくる…
既にママな母様と、これからママなラヴ様に挟み撃ちにされ、おれは能天気に考えてた気持ちの中にある不安に気付いてしまった

異世界転生…それをしているから自分の事が他人の事のように思えてしまうのかもしれないって事にも…


「…………お…おれ、物事が他人の事に思えちゃう性格してるみたいでさ…そんなおれがママになれるかな…フリード様との赤ちゃん産んで育てていけるかな…って…たぶん不安なんだと思う…でも、その不安が自分の事に思えないっていうのかな?
………ごめん、はっきり言えなくてなんか…ごめん…」


よくよく考えれば考える程、不安なのかもしれないって気持ちが湧いてくる
あの国境付近の街だったら少なからず獣人と人間の赤ちゃんが産まれているかもしれない…子育てが上手くいっているかもしれない…しかし、獣人と人間が番うって事がまだメジャーじゃない世の中

おれから産まれてくる子は獣人なのか?人間なのか?それとも…てか卵で人間は産まれてくれるのか?その辺の情報が何も無い状況でおれは、気持ちの何処かでたぶん不安だって気持ちを感じないようにしてるのか?

知らずに考えないように目を背けていたのかも知れないって思うと自分が怖い…このままで母になれるのか?って感じで怖いんだ…



「リデン、それでいいのよ…あなたが突然実家に帰ってくるってラヴ様に言われたときね、ママは思ったの
昔から妙に大人で楽観的で…悩みなんてないって感じの性格しているリデンの不安を全部吐き出させてあげようって
全部吐き出しなさい、その全てに答えをあげるわ!たまに答えられない所はラヴ様にお任せするけど…
それに…1人で子育てするんじゃないのよ?みんなあなたを助けてくれる…」

「そうだよリデン、フリードに心配かけたくないって感じもするし、生きてる年齢的に人生のものすごい先輩な僕に話せない事なんか無いだろ?
不死鳥の卵を前に独白、それもありだと思うよ」

「……………………っ!!!!」



おれは、先輩ママ二人の圧に負けた
半分泣きながら母性に包まれてめちゃめちゃ気持ちを吐き出したよ…
野郎が出産ってワードがやっぱり慣れない!とか、前世の記憶あるんです!精神年齢前世足すと自分がおっさんだって事も…あと赤ちゃん本気でお腹にいるのに、連続絶頂させたり雄子宮突き上げてくるフリード様、雄過ぎでちょっと怖いとか素直にエロい面もぶち撒けた…

母様に愛されて産むなら男も女も関係ない!淫紋使えたらママもパパを孕ませたいくらい好きなのよ!ってとんでも発言返ってきたり、ラヴ様に僕の歳を考えてから自分をおっさんって考えようって諭されたり、エロい面については母様もラヴ様もまぁまぁまぁ♡って反応だったけど…夜更けまで色々不死鳥の卵を前に相談会は続いた



結果…



気持ちが綿毛のようにフワッフワと舞うくらい心がスッキリした
実家に来て本当に良かったと思うほど超スッキリ…今なら冷蔵庫に楽しみに取っておいたプリン食われても許せるほどスッキリしている…


「ふふ、いい顔になったわね~♡リデンはやっぱりそういう何でもない顔してるのが一番可愛いわ
ラヴ様、ご協力頂きありがとうございます」

「僕もリデンとフリードに迷惑掛けちゃってたから、協力出来て嬉しいよ!」

「家のママ達が心強いって凄くわかりましたっ!!!ちょっとフリード様にも心配掛けない程度に、ここが不安ってちゃんと言ってくる!」



笑顔で部屋を立ち去るおれをママ達は見送ってくれた
実は不安だった普段の乳首責めで敏感な状況で授乳は大丈夫なのか!?についてとか恥ずかしくてフリード様には聞けない事も詳しく聞けてよかった…持つべきはやはり母枠!



まぁ、部屋に戻って直ぐ…寂しかったとフリード様に襲われたのはまた別の話だ






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