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番外編
イグニスの話 前編
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(ルディヴィスがレオンハルトと婚姻する為に王妃教育を王宮で受けている辺りの時系列です)
新種の魔物憑きとか凄い事件を乗り越えてしっかりと青春を実感、全員留年すること無く学園を無事に卒業し、おれがサングイス公爵家で本格的に働き始めたのだが…
ある意味、現状上司であり、更には性別と爵位を超えた友達であり、親友の妹であるシャルティに対して、言いしれぬ違和感を感じ始めている
いや、不思議だなぁと思う事が増えてきたと言ったほうが正しいのか分からないが、なんかうーん?という場面が増えているんだ
そのおれが違和感を持っている事、それは…シャルティの婚約者探しが超絶難航しているという事…!!
現在、レオンハルトのルディヴィス大好きって部分が爆発した結果、女性でも爵位を継げる法案が間もなく可決されるって状況でシャルティは流れ的に確実にサングイス公爵の後を継ぎ、初の女公爵となる事が確定している
気立ても良く教養もあり、そして美しく同年代の中では最も素晴らしい淑女とされるシャルティ…
そんなシャルティには連日、とんでも無い量の高物件な男性陣から釣り書がこれでもかと言うほど届いて居るのだが、全く決定する気配が無い
シャルティも学園を卒業し、早い人だと婚姻もしている時期…なのにこの国で最も素晴らしい未来を期待された女性とされるシャルティは婚約者すらいない
全く釣り書を見てないとか、お茶すらしたくないとかそういう訳じゃないのに婚約者が決まる気配すら無いのだ
…………あの可愛くて優しいシャルティなのにそこまで婚約者探し難航する!??と、毎日山積みの釣り書のを見ていて違和感しか感じない
シャルティだってサングイス公爵や奥様のような仲むずまじい素敵な家庭持ちたいと思う筈なのに…
ルディヴィスの為って素晴らしい品質と実用性兼ねたベビー用品を作り始めてるのだって自分にも全然使えるじゃん?
なのに…何故上手くいかないんだろうか…?
それがなんかモヤモヤして…違和感という感じになって、すごく気になっている
互いにルディヴィスに救われて、一度はルディヴィスに恋をして…レオンハルトに全てを持ってかれたおれたちの仲は正直いい…それこそ内緒話をするくらいには…けど…………
シャルティに婚約者決めないのか?婚約者いい人いないのか?ってきいてみたいがそれはかなりプライベートな問題だ、気軽にそんな事聞けないよなぁ…………とか思うわけで…
シャルティには幸せになってほしいという友としての気持ちもあるし、悩ましい問題だ
「イグニス、お兄様へのプレゼントも兼ねた新しいベビー用品…公爵領で模擬的に展開するに当たって職人の確保が急務なんだけど………イグニス?大丈夫?手が止まっていますわよ…何か考え事ですの?」
シャルティの声で顔をあげると心配そうにこちらをみる目と視線が合う
うっかり大切な話し合い中に考え事をしてしまったと姿勢を直し、手元にある資料と試作品を持ち直す
「ん?ああ…ごめん…いや、ちょっとな…悪い…大丈夫だ
職人の確保はこっちに任せて貰っていい、既に本店で新しい人材の発掘にも力を入れてるから
細かいベビー用品を作るのにも最適な職人がいる
ルディヴィスに贈るならそれ相応の材質とかが必要だろ?魔石と宝石を同時に加工できる職人も見つかりそうだから安心感していい」
「まぁ!そうなのね、流石だわイグニス!
お父様も言ってたけど貴方本当に商才だけじゃなくて色々できるのね?凄いわ
いつも本当にありがとう…!」
「いいって事よ!シャルティ、お前を支えるのが部下の役目だろ?任せとけ!それに公爵としての領地運営の勉強や茶会に夜会にお見合いに…毎日忙しいんだから頼れる所は頼ってくれ
身体が一番だろ?ルディヴィスもそう言うと思うし…あんま無理すんなよ?」
おれの言葉にシャルティは少しだけ驚き嬉しそうに微笑み、感謝を述べてくる
少しだけルディヴィスに似てるけど似てない…女性特有の甘くて柔らかい笑みにこちらも釣られて笑ってしまう
夕食までの時間、シャルティと用意された書斎に籠もり新しい商品について会話をするのが学園を卒業してからの日課…この時間がおれは結構好きだ
ルディヴィスがこっそり教えてくれた知らない世界の話、それを元にこの世界で実用性のある物を新しい形で作る話をするのは本当に楽しい
作成から商売までシャルティと打ち合わせしてサングイス公爵様達に認められる時とか凄く嬉しいんだ
それに毎日忙しく動くシャルティは日々違った顔を見せてくれるから…段々と大人びいた美しい女性として仕上がっていくシャルティの成長を見ることができるから…この時間を毎日楽しみにしてる自分がいる
ルディヴィスがサングイス公爵家から王宮に移り住んでしまった為、やっぱり寂しい!と、2人で笑い合うのも日課みたいで楽しいんだよな…
なのに、こんなめちゃくちゃいい子なシャルティの縁談が難航する意味が分からない!誰でもいいって訳じゃないけどさ!!それにしたって難航するか!?普通!!
…………………きっとサングイス公爵も慎重なのかな?
おれだって部下だけどさ…シャルティの事大事だし…
この笑顔をちゃんと守れる素敵な相手と結婚してほしい…おれの上司を…性別を超えた大切な友を守れる相手が早く見つかったらいいと思う
なるべく早く結婚して重荷を分け合ってほしい…そう、強く願ってしまうんだ
新種の魔物憑きとか凄い事件を乗り越えてしっかりと青春を実感、全員留年すること無く学園を無事に卒業し、おれがサングイス公爵家で本格的に働き始めたのだが…
ある意味、現状上司であり、更には性別と爵位を超えた友達であり、親友の妹であるシャルティに対して、言いしれぬ違和感を感じ始めている
いや、不思議だなぁと思う事が増えてきたと言ったほうが正しいのか分からないが、なんかうーん?という場面が増えているんだ
そのおれが違和感を持っている事、それは…シャルティの婚約者探しが超絶難航しているという事…!!
現在、レオンハルトのルディヴィス大好きって部分が爆発した結果、女性でも爵位を継げる法案が間もなく可決されるって状況でシャルティは流れ的に確実にサングイス公爵の後を継ぎ、初の女公爵となる事が確定している
気立ても良く教養もあり、そして美しく同年代の中では最も素晴らしい淑女とされるシャルティ…
そんなシャルティには連日、とんでも無い量の高物件な男性陣から釣り書がこれでもかと言うほど届いて居るのだが、全く決定する気配が無い
シャルティも学園を卒業し、早い人だと婚姻もしている時期…なのにこの国で最も素晴らしい未来を期待された女性とされるシャルティは婚約者すらいない
全く釣り書を見てないとか、お茶すらしたくないとかそういう訳じゃないのに婚約者が決まる気配すら無いのだ
…………あの可愛くて優しいシャルティなのにそこまで婚約者探し難航する!??と、毎日山積みの釣り書のを見ていて違和感しか感じない
シャルティだってサングイス公爵や奥様のような仲むずまじい素敵な家庭持ちたいと思う筈なのに…
ルディヴィスの為って素晴らしい品質と実用性兼ねたベビー用品を作り始めてるのだって自分にも全然使えるじゃん?
なのに…何故上手くいかないんだろうか…?
それがなんかモヤモヤして…違和感という感じになって、すごく気になっている
互いにルディヴィスに救われて、一度はルディヴィスに恋をして…レオンハルトに全てを持ってかれたおれたちの仲は正直いい…それこそ内緒話をするくらいには…けど…………
シャルティに婚約者決めないのか?婚約者いい人いないのか?ってきいてみたいがそれはかなりプライベートな問題だ、気軽にそんな事聞けないよなぁ…………とか思うわけで…
シャルティには幸せになってほしいという友としての気持ちもあるし、悩ましい問題だ
「イグニス、お兄様へのプレゼントも兼ねた新しいベビー用品…公爵領で模擬的に展開するに当たって職人の確保が急務なんだけど………イグニス?大丈夫?手が止まっていますわよ…何か考え事ですの?」
シャルティの声で顔をあげると心配そうにこちらをみる目と視線が合う
うっかり大切な話し合い中に考え事をしてしまったと姿勢を直し、手元にある資料と試作品を持ち直す
「ん?ああ…ごめん…いや、ちょっとな…悪い…大丈夫だ
職人の確保はこっちに任せて貰っていい、既に本店で新しい人材の発掘にも力を入れてるから
細かいベビー用品を作るのにも最適な職人がいる
ルディヴィスに贈るならそれ相応の材質とかが必要だろ?魔石と宝石を同時に加工できる職人も見つかりそうだから安心感していい」
「まぁ!そうなのね、流石だわイグニス!
お父様も言ってたけど貴方本当に商才だけじゃなくて色々できるのね?凄いわ
いつも本当にありがとう…!」
「いいって事よ!シャルティ、お前を支えるのが部下の役目だろ?任せとけ!それに公爵としての領地運営の勉強や茶会に夜会にお見合いに…毎日忙しいんだから頼れる所は頼ってくれ
身体が一番だろ?ルディヴィスもそう言うと思うし…あんま無理すんなよ?」
おれの言葉にシャルティは少しだけ驚き嬉しそうに微笑み、感謝を述べてくる
少しだけルディヴィスに似てるけど似てない…女性特有の甘くて柔らかい笑みにこちらも釣られて笑ってしまう
夕食までの時間、シャルティと用意された書斎に籠もり新しい商品について会話をするのが学園を卒業してからの日課…この時間がおれは結構好きだ
ルディヴィスがこっそり教えてくれた知らない世界の話、それを元にこの世界で実用性のある物を新しい形で作る話をするのは本当に楽しい
作成から商売までシャルティと打ち合わせしてサングイス公爵様達に認められる時とか凄く嬉しいんだ
それに毎日忙しく動くシャルティは日々違った顔を見せてくれるから…段々と大人びいた美しい女性として仕上がっていくシャルティの成長を見ることができるから…この時間を毎日楽しみにしてる自分がいる
ルディヴィスがサングイス公爵家から王宮に移り住んでしまった為、やっぱり寂しい!と、2人で笑い合うのも日課みたいで楽しいんだよな…
なのに、こんなめちゃくちゃいい子なシャルティの縁談が難航する意味が分からない!誰でもいいって訳じゃないけどさ!!それにしたって難航するか!?普通!!
…………………きっとサングイス公爵も慎重なのかな?
おれだって部下だけどさ…シャルティの事大事だし…
この笑顔をちゃんと守れる素敵な相手と結婚してほしい…おれの上司を…性別を超えた大切な友を守れる相手が早く見つかったらいいと思う
なるべく早く結婚して重荷を分け合ってほしい…そう、強く願ってしまうんだ
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