世界一の怪力男 彼は最強を名乗る種族に果たし状を出しました

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ラングストン VS エルマ

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今回のこの試合の観客席には超満員、歓声も凄まじい

「ラングストン!ラングストン!」
「エルマ!エルマ!」

どちらの応援客もゆずらない声援をだすとエルマが仕掛けた。

2段正拳つき、2段回し蹴りをするがよけて、ラングストンは空中1回転キック、2週足払い、スーパーキックを放つがよけるエルマ。

キューレのメイドのカルセルは驚き言葉を放つ

カルセル「すごい!どちらもお互いのスピードに対応していますね」
キューレ「それだけじゃない、ラングストンもエルマもお互いにどんどんスピードをあげている。私によけれるかどうか…」

キューレも進化したエルマの動きを見て反応する。

しばらくよけてカウンターの光景が3分続くと、お互いに拳がクロスして相討ちになる。

後ろによろめくとエルマは地面に向かって手を叩きつけるとラングストンの周りから岩が飛び出る。

ラングストンはパルクールのようにどんどん華麗によけて、エルマにフットスタンプを狙うがバク転でよけるエルマ。

そしてお互いに距離を離すとエルマがフッ…。と笑う。
ラングストンはコクコクとうなずきテンションをあげる。

エルマ「ラングストンくん。強いわね。軽く手慣らししただけなのにそんな対応するとは」
ラングストン「だてにダグラスさんやサララさんと戦ってねぇよ。俺はどんどん成長するんだ。昔からな」
エルマ「それが人間としてのあなたの心意気?」
ラングストン「おれは人間でラングストンだ。あんたはハーフエルフ。それだけだ」

エルマは雄叫びをあげながらオーラを最大限に解放した。青い炎みたいなオーラがエルマを包み、会場全体が青くなる。

ラングストンもシャツを破いてそれを手に巻いて構える。

会場が圧倒的される。

ラングストン「おりゃあ!」

ラングストンはラッシュを決めていくが、とんでもないスピードで全部よけるエルマ。カウンターにラングストンのボディーにパンチ、胸板にキック、そしてソバットを顔面に決め、ダウンを奪った。

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5にいこうとしたときに起き上がり拳を構える。

するとラングストンは手でクイクイと挑発すると、ラングストンに瞬時に近づいて滅多打ちにする。ラングストンはガードする暇もなくどんどんやられていく、そしてエルマがストレートパンチで決めるとまたもやダウン

サララ「ああ!ラングストンガードあげなさいよ!」

サララの必死の応援、ラングストンにはまだ意識がしっかりと残っているぐらいにきこえた。

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4にカウントいこうとしたときに立ち上がる。

「なんでラングストンたってるんだ!」
「そうだぞ!9カウントギリギリまで休めー!」

観客席の必死のアドバイス、しかしラングストンはそれを聞き入れずすぐに立ち上がる。

カルセル「何故ですか?何故すぐに立ち上がろうとしているのです?」
キューレ「カルセル、エルマを見なさい」

エルマはかなり大きく息切れをしていた。

カルセル「あれはどういうことでしょうかお嬢様?」
キューレ「エルマの闘気、己のパワーとスピードを2倍に上昇させるが弱点はあるの」
カルセル「弱点?」
キューレ「それはスタミナが2倍に減りやすい、つまり疲れやすくなると言うことかしら、エルマは全力でラングストンを倒しにかかってる。そうではないとダメだと判断したのでしょう」

キューレとカルセルはそう言葉を交わすとラングストンに視線をあわせて体力を調べる。

キューレ「でも、かなりダメージを受けているラングストンは何故ノーガードでしょう?」

キューレはそう呟いた。エルマがまたもやラッシュをかけているとエルマがとうとうオーラが消えてパンチが弱くなってしまった。

アザだらけのラングストンはチャンスとばかりにエルマの首を持ちながらエルボーを連発していく、そして10発撃つと、最後に気合いの1撃。エルマはダウンした。

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9になったところでギリギリ立つエルマ、エルマは口から血を出血する。腕でぬぐい拭き取る。

キューレ「まさか、エルマの全力を感じたいがためのノーガードだったの?なんて男かしら…」

キューレは自分では考えられない行動をしたためそう言葉を話す。

ラングストンはダッシュをしてエルマの後方に周り首を締め上げ、エルマの頭を両足の太ももで挟んで、足の付け根で両腕をクラッチさせ持ち上げ脳天から落とした。

再びダウンしたエルマ

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9になるとまたまたギリギリに立つエルマ、お互いに息を切らせながら近づいてなぐりあいが行われる。

両者2人にノーガードである。
 
そしてお互いに頬にあたると両者前のめりで倒れ両者ダウン。

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………。

エルマ『私は…キューレに負けた。私が負けたから両親が殺された。私がキューレを倒して最強にならなきゃ。また迷惑かけてしまう。大事な仲間が…。友達が…。また殺されてしまう…。そんなのイヤだ。負けたくない!ラングストンくんに負けたくない!』

エルマは目を急に開いて立ち上がった。

エルマは倒れているラングストンに近づいて髪の毛をつかみ強制的にたたせようとして滅多打ちにする。これは自分の意思でおこなっていないエルマは本能だけのちからで戦っていた。

審判「なにやってるんだエルマ!ダウンしている!」

エルマは審判を殴り飛ばすと気絶する審判、カルセルとキューレは予想外の展開に立ち上がる。

「会長!ストップだ!ストップ!あの人間死ぬぞ!」
「エルマ~!」

歓声客も彼女の意識が戻るように声をだしている。

カルセル「このままではラングストン様が危険です!お嬢様、ただちに中止の申告を!!」
キューレ「カルセル…。続行よ」
カルセル「何故ですか!?エルマ様は明らかに反則の域を越えています!」
キューレ「私の言うことが聞けないの?」
カルセル「お嬢様、でもこのままではでは」
キューレ「大丈夫、彼なら…。彼はまだ戦う気らしいですもの。私にはわかる」

キューレに耳打ちされたメイドは気絶した代わりの審判になり試合は続行。

何度も滅多打ちにされていたがラングストンは拳を手でうけとめてずつきでカウンター。

エルマは後ろに足で滑りながらさがった。

ラングストンは立ち上がると顔から大出血をおこし、顔が真っ赤になっている。

ラングストンは手を振り上げる。突っ込んできたエルマにたいしてGTH、そして舌を出して首をかききり、エルマにラングエンディングしようとするとエルマが切り返して掟やぶりのラングエンディング。

ラングストンが倒れているうちにエルマは右手の拳に青いオーラをまとわせとどめに入ろうとしていた。

エルマはフラフラ立ち上がるラングストンにパンチを繰り出そうとするとラングストンは胴体を蹴り、持ち上げてラングエンディング。

エルマはダウンした。

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エルマは最後の最後なんとしても立ち上がろうとしていたが立てずに決着。

勝者 ラングストン
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