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全ての始まりは教室の私の机に花が飾られていたことだった。
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しおりを挟む「もしかして、私との会話やこれからの学校の指導とかもネタにされるのかしら」
「当たり前じゃないですか。もちろんフィクションとして書きますし、団体個人名が特定されることはありません。あくまでネタですからメインの話になるわけではないですよ」
創作活動は、日常をどれだけネタにできるかが肝なのだ。
「小説家になりたいの?」
「普通に就職して、副業でやっていこうと考えてます」
「そう、なの」
その時、開いているドアがノックされ、学年主任が入ってきた。
「とりあえず、彼女たちは落ち着いたし、謝罪がしたいと言っているのだが」
「いえ、必要ありません」
キッパリと言い放った。
「以前も担任から言われて彼女たちが形だけの謝罪したことがありますが、結局この通りです。無意味な謝罪は要りませんし、不快です。」
担任は困った顔をして、学年主任はムッとした顔をする。
「そうは言ってもな、そういうわけにもいかないんだよ」
「被害者である私が必要ないと言っているのに?」
「発端はどうであれ、彼女たちが被害者だろう」
「では、私が謝罪しましょうか?」
学年主任は明らかな怒りを表す。
「そういう問題じゃない」
「では、私に中身のない謝罪を受け入れろと?それはお断りします」
「それで終わるんだからいいんじゃないか」
「謝罪を受け入れることで、私にメリットは?」
訪れる沈黙。
言葉を探しているような気配を感じたが、無視した。
「謝罪したところで彼女たちの行動が変わらないことは明白です」
息を呑む音が聞こえる。
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