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必要に感じない人間を認識するのは脳みその容量の無駄、だと思ってた。
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しおりを挟む一応、その喫茶店には連絡を入れてくれているとのことだ。
定休日は決まっておらず、気まぐれで営業しているのでまず連絡をして欲しいとのことだった。
メッセージアプリのアカウントを教えてもらったので、そこに連絡するように、とのことだ。
「まあ、事前に言ってあるから大丈夫だと思うが。こいつ基本的に連絡が返ってくるのが遅くてな。3日経っても連絡がないようなら電話してやるから」
「わかりました」
そんな人と、よくすぐに連絡が取れたな。
私の考えがわかったのか、後藤先生は「いや、連絡を入れたのは旦那の方」と答えた。
「あいつ、旦那からの連絡だけはちゃんとするんだよ。怒られるから」
「そうなんですか」
話を聞いているだけでも、確かに私と似ているところがあるかもしれない。
会ってみたいという気持ちが強くなる。
今日の夜にでも、連絡を入れてみよう。
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