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「挿れる準備……しますね」
城沢の指が咥え込んだままのプラグの底をこつこつと叩いた。身体の中に響き渡る振動を堪えつつ、酸欠の頭でかすかに頷いた。膝裏を掬い上げられ、脚を開かされた。俺の身体は既に、自然と女の役割を受け入れていたが、理性はまだ羞恥で焼け切れそうだった。咥え込んだままだったプラグにローションを足し、ゆっくりと抜かれていく。最も太いところが抜けるぎりぎりまで引き抜かれ、またゆっくりと戻される。今度は角度を変え、先端が腹の中を突くように押し上げた。
「う……」
同時に再び勃ち上がった屹立を舌先でくすぐられたが、腹の奥から湧き上がる甘い疼きとは確実に別のものだった。臍下まで生い茂る陰毛に鼻先を突っ込み、城沢が餌に齧りつく犬のように一心不乱に肉竿を貪る。尖らせた舌が裏筋を舐め上げ、ときおり戦慄く臍を不意に舐めた。
「先生、もう、僕の挿れてもいい……?」
ぬちゃぬちゃと音を立てて俺の屹立をしごきながら、城沢がどこか甘えた声で言う。濡れて情欲にぎらぎらと光る目は、懇願するように俺を見つめていた。
「……いいよ」
俺は小さく承諾し、城沢の身体の下から抜け出すと、やわらかなスプリングに膝をつき、四つん這いの姿勢をとった。さすがに城沢の顔を見ながら抱かれる勇気はまだなかった。それなら既に散々見られた尻の穴を見られたほうがまだましだ――とは思うが、いかにも抱いてくださいと言わんばかりの姿勢を自らとることにもかなりの勇気が必要だった。
「う……、ん……」
プラグが体内からゆっくりと引っ張り出されていく。一番太い部分が通り過ぎた後は一気にぬるりと抜け出ていった。未だに排泄感しか覚えず、強い羞恥が肌を灼く。まだ何かを咥え込んでいるかのような異物感の残る肉門に、熱い塊がぴたりと押し当てられ、緊張で心臓がどくどくと脈打った。
「ゆっくり、挿れますから」
どこか上擦ったようすの城沢の声に俺はかすかに笑う。この子も緊張しているのだ。そう思うと強張っていた身体から力が抜けた。俺は挿入に備え、これまでに散々教えこまれたように、腹に力をこめていきんだ。
「う、ああ……っ」
――熱い。無機物のプラグとは全く異なる熱さがじりじりと肉門を押し広げていく。いきんで口を開けた肉の輪が更にこじ開けられ、俺は強く目を閉じ、ひどい異物感に耐えた。このまま際限なく広げられていくのではないかと不安になり始めた頃、ずるんと巨大な熱の塊が体内に入り込んだ。いつの間にか額にびっしりとかいていた汗を拭い、俺は止めていた息を大きく吐いた。
「入った……か……?」
「はい、先端は」
先端だけ? 嘘だろ? 確かめるように大きく広がった肉の輪を少し締めつけてみたが、ただ巨大なものを咥えこんで広がり切っているということしか分からなかった。思い切って脚の間から手を伸ばし、指先で交接部分を撫でてみる。熱く脈打つ城沢の肉竿に触れたようで、びくりと揺れた。その揺れはもちろん、俺の体内にあますことなく伝わった。
「う、……っ」
「せんせ……、そんな煽らないで……」
一気にねじ込みたくなるじゃないですか。城沢が身を乗り出し、俺の背後でそう囁いた。尻を掴まれたまま、巨大な質量がゆっくり、ゆっくりと押し入り始め、俺はただ息を吸い、吐き、全てが収まるのを待つ。本来は排出する器官に入り込んでいく城沢の雄竿は熱く、固く、俺とは違うリズムでどくどくと脈打っていた。
「はあっ……」
尻に城沢の固い下腹が触れ、首元に熱くこもった溜め息が漏れた。――ついに、全部入ってしまったのだ。俺も溜めていた息を吐いた。プラグで広げていたおかげか、幸いなことに痛みなどはなかった。今はただ、肉門がじんじんと熱い。城沢の熱い身体がのしかかり、耳元で囁いた。
「先生、僕の形、覚えてくださいね」
「っ……!」
「もう僕のモノでないとイケない身体になるまで抱きますから」
ぞわりと甘い悪寒が背筋を走り抜けていった。本当にそんなことになったら――俺は。城沢の腕が俺を抱き締め、背後へと引き寄せた。シーツを掴んでいた指が離れ、膝立ちの前傾姿勢を取らされる。やり場のない手で自分の太腿を掴んだ。
「ふ、う……っ」
背後から回った城沢の手がむにむにと大胸筋を揉み、首筋に何度も口づけが落とされた。手が胸の肉をくびり、ぴんと尖った乳首を転がす。胸から湧き出す甘い疼きは下腹と直結し、放出しないまま涎を垂らす屹立を揺らし、城沢の肉杭を咥えこんだままの肉門が締まる。
ああ、俺は今、本当に女のように抱かれている。盛り上がった胸の筋肉は乳房のように城沢の手の中で形を変え、勃起した乳首は指先で弾かれるたびに甘い痺れを身体中に走らせる。尻の中では城沢の巨大な雄が細かく前後に揺らされ、ぬめる粘膜の隘路にその存在を刻みつけられている。何よりも、中で脈打つ城沢の熱という異物に、自分の身体が寄り添い始めているのが、まるで全てを支配されているように感じて――。
「は、っああ……!」
太腿を強く掴み、非現実的で眩惑的な恍惚に流されまいと抗う。だが、徐々に出入りが大きくなり始めている下肢はがくがくと震え、胸の尖りを抓み上げられれば、そんな抵抗はひとたまりもない。喉から漏れ出た気持ちの悪い甘ったるい声に、俺は項垂れ、羞恥が頬を焼いた。
「先生……」
城沢が肩口を甘く噛みながらのしかかった。俺はスプリングに手をつき、押されるままに身を沈めていく。ついていた膝は崩れ、いつしかほとんど寝そべるような体勢を取らされていた。かすかに持ち上げた尻に自身を貫かせたまま、城沢は俺の伸ばされた太腿に乗り上げ、背中に覆いかぶさった。重さと体温が気持ちいい。角度が変わったのか、中で城沢の先端が腹側を押し上げるように食い込んでいた。
「んっ、ん、ん……!?」
腹の奥からにわかに湧き出した甘い疼き。腹に食い込んだ城沢の先端が細かく中を叩き出したと同時にそれは起こった。プラグで押し上げられたのと同じ場所だ。尻の中で感じるなど嘘だと信じたかった。
これでは本当に、まるっきり女じゃないか。
決して女性を馬鹿にするわけではないが、今までこの三十と数年、男として、雄として生きてきたのだ。鍛えた身体にいかつい顔立ち。女性的な要素など欠片もない俺が、「女」としての快楽の渦に否応なく飲み込まれて行こうとしている――。
だが、俺の上に乗り上げ、俺の中を穿ち、俺の名を譫言のように囁き続けるこの子に求められていることに無上の悦びを覚える俺は、今、間違いなく城沢の「女」なのだ。求められ、支配されることに興奮して涎を垂らす「雌」。ただの排泄器官は城沢を迎え入れたことで雄膣となったのだ。ぱちんと弾けてくるりと反転した価値観が、ぞくぞくと俺の背を恍惚に震わせた。
「せんせ……」
「あ、あっ、あっ……」
城沢の指が、口元を覆っていた俺の手を絡めとり、シーツに縫い止めた。今や自由になるのは首から上と膝から下だけで、突き立てられるたびに身体の奥から湧き起こる甘い電流に、気持ちの悪い声を上げさせられるばかりだった。
「せんせい……」
それにこの、ひっきりなしに囁かれる城沢の甘い声がたまらない。首筋にかかる熱い息。しっとりと汗をかき始めた髪からは爽やかなシャンプーの香りと城沢の若い体臭が立ちのぼり、鼻腔をくすぐる。全てを城沢に包みこまれているようで、理性がふわふわと恍惚に霞んでいく。
「せんせ……ごめん、僕、もう……」
譫言のように呟くと、城沢の腰の動きが早くなった。ごつごつと腹の奥を強く突かれるたびに、中からはきゅんと甘い疼きが、腹の下でシーツと擦れ合う屹立からは直接的な快感が駆け抜けていく。絡んだ指が強く俺の手を握り締め、咥え込んだ城沢の雄竿がびくびくと脈打った。
「うっ、あ、ああっ……」
「せんせ……っ!」
雄膣の中でどくんどくんと一際強く拍動する城沢の肉杭。その先端からびゅうびゅうと噴き出す若い熱が何度も何度も腹の奥に叩きつけられた。
男に生で犯され中出しされたなんて、本来なら屈辱以外の何物でもないはずなのだ。だというのに、俺を孕ませんばかりに注ぎ込み、叩きつけられる城沢の熱に理性が溶かされる。城沢が子種を吐き出すたびに、身体の奥で生まれつつある快楽の泉からは喜悦が溢れ出し、雄膣が残りの種も搾り取らんばかりに城沢を締めつけた。
「……は、あ……。先生の中、良すぎて……。早くてごめんなさい……」
俺の中を貫いたまま、背中に凭れかかった城沢が荒い息をつきながら申し訳なさそうに言う。俺は手を上げて、首元で項垂れる城沢の小さな頭をわしわしと撫でてやった。俺も充分に気持ちよかったし、城沢が俺の身体で達することができたのならそれに勝る満足感はない。
――だが、城沢が俺の中から抜け出た後の、身体に宿る空虚感はどうだ。まるで身体の一部がぽっかりとなくなったような、それでいて未だに何かを咥え込んでいるような奇妙で虚ろな感覚。心地よかった重さとぬくもりはこの身から消えてしまった。また中を埋めて欲しい。城沢の熱の塊で、どうかこの虚ろを満たして欲しい。
俺は離れかけた城沢の手を思わず握り、その顔をじっと見つめた。続きをねだる言葉はさすがに口にはできないが、俺の眼差しで察したのか、城沢は一瞬きょとんと目を見開いた後、嬉しげににっこりと笑う。
「まだまだ先生に満足なんてしてませんからね、安心してください」
そう言われてふと目をやった城沢の下腹からは、未だに硬度を失わず、隆々とそそり立つ若い雄竿が反り返っていた。ぞくりと腹の奥から甘い疼きが立ちのぼる。握った手を引っ張られ、上体を起こすと、下腹を擦り付けていたシーツに、まるで漏らしたかのような丸い染みがついているのが見えた。
「ごめんね、先生もイキたいですよね……」
次は一緒にイキましょうね。恥ずかしい染みの言い訳すらする暇もなく、甘く囁かれて仰向けに押し倒された。頬を紅潮させ、ぎらぎらと欲情に目を光らせた城沢が俺を見下ろしている。同じような表情をした俺の間抜けな顔が長い睫毛に縁取られた大きな虹彩に映っていて、そのあまりのいやらしさに俺は思わず目を伏せた。
「ん……っ」
足を持ち上げられ、無防備な虚ろを城沢の熱が埋めていく。城沢の子種にまみれた粘膜の隘路を、熱い塊がごりごりと腹の奥を刮ぎながら進む。肉門を締めつけ、いきんだり緩めたりを繰り返し、体内の城沢を確かめる。城沢の目が気持ちよさそうに細められ、俺は何だか無性に嬉しかった。
もう羞恥よりも喜悦が勝っていることを、俺自身認めざるをえない。城沢と触れ合っているところは全て甘くとろけ、俺と触れ合うことで城沢が感じ入っているのが何よりも俺を興奮させていた。手を伸ばし、城沢の頬を撫でると、俺は顔を寄せて城沢に口づけた。一瞬驚いたように目を見開いた後、城沢は激しい口づけを俺に返す。この子も同じ思いなのだ、と理性のとろけきった俺は自惚れた。
「あ、あっ、……ん……」
口づけあいながらがつがつと突き上げられ、俺はもう声を殺すことができない。城沢がこの声を好きだというのなら、もうそれでいい。俺は城沢の髪に指を差し入れ、首元にしがみついた。耳や頬、顎、首筋、目のつくところにキスの雨を降らせながら、城沢の手が胸を揉む。乳首を爪の先で弾かれるたびに、雄膣が愛しげに白沢に絡みつく。
「おっぱいを弄ると、おまんこがすっごい締まるんですけど、先生、わざと?」
城沢がくすくすと楽しげに笑いながら耳元で囁いた。わざとなんて、そんな余裕はない。俺はゆるく首を振り、身体中に流れる甘美な快楽にびくびくと身体を揺らすばかりだった。貫きながら背を丸め、城沢が乳首に吸いついた。ちゅう、と音を立てて吸われると、甘い疼きとともに叫び出したいほどの愛おしさが溢れ出し、俺は城沢の頭を撫で回し、ただ悶えた。
俺は今、完全に城沢の「女」だった。この子の前で雌の顔を晒し、城沢の雄に貫かれることに無上の悦びを感じていた。城沢の手の中でこりこりと固く勃起する乳首や、穿たれるたびに下腹で揺れる肉竿からは愛液がしとどに垂れ落ち、臍の窪みに浅い水たまりを作るさまなど、まさに「女」そのものだ。
「しろ、さわ……っ」
俺の譫言のような呼びかけに顔を上げた城沢は、逆に完全な雄の顔をしていた。獰猛さすら溢れる爛々と光る目は捕食者のそれであり、被食される悦びがぞくぞくと身体を震わせる。ごり、と城沢の巨竿が雄膣に食い込み、自分でも制御しきれない身体は何か熱いものを尿道からあふれ出させた。
「あ、ちがう、これは……」
「違う? 何が違うの?」
くすくすと可笑しげに笑いながら城沢が腰を揺らす。突き上げられるたびに、下腹で揺れる屹立の先端からは白い粘液がとろとろと漏れ出していた。先端と下腹に粘った白い糸が引く。誰にも触れられていないにもかかわらず、内側から押し出されて射精するなど、もちろん初めての経験だった。通常の射精とは異なり、気持ちよさよりも、ただ漏らしているという羞恥の方が強い。
だが、この恥ずかしいおもらしを満足気に観察する城沢の表情を見ていると、この子が喜んでくれるのならそれでいいとすら思えてくる。「女」どころの話ではなかった。俺はまるで飼い主に褒められることに悦びを見出す「犬」だ。飼い主の顔を見ただけで嬉しさに小便を漏らす雌犬だ。
「先生……好きです。大好き……」
そんな犬さながらの俺に、まるで神を讃えるように城沢が溢れ出した愛情の言葉を囁く。胸がじわりと熱くなり、俺は城沢の髪を掻き回しながら、その汗ばんだ身体を腕に抱き締めた。熱く脈打つ塊が腹の中を激しく突き上げ始め、城沢の限界が近いことを示していた。俺は熱い息を吐きながら、城沢の耳元で囁いた。
「あ、んっ、城沢……っ」
「せんせ……?」
「今度は、っ、イカせてくれるんだろ……?」
とびきり甘い声を耳に吹き込み、赤く燃える耳朶に軽く歯を立てた。その途端、腕の中の城沢の身体が震え、唾を飲み込む喉の音が鮮明に聞こえた。若くかわいらしい反応に、胸の内に愛しさが募る。
「んんっ……!」
「……じゃあ、先生のイキ顔、見せてくださいよ……っ」
腰を打ちつけながら、城沢の右手が俺の屹立を握り締め、上下にしごき始めた。にわかに射精欲が昂まり出し、俺はこちらを熱っぽく観察する城沢の目を見つめながら腰を揺すり、握る掌に自ら屹立を擦りつけた。
熱い息の中に甘い呻き声をときおり漏らし、たまらなくいやらしい表情で、元教え子が俺の上で腰を振っている。ぞくぞくと俺は否応なしに絶頂へと上りつめていく。城沢、城沢、と舌足らずにその名を呼び、その目を見つめ、その熱に感じ入る。
「ン、あ、せんせ……っ!」
頬を紅潮させ、目を潤ませた城沢が一際いやらしく顔を歪め、甘く呻いた。激しく打ちつけていた腰がぴたりと止まり、俺の中のを掻き回していた肉杭がびぐりと戦慄いた。
「あっ、あっ、出てる……っ、ああっ……!」
肉壁に叩きつける勢いで、びゅっ、びゅっ、と何度にも分けて城沢の熱い子種が雄膣を満たしていく。そのたびにびぐびぐと戦慄く雄竿の振動が身体中に甘い痺れを走らせ、俺は熱い掌に屹立を一際強い擦りつけた。陰嚢が引き攣れるように迫り上がる。
「ン、ああああっ……!」
全身を震わせ、顎を跳ねあげて恍惚の泣き声が喉から迸る。放出された白い熱は高く弧を描き、腹の上にぼたぼたと散った。胸を大きく上下させ、ただ解放感に荒い息をつく。何も考えられない。ただ、胸の中には満足感がぬくぬくと横たわっているだけだった。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
「城沢! お前、何っ……何だあれ!」
唸る洗濯機の前に立つ城沢を、俺は掠れた声で非難した。汗にまみれた俺のシャツを着るわけにもいかず、城沢が用意してくれた着替えを手にトイレへと向かったのだが――。
「履いてくれました?」
「あ、あんなの履いてないのも一緒だろ!」
用を足し、いざ手渡された着替え一式を開いてみると、Tシャツとハーフパンツの間にはほとんど紐のような下着が当たり前のような顔をして挟まっていたのだ。股間だけがかろうじて収まるだけで、尻は下から支える太いゴム紐以外は丸出しの、所謂ジョックストラップというやつだ。
「じゃあ、今は履いてないんですか?」
城沢が面白そうに目を細めて笑い、俺の股間の辺りを見つめた。ぞわりと背筋を這い上る甘い欲情から目を逸らし、俺は言い訳めいてぼやいた。
「だって……しょうがないじゃないか。他に選択肢ないんだから……」
「絶対先生に似合うと思ったんですよ。引き締まった大きなお尻にゴムが食い込んで――」
えっちだろうなあ。甘い声が耳元で囁き、長い指がハーフパンツの上から裸の尻を撫で上げた。掌に収まりきらない尻肉をむにむにと揉み、至近距離から城沢の大きな目が俺を覗き込む。
「明日、用事がないって言ってましたよね。泊まってってくださいよ」
そう言って軽く口づけると、目を甘く細めた。
「夕飯の後で――見せてくださいね」
俺はもう、知ってしまっている。城沢に抱かれる――求められる悦びを。断る言葉はもう持ち合わせていなかった。
羞恥に赤らんだ顔で頷くと、元教え子で現恋人は完璧な笑顔を見せた。
(了)
城沢の指が咥え込んだままのプラグの底をこつこつと叩いた。身体の中に響き渡る振動を堪えつつ、酸欠の頭でかすかに頷いた。膝裏を掬い上げられ、脚を開かされた。俺の身体は既に、自然と女の役割を受け入れていたが、理性はまだ羞恥で焼け切れそうだった。咥え込んだままだったプラグにローションを足し、ゆっくりと抜かれていく。最も太いところが抜けるぎりぎりまで引き抜かれ、またゆっくりと戻される。今度は角度を変え、先端が腹の中を突くように押し上げた。
「う……」
同時に再び勃ち上がった屹立を舌先でくすぐられたが、腹の奥から湧き上がる甘い疼きとは確実に別のものだった。臍下まで生い茂る陰毛に鼻先を突っ込み、城沢が餌に齧りつく犬のように一心不乱に肉竿を貪る。尖らせた舌が裏筋を舐め上げ、ときおり戦慄く臍を不意に舐めた。
「先生、もう、僕の挿れてもいい……?」
ぬちゃぬちゃと音を立てて俺の屹立をしごきながら、城沢がどこか甘えた声で言う。濡れて情欲にぎらぎらと光る目は、懇願するように俺を見つめていた。
「……いいよ」
俺は小さく承諾し、城沢の身体の下から抜け出すと、やわらかなスプリングに膝をつき、四つん這いの姿勢をとった。さすがに城沢の顔を見ながら抱かれる勇気はまだなかった。それなら既に散々見られた尻の穴を見られたほうがまだましだ――とは思うが、いかにも抱いてくださいと言わんばかりの姿勢を自らとることにもかなりの勇気が必要だった。
「う……、ん……」
プラグが体内からゆっくりと引っ張り出されていく。一番太い部分が通り過ぎた後は一気にぬるりと抜け出ていった。未だに排泄感しか覚えず、強い羞恥が肌を灼く。まだ何かを咥え込んでいるかのような異物感の残る肉門に、熱い塊がぴたりと押し当てられ、緊張で心臓がどくどくと脈打った。
「ゆっくり、挿れますから」
どこか上擦ったようすの城沢の声に俺はかすかに笑う。この子も緊張しているのだ。そう思うと強張っていた身体から力が抜けた。俺は挿入に備え、これまでに散々教えこまれたように、腹に力をこめていきんだ。
「う、ああ……っ」
――熱い。無機物のプラグとは全く異なる熱さがじりじりと肉門を押し広げていく。いきんで口を開けた肉の輪が更にこじ開けられ、俺は強く目を閉じ、ひどい異物感に耐えた。このまま際限なく広げられていくのではないかと不安になり始めた頃、ずるんと巨大な熱の塊が体内に入り込んだ。いつの間にか額にびっしりとかいていた汗を拭い、俺は止めていた息を大きく吐いた。
「入った……か……?」
「はい、先端は」
先端だけ? 嘘だろ? 確かめるように大きく広がった肉の輪を少し締めつけてみたが、ただ巨大なものを咥えこんで広がり切っているということしか分からなかった。思い切って脚の間から手を伸ばし、指先で交接部分を撫でてみる。熱く脈打つ城沢の肉竿に触れたようで、びくりと揺れた。その揺れはもちろん、俺の体内にあますことなく伝わった。
「う、……っ」
「せんせ……、そんな煽らないで……」
一気にねじ込みたくなるじゃないですか。城沢が身を乗り出し、俺の背後でそう囁いた。尻を掴まれたまま、巨大な質量がゆっくり、ゆっくりと押し入り始め、俺はただ息を吸い、吐き、全てが収まるのを待つ。本来は排出する器官に入り込んでいく城沢の雄竿は熱く、固く、俺とは違うリズムでどくどくと脈打っていた。
「はあっ……」
尻に城沢の固い下腹が触れ、首元に熱くこもった溜め息が漏れた。――ついに、全部入ってしまったのだ。俺も溜めていた息を吐いた。プラグで広げていたおかげか、幸いなことに痛みなどはなかった。今はただ、肉門がじんじんと熱い。城沢の熱い身体がのしかかり、耳元で囁いた。
「先生、僕の形、覚えてくださいね」
「っ……!」
「もう僕のモノでないとイケない身体になるまで抱きますから」
ぞわりと甘い悪寒が背筋を走り抜けていった。本当にそんなことになったら――俺は。城沢の腕が俺を抱き締め、背後へと引き寄せた。シーツを掴んでいた指が離れ、膝立ちの前傾姿勢を取らされる。やり場のない手で自分の太腿を掴んだ。
「ふ、う……っ」
背後から回った城沢の手がむにむにと大胸筋を揉み、首筋に何度も口づけが落とされた。手が胸の肉をくびり、ぴんと尖った乳首を転がす。胸から湧き出す甘い疼きは下腹と直結し、放出しないまま涎を垂らす屹立を揺らし、城沢の肉杭を咥えこんだままの肉門が締まる。
ああ、俺は今、本当に女のように抱かれている。盛り上がった胸の筋肉は乳房のように城沢の手の中で形を変え、勃起した乳首は指先で弾かれるたびに甘い痺れを身体中に走らせる。尻の中では城沢の巨大な雄が細かく前後に揺らされ、ぬめる粘膜の隘路にその存在を刻みつけられている。何よりも、中で脈打つ城沢の熱という異物に、自分の身体が寄り添い始めているのが、まるで全てを支配されているように感じて――。
「は、っああ……!」
太腿を強く掴み、非現実的で眩惑的な恍惚に流されまいと抗う。だが、徐々に出入りが大きくなり始めている下肢はがくがくと震え、胸の尖りを抓み上げられれば、そんな抵抗はひとたまりもない。喉から漏れ出た気持ちの悪い甘ったるい声に、俺は項垂れ、羞恥が頬を焼いた。
「先生……」
城沢が肩口を甘く噛みながらのしかかった。俺はスプリングに手をつき、押されるままに身を沈めていく。ついていた膝は崩れ、いつしかほとんど寝そべるような体勢を取らされていた。かすかに持ち上げた尻に自身を貫かせたまま、城沢は俺の伸ばされた太腿に乗り上げ、背中に覆いかぶさった。重さと体温が気持ちいい。角度が変わったのか、中で城沢の先端が腹側を押し上げるように食い込んでいた。
「んっ、ん、ん……!?」
腹の奥からにわかに湧き出した甘い疼き。腹に食い込んだ城沢の先端が細かく中を叩き出したと同時にそれは起こった。プラグで押し上げられたのと同じ場所だ。尻の中で感じるなど嘘だと信じたかった。
これでは本当に、まるっきり女じゃないか。
決して女性を馬鹿にするわけではないが、今までこの三十と数年、男として、雄として生きてきたのだ。鍛えた身体にいかつい顔立ち。女性的な要素など欠片もない俺が、「女」としての快楽の渦に否応なく飲み込まれて行こうとしている――。
だが、俺の上に乗り上げ、俺の中を穿ち、俺の名を譫言のように囁き続けるこの子に求められていることに無上の悦びを覚える俺は、今、間違いなく城沢の「女」なのだ。求められ、支配されることに興奮して涎を垂らす「雌」。ただの排泄器官は城沢を迎え入れたことで雄膣となったのだ。ぱちんと弾けてくるりと反転した価値観が、ぞくぞくと俺の背を恍惚に震わせた。
「せんせ……」
「あ、あっ、あっ……」
城沢の指が、口元を覆っていた俺の手を絡めとり、シーツに縫い止めた。今や自由になるのは首から上と膝から下だけで、突き立てられるたびに身体の奥から湧き起こる甘い電流に、気持ちの悪い声を上げさせられるばかりだった。
「せんせい……」
それにこの、ひっきりなしに囁かれる城沢の甘い声がたまらない。首筋にかかる熱い息。しっとりと汗をかき始めた髪からは爽やかなシャンプーの香りと城沢の若い体臭が立ちのぼり、鼻腔をくすぐる。全てを城沢に包みこまれているようで、理性がふわふわと恍惚に霞んでいく。
「せんせ……ごめん、僕、もう……」
譫言のように呟くと、城沢の腰の動きが早くなった。ごつごつと腹の奥を強く突かれるたびに、中からはきゅんと甘い疼きが、腹の下でシーツと擦れ合う屹立からは直接的な快感が駆け抜けていく。絡んだ指が強く俺の手を握り締め、咥え込んだ城沢の雄竿がびくびくと脈打った。
「うっ、あ、ああっ……」
「せんせ……っ!」
雄膣の中でどくんどくんと一際強く拍動する城沢の肉杭。その先端からびゅうびゅうと噴き出す若い熱が何度も何度も腹の奥に叩きつけられた。
男に生で犯され中出しされたなんて、本来なら屈辱以外の何物でもないはずなのだ。だというのに、俺を孕ませんばかりに注ぎ込み、叩きつけられる城沢の熱に理性が溶かされる。城沢が子種を吐き出すたびに、身体の奥で生まれつつある快楽の泉からは喜悦が溢れ出し、雄膣が残りの種も搾り取らんばかりに城沢を締めつけた。
「……は、あ……。先生の中、良すぎて……。早くてごめんなさい……」
俺の中を貫いたまま、背中に凭れかかった城沢が荒い息をつきながら申し訳なさそうに言う。俺は手を上げて、首元で項垂れる城沢の小さな頭をわしわしと撫でてやった。俺も充分に気持ちよかったし、城沢が俺の身体で達することができたのならそれに勝る満足感はない。
――だが、城沢が俺の中から抜け出た後の、身体に宿る空虚感はどうだ。まるで身体の一部がぽっかりとなくなったような、それでいて未だに何かを咥え込んでいるような奇妙で虚ろな感覚。心地よかった重さとぬくもりはこの身から消えてしまった。また中を埋めて欲しい。城沢の熱の塊で、どうかこの虚ろを満たして欲しい。
俺は離れかけた城沢の手を思わず握り、その顔をじっと見つめた。続きをねだる言葉はさすがに口にはできないが、俺の眼差しで察したのか、城沢は一瞬きょとんと目を見開いた後、嬉しげににっこりと笑う。
「まだまだ先生に満足なんてしてませんからね、安心してください」
そう言われてふと目をやった城沢の下腹からは、未だに硬度を失わず、隆々とそそり立つ若い雄竿が反り返っていた。ぞくりと腹の奥から甘い疼きが立ちのぼる。握った手を引っ張られ、上体を起こすと、下腹を擦り付けていたシーツに、まるで漏らしたかのような丸い染みがついているのが見えた。
「ごめんね、先生もイキたいですよね……」
次は一緒にイキましょうね。恥ずかしい染みの言い訳すらする暇もなく、甘く囁かれて仰向けに押し倒された。頬を紅潮させ、ぎらぎらと欲情に目を光らせた城沢が俺を見下ろしている。同じような表情をした俺の間抜けな顔が長い睫毛に縁取られた大きな虹彩に映っていて、そのあまりのいやらしさに俺は思わず目を伏せた。
「ん……っ」
足を持ち上げられ、無防備な虚ろを城沢の熱が埋めていく。城沢の子種にまみれた粘膜の隘路を、熱い塊がごりごりと腹の奥を刮ぎながら進む。肉門を締めつけ、いきんだり緩めたりを繰り返し、体内の城沢を確かめる。城沢の目が気持ちよさそうに細められ、俺は何だか無性に嬉しかった。
もう羞恥よりも喜悦が勝っていることを、俺自身認めざるをえない。城沢と触れ合っているところは全て甘くとろけ、俺と触れ合うことで城沢が感じ入っているのが何よりも俺を興奮させていた。手を伸ばし、城沢の頬を撫でると、俺は顔を寄せて城沢に口づけた。一瞬驚いたように目を見開いた後、城沢は激しい口づけを俺に返す。この子も同じ思いなのだ、と理性のとろけきった俺は自惚れた。
「あ、あっ、……ん……」
口づけあいながらがつがつと突き上げられ、俺はもう声を殺すことができない。城沢がこの声を好きだというのなら、もうそれでいい。俺は城沢の髪に指を差し入れ、首元にしがみついた。耳や頬、顎、首筋、目のつくところにキスの雨を降らせながら、城沢の手が胸を揉む。乳首を爪の先で弾かれるたびに、雄膣が愛しげに白沢に絡みつく。
「おっぱいを弄ると、おまんこがすっごい締まるんですけど、先生、わざと?」
城沢がくすくすと楽しげに笑いながら耳元で囁いた。わざとなんて、そんな余裕はない。俺はゆるく首を振り、身体中に流れる甘美な快楽にびくびくと身体を揺らすばかりだった。貫きながら背を丸め、城沢が乳首に吸いついた。ちゅう、と音を立てて吸われると、甘い疼きとともに叫び出したいほどの愛おしさが溢れ出し、俺は城沢の頭を撫で回し、ただ悶えた。
俺は今、完全に城沢の「女」だった。この子の前で雌の顔を晒し、城沢の雄に貫かれることに無上の悦びを感じていた。城沢の手の中でこりこりと固く勃起する乳首や、穿たれるたびに下腹で揺れる肉竿からは愛液がしとどに垂れ落ち、臍の窪みに浅い水たまりを作るさまなど、まさに「女」そのものだ。
「しろ、さわ……っ」
俺の譫言のような呼びかけに顔を上げた城沢は、逆に完全な雄の顔をしていた。獰猛さすら溢れる爛々と光る目は捕食者のそれであり、被食される悦びがぞくぞくと身体を震わせる。ごり、と城沢の巨竿が雄膣に食い込み、自分でも制御しきれない身体は何か熱いものを尿道からあふれ出させた。
「あ、ちがう、これは……」
「違う? 何が違うの?」
くすくすと可笑しげに笑いながら城沢が腰を揺らす。突き上げられるたびに、下腹で揺れる屹立の先端からは白い粘液がとろとろと漏れ出していた。先端と下腹に粘った白い糸が引く。誰にも触れられていないにもかかわらず、内側から押し出されて射精するなど、もちろん初めての経験だった。通常の射精とは異なり、気持ちよさよりも、ただ漏らしているという羞恥の方が強い。
だが、この恥ずかしいおもらしを満足気に観察する城沢の表情を見ていると、この子が喜んでくれるのならそれでいいとすら思えてくる。「女」どころの話ではなかった。俺はまるで飼い主に褒められることに悦びを見出す「犬」だ。飼い主の顔を見ただけで嬉しさに小便を漏らす雌犬だ。
「先生……好きです。大好き……」
そんな犬さながらの俺に、まるで神を讃えるように城沢が溢れ出した愛情の言葉を囁く。胸がじわりと熱くなり、俺は城沢の髪を掻き回しながら、その汗ばんだ身体を腕に抱き締めた。熱く脈打つ塊が腹の中を激しく突き上げ始め、城沢の限界が近いことを示していた。俺は熱い息を吐きながら、城沢の耳元で囁いた。
「あ、んっ、城沢……っ」
「せんせ……?」
「今度は、っ、イカせてくれるんだろ……?」
とびきり甘い声を耳に吹き込み、赤く燃える耳朶に軽く歯を立てた。その途端、腕の中の城沢の身体が震え、唾を飲み込む喉の音が鮮明に聞こえた。若くかわいらしい反応に、胸の内に愛しさが募る。
「んんっ……!」
「……じゃあ、先生のイキ顔、見せてくださいよ……っ」
腰を打ちつけながら、城沢の右手が俺の屹立を握り締め、上下にしごき始めた。にわかに射精欲が昂まり出し、俺はこちらを熱っぽく観察する城沢の目を見つめながら腰を揺すり、握る掌に自ら屹立を擦りつけた。
熱い息の中に甘い呻き声をときおり漏らし、たまらなくいやらしい表情で、元教え子が俺の上で腰を振っている。ぞくぞくと俺は否応なしに絶頂へと上りつめていく。城沢、城沢、と舌足らずにその名を呼び、その目を見つめ、その熱に感じ入る。
「ン、あ、せんせ……っ!」
頬を紅潮させ、目を潤ませた城沢が一際いやらしく顔を歪め、甘く呻いた。激しく打ちつけていた腰がぴたりと止まり、俺の中のを掻き回していた肉杭がびぐりと戦慄いた。
「あっ、あっ、出てる……っ、ああっ……!」
肉壁に叩きつける勢いで、びゅっ、びゅっ、と何度にも分けて城沢の熱い子種が雄膣を満たしていく。そのたびにびぐびぐと戦慄く雄竿の振動が身体中に甘い痺れを走らせ、俺は熱い掌に屹立を一際強い擦りつけた。陰嚢が引き攣れるように迫り上がる。
「ン、ああああっ……!」
全身を震わせ、顎を跳ねあげて恍惚の泣き声が喉から迸る。放出された白い熱は高く弧を描き、腹の上にぼたぼたと散った。胸を大きく上下させ、ただ解放感に荒い息をつく。何も考えられない。ただ、胸の中には満足感がぬくぬくと横たわっているだけだった。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
「城沢! お前、何っ……何だあれ!」
唸る洗濯機の前に立つ城沢を、俺は掠れた声で非難した。汗にまみれた俺のシャツを着るわけにもいかず、城沢が用意してくれた着替えを手にトイレへと向かったのだが――。
「履いてくれました?」
「あ、あんなの履いてないのも一緒だろ!」
用を足し、いざ手渡された着替え一式を開いてみると、Tシャツとハーフパンツの間にはほとんど紐のような下着が当たり前のような顔をして挟まっていたのだ。股間だけがかろうじて収まるだけで、尻は下から支える太いゴム紐以外は丸出しの、所謂ジョックストラップというやつだ。
「じゃあ、今は履いてないんですか?」
城沢が面白そうに目を細めて笑い、俺の股間の辺りを見つめた。ぞわりと背筋を這い上る甘い欲情から目を逸らし、俺は言い訳めいてぼやいた。
「だって……しょうがないじゃないか。他に選択肢ないんだから……」
「絶対先生に似合うと思ったんですよ。引き締まった大きなお尻にゴムが食い込んで――」
えっちだろうなあ。甘い声が耳元で囁き、長い指がハーフパンツの上から裸の尻を撫で上げた。掌に収まりきらない尻肉をむにむにと揉み、至近距離から城沢の大きな目が俺を覗き込む。
「明日、用事がないって言ってましたよね。泊まってってくださいよ」
そう言って軽く口づけると、目を甘く細めた。
「夕飯の後で――見せてくださいね」
俺はもう、知ってしまっている。城沢に抱かれる――求められる悦びを。断る言葉はもう持ち合わせていなかった。
羞恥に赤らんだ顔で頷くと、元教え子で現恋人は完璧な笑顔を見せた。
(了)
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