ゲームの世界に来たけど私はアイスが心配です

まちは

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本編

36話

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ついに周りには草が生えなくなって完全な砂に変わった。
確かに砂に足は取られるけど思ってたよりも歩きづらくないかな。
砂なら足が沈んでくはずなのに2、3cm沈んだら何かに阻まれてそこから沈まなくなってる。
これって…

「どうした?」
「いやぁ、なんか砂に違和感があって掘り返してるとこ。」
「今やるなよ…。」

私が急に止まってしゃがみこんだから何か起きたのか心配してくれたのかな?
返事に安心が混じってる気がする。
まぁ、ちょっとした好奇心で立ち止まっただけだから全く心配はいらないんだけど。

あれ?
これ以上掘れない。
砂は見えてるのに何かつるつるとしたものを引っ掻いたみたいな。

「どうした?」
「一定の場所まで掘るとその先になんか分厚いガラスみたいなのがあってそれ以上進めない…。」

とんとん

叩いてみたけど意外と軽い音。
すごいリアルな絵が砂の下にあるみたい。
なにこれ?

「なんでこんなになってるの?」
「ただの情報量の限界だろ。」
「"情報量の限界"?」

どういうこと??
もっとズバッとわかりやすく言ってくれればいいのに。

「お前この世界がゲームの世界だって忘れてねぇか?」
「忘れてないよ?だって騎士ちゃんたちとちゃんとした会話はできないし、魔物はいるし。」
「勇者様、お体は大丈夫でs「今のは呼んでないからね。」

前までは話しかける素振りをしたら返事を返す感じだったのに、今は"騎士ちゃん"って言葉をいうだけで反応する…。
仲良くなった(?)証として喜ぶべきなのか、余計めんどくさくなったと悲しむべきか。

「ゲームってのは限られた情報量しか扱えない。まして一昔前のだぞ?削減できるところは削減しないと容量が足りねぇよ。」
「なるほどね。」

色々と大変なのね。



とりあえず立ち上がって一回伸びる。

「よしっ、歩くか。」

なんか賢者が呆れた目で私のこと見てくる。

「なに??」
「いきなりしゃがんだり歩きだしたり自由すぎるだろ。はぁ…。」

わざわざそんなに大きなため息付かなくてもわざとだって分かるから。



ザクザクと音を立てながら4人で歩くとついに建物が見えてきた。
建物の壁は四角い石でかまくらみたいに丸く積み上げられてる。
入り口は木でできた扉でできてる。
なんか可愛い!!


かさかさかさかさかさかさかさかさ

「うわっ!!」

なんか街の方からロボロスがたくさんやってきた!!

「だいぶキモいな。」
「そうだね。一気にくるとなんか…ゾワゾワする。」

トカゲ嫌いになりそう…。
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