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第三章 彼が王子になった訳
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しおりを挟むそんな痛みに耐えながらも二日目は
ソフトボール部への体験入部をするというなんともドMな私たち。
「今日も昨日みたいなメニューやらされたら、
あたし部活入ること自体やめそうだわ…。」
「中学生って意外と辛いものなんだね。
部活で青春☆とか憧れてたのになぁ…。」
「にぃちゃんって、基本的に考えがいつも邪だよね。」
「だって、どうせなら楽しい方がいいじゃん?
こう見えて、私恋愛主義者なので。」
「まあ、なんとなくそんな気はしてたけど…(笑)」
なんて他愛もない話をしながら、覚悟を決めてソフトボール部の門をたたいた。
昨日のバチクソ厳しいメニューとは違い、
一人ずつにグローブを貸し出しキャッチボールやゴロを捕ったりといった
基礎練習を丁寧に行ってくれた。
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