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第十六章 灼熱の体育祭①
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「新菜とあゆだとどっちが背高いかな?」
「新菜何センチ?」
「152cmです。」
「あたし150だから新菜のがちょっと大きいね。」
「じゃあ、あゆが一番前だね。
男子は…チヒロ(ちーくん)と優羽はどっちが大きい?」
「あ、優羽先輩のが大きいっす。」
「じゃあ、チヒロが一番前か…。」
「え、ちょ…それって…。」
そう言って背の順を見直していった結果私と優羽先輩がまさかのペア。
もう心臓が飛び出るんじゃないかというくらいの緊張で倒れそうだった。
「じゃあ、ペアこんな感じでいいかな?」
団長が全員に確認をする。
「はい、大丈夫です。」
「じゃ、踊り練習するからペアで分かれて~。」
団長や副団長の声などもう私の耳には届かない。
隣には優羽先輩。
そしてペアダンスは男女で手を繋いだり、向かい合ったりとまさに夢のような時間。
当初の挨拶をするが目標だった私にとっては
今世紀最大のビッグボーナスが確実に決まったようなものだった。
「新菜何センチ?」
「152cmです。」
「あたし150だから新菜のがちょっと大きいね。」
「じゃあ、あゆが一番前だね。
男子は…チヒロ(ちーくん)と優羽はどっちが大きい?」
「あ、優羽先輩のが大きいっす。」
「じゃあ、チヒロが一番前か…。」
「え、ちょ…それって…。」
そう言って背の順を見直していった結果私と優羽先輩がまさかのペア。
もう心臓が飛び出るんじゃないかというくらいの緊張で倒れそうだった。
「じゃあ、ペアこんな感じでいいかな?」
団長が全員に確認をする。
「はい、大丈夫です。」
「じゃ、踊り練習するからペアで分かれて~。」
団長や副団長の声などもう私の耳には届かない。
隣には優羽先輩。
そしてペアダンスは男女で手を繋いだり、向かい合ったりとまさに夢のような時間。
当初の挨拶をするが目標だった私にとっては
今世紀最大のビッグボーナスが確実に決まったようなものだった。
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