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鉢合わせ
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「あ…れ?葵、今日大学は?」
「え?午前中で終わって帰ってきた。今からバイト行くけど。何か用?」
「いや、何もないけど。」
「あっそ。じゃ、俺行くわ。」
「あ、ちょっ…!」
俺が呼び止めようと手を伸ばしたが、遅かった。
玄関にいるナルミと鉢合わせ。
お互いびっくりした様子だったが、兄貴が何かを察し
ニヤニヤしながら俺の方をチラッと見た。
「…なるほどね(笑)」
「…うっせぇな!」
「どうも。旭の兄の葵です♪こんな弟ですが可愛がってやってね(笑)」
「あっ、初めまして。ナルミです。
旭くんとお付き合いさせていただいてます…。」
「俺のことは【葵くん】って呼んでくれていいからね♪
なんなら乗り換えも可だよ♪」
「えっ…!」
「ちょ…おま、何言ってんだよ!」
「あ、わりわり♪じゃ、俺バイトだから。
ナルミちゃん、バイバーイ♪」
そう言ってヒラヒラ手をふって去っていく兄貴。
厄介なやつに見られてしまった。
俺がこの後のことをどうしようかと考えていると、
もっと厄介なことが起きてしまった。
「え?午前中で終わって帰ってきた。今からバイト行くけど。何か用?」
「いや、何もないけど。」
「あっそ。じゃ、俺行くわ。」
「あ、ちょっ…!」
俺が呼び止めようと手を伸ばしたが、遅かった。
玄関にいるナルミと鉢合わせ。
お互いびっくりした様子だったが、兄貴が何かを察し
ニヤニヤしながら俺の方をチラッと見た。
「…なるほどね(笑)」
「…うっせぇな!」
「どうも。旭の兄の葵です♪こんな弟ですが可愛がってやってね(笑)」
「あっ、初めまして。ナルミです。
旭くんとお付き合いさせていただいてます…。」
「俺のことは【葵くん】って呼んでくれていいからね♪
なんなら乗り換えも可だよ♪」
「えっ…!」
「ちょ…おま、何言ってんだよ!」
「あ、わりわり♪じゃ、俺バイトだから。
ナルミちゃん、バイバーイ♪」
そう言ってヒラヒラ手をふって去っていく兄貴。
厄介なやつに見られてしまった。
俺がこの後のことをどうしようかと考えていると、
もっと厄介なことが起きてしまった。
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