2 / 13
高野さん
しおりを挟む
高野さんはユキと最近仲が良い人で
私が思うに高野さんは確実にユキのことを狙っている。
しかし、普段からモテているユキはうまく高野さんをかわしながら
上手にやり取りをしている。
今日も上手くかわすのかと思い二人の様子を眺めることにした私。
「おはよ、ユキちゃん。」
「あ、高野さん。おはようございます♪」
「相変わらず今日も可愛いね。今日の夜暇?二人でご飯行こうよ!」
「ありがとうございます♪残念ながら今日は杏奈とご飯なんです。」
「そうなの?杏奈ちゃん。」
「え?!…あ、はい!そうなんです。」
「そっか…。じゃあ、俺の知り合いも誘っとくから四人でご飯はどう?」
「え?どうって…ユキ、どうする?」
しどろもどろな私を見て、これもいい機会と思ったのか
珍しくユキが高野さんの誘いに乗った。
「じゃあ、かっこいい人連れてきてくれるならいいですよ♪」
「いやー。まいったな。俺よりかっこいいやつなんてなかなかいないからなー。」
自分に興味を持たれていないことを痛感しながらも
尚、アピールをしている高野さんがだんだんかわいそうに思えてくる私。
「そうですよね!高野さんもなかなかかっこいいと思いますよ!」
「え?本当?嬉しいな。
よし、じゃあ杏奈ちゃんのために
とっておきにかっこいい奴連れてきてあげよう!」
「え?私のため…?」
「彼氏いないでしょ?俺が紹介してあげるから♪
楽しみにしてて♪じゃ、またあとでね~。」
そう言って意気揚々と出勤していく高野さん。
あっけにとられた私の腕をゆすりながらユキがいじわるそうに言った。
私が思うに高野さんは確実にユキのことを狙っている。
しかし、普段からモテているユキはうまく高野さんをかわしながら
上手にやり取りをしている。
今日も上手くかわすのかと思い二人の様子を眺めることにした私。
「おはよ、ユキちゃん。」
「あ、高野さん。おはようございます♪」
「相変わらず今日も可愛いね。今日の夜暇?二人でご飯行こうよ!」
「ありがとうございます♪残念ながら今日は杏奈とご飯なんです。」
「そうなの?杏奈ちゃん。」
「え?!…あ、はい!そうなんです。」
「そっか…。じゃあ、俺の知り合いも誘っとくから四人でご飯はどう?」
「え?どうって…ユキ、どうする?」
しどろもどろな私を見て、これもいい機会と思ったのか
珍しくユキが高野さんの誘いに乗った。
「じゃあ、かっこいい人連れてきてくれるならいいですよ♪」
「いやー。まいったな。俺よりかっこいいやつなんてなかなかいないからなー。」
自分に興味を持たれていないことを痛感しながらも
尚、アピールをしている高野さんがだんだんかわいそうに思えてくる私。
「そうですよね!高野さんもなかなかかっこいいと思いますよ!」
「え?本当?嬉しいな。
よし、じゃあ杏奈ちゃんのために
とっておきにかっこいい奴連れてきてあげよう!」
「え?私のため…?」
「彼氏いないでしょ?俺が紹介してあげるから♪
楽しみにしてて♪じゃ、またあとでね~。」
そう言って意気揚々と出勤していく高野さん。
あっけにとられた私の腕をゆすりながらユキがいじわるそうに言った。
0
あなたにおすすめの小説
溺愛ダーリンと逆シークレットベビー
吉野葉月
恋愛
同棲している婚約者のモラハラに悩む優月は、ある日、通院している病院で大学時代の同級生の頼久と再会する。
立派な社会人となっていた彼に見惚れる優月だったが、彼は一児の父になっていた。しかも優月との子どもを一人で育てるシングルファザー。
優月はモラハラから抜け出すことができるのか、そして子どもっていったいどういうことなのか!?
靴屋の娘と三人のお兄様
こじまき
恋愛
靴屋の看板娘だったデイジーは、母親の再婚によってホークボロー伯爵令嬢になった。ホークボロー伯爵家の三兄弟、長男でいかにも堅物な軍人のアレン、次男でほとんど喋らない魔法使いのイーライ、三男でチャラい画家のカラバスはいずれ劣らぬキラッキラのイケメン揃い。平民出身のにわか伯爵令嬢とお兄様たちとのひとつ屋根の下生活。何も起こらないはずがない!?
※小説家になろうにも投稿しています。
離した手の温もり
橘 凛子
恋愛
3年前、未来を誓った君を置いて、私は夢を追いかけた。キャリアを優先した私に、君と会う資格なんてないのかもしれない。それでも、あの日の選択をずっと後悔している。そして今、私はあの場所へ帰ってきた。もう一度、君に会いたい。ただ、ごめんなさいと伝えたい。それだけでいい。それ以上の願いは、もう抱けないから。
【完結】地味な私と公爵様
ベル
恋愛
ラエル公爵。この学園でこの名を知らない人はいないでしょう。
端正な顔立ちに甘く低い声、時折見せる少年のような笑顔。誰もがその美しさに魅了され、女性なら誰もがラエル様との結婚を夢見てしまう。
そんな方が、平凡...いや、かなり地味で目立たない伯爵令嬢である私の婚約者だなんて一体誰が信じるでしょうか。
...正直私も信じていません。
ラエル様が、私を溺愛しているなんて。
きっと、きっと、夢に違いありません。
お読みいただきありがとうございます。短編のつもりで書き始めましたが、意外と話が増えて長編に変更し、無事完結しました(*´-`)
10年引きこもりの私が外に出たら、御曹司の妻になりました
専業プウタ
恋愛
25歳の桜田未来は中学生から10年以上引きこもりだったが、2人暮らしの母親の死により外に出なくてはならなくなる。城ヶ崎冬馬は女遊びの激しい大手アパレルブランドの副社長。彼をストーカーから身を張って助けた事で未来は一時的に記憶喪失に陥る。冬馬はちょっとした興味から、未来は自分の恋人だったと偽る。冬馬は未来の純粋さと直向きさに惹かれていき、嘘が明らかになる日を恐れながらも未来の為に自分を変えていく。そして、未来は恐れもなくし、愛する人の胸に飛び込み夢を叶える扉を自ら開くのだった。
混血の私が純血主義の竜人王子の番なわけない
三国つかさ
恋愛
竜人たちが通う学園で、竜人の王子であるレクスをひと目見た瞬間から恋に落ちてしまった混血の少女エステル。好き過ぎて狂ってしまいそうだけど、分不相応なので必死に隠すことにした。一方のレクスは涼しい顔をしているが、純血なので実は番に対する感情は混血のエステルより何倍も深いのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる