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ホームズ関連エッセイ
名探偵の名前についての考察
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【表記】
海外の名探偵は数多く存在し、有名なのでアガサ・クリスティーが生み出した『エルキュール・ポアロ』や本作で扱っている『シャーロック・ホームズ』などがいます。
しかし、最近は『エルキュール・ポワロ』という表記も目にします。私としては『ポアロ』が馴染みがあるのですが、皆さんはどうでしょうか。
また、古いものだと『シャーロック・ホウムズ』や『シャロック・ホルムス』という表記もあります。『シャロック・ホルムス』というのは大正時代の表記であり、『スムルホ クツロヤシ』という本の表紙がありました。古いものなので右から左に読みます。
前述したような『ホウムズ』や『ホルムス』というものはさすがに見慣れない表記ですが、『ワトソン』という表記と『ワトスン』という表記が入り混じっています。
本作では『ワトスン』という表記を採用していて、私としても『ワトスン』の表記が馴染んでいます。
インターネットで検索して『Watson』の発音を聞いてみたところ、『ト』を発音していませんでした。カタカタで正確に表記してみると、『ウォッツン』が近いと思います。発音に近い方は『ワトスン』でしょう。まあ、正確な発音に近ければ良いわけではありませんが......。
話しをちょっとばかり戻して、『Poirot』と綴って『ポアロ』ですが、発音に近い方は『ポワロ』のようです。私なんかは『Poirot』とどうしても読んでしまいますが(笑)。作者の『クリスティー』も『クリスティ』と表記する場合がありますね。
青山剛昌さんも『ワトソン博士がワトスンではないかとたまに言われる。子供の頃に読んでた本ではワトソンだったので愛着のある方を使ったんだけど...発音の関係で名前をコロコロ変えないで欲しい。ポアロもポワロになってきてるし...ホームズがホウムズなんて事になったらオレは泣くよ!』と言っています。『名探偵コナン』では喫茶店の名前が『喫茶ポアロ』となっていますね。
ちなみに、この『喫茶ポアロ』にたびたび訪れていたオスの三毛猫には『大尉』という名前が付けられていますが、名前の由来について作中ではエルキュール・ポアロと一緒にいるヘイスティングス大尉から取ったとされています。理由は、その三毛猫も喫茶店の『ポアロ』と一緒にいるからです。
世界的に名の知られる『ホームズ』と並んで有名な『アルセーヌ・ルパン』の『ルパン』にも『リュパン』という表記があります。これもインターネットで検索して聞いてみたところ、発音に近い方は『Lupin』でした。ただ、『ルパン』という表記が一般的で、『リュパン』表記が混同されることはないでしょう。
そもそも、アルファベットをカタカタで表記するのに無理があります。『バ』は『ヴァ』、『ビ』は『ヴィ』、『ブ』は『ヴ』、『ベ』は『ヴェ』、『ボ』は『ヴォ』とも表記が出来るからです。
また、長音符は表記する場合としない場合があります。『Mary』を『メアリ』や『メアリー』と表記することもあるからです。『ホームズ』を『ホウムズ』と表記するように、長音符を使わない表記も出来ます。例を挙げるならば、『メアリー』を『メアリィ』、『ベーカー街』を『ベイカー街』と表記するみたいなものです。
有名な『ジェームズ・ボンド』の『ジェームズ』も『ジェイムズ』と表記出来ます。『ジェームズ・モリアーティ』も『ジェイムズ・モリアーティ』とする場合があります。
これらの問題の解決策は、当然ですが表記の仕方を統一させることです。本作では『ソン』は『スン』と表記(ワトスンやハドスン夫人、質屋ウィルスンなど)、『バ、ビ、ブ、ベ、ボ』は『ヴァ、ヴィ、ヴ、ヴェ、ヴォ』と表記、出来るだけ長音符を使って表記(メアリー、ベーカー街など)をしています。
上記のような横文字表記の例外としては、『セント・バーソロミュー病院』を『聖バーソロミュー病院』と書き、『聖』を『せい』や『セント』と読むような表記があります。『聖』には『セント』という読み方はないので、キラキラネームのようなものなのでしょうか。
くわしくはわかりませんが、これを解決するにはお国が表記を統一させるしかありません。しかし、その程度ではお国は動きませんね(笑)。
他にはドイルの通った大学である『エディンバラ大学』を『エジンバラ大学』、ドイルの名前である『イグナティウス』を『イグナチウス』と表記するようなものもあります。例を挙げればきりがないので、今回はこれまでにしましょう。
【名前】
姓名、つまり名前からルーツを辿ることが出来ます。雪国に雪っぽい名前が多いように、名前にも分布があるわけです。海外のロイヤルファミリーには代々受け継がれる名前がありますし、名前はかなり重要です。
ロイヤルファミリーではルイやエドワード、ウィリアムなどは有名な名前ですね。
ホームズを例にしてみましょう。オラース・ヴェルネの妹ではない方のホームズの先祖に、アイルランドとイギリスの両方の貴族の血を引いていたという説があります。
ジョージ三世治世下にアイルランド貴族であるホームズという家が、その後イギリス貴族の血と交わって実在していることから、そのような説が生まれたようです。
また、シャーロック・ホームズの子孫が主人公になるような物語が多数書かれていますが、その主人公が女性の場合は、『Sherlock』と響きの似ている女性名である『Charlotte』を使って『シャーロット・ホームズ』という名前が付けられる場合が多いです。
他にも、先日ご逝去なされた田村正和さん演じる『古畑任三郎』が言っていたことですが、名探偵は名字が良いのに下の名前が田舎くさいというものがあります。そこで挙げられた例は、『明智小五郎』と『金田一耕助』、そして『古畑任三郎』だったと思います。
言われてみれば、確かに田舎くさいです。金田一耕助は『犬神家の一族』で東北地方に生まれたと書かれていて、東北はまあまあ田舎でしょう。
海外の名探偵は数多く存在し、有名なのでアガサ・クリスティーが生み出した『エルキュール・ポアロ』や本作で扱っている『シャーロック・ホームズ』などがいます。
しかし、最近は『エルキュール・ポワロ』という表記も目にします。私としては『ポアロ』が馴染みがあるのですが、皆さんはどうでしょうか。
また、古いものだと『シャーロック・ホウムズ』や『シャロック・ホルムス』という表記もあります。『シャロック・ホルムス』というのは大正時代の表記であり、『スムルホ クツロヤシ』という本の表紙がありました。古いものなので右から左に読みます。
前述したような『ホウムズ』や『ホルムス』というものはさすがに見慣れない表記ですが、『ワトソン』という表記と『ワトスン』という表記が入り混じっています。
本作では『ワトスン』という表記を採用していて、私としても『ワトスン』の表記が馴染んでいます。
インターネットで検索して『Watson』の発音を聞いてみたところ、『ト』を発音していませんでした。カタカタで正確に表記してみると、『ウォッツン』が近いと思います。発音に近い方は『ワトスン』でしょう。まあ、正確な発音に近ければ良いわけではありませんが......。
話しをちょっとばかり戻して、『Poirot』と綴って『ポアロ』ですが、発音に近い方は『ポワロ』のようです。私なんかは『Poirot』とどうしても読んでしまいますが(笑)。作者の『クリスティー』も『クリスティ』と表記する場合がありますね。
青山剛昌さんも『ワトソン博士がワトスンではないかとたまに言われる。子供の頃に読んでた本ではワトソンだったので愛着のある方を使ったんだけど...発音の関係で名前をコロコロ変えないで欲しい。ポアロもポワロになってきてるし...ホームズがホウムズなんて事になったらオレは泣くよ!』と言っています。『名探偵コナン』では喫茶店の名前が『喫茶ポアロ』となっていますね。
ちなみに、この『喫茶ポアロ』にたびたび訪れていたオスの三毛猫には『大尉』という名前が付けられていますが、名前の由来について作中ではエルキュール・ポアロと一緒にいるヘイスティングス大尉から取ったとされています。理由は、その三毛猫も喫茶店の『ポアロ』と一緒にいるからです。
世界的に名の知られる『ホームズ』と並んで有名な『アルセーヌ・ルパン』の『ルパン』にも『リュパン』という表記があります。これもインターネットで検索して聞いてみたところ、発音に近い方は『Lupin』でした。ただ、『ルパン』という表記が一般的で、『リュパン』表記が混同されることはないでしょう。
そもそも、アルファベットをカタカタで表記するのに無理があります。『バ』は『ヴァ』、『ビ』は『ヴィ』、『ブ』は『ヴ』、『ベ』は『ヴェ』、『ボ』は『ヴォ』とも表記が出来るからです。
また、長音符は表記する場合としない場合があります。『Mary』を『メアリ』や『メアリー』と表記することもあるからです。『ホームズ』を『ホウムズ』と表記するように、長音符を使わない表記も出来ます。例を挙げるならば、『メアリー』を『メアリィ』、『ベーカー街』を『ベイカー街』と表記するみたいなものです。
有名な『ジェームズ・ボンド』の『ジェームズ』も『ジェイムズ』と表記出来ます。『ジェームズ・モリアーティ』も『ジェイムズ・モリアーティ』とする場合があります。
これらの問題の解決策は、当然ですが表記の仕方を統一させることです。本作では『ソン』は『スン』と表記(ワトスンやハドスン夫人、質屋ウィルスンなど)、『バ、ビ、ブ、ベ、ボ』は『ヴァ、ヴィ、ヴ、ヴェ、ヴォ』と表記、出来るだけ長音符を使って表記(メアリー、ベーカー街など)をしています。
上記のような横文字表記の例外としては、『セント・バーソロミュー病院』を『聖バーソロミュー病院』と書き、『聖』を『せい』や『セント』と読むような表記があります。『聖』には『セント』という読み方はないので、キラキラネームのようなものなのでしょうか。
くわしくはわかりませんが、これを解決するにはお国が表記を統一させるしかありません。しかし、その程度ではお国は動きませんね(笑)。
他にはドイルの通った大学である『エディンバラ大学』を『エジンバラ大学』、ドイルの名前である『イグナティウス』を『イグナチウス』と表記するようなものもあります。例を挙げればきりがないので、今回はこれまでにしましょう。
【名前】
姓名、つまり名前からルーツを辿ることが出来ます。雪国に雪っぽい名前が多いように、名前にも分布があるわけです。海外のロイヤルファミリーには代々受け継がれる名前がありますし、名前はかなり重要です。
ロイヤルファミリーではルイやエドワード、ウィリアムなどは有名な名前ですね。
ホームズを例にしてみましょう。オラース・ヴェルネの妹ではない方のホームズの先祖に、アイルランドとイギリスの両方の貴族の血を引いていたという説があります。
ジョージ三世治世下にアイルランド貴族であるホームズという家が、その後イギリス貴族の血と交わって実在していることから、そのような説が生まれたようです。
また、シャーロック・ホームズの子孫が主人公になるような物語が多数書かれていますが、その主人公が女性の場合は、『Sherlock』と響きの似ている女性名である『Charlotte』を使って『シャーロット・ホームズ』という名前が付けられる場合が多いです。
他にも、先日ご逝去なされた田村正和さん演じる『古畑任三郎』が言っていたことですが、名探偵は名字が良いのに下の名前が田舎くさいというものがあります。そこで挙げられた例は、『明智小五郎』と『金田一耕助』、そして『古畑任三郎』だったと思います。
言われてみれば、確かに田舎くさいです。金田一耕助は『犬神家の一族』で東北地方に生まれたと書かれていて、東北はまあまあ田舎でしょう。
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