私の幼馴染

みかんオレンジ

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アイツと私!

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俺もっち~。幼馴染のもなかとは家が隣同士でいつも一緒だ。
同級生からはいつも夫婦とからかわている。
もなかは誰が夫婦じゃ~とかいつも言っている。
そんな事考えているといつものようにもなかが俺の部屋にやって来た。
おまえどっから俺の部屋入ってるんだ!窓から窓への侵入マジやめてくれ!
一回近所の人が見てあんた何やってるの?と言われたの忘れたとは言わさんぞ!
ちょっともっち~、それはもなかちゃんなら仕方ないねで済んだ話ですが!
俺が済んでねぇ~の!
それよりどうすんのよ!もっち~の成績が悪過ぎて留年しそうだから何とかしてあげて
ってあんたの両親に言われてここに来たんだよ!
ちゃんと勉強してよねもっち~。いくら自分の家の車やれば良いといっても
高校はきちんと卒業するって事であんたバイク買ってもらったんでしょ。
そしたらバイク乗る回してばっかで授業も出ない。
あんた本当何考えてんの!
私も一緒の補習受けてあげる事でなんとかあんたを留年させず私と一緒に卒業出来るように私が校長と担任に頭下げてたのよ!
なんでおまえがそんな事する必要があるんだよ!
馬鹿それを全部私に言わせる気?
好きなのよ!
もっち~の事が!
えぇ~
えぇ~ってだいたいわかるだろこの鈍ちんめ!
悪かったな。もなかのそんな気持ちもわかってなくて!
で肝心の補習の期間は?
あなた以外はみんな期末テストの終わり卒業式を待つだけ。
今日が一月の25日だから卒業できるリミット一杯の3月31日までよ!
ちゃんと卒業してよ!もう予約してあるのよ!
予約ってなんだ?
あたし達の結婚式じゃん。決まってるでしょ!
そりゃおまえいつも子供の頃から私の旦那様はもっち~だっていいフラしていたけど
まさか本気だったとはねぇ~
あんたもノリ気マンマンだったよね!いつも!
バレてた!
当たり前でしょ!バレバレよ!
それから俺もっち~は目の色を変えるように真面目に毎日補習受けて
無事卒業出来た。
先生たちが俺達の為に卒業式兼結婚式を体育館でやってくれた。
もなかが予約してあると言ったのはこの事である。
同級生も駆けつけておおいに盛り上がり楽しい時間になった。
(同級生)いやぁ~もっち~が真面目に勉強するとはねぇ~
(同級生)ホントもなかの事が大好きなのね!
(同級生と先生たち)おめでとうもなか、もっち~!
(もっち~、もなか)みんなありがとう

END
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