16 / 32
第16話 悪意と無自覚
しおりを挟む
「お世話になりました」
ミューズと通った学校、学校長にだけ別れの挨拶をし、懐かしい学舎を振り返る。
詳細は追って説明をすると言い、退学の旨だけを伝えてきた。
ミューズの退学の話も伝え、こちらも後日改めて話をすると伝えた。
全てはエリックが手を回してくれている、準備が出来次第話し合いの場が設けられ、穏便に終わるだろう。
兄にはいつも世話になりっぱなしだ。
(ここでミューズとたくさん話をしたな)
今となっては懐かしい。
ここで出会った彼女は昔と変わらぬ心優しい少女だった。
幼き頃無謀にも森にて武者修行をしに行ったことがある。
早く皆に、そして憧れの人に一人前として認められたくて、手っ取り早く功績を上げようと、魔獣退治に行ったのだ。
自分は同じ年頃の者よりも強いからと、己の力を過信していた。
なのに実際は思ったように行かず、実力不足を目の当たりにするだけで、しかも毒を持つ魔獣の攻撃を受けてしまった。
何とか撃退は出来たものの、毒消しなど持ってきていない。
朦朧とする意識の中で助けを求めた、ミューズに出会えていなかったら確実に死んでいただろう。
「大丈夫、すぐに治るからね」
そう言って急いで薬草をすり潰し、傷口に塗られ、苦い草を飲ませられる。
思わず吐き出そうとしたが、口直しに果実水を貰ったり飴を貰ったりと、気遣わし気に動く様をみて、何とか耐えた。
「ここには薬草を取りに来たの。お祖父様の森には領地にないものがいっぱいあるから」
でも勝手に入ると怒られるから秘密だよ、と話して、何とかティタンが歩けるようになってから二人で森を抜け、別れた。
ティタンは怪我したことがすぐにばれて怒られたが、ミューズの事については何も言わなかった。
兄が色々と調べてくれたが、自分は名前も聞かなかった。
だから確証を持てなかった。
そこからしばらくは外に出してもらえず、城内にて勉強漬けされ、きつい生活をさせられたのは苦い思い出だ。
今思い出しても気が滅入る。
「懐かしいな」
最初の出会いから十年は経つだろうか、ようやくこの手に掴めるくらい近づけたのに。
早く追いかけて抱きしめたいという気持ちが強くなるが、謝罪や準備がまだ済んでいない。
スフォリア家に行って記憶が戻ったことや、魔女に聞いたこと、そしてこれからミューズを追いかけることなどを報告しなくては。
「ここでの用事は済んだ、次はスフォリア家に向かおう」
「はい」
従者たちと共に足早に学舎を去ろうとする。
そんな折に声を掛けられた。
「ティタン様ですよね?」
振り向くとマリアテーゼ=ミロッソ公爵令嬢が立っている。
「マリアテーゼ嬢」
親類とはいえあまり交流はなかった。
ここ最近までは。
目が合い、瞳が潤んだと思ったら、急に泣き出して駆けよってくる。
その勢いはまるで抱きとめろと言わんばかりだ。
さすがに怯み後ろに下がると、突風が吹いてマリアテーゼの体を押し返した。
彼女は尻もちをついて倒れるが、触れずに済んで良かったと安堵する。
「立てるか?」
手を伸ばそうとするティタンを、マオが押しとどめた。
「折角ぼくが下がらせたのに、近づかないで欲しいのです」
ティタンとマリアテーゼの間にマオが立った、射殺しそうな目をしたルドとライカもその横に並ぶ。
完全にティタンを守る壁となっていた。
「酷いわ、どうしてこのような事をされるのです」
転んでしまったマリアテーゼに手を差し伸べるものは誰も居ない。
「ティタン様に婚約者以外の女性は近づけさせません」
今までは確定していなかったから曖昧にしてきたが、今は違う。
主に近づけていいという女性は一人だけだと決まったので、マリアテーゼのような者は徹底して排除することになった。
そうでなくとも三人はこの女性に最初から嫌悪感を持っていたのだ。
「三人とも、さすがにやり過ぎだ。これではマリアテーゼ嬢が怪我をしてしまう」
ティタンの咎めの言葉に三人は無言になる。
いくら主にそう言われても、婚約者でもないのに馴れ馴れしいこの女を好きにはなれない。
「そうよ、私がティタン様の婚約者なのに、酷いわ」
マリアテーゼの言葉にティタンは固まった。
何をいっているのかと理解が追い付かない。
従者たちの警戒心がより高まった。
「俺とあなたはそんな関係ではない、そもそも従妹同士だ」
「従兄同士でも結婚は出来るわ。それに最近はお父様の元にアルフレッド伯父様の遣いがいっぱい来てましたわ。学校にいる際もティタン様と話すことが増えていたし、つまりそういう事ですよね」
頬を赤らめ話すマリアテーゼは、見知らぬ者にしか見えない。
変な病気にかかり、熱にでも浮かされているのだろうか。
(意味が分からない、何か勘違いをしているのでは?)
筆頭公爵家の令嬢で現国王の弟の実娘だ、こんな愚かなことをいうとは思えない。
「俺から話しかけることなど一度もなかったはずだ。それに求婚もしていない。それなのに何故マリアテーゼ嬢が俺の婚約者になるんだ、君は俺を好いてないし、君も俺を好いていない。だからあり得ない」
断言できる。
マリアテーゼは昔からエリックが好きだ。
その恋が実ることはなかったが、婚約者もいないエリックを諦めることが出来ず、度々求婚しているという話は聞いていた。
叔父にあたるマリアテーゼの父が有能だから、邪険には出来ないとよくぼやいている。
「あなたが私を望んだのよ。ミューズ様を悪女に仕立て上げ、私に責任が来ないようにしてくれて、ユーリ王女との婚約も解消してくれた。そんな大変な思いをしてでも王子妃の座を開けてくれたのは、私の為だって知っているわ。そうしてあなたと結ばれれば私はエリック様の義妹になれる。そうすればずっとエリック様の側に居られるわ」
うっとりとしているが、最初から最後までずっと意味不明な事しか言っていない。
「気でも触れたのだろうか」
正気の言葉とはどうも思えない。
「そう言えば兄が言ってたのです。つい先日にエリック様との面会が禁止されたって」
マオの言葉に納得した。
愛する男性に近づく方法を必死で考えたのだろう。
同情はするが、人を踏みつけにしたのは許せない。
「せっかくミューズ様に退場してもらったのに、あなたも学校に来ないから探していたのよ。早く婚約発表しましょう、エリック様の元に行きたいわ」
一連の言動と退場という言葉。
「ミューズに余計な事を吹き込んだのもあなただな」
王弟の娘で位も高い、ミューズが信じてしまうのも少しだけわかった。
堂々と話をする姿は知らなければ嘘をついているとは見えない。
「だってあなたとミューズ様が万が一結婚したら、私はもうエリック様に近づけなくなるじゃない。大丈夫、責任をもってミューズ様には別な男性を紹介するから」
ミューズがまさか国を出てるとまでは考えていないようだ。
これ以話したら罵倒してしまいそうだ、最悪殴り殺しそうだ。
今は目立つわけには行かないと、苛立ちを押さえ、ティタンは背を向け歩き出す。
「待ってください、まだ話が」
立ち上がり追いすがろうとしたマリアテーゼに視線を向けることも、言葉を掛けることもない。
こんな女に構う時間も惜しい。
「近づけば容赦しません」
マオもルドもライカも剣を手にしている。
如実に語る拒絶の意思だ。
「お父様に、ユリウス公爵に言うからね!」
「好きにしろ」
自分は王族を離脱するのだから、何をどう言ってもらってもいい。
ただミューズがこの国を離れる原因の一端となったのは許しがたい。
何とか物理的に切り捨てる方法はないものかと、冷めた感情で考え出していた。
ミューズと通った学校、学校長にだけ別れの挨拶をし、懐かしい学舎を振り返る。
詳細は追って説明をすると言い、退学の旨だけを伝えてきた。
ミューズの退学の話も伝え、こちらも後日改めて話をすると伝えた。
全てはエリックが手を回してくれている、準備が出来次第話し合いの場が設けられ、穏便に終わるだろう。
兄にはいつも世話になりっぱなしだ。
(ここでミューズとたくさん話をしたな)
今となっては懐かしい。
ここで出会った彼女は昔と変わらぬ心優しい少女だった。
幼き頃無謀にも森にて武者修行をしに行ったことがある。
早く皆に、そして憧れの人に一人前として認められたくて、手っ取り早く功績を上げようと、魔獣退治に行ったのだ。
自分は同じ年頃の者よりも強いからと、己の力を過信していた。
なのに実際は思ったように行かず、実力不足を目の当たりにするだけで、しかも毒を持つ魔獣の攻撃を受けてしまった。
何とか撃退は出来たものの、毒消しなど持ってきていない。
朦朧とする意識の中で助けを求めた、ミューズに出会えていなかったら確実に死んでいただろう。
「大丈夫、すぐに治るからね」
そう言って急いで薬草をすり潰し、傷口に塗られ、苦い草を飲ませられる。
思わず吐き出そうとしたが、口直しに果実水を貰ったり飴を貰ったりと、気遣わし気に動く様をみて、何とか耐えた。
「ここには薬草を取りに来たの。お祖父様の森には領地にないものがいっぱいあるから」
でも勝手に入ると怒られるから秘密だよ、と話して、何とかティタンが歩けるようになってから二人で森を抜け、別れた。
ティタンは怪我したことがすぐにばれて怒られたが、ミューズの事については何も言わなかった。
兄が色々と調べてくれたが、自分は名前も聞かなかった。
だから確証を持てなかった。
そこからしばらくは外に出してもらえず、城内にて勉強漬けされ、きつい生活をさせられたのは苦い思い出だ。
今思い出しても気が滅入る。
「懐かしいな」
最初の出会いから十年は経つだろうか、ようやくこの手に掴めるくらい近づけたのに。
早く追いかけて抱きしめたいという気持ちが強くなるが、謝罪や準備がまだ済んでいない。
スフォリア家に行って記憶が戻ったことや、魔女に聞いたこと、そしてこれからミューズを追いかけることなどを報告しなくては。
「ここでの用事は済んだ、次はスフォリア家に向かおう」
「はい」
従者たちと共に足早に学舎を去ろうとする。
そんな折に声を掛けられた。
「ティタン様ですよね?」
振り向くとマリアテーゼ=ミロッソ公爵令嬢が立っている。
「マリアテーゼ嬢」
親類とはいえあまり交流はなかった。
ここ最近までは。
目が合い、瞳が潤んだと思ったら、急に泣き出して駆けよってくる。
その勢いはまるで抱きとめろと言わんばかりだ。
さすがに怯み後ろに下がると、突風が吹いてマリアテーゼの体を押し返した。
彼女は尻もちをついて倒れるが、触れずに済んで良かったと安堵する。
「立てるか?」
手を伸ばそうとするティタンを、マオが押しとどめた。
「折角ぼくが下がらせたのに、近づかないで欲しいのです」
ティタンとマリアテーゼの間にマオが立った、射殺しそうな目をしたルドとライカもその横に並ぶ。
完全にティタンを守る壁となっていた。
「酷いわ、どうしてこのような事をされるのです」
転んでしまったマリアテーゼに手を差し伸べるものは誰も居ない。
「ティタン様に婚約者以外の女性は近づけさせません」
今までは確定していなかったから曖昧にしてきたが、今は違う。
主に近づけていいという女性は一人だけだと決まったので、マリアテーゼのような者は徹底して排除することになった。
そうでなくとも三人はこの女性に最初から嫌悪感を持っていたのだ。
「三人とも、さすがにやり過ぎだ。これではマリアテーゼ嬢が怪我をしてしまう」
ティタンの咎めの言葉に三人は無言になる。
いくら主にそう言われても、婚約者でもないのに馴れ馴れしいこの女を好きにはなれない。
「そうよ、私がティタン様の婚約者なのに、酷いわ」
マリアテーゼの言葉にティタンは固まった。
何をいっているのかと理解が追い付かない。
従者たちの警戒心がより高まった。
「俺とあなたはそんな関係ではない、そもそも従妹同士だ」
「従兄同士でも結婚は出来るわ。それに最近はお父様の元にアルフレッド伯父様の遣いがいっぱい来てましたわ。学校にいる際もティタン様と話すことが増えていたし、つまりそういう事ですよね」
頬を赤らめ話すマリアテーゼは、見知らぬ者にしか見えない。
変な病気にかかり、熱にでも浮かされているのだろうか。
(意味が分からない、何か勘違いをしているのでは?)
筆頭公爵家の令嬢で現国王の弟の実娘だ、こんな愚かなことをいうとは思えない。
「俺から話しかけることなど一度もなかったはずだ。それに求婚もしていない。それなのに何故マリアテーゼ嬢が俺の婚約者になるんだ、君は俺を好いてないし、君も俺を好いていない。だからあり得ない」
断言できる。
マリアテーゼは昔からエリックが好きだ。
その恋が実ることはなかったが、婚約者もいないエリックを諦めることが出来ず、度々求婚しているという話は聞いていた。
叔父にあたるマリアテーゼの父が有能だから、邪険には出来ないとよくぼやいている。
「あなたが私を望んだのよ。ミューズ様を悪女に仕立て上げ、私に責任が来ないようにしてくれて、ユーリ王女との婚約も解消してくれた。そんな大変な思いをしてでも王子妃の座を開けてくれたのは、私の為だって知っているわ。そうしてあなたと結ばれれば私はエリック様の義妹になれる。そうすればずっとエリック様の側に居られるわ」
うっとりとしているが、最初から最後までずっと意味不明な事しか言っていない。
「気でも触れたのだろうか」
正気の言葉とはどうも思えない。
「そう言えば兄が言ってたのです。つい先日にエリック様との面会が禁止されたって」
マオの言葉に納得した。
愛する男性に近づく方法を必死で考えたのだろう。
同情はするが、人を踏みつけにしたのは許せない。
「せっかくミューズ様に退場してもらったのに、あなたも学校に来ないから探していたのよ。早く婚約発表しましょう、エリック様の元に行きたいわ」
一連の言動と退場という言葉。
「ミューズに余計な事を吹き込んだのもあなただな」
王弟の娘で位も高い、ミューズが信じてしまうのも少しだけわかった。
堂々と話をする姿は知らなければ嘘をついているとは見えない。
「だってあなたとミューズ様が万が一結婚したら、私はもうエリック様に近づけなくなるじゃない。大丈夫、責任をもってミューズ様には別な男性を紹介するから」
ミューズがまさか国を出てるとまでは考えていないようだ。
これ以話したら罵倒してしまいそうだ、最悪殴り殺しそうだ。
今は目立つわけには行かないと、苛立ちを押さえ、ティタンは背を向け歩き出す。
「待ってください、まだ話が」
立ち上がり追いすがろうとしたマリアテーゼに視線を向けることも、言葉を掛けることもない。
こんな女に構う時間も惜しい。
「近づけば容赦しません」
マオもルドもライカも剣を手にしている。
如実に語る拒絶の意思だ。
「お父様に、ユリウス公爵に言うからね!」
「好きにしろ」
自分は王族を離脱するのだから、何をどう言ってもらってもいい。
ただミューズがこの国を離れる原因の一端となったのは許しがたい。
何とか物理的に切り捨てる方法はないものかと、冷めた感情で考え出していた。
0
あなたにおすすめの小説
結婚後、訳もわからないまま閉じ込められていました。
しゃーりん
恋愛
結婚して二年、別邸に閉じ込められていたハリエット。
友人の助けにより外に出ることができ、久しぶりに見た夫アルバートは騎士に連行されるところだった。
『お前のせいだ!』と言われても訳がわからなかった。
取り調べにより判明したのは、ハリエットには恋人がいるのだとアルバートが信じていたこと。
彼にその嘘を吹き込んだのは、二人いたというお話です。
婚約破棄されたのでファンシーショップ始めました。 ― 元婚約者が、お人形さんを側室にしようとして大恥をかきました ―
鷹 綾
恋愛
隣国の王子から「政略的にも個人的にも魅力を感じない」と婚約破棄された、ファンタジア王国第三女王タナー。
泣きも怒りもせず、彼女が考えたのは――「いつか王宮の庇護がなくなっても困らない生き方」だった。
まだ八歳。
それでも先を見据え、タナーは王都の片隅で小さなファンシーショップを開くことを決意する。
並ぶのは、かわいい雑貨。
そして、かわいい魔法の雑貨。
お茶を淹れてくれるクマのぬいぐるみ店員《テイデイ・バトラー》、
冷めないティーカップ、
時間になると小鳥が飛び出すアンティーク時計――。
静かに広がる評判の裏で、
かつての元婚約者は「お人形さんを側室にしようとして」赤っ恥をかくことに。
ざまぁは控えめ、日常はやさしく。
かわいいものに囲まれながら、女王は今日も穏やかにお店を開けています。
---
この文面は
✔ アルファポリス向け文字数
✔ 女子読者に刺さるワード配置
✔ ネタバレしすぎない
✔ ほのぼの感キープ
を全部満たしています。
次は
👉 タグ案
👉 ランキング用超短縮あらすじ(100字)
どちらにしますか?
王子様への置き手紙
あおた卵
恋愛
フィオナは王太子ジェラルドの婚約者。王宮で暮らしながら王太子妃教育を受けていた。そんなある日、ジェラルドと侯爵家令嬢のマデリーンがキスをする所を目撃してしまう。ショックを受けたフィオナは自ら修道院に行くことを決意し、護衛騎士のエルマーとともに王宮を逃げ出した。置き手紙を読んだ皇太子が追いかけてくるとは思いもせずに⋯⋯
雪解けの白い結婚 〜触れることもないし触れないでほしい……からの純愛!?〜
川奈あさ
恋愛
セレンは前世で夫と友人から酷い裏切りを受けたレスられ・不倫サレ妻だった。
前世の深い傷は、転生先の心にも残ったまま。
恋人も友人も一人もいないけれど、大好きな魔法具の開発をしながらそれなりに楽しい仕事人生を送っていたセレンは、祖父のために結婚相手を探すことになる。
だけど凍り付いた表情は、舞踏会で恐れられるだけで……。
そんな時に出会った壁の花仲間かつ高嶺の花でもあるレインに契約結婚を持ちかけられる。
「私は貴女に触れることもないし、私にも触れないでほしい」
レインの条件はひとつ、触らないこと、触ることを求めないこと。
実はレインは女性に触れられると、身体にひどいアレルギー症状が出てしまうのだった。
女性アレルギーのスノープリンス侯爵 × 誰かを愛することが怖いブリザード令嬢。
過去に深い傷を抱えて、人を愛することが怖い。
二人がゆっくり夫婦になっていくお話です。
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました
iru
恋愛
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。
両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。
両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。
しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。
魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。
自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。
一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。
初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。
恋人になりたいが、年上で雇い主。
もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。
そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。
そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。
レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか?
両片思いのすれ違いのお話です。
女王は若き美貌の夫に離婚を申し出る
小西あまね
恋愛
「喜べ!やっと離婚できそうだぞ!」「……は?」
政略結婚して9年目、32歳の女王陛下は22歳の王配陛下に笑顔で告げた。
9年前の約束を叶えるために……。
豪胆果断だがどこか天然な女王と、彼女を敬愛してやまない美貌の若き王配のすれ違い離婚騒動。
「月と雪と温泉と ~幼馴染みの天然王子と最強魔術師~」の王子の姉の話ですが、独立した話で、作風も違います。
本作は小説家になろうにも投稿しています。
【完結】あなたのいない世界、うふふ。
やまぐちこはる
恋愛
17歳のヨヌク子爵家令嬢アニエラは栗毛に栗色の瞳の穏やかな令嬢だった。近衛騎士で伯爵家三男、かつ騎士爵を賜るトーソルド・ロイリーと幼少から婚約しており、成人とともに政略的な結婚をした。
しかしトーソルドには恋人がおり、結婚式のあと、初夜を迎える前に出たまま戻ることもなく、一人ロイリー騎士爵家を切り盛りするはめになる。
とはいえ、アニエラにはさほどの不満はない。結婚前だって殆ど会うこともなかったのだから。
===========
感想は一件づつ個別のお返事ができなくなっておりますが、有り難く拝読しております。
4万文字ほどの作品で、最終話まで予約投稿済です。お楽しみいただけましたら幸いでございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる