女神のいたずらで若返った大賢者、異世界と行ったり来たり……

ぽてたん

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プロローグ

プロローグ② 校長先生との話し合い

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 リリアーヌと一緒にバルコニーに行くと、そこにはトリアム王家族全員と初めて見る3人と商業ギルドのギルド長であるダニエルが座っていた。トリアム王が俺を手招きで呼び寄せる。

「タイガよ、こちらへ座ってくれ」

「はい」

「みんなに紹介する。この子供が大賢者タイガだ、女神様より若返りの術を掛けられこのような姿形になっておるが、間違いなく大賢者タイガだ」

 先日打ち合わせをしたダニエル以外の3人は鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしていた。

「タイガよ、こちらが冒険者ギルドのギルド長でアントニオだ、そしてこちらがアウリッツ魔法学園の学園長でミシェルと担任になるナタリーだ。希望はSクラスではなくFクラスだと聞いておるが、本当に1年Fクラスで良いのか? 平民が多く魔法や勉学では多少劣る者たちが集まっているクラスだと聞いておるが?」

「まずは大賢者タイガ様、魔王討伐をして頂き誠にありがとうございました。タイガ様のおかげで子供達が安心して勉強をして自分で未来を作れる社会になりました。感謝いたします。ところでタイガ様が希望されているFクラスは毎年クラスに上下は無いと教えているにも関わらずEクラスとFクラスは他のクラスからは蔑まれているクラスです。今年はこのナタリーが担任になる予定ですがナタリーもまだまだ若く新人にちかいのでタイガ様をお守りできるかどうかわかりません。できますならばタイガ様にはSクラスかAクラスへ入られる事をお勧めいたします」

「私も校長と同じくSクラスへの入学をお勧めします。力不足で申し訳ないのですが、年々力があるものが偉いという風潮がひどくなっており、英雄でもあるタイガ様がご入学して不便を被っては……」

「校長先生、ナタリー先生、はじめまして、学園ではご迷惑をおかけするかもしれませんがよろしくお願い致します。クラスですが僕はFクラスで全く問題ありません。Sクラスの学生が魔王くらい強いのであれば別ですが…… そこまで強くなければ最終的には降りかかる火の粉を払うくらいはできますので……」

「ハッハッハ! 魔王と比べると赤子以下だな。タイガなら問題ないだろう? むしろ問題を起こして今の火力偏重主義の考えを変えさせてくれ!」

「だいたい、まだそんなバカな考えが残っているんですか? さっさとどうにかしないと、いつか国として痛い目にあいますよ?」

「それは理解っているのだが、未だに魔導部隊等は魔力偏重、火力偏重主義が多くて困っているんだ。そのへんも魔法学園には期待をしているのだが? だいたいタイガが魔法部隊の強化に力を入れていたらそこまで火力偏重にはならなかっただろ?」

「あの火力では魔王討伐に連れて行くこともできませんし、部隊の強化は僕には関係ありません。それならばなおさら貴族の子供とトラブルを起こす可能性の低いFクラスで大丈夫です。学校へは平民として通いますのでよろしくお願いいたします。名前もタイガでは無くトラーオにしますので、先生方も平民の学生に接するようにお願いいたします。」

「大体タイガよ、僕ってなんだ? いつもの偉そうな話し方は止めたのか?」

「陛下、この体でFクラスになって偉そうな話し方とかしたら、絡まれるに決まっているじゃないですか? 子供らしい話からに決めました」

「子供らしいね…… どうせ化けの皮剥がれるぞ!」

「いや、おとなしくスローライフを楽しみますので……」

「ではタイガ様を今後はトラーオ様とお呼びすればよろしいでしょうか? タイガ様もそれだけのご覚悟があるのであれば、Fクラスで調整いたします。身分の件も承りましたので、学園内では学生として扱いますので学園内ではトラーオ君とお呼びしますがよろしいですか? 本来であれば学園内では貴族も平民も平等に扱うようになっているのですが……」

「ええ、それでお願いします。呼び捨てでも全く問題ございませんので」
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