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第1章 魔法学園入学編
日本からのお土産①帰還の挨拶
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「おかえりなさいませタイガ様」
「ヒィィィ!」
「何をびっくりなさっているでしょうか?」
「なんでここにいるの?」
転移陣に降り立った瞬間にリリアーヌから声を掛けられたが、帰ってくる時間とかは伝えていなかったので普通はここで声を掛けられるはずはないのだが……
「そろそろお帰りだとわかりましたので」
「何? それ…… ちょっと怖い……」
「それで向こうでは色々揃えられたのですか?」
「スルーかよ…… そうだな色々買ってきたからロマーノ王子やクリス王女にもそれを使って教えていこうと思う。魔力を増やす方法や魔法を使う方法が広まればもっと便利な世の中になるだろう?」
「そんなにすんなりいけばよろしいのですが……」
「何か問題でも?」
「そうですね、もしも他国がその力を持ったらと考えると少し怖いですね」
「そういう問題もあるか……」
「少し周辺の国ではキナ臭い話もあるようです。魔王という脅威が無くなったので今までの軍備を他国統合に使おうという国もあり、他国同士ではすでに戦いが始まっているところもあるそうです」
「こっちの戦争ってどういう感じなの?」
「私も習ったことや本で読んだくらいしかわかりませんが、最前線には魔道士部隊が火魔法を放ち合うのが一般的らしいです。その後は剣士が入り乱れて戦うようで、火魔法でどれだけ相手の戦力を削れるかが大きな勝因になるそうです。だからどこの国も火魔法を重視して重用しているのです」
「なるほど、じゃ火魔法に対策をして火魔法以外の攻撃で相手を翻弄すれば簡単に勝てそうだな」
「そろそろ他の方々もおられる場所になりますので、トラーオ様呼びに変えないとおかしいですね」
「うん、そうだね子供らしくしなくっちゃ……」
「トラーオ様には全然似合わないんですが……」
なにげにひどい……
王城の自室に戻り一休みしてリリアーヌの入れてくれた紅茶を飲んでいるとドアの方からノックが聞こえた。リリアーヌが確認にいくとクリス王女が来たようだ。
「トラーオ様、おかえりなさいませ。向こうはいかがでしたか?」
「クリス様、ただいまです。向こうでは色々魔法の勉強になるような物を沢山買ってきましたのでクリス様とロマーノ様にもお教えいたします。
「楽しみにしています。すみません…… お母様達がお土産はまだかと……」
「なるほど、それでクリス様が呼びに来られたのですね。では一休みしましたのですぐに行きましょう」
クリスと一緒にリビングに向かうと王族一同が待っていた。
「ただいま帰りました」
「「「おかえりなさい」」」
まずは陛下にウィスキーやブランデーを渡した。これらの商品は日本でもなかなか手に入らないような物を選んでいる。宰相にも少しランクは落ちるが結構な価格のお酒を渡し、料理長には日本酒やミリン等も渡して料理に使うのに良いブランデーやワインを渡した。リリアーヌにも何本かウィスキー類を渡しているので、家飲みはそれらを飲むだろう。
王妃様には良くテレビで宣伝している40代からの基礎化粧品シリーズやシャネ○の化粧品を渡し他の方には別ブランドの商品を渡して簡単な使い方のビデオを見せながら使い方を説明した。それぞれのブランドで使い方のDVDがあったので後は見ながら勉強してもらえば良いだろう。なおそれに載っている商品をすべて買ったので結構な額を使ってしまった。
ロマーノ王子には日本で買える武器でよさそうな物を見繕ってきたが、普通は許可が必要そうな日本刀や刃渡りの大きな物も新田に相談したら即日許可が降りて現物も家に届いた。なんか新田って相当大きな力を持ってない?
こちらの世界でどのくらいの距離で通話できるかどうかわからないけどアマチュア無線機の高出力バージョンも買ってきた。完全に日本では違法扱いの代物なのだが新田から異世界限定で使用する分には問題ないと言われた。電源問題があるのでソーラーパネル一式も数セット持ってきて王城の物見塔へ1台を設置する許可をもらった。今度時間があるときに設置しよう。
クリスにはリクエストのあった絵本や文字の勉強できる物をまりのの手紙と一緒に渡した。
「では、しばらくは学園で過ごすと思いますのでよろしくお願いします」
「トラーオよ、最近周りの国が色々と動いているようで、もしかすると冒険者タイーガにお願いしないといけないことが出てくるかもしれんぞ」
「陛下、その時にはすぐにお声がけください。学園内でいなくなることを不審がられなければ問題ありません」
「その時にはよろしく頼む。あとペイロンからオーフライ領の魔物が最近活性化しているらしく、魔物氾濫が起きる可能性もあるそうだ。こちらも何かあったら連絡をする」
「オーフライ領であれば馬車で3日程の距離ですからこの無線機での連絡が可能です、一度行った事のある場所ですから転移ですぐに行けますので無線機を今日にでも付けてきましょう。そうすれば何かあったときにすぐに動けます。信頼のおける者で通信士部隊というものを将来は作ってください。各地での連絡を取り合うもので、脅されて通信する場合の符号などを作らなければなりません」
「オーフライの事はよろしく頼む。通信士部隊はハーラルフよ、すぐに対処するようにな」
「かしこまりました。各部隊で良い人材を集めてすぐに対応致します」
「では僕もすぐに動きます」
寮に戻る予定だったが、先に無線機を付けておこう。物見塔へ宰相と一緒に向かい、騎士数人に手伝ってもらい無線機を付けて通信士になるものに使い方を教えておく。オーフライに着いたら呼び出すと言い残しオーフライへ飛んだ。ペイロンがいたので事情を話て少し高台にある役所にソーラーパネルと無線機を取り付けて王城とやり取りをさせた。音質にもそう問題はなさそうでリアルタイムに情報が届くのはいろいろ対処もしやすいだろう。
ペイロンもここで酒に飲まれてはいけないので酒はワインを少しと日持ちのするスィーツ関係を渡しておいた。
魔物もまだ小物ばかりだが明らかに活性化しているのでもしかすると2ヶ月以内には魔物氾濫に発展するかもしれないとの事だった。氾濫したところで自分一人でもなんとかなるとは思うがせっかくなのでクラスメイトのレベルアップに使わせてもらおう。
ここでやることも終わったのでとりあえず一度王城に寄ってから寮に帰ろう。
「ヒィィィ!」
「何をびっくりなさっているでしょうか?」
「なんでここにいるの?」
転移陣に降り立った瞬間にリリアーヌから声を掛けられたが、帰ってくる時間とかは伝えていなかったので普通はここで声を掛けられるはずはないのだが……
「そろそろお帰りだとわかりましたので」
「何? それ…… ちょっと怖い……」
「それで向こうでは色々揃えられたのですか?」
「スルーかよ…… そうだな色々買ってきたからロマーノ王子やクリス王女にもそれを使って教えていこうと思う。魔力を増やす方法や魔法を使う方法が広まればもっと便利な世の中になるだろう?」
「そんなにすんなりいけばよろしいのですが……」
「何か問題でも?」
「そうですね、もしも他国がその力を持ったらと考えると少し怖いですね」
「そういう問題もあるか……」
「少し周辺の国ではキナ臭い話もあるようです。魔王という脅威が無くなったので今までの軍備を他国統合に使おうという国もあり、他国同士ではすでに戦いが始まっているところもあるそうです」
「こっちの戦争ってどういう感じなの?」
「私も習ったことや本で読んだくらいしかわかりませんが、最前線には魔道士部隊が火魔法を放ち合うのが一般的らしいです。その後は剣士が入り乱れて戦うようで、火魔法でどれだけ相手の戦力を削れるかが大きな勝因になるそうです。だからどこの国も火魔法を重視して重用しているのです」
「なるほど、じゃ火魔法に対策をして火魔法以外の攻撃で相手を翻弄すれば簡単に勝てそうだな」
「そろそろ他の方々もおられる場所になりますので、トラーオ様呼びに変えないとおかしいですね」
「うん、そうだね子供らしくしなくっちゃ……」
「トラーオ様には全然似合わないんですが……」
なにげにひどい……
王城の自室に戻り一休みしてリリアーヌの入れてくれた紅茶を飲んでいるとドアの方からノックが聞こえた。リリアーヌが確認にいくとクリス王女が来たようだ。
「トラーオ様、おかえりなさいませ。向こうはいかがでしたか?」
「クリス様、ただいまです。向こうでは色々魔法の勉強になるような物を沢山買ってきましたのでクリス様とロマーノ様にもお教えいたします。
「楽しみにしています。すみません…… お母様達がお土産はまだかと……」
「なるほど、それでクリス様が呼びに来られたのですね。では一休みしましたのですぐに行きましょう」
クリスと一緒にリビングに向かうと王族一同が待っていた。
「ただいま帰りました」
「「「おかえりなさい」」」
まずは陛下にウィスキーやブランデーを渡した。これらの商品は日本でもなかなか手に入らないような物を選んでいる。宰相にも少しランクは落ちるが結構な価格のお酒を渡し、料理長には日本酒やミリン等も渡して料理に使うのに良いブランデーやワインを渡した。リリアーヌにも何本かウィスキー類を渡しているので、家飲みはそれらを飲むだろう。
王妃様には良くテレビで宣伝している40代からの基礎化粧品シリーズやシャネ○の化粧品を渡し他の方には別ブランドの商品を渡して簡単な使い方のビデオを見せながら使い方を説明した。それぞれのブランドで使い方のDVDがあったので後は見ながら勉強してもらえば良いだろう。なおそれに載っている商品をすべて買ったので結構な額を使ってしまった。
ロマーノ王子には日本で買える武器でよさそうな物を見繕ってきたが、普通は許可が必要そうな日本刀や刃渡りの大きな物も新田に相談したら即日許可が降りて現物も家に届いた。なんか新田って相当大きな力を持ってない?
こちらの世界でどのくらいの距離で通話できるかどうかわからないけどアマチュア無線機の高出力バージョンも買ってきた。完全に日本では違法扱いの代物なのだが新田から異世界限定で使用する分には問題ないと言われた。電源問題があるのでソーラーパネル一式も数セット持ってきて王城の物見塔へ1台を設置する許可をもらった。今度時間があるときに設置しよう。
クリスにはリクエストのあった絵本や文字の勉強できる物をまりのの手紙と一緒に渡した。
「では、しばらくは学園で過ごすと思いますのでよろしくお願いします」
「トラーオよ、最近周りの国が色々と動いているようで、もしかすると冒険者タイーガにお願いしないといけないことが出てくるかもしれんぞ」
「陛下、その時にはすぐにお声がけください。学園内でいなくなることを不審がられなければ問題ありません」
「その時にはよろしく頼む。あとペイロンからオーフライ領の魔物が最近活性化しているらしく、魔物氾濫が起きる可能性もあるそうだ。こちらも何かあったら連絡をする」
「オーフライ領であれば馬車で3日程の距離ですからこの無線機での連絡が可能です、一度行った事のある場所ですから転移ですぐに行けますので無線機を今日にでも付けてきましょう。そうすれば何かあったときにすぐに動けます。信頼のおける者で通信士部隊というものを将来は作ってください。各地での連絡を取り合うもので、脅されて通信する場合の符号などを作らなければなりません」
「オーフライの事はよろしく頼む。通信士部隊はハーラルフよ、すぐに対処するようにな」
「かしこまりました。各部隊で良い人材を集めてすぐに対応致します」
「では僕もすぐに動きます」
寮に戻る予定だったが、先に無線機を付けておこう。物見塔へ宰相と一緒に向かい、騎士数人に手伝ってもらい無線機を付けて通信士になるものに使い方を教えておく。オーフライに着いたら呼び出すと言い残しオーフライへ飛んだ。ペイロンがいたので事情を話て少し高台にある役所にソーラーパネルと無線機を取り付けて王城とやり取りをさせた。音質にもそう問題はなさそうでリアルタイムに情報が届くのはいろいろ対処もしやすいだろう。
ペイロンもここで酒に飲まれてはいけないので酒はワインを少しと日持ちのするスィーツ関係を渡しておいた。
魔物もまだ小物ばかりだが明らかに活性化しているのでもしかすると2ヶ月以内には魔物氾濫に発展するかもしれないとの事だった。氾濫したところで自分一人でもなんとかなるとは思うがせっかくなのでクラスメイトのレベルアップに使わせてもらおう。
ここでやることも終わったのでとりあえず一度王城に寄ってから寮に帰ろう。
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