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神界での一幕
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「おい! 転生候補者リストは出来上がったか?」
「いや、まだ出来ていません!」
「何をグズグズしておるのだ? 早くしないと我々にもお咎めがあるかもしれないんだぞ?」
「そうは申しましても、すぐに転生できる若い魂を2万人以上とか……」
「しかも、なんで条件が異世界に送られてもなんとか理解できそうな世代で、サンドイッチが作れる人限定なんですか?」
「ええーい! うるさい! 昨日も説明したであろう。先日の大神界会議で創造神より全ての世界での整合性がとれていない事案があるので、これは由々しき問題であり、早急に対応をするようにとのお達しがあったのだ!」
「それがサンドイッチ問題ですか?」
「ふむ…… そうだ……」
「じゃなんですか? 上位神の方々はサンドイッチ伯爵がいない世界にサンドイッチが存在することだけを、どの世界でもサンドイッチが存在してもおかしくないように地球から数万人を転生させようという事なんですね?」
「そうだ、たまたま創造神様がツッタラーを見ていたら、そんな話題がでておったのを見てしまって、これはなんとかせねばと思たらしく、会議の場でこの問題を現時点の最重要課題として、全神族はこれに対応するようにと言われたのだ……」
「今の進捗度を説明しろ!」
「はい! 現在は諜報神族隊が全ての世界でのサンドイッチ情報を収集しており、すでに転生者がサンドイッチを広めた世界や、居酒屋が異世界に繋がってそこで提供されているような世界を除いた世界をピックアップ中です。その作業が膨大なのであと数日はかかると思われます」
「ところで、なぜ若い魂なのでしょうか?」
「何? それもわからないのか? 年寄りが作ったサンドイッチには、キンピラゴボウや焼き魚が入っているからだ! そんなもんサンドイッチとは言わないだろ?」
「ええっ? 何をおっしゃっているのですか? キンピラゴボウもサバサンドも立派なサンドイッチですよ! パンに好きなものを挟んで食べるがサンドイッチですから、なんでもいいんですよ!」
「お前は何をいうのだ! サンドイッチはパンにレタスとハムをマヨネーズで挟むのが基本で、たまごサンドやフルーツサンドは認めるが、キンピラゴボウは認めない!」
「頭が硬いなぁ…… いまじゃ何でも挟んでいい時代ですよ! そんなんじゃ時代に取り残されて、孫におじいちゃん古いって言われますよ?」
「ウググッッ」
「ところで本当にいいんですね? 転生条件でサンドイッチを広めるだけでチートやり放題にしても……」
「創造神様が最優先と言われるからそれでいいじゃろ?」
「それこそ後で困りそうなんですけど……」
「ええーい! うるさい! それでいいからさっさと進めろ!」
……
…………
「そろそろ休憩させて下さい……」
「何を言っておるのじゃ、わしの若い頃は3日や4日の徹夜はザラだったぞ!」
「ちゃんと、休日手当とか超過手当はいただきますからね……」
「いや、それは予算が……」
「知ってますよ! 貴方の部屋の改築にお金沢山使っている事を……」
「なぜそれを……」
……
…………
「そろそろリストアップが完成します。行く場所と転生できそうな人物リストがこちらになります。現在は魂を大広間に詰め込んでいますので、リスト通り呼び出して希望のチートスキルを与えて転生させればいいですね!」
「ふむ、これでひと安心だな!」
「あの~」
「なんだ新人! まだ新人に出来る仕事はないぞ!」
「いえ、だいたい何処の世界にも神託スキルもった巫女や神父がいますよね? その方々に神託として、パンに好きなものを挟んだものをサンドイッチと命名すると神託を与えれば済むのではないでしょうか?」
そこにいた神族全員が新人を見て……
「お前! 天才かっ!」
こうして無事に全ての異世界に神託としてサンドイッチは普及したので、今後の転生者がサンドイッチという言葉を使っても問題ない世界になりました……
「あの~ 大広間に集めた魂はどうしましょう!」
「忘れてた……」
「まぁどっか適当に異世界に飛ばしておいて! そろそろチートもみんな飽きた頃だから、チート無しで成り上がる人生を体験してもらおう……」
「いや、まだ出来ていません!」
「何をグズグズしておるのだ? 早くしないと我々にもお咎めがあるかもしれないんだぞ?」
「そうは申しましても、すぐに転生できる若い魂を2万人以上とか……」
「しかも、なんで条件が異世界に送られてもなんとか理解できそうな世代で、サンドイッチが作れる人限定なんですか?」
「ええーい! うるさい! 昨日も説明したであろう。先日の大神界会議で創造神より全ての世界での整合性がとれていない事案があるので、これは由々しき問題であり、早急に対応をするようにとのお達しがあったのだ!」
「それがサンドイッチ問題ですか?」
「ふむ…… そうだ……」
「じゃなんですか? 上位神の方々はサンドイッチ伯爵がいない世界にサンドイッチが存在することだけを、どの世界でもサンドイッチが存在してもおかしくないように地球から数万人を転生させようという事なんですね?」
「そうだ、たまたま創造神様がツッタラーを見ていたら、そんな話題がでておったのを見てしまって、これはなんとかせねばと思たらしく、会議の場でこの問題を現時点の最重要課題として、全神族はこれに対応するようにと言われたのだ……」
「今の進捗度を説明しろ!」
「はい! 現在は諜報神族隊が全ての世界でのサンドイッチ情報を収集しており、すでに転生者がサンドイッチを広めた世界や、居酒屋が異世界に繋がってそこで提供されているような世界を除いた世界をピックアップ中です。その作業が膨大なのであと数日はかかると思われます」
「ところで、なぜ若い魂なのでしょうか?」
「何? それもわからないのか? 年寄りが作ったサンドイッチには、キンピラゴボウや焼き魚が入っているからだ! そんなもんサンドイッチとは言わないだろ?」
「ええっ? 何をおっしゃっているのですか? キンピラゴボウもサバサンドも立派なサンドイッチですよ! パンに好きなものを挟んで食べるがサンドイッチですから、なんでもいいんですよ!」
「お前は何をいうのだ! サンドイッチはパンにレタスとハムをマヨネーズで挟むのが基本で、たまごサンドやフルーツサンドは認めるが、キンピラゴボウは認めない!」
「頭が硬いなぁ…… いまじゃ何でも挟んでいい時代ですよ! そんなんじゃ時代に取り残されて、孫におじいちゃん古いって言われますよ?」
「ウググッッ」
「ところで本当にいいんですね? 転生条件でサンドイッチを広めるだけでチートやり放題にしても……」
「創造神様が最優先と言われるからそれでいいじゃろ?」
「それこそ後で困りそうなんですけど……」
「ええーい! うるさい! それでいいからさっさと進めろ!」
……
…………
「そろそろ休憩させて下さい……」
「何を言っておるのじゃ、わしの若い頃は3日や4日の徹夜はザラだったぞ!」
「ちゃんと、休日手当とか超過手当はいただきますからね……」
「いや、それは予算が……」
「知ってますよ! 貴方の部屋の改築にお金沢山使っている事を……」
「なぜそれを……」
……
…………
「そろそろリストアップが完成します。行く場所と転生できそうな人物リストがこちらになります。現在は魂を大広間に詰め込んでいますので、リスト通り呼び出して希望のチートスキルを与えて転生させればいいですね!」
「ふむ、これでひと安心だな!」
「あの~」
「なんだ新人! まだ新人に出来る仕事はないぞ!」
「いえ、だいたい何処の世界にも神託スキルもった巫女や神父がいますよね? その方々に神託として、パンに好きなものを挟んだものをサンドイッチと命名すると神託を与えれば済むのではないでしょうか?」
そこにいた神族全員が新人を見て……
「お前! 天才かっ!」
こうして無事に全ての異世界に神託としてサンドイッチは普及したので、今後の転生者がサンドイッチという言葉を使っても問題ない世界になりました……
「あの~ 大広間に集めた魂はどうしましょう!」
「忘れてた……」
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